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March 27, 2007

◇「ハゲタカ」最終回を見る

▼このところXPマシンの調子が悪い。とくにメーラー関係である。夜に思い立ってXPの入れ替え作業を行った。今週中に終えなければならない仕事がたくさんある。峠を越えたと思ったら、夕方急ぎの仕事が入った。
▼◇「ハゲタカ」最終回。このドラマで強烈な個性を発揮するのは、鷲津を演じる大森南朋(なお)と研磨技師の加藤(田中泯)であろう。前回拳銃が暴発して足を撃ってしまった、鷲津はリハビリに励んでいる。自分が苦しんでいるとき、相手の弱い立場が分かるというのは本当だと思う。大空電気のレンズ研磨部門はアメリカの投資会社によって、軍事技術会社に売られることになる。しかしその部門198人のうち、新会社に残れるのはたった50人である。新会社からは「加藤らに給料は今の倍出します」と誘う。最初加藤は「技術者はその能力で生きているのだから、乞われればどこへでも行く」と呟く。
▼リハビリに励む鷲津のところに元上司で、つい最近まで敵対的関係にあった柴野(柴田恭兵)が「鷲津ファンドを作って一から出直そう」と説得にやってきて心を動かされる。カネはどうするか、銀行関係者の間を挨拶して回るが、悉く拒否される。銀行周りをする一方、銀行の貸し渋りで倒産寸前になっていた三島製作所の妻のところを訪ねて「いくらでも良いから」と出資を要請する。そこに立ち会ったのは三島由香だ。彼岸の墓参に三島家の墓に行っているとことに由香と偶然出会う。そこに母から託された328万円の小切手を渡し、「希望を託す」。鷲津らはEBO(用語解説は「ハゲタカ」のHPを見よ)でカネを集めることを計画していたのだ。
▼加藤は従業員に「自分たちさえよければ、首を斬られる圧倒的多数の253人の事は考えなくても良いのか?先代の社長はそんな自分本位の生き方をさせようとしていたのではない。新しい会社に行って希望はあるのか?もっと誇り高い生き方をしよう」と訴え、みんな涙を流して賛意を示す。経産省も武器輸出につながる大空のレンズ部門の売却に不快感を示し、中国のファンド、テクソン資金提供に協力することになる。あたらしいレンズ部門を担当することになった柴野は、三島製作所の小さな町工場の前にたたずむ。
▼見方によってはMファンドやLドアを一緒にしたファンドが行ってきた、カネ本位主義の生き方を、物作りの現場から否定して、労働者のもの作りと一緒に手を携えていくやりかたを肯定しているように思えた。

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