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March 23, 2007

◇「アサルト13」を見る

▼◇「アサルト13」今から30年も前の事だが、「警察小説」に凝っていたことがあって、古今東西の警察小説を読みあさった。なぜ警察小説を読むようになったかというと、名探偵が困難を解決するストーリーに飽きてしまったからだ。そのときであったのが、早川文庫の一連のシリーズである。とくにエド・マクベインの「87分署」にはまってしまった。その少し前に出会ったのがウィリアム・P・マッギヴァーンの「悪徳警官」である。
▼それまで警察は善、悪は犯人というパターンであった。今の日本の大体のTVシリーズや小説はまったく同じパターンだ。ところがマッギヴァーンのそれは現実の悪徳警官を書いたので、一躍評判になった。
▼デトロイトの13分署ボロになった分署は12月31日で閉鎖されて、元旦から新しい場所に引っ越しを予定されている。当直の責任者はローニック(イーサン・ホーク)がいる。ところが雪の降る悪天候で囚人護送車がスリップをして、たまたま警官5人がいる、この分署に明日の朝まで待避することになる。誤送する容疑者の一人にマフィアのボスで、警官殺しの犯人であるビショップ(ローレンス・フッシュバーン)がいる。収容作業が終わって一杯やろうか、と思った矢先、警察の電話が切られ、携帯や無線も通じなくなる。そして電源が切られ、何者かが警察を襲撃してくる。向こうは大勢いてノクトビジョンも備えて万全だ。ところが分署は拳銃も扱ったことのない女性警官も2名で、戦いにならない。
▼それでは囚人も仮釈放して銃を持たせて闘わせようということになる。襲撃者の目的はどうやらビショップらしい。それは過去に警察と取引して、「警察の悪事」を知り尽くしているから彼を抹殺しようとしていることが分かってくる。容疑者と一緒に殺されてたまるか。いっそのことビショップを差し出して、命を助けて貰おうという葛藤もある。そうだ、おそってくるのは味方であるはずの警官グループ(ガブリエル・バーンら)だった。WOWOW録画で見る。映画館で見たかった一本だが、とても面白かった。

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