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March 15, 2007

卒業式でのあいさつ

▼「あんバター」ついでに、40数年前の通学電車のことをふと思い出した。小○線に15分ほど乗って高校まで通っていた。試験シーズンになるとその僅かな時間でも必死に一夜漬けの勉強をしていた。ある日向かいの席に座っていた、25歳くらいの美しい女性が話しかけてきた。「わたしは、なぜあなたがそんなに勉強しなければならないのかと考えていたら、とても悲しくなってきた」と言って目には涙を浮かべていた。わたしはおそらく「それは自分も疑問に思うが、いまはそうせざるを得ない」というような返事をしたと思う。今にして思うと彼女は、沿線の窓の風景を楽しんだり、友だちと楽しい話をしないで、という事を言いたかったのだろうと思う。
▼某日学校の卒業式だった。いつもは式典の間、「君が代」などを唄わなくても良い学校なので、座っているだけでよい。ところが式典が始まる直前に事務長さんが、「きょうは講師の先生方ひとりずつ、お祝いのメッセージをお願いしたい」と言われて慌てた。その間約30分だ。必死に考えたのだが、昨日の「初恋の人…」の話にプラスすることにした。制限時間はおよそ3分である。あの話にプラスした部分は以下の通り。
▼昨日も書いたように、わら半紙に鉛筆で書いた手紙は今も残って読むことができる。しかしパソコンのメールはマシンを取り替えたり、操作ミスで文章は簡単に消えてしまう。パソコンや携帯メールを早く打てたり、見かけの良いホームページを作っても、気持ちが伝わらなければ意味がない。みなさんも良い小説や映画を沢山みて、心が豊になるように心がけて欲しい。そうするときっと相手と心が通じることができる、という内容だ。
▼卒業式が終わってパーティになったとき、二人の方から、「先ほどのお話はとても良かった」と言われてとても嬉しかった。

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