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April 06, 2007

この目で見たカンボジア(1)

Watto1アンコールワット遠景
▼夜9時すぎ、カンボジアのシムリアップ空港を飛び立った、ベトナム航空の双発ボンバル機が高度を上げていく。夜景で光って見えるのは、昨日までベンツのワンボックスカーで走っていた国道6号線だけだ。後は飛んでも飛んでも真っ暗なジャングルの海だけが広がる。それから約1時間15分後ホーチミン市上空にさしかかる。午後10時過ぎ、この町は東京と同じように、輝いて見える。この違いは一体何なのだろうか?
▼そこでガイドさんが言った言葉を思い出した。カンボジアは内戦前は国土の75%が森林だった。しかし戦争が終わってから木材の輸出が急ピッチで進んだ。その材木はお隣のタイやベトナムのホテルを建設するために使われた。その結果森林はたった25%になり、カンボジアの環境破壊は進み、気温も高くなってしまった、というものだ。
▼今回の取材旅行は成田からの往復、ベトナムからのトランジットも全部ベトナム・エアラインだった。その座席には英文のベトナム紹介記事が載った雑誌が各席におかれていた。雑誌は主として「アイ・ラブpho」(フォー、ベトナムの麺)の紹介記事だったが、わたしは一枚の写真に目が行った。それは1975年の北ベトナムにキューバのカストロ首相が訪問した時のものだった。カストロの隣にはファン・バンドン首相が写って、右端にはボー・グエン・ザップ国防相が並んでいた。彼らは果たして抗米救国の戦い(いわゆるベトナム戦争)に勝つ事だけが目的だったのだろうか?その設計図には勝った後の国の青写真もあった筈だ。
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