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April 04, 2007

「攻殻機動隊SAC2」「暴走の証明」を見る

▼わたしがこよなく好きなアニメが「攻殻機動隊シリーズ」である。これは地上波では放映されていないが、以前はスカパーで神山健二監督の「SAC(スタンド・アローン・コンプレックス」シリーズ2が放映されていた。先日NHKBSでアニメ監督特集があり神山監督が出演していた。彼は今度NHKで新しアニメを放映するので、登場するのは2度目で同じフィルムも使っていた。「心の錆びは砥石で落とせ、心の錆びは会話で落とせ」という座右の銘がデスクの脇に貼ってある。
▼人間分かり合うためには徹底した論議しかない、というのが神山の持論である。映画「攻殻機動隊」は押井守監督の独壇場である。彼も最初はこれに加わって押井塾で背景画をひたすら描いていた。そしてアニメの原案を1週間に6本出題するのが、監督の宿題だったが、神山はさぼらず完全に課題をこなして、完全に押井の舌を巻かせた。TVに登場した押井はアナウンサーの「当時の神山さんはどうでした?」の問いに「こんなに才能があるのだったら、あのとき完全に潰しておけば良かった」と冗談を言っていた。
▼登場人物は押井作品と同じ、草薙、バトー、トグサ、それに荒巻公安9課長だ。放映された「暴走の証明」は軍事産業である四菱重工の作った特殊な戦車が警戒網を潜ってどこかに暴走を始める。最初は武装警察、次は自衛隊、最後は攻殻機動隊が出動して阻止に当たる。フチコマなどもぶっ飛ばしながら、ある小さな町に向かう。実は戦車の頭脳には、戦車を設計した技術者の頭脳が組み込まれていて、不運だった自分を育てた両親に復讐しようとしていたのだ。わたしは書くよりも、アニメの緻密さをご覧にならないと分からないだろう。マニアックなレンタルビデオショップにはあると思う。シリーズ1は全12巻(各巻2話)くらいの筈だ。

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