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April 07, 2007

この目で見たカンボジア(2)

Simkukou到着時のシムリアップ空港
▼武力闘争に勝利したとき、一番難しいのは明日から全国民をどうやって喰わせていくかだ?戦いの最中は味方だけ喰わせるだけでよい。ところが勝利して瞬間、敵陣営にあった人々も喰わせなければならない。つまり倍の生産量が必要になる。ベトナムの場合、当時南北併せて3000万人の人口が南北に住んでいた。だから北の工業力と南の華僑を中心とする貿易力で国を発展することを考えたのだろう。
▼ところがカンボジアをポルポトが支配したとき、工業力や輸出するものは何もなかった。農業だけで国民を喰わせなければならなかった。だから国民を強制キャンプに入れ、ポルポトに反対する人たちを、棍棒で大量虐殺したり、食料を必要とする大人を殺害したのだろう。実は今回のガイドを務めてくださった、D・P氏もかつて強制キャンプに4年間入れられていた経験をもっていた。そして長時間の強制労働と、与えられたのは一日一食の一握りの食料だけだったと語っていた。
▼シムリアップ空港に到着した日、まず空港の小さいことに驚いた。わたしが行ったことのある空港で言えば、利尻空港の規模だ。ゲートを出ると通常出迎えのガイドさんが、客の氏名を書いた紙切れを持って待っている筈だ。ところがガイドさんはいくら探してもいない。客引きのタクシー運転手が寄ってきて「どこに行くのか?」と聞く。10分ほどして、わたしの名前と同行したMINさんの名前をローマ字で書いた紙を持って現れた。しかもMINさんの名前をMONとスペルを間違えている。聞くと「到着掲示ボード」に「到着」という記録が無かったのだという。しかし一日何便もない飛行場なのだから、空を見上げれば分かるのではないかと思う。

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