« ◇「パラダイス・ナウ」を見る | Main | ◇「ドレスデン運命の日」を見る »

April 21, 2007

◇「ロッキー・ザ・ファイナル」を見る

▼◇「ロッキー・ザ・ファイナル」わたしが「ロッキー1」を見たのは大分昔になる。渋谷の道玄坂にあり、いまはもうなくなってしまった映画館だ。「幸せの黄色いハンカチ」と「ロッキー」の二本立てだった。友人が「『幸せの黄色いハンカチ』は良い」と推薦してくれたのでわざわざ足を運んだのだが、「黄色いハンカチ」はちっとも良いと思わなかったが、「ロッキー」には痺れた。帰宅してさっそくあの腕立て伏せをやってみたが、手をパチンを叩くのとか、片腕だけを使った腕立て伏せはどうやってもマネができなかった。今回のロッキーのエンディング・ロールが終わってから一般人がトレーニングをしたあの階段を駆け上がって雄叫びを上げたり、腕立て伏せをして見せる場面があるから、席を立たずにじっくりご覧いただきたい。
▼引退して早還暦を迎えたロッキーは、ふるさとの町で小さなイタリア料理店を経営している。ロッキー5に出た息子も自立してビジネスマンとして独立している。ロッキーは仕事の合間に、毎日妻エイドリアンの墓地を詣でて昔を懐かしんでいる。そんな彼を暖かく見つめているのは妻の兄や、昔の対戦相手だ。そんなあるとき、TVで若手ヘビー級チャンピオンのアントニオ・ターヴァーとロッキーがもし戦ったらどうなるか、という過去のデータを使ったコンピューターグラフィックを使った対戦が実現する。その結果は僅差で現チャンピオンが負ける。面白くないのは現チャンプだ。色々仕掛けを考える男たちがいて、ラスベガスでエキシビジョンをやろうという計画が持ち上がる。義兄や息子たちからも「もう年だからやめろ」一様に反対される。だがロッキーは「俺は過去の栄光にすがったり過去の勝負を振り返えって生きたくない」と出場する決意を固める。しかしライセンスには年齢の壁がある。日本でも長野県上田市出身のボクサー西沢ヨシノリさんが40歳になるが毎年ライセンスを申請して認められている。日本の年齢制限は37歳なのである。当然アメリカも同じくらいだと想像できる。
▼そこはエキシビジョンで一儲けしようという男たちの思惑が通ってライセンスが付与される。それからロッキーは練習に励む。いかにも身体は重そうだ。トレーナーは足腰は弱っているから足で試合をリードするという無理はできない。そこでパンチ力を強化しようとうアドバイスをする。そしてあの1と同じような苛酷な練習に明け暮れる。片腕だけの腕立て伏せ、食肉倉庫でのパンチ、そして生卵をごっそりコップに入れての一気のみ。これはもう見ているだけで気持ち悪い。その甲斐があって懸垂も数が多くでき、ベンチプレスの数も増えていく。
▼エキシビジョンの日程が決まると、息子が「俺にはあの会社は合わなかった」と言って退職してきた事を明かす。そしてロッキーは人生はどんな事があっても振り返らず前を向いて挑戦を続けなければならない、と誓った通りリングに上がることになる。しかし相手はマイク・タイソンも応援に来ている程の実力者。方やロッキーは現役の試合から遠ざかっている期間が長すぎる。果たしてあの強烈なパンチは炸裂するのだろうか?

|

« ◇「パラダイス・ナウ」を見る | Main | ◇「ドレスデン運命の日」を見る »