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April 05, 2007

◇「あかね空」を見る

▼本日は『鍵盤乱麻』メルマガの締め切り日であります。かなり疲れているので、果たして本日中に必ず発行できるか自信はないが、常連の投稿される皆さんは締め切り時間を守って欲しい。
◇「あかね空」山本一力の原作だ。どうもこの作家は苦手で、映画もそれほど見たかった訳ではないが、消化試合で行ってきた。江戸時代深川不動尊の近くにある(かつて山本が住んでいたところだ)の蛤長屋。近所に昔から豆腐屋をやっている石橋蓮司と岩下志麻夫婦がいる。ある時大橋(両国橋)で、知人と話しに夢中になっているとき、人形遣いに気を取られて付いていった一人息子を行方不明にしてしまう。それから20年後京都南禅寺の近所からやってきた青年が、近くの蛤長屋で豆腐屋を始める。柔らかい豆腐は江戸では人気がなかった。石橋夫妻は、京都から来た男(内野聖陽)を生き別れになってしまった。我が息子の再来のように信じて、表だっては気に入らないフリをしているが、寺院などの豆腐を紹介してやる。内野を江戸の町を紹介して歩くのは、近所に住む中谷美紀だ。そして数年後二人は祝言を挙げる。別に着飾ってはいないが、黄八丈で近所の人たちの木遣りで嫁いで行く場面はホロッとくる。
▼二人は段々店を大きくし、岩下の口添えで石橋亡き後、その店を借りて表通りに店を出しますます繁盛する。それから20年後、内野はそろそろ隠居しようかと考えている。そして長男は営業、次男は豆腐製造、長女もそれを手伝っている。ところが長男は、父に代わって近所の寄り合いに出ているうちに、組合長である中村梅雀の陰謀で賭場に出入りするようになる。中村は内野の店を狙っていたのだ。賭場で大負けさせて、長男に証文を書かせる中村。長男を借金で絶体絶命の身動きできない状態にさせて、店を乗っ取計画をする。一方内野は賭場に出入りしていた長男を、心なくも勘当してしまう。妻の中谷はどこにでもありがちな、長男にべったり状態になり、夫の内野に反目して、どんな金遣いが荒くなっても長男をかばい続ける。勘当した長男を見たような気分になったとき、お上の早馬が町人を蹴散らして町中を駈けぬける。放心状態になった内野は早馬を避けきれるのか?
▼中谷は後半夫婦喧嘩をするところなど、ヒステリーを演じるところが中々良かった。内野はさすが善人と悪人の二役を見事演じきっていた。

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