« April 2007 | Main | June 2007 »

May 31, 2007

チェベス大統領の挑戦

▼昨日のアクセスワードで「パッチギ2」がトップになった。公開されて2週間後にようやく話題に上ってきたのだろうか?ちなみに「殯の森」は3位だった。朝はコーヒーメーカーでコーヒーを作って飲む。昨日コーヒーカップに移そうと思ってキッチンテーブルの脇にポットをおいたら、仔猫のナナちゃんがひっくり返してしまった。ひっくり返せばポットは硝子製だから砕けて飛散する。朝の忙しい時に、それを拾って片づけるので大わらわだった。ガラスの破片は全部拾って、掃除機で吸い取ったので大丈夫かと思っていた。ところが今朝取り残したガラスの破片をわたしが踏みつけてしまった。昨日は念のためスリッパを一日中履いていたが、破片は落下した場所から随分離れた風呂場の入り口で見つかった。わたしが踏みつけたから、まだ良かったと考えるべきか、殺菌スプレーをシュッと一吹きして、バンドエイドを貼り付けた。徒盛りのネコだから仕方ないのだろうか。家族はわたしの足の傷を心配するより先に、「まだ破片が落ちていないか」と気にしていた。
▼朝のニュースで一番驚いたのは、東京大気汚染訴訟で「国、和解へ60億円拠出」という報道だった。患者さんたちは国や都、自動車メーカーを訴えたのだから、まず自動車会社がそれらを支出すべきである。ところが業界で一番儲かっているト○タなどは知らんぷりで頬被りだから、その強心臓に驚く。税金で支払わせておいて、自分は責任を追わない。これなら儲かる筈だと思った。
▼国際ニュースではベネズエラのチャベス大統領の事だ。チャベス氏は同国の民放局ラジオ・カラカス・テレビが親米的だという理由で閉鎖されたばかりだ。今度はチャベス氏の暗殺を教唆した疑いで米CNNとニュース専門局に対して「情報操作の疑いがある」として検察に捜査を命じたという。これを日本に当てはめたら、NHKはじめ民放局は全部閉鎖になってしまうだろう。1昨日NHKラジオを聞いていたら、チャベス大統領が青少年にクラシック音楽を、聞かせることが非行から守る手段だとしてそれを実行していると吉田秀和だったか誰か、音楽評論家がしゃべっていた。君が代、国旗を強制したり靖国美化のDVDを見せようとするどこかの首相とは大違いだと思った。
▼本日月末で多忙のため、以上。時間があったら夕方にでも追加を書く。

|

May 30, 2007

◇「殯(もがり)の森」を見る

▼昨晩NHKハイビジョンで午後8時から「殯の森」が放映されたので見た。おそらく日本では単館上映以上には広がらない内容である。
▼奈良県の山間部の葬式の行列が執り行われいる。ちょうどわたしの田舎の昭和30年代の様式に則っている。旗やダイコンの台に竹の串が突き刺さっている。そしれ稲の生育の様子からすると7月か8月である。こういう日本の原風景はカンヌの出品する映画には欠かせない。ハリウッドと違ってカンヌで受賞するにはこういうオリエンタルな、ノルタルジックな風景は絶対欠かせない。つまりヨーロッパ人にとって理解不可能な宗教とエキゾチックないかにも日本らしい風景が必要である。
▼そして民家を改造したグループホーム「ほととぎす」に集う老人たち。そこに寺の坊主がやってきて33回忌の意味を説明する。つまり今までは地上にさまよっていた故人の魂が天に回帰するというのだ。そこに入所しているシゲキは75歳くらいで認知症である。習字をしていては隣に座っている介護士のミチコの書いている文字を墨汁で汚し、33年前に死んでしまった妻の名前に書き換える。あるいは木に登っては飛び降り、茶畑に逃げ出していく。そしてホームの許可が出て妻の墓参をする事になる。途中ホームの軽自動車は落輪して、ミチコが救助を求めている間に逃げ出してしまう。「ここにいて」とクギを刺しても出て行ってしまうのは、父の介護で何度も経験している。西瓜畑に逃げ込んだシゲキは収穫の終わった畑から西瓜を一個失敬して逃げる。そしてミチコに捕まる寸前に落とした西瓜は割れてしまい、やむを得ず二人はそれを分け合って食べる。
▼一つのものを分け合って食べるという行為はセックスにもにて刺激的であり、二人の距離を狭める。そして「墓」を探して山に入るが迷ってしまう。それどころか鉄砲水に遭い、二人は遭難してしまう。二人は濡れた着衣を乾かし、焚き火と素肌になって身体を温めあう。翌朝すっかり晴れた木立の間で二人はダンスを踊って親密さがましていることが分かる。
▼そして大きな木の下に辿り着くシゲキとミチコ。その下で太い木の枝を使って穴を掘り出すシゲキ。ミチコの手には妻の使っていたオルゴールが手渡される。そして重いリュックから取り出したのは、1973年から33年にわたって書きつづられたシゲキの日記だった。日記を埋め終わったとき木立の上空を飛ぶヘリコプターの音。捜索しているのか?何だろう。ふとその瞬間、黄泉の国を放浪していたような気持ちになっていた二人は現実に帰る。
▼そして最後に「殯」の意味が「敬っていた人の死を悼むこと」というテロップが出る。

|

May 29, 2007

95000番はMaさんの手に!

95000a
▼昨日午前中の95000番争奪戦は、Maさんがゲットされました。携帯画像で少々見づらいのですが、確認しました。その前後に「もうすぐだ」という声が何人かの方々から寄せられました。Maさんは数年前にも挑戦しましたが、ゲットすることは出来ませんでした。パソコンを開らくまで緊張したとおっしゃっていました。記念品は「ダイヤかな」と連絡をいただきました。ダイヤならわたしも応募したいくらいですが、「台座」程度の記念品はお送りできると思います。
▼先日日帰りで寒いところにでかけ、すっかり風邪をひいてしまったよです。このところティッシュペーパーを手放せません。朝ある方から「モニターの調子が悪いが見て欲しい」という連絡が入りました。すぐご返事をしたのですが、連絡が取れたのは夕方でした。メールを3回ほど繰り返し、最後は電話で確認すると、「早く手に入れたい」ということです。予算をお聞きして15インチのモニターはどうでしょうか?とお話しすると「それでOK」ということで決まりです。それからK町のYカメラに出かけました。もう主流は17インチとか19インチしかありません。ようやく15インチを探して配送の手配をして夕食をたべて帰宅しました。そんなこんなで日曜出勤もあったので昨夜はすっかり疲れてしまい、10時半頃にはベッドに入っていまいました。
▼昨日の当ブログのアクセスワードのトップは「パッチギ2」でした。二位は意外ですが、何と「コマンダンテ」です。上映館のご質問もいただきましたが、これは今のところ渋谷の「ユーロスペース」だけです。フィデルは映画の話もしていて2本ビデオで見たといい、「タイタニック」は面白かったと語っています。一国の責任ある地位にいると好きなこともできなくて大変だと感じます。そう言えば北朝鮮の金日成はかつて朝日新聞のインタビューに答えて「寅さんを見ている。いつか柴又に行って草ダンゴを食べてみたい」という言葉が印象に残っています。
▼カンヌ映画祭で河瀬直美監督が「殯の森」でグランプリを受賞したという。日本のマスメディアは持ち上げているが、果たしてどれだけ分かりやすい作品になっているか興味がある。某フェミニズムプロフェッサーの事である。河瀬監督が第一回作品「萌えの朱雀」を作ったと聞き、「凄い」と褒めちぎっていた。それで当時公開されるとすぐ映画館に駆けつけたが、どうもイマイチ分からない作品だった事を覚えている。その後某プロフェッサーにご感想を伺ったところ、「あれはたいしたことがなかった」という返事が返ってきた。その時、見ないうちに女性監督が作ったというだけで、「良い」という断定的な評価を下さない方が賢明だと思った。日本では「外国で評価」されたというだけで、マスメディアは見方を変えて、外国に追随してしまう。果たして今回はどんな作品になっているか、日本公開が楽しみである。

|

May 28, 2007

「みんなて国語辞典!」を買う

▼昨日のY新聞を見ていたら、某政党のトップが、「キャベツダイエットをして4キロ痩せた」と自慢していた。それでズボンのベルトの穴が2つ小さくなったという。まぁ結構なことではあるが、わたしはそれをとっくの昔からやっている。まず炭水化物とタンパク質の過剰摂取を止めること、車の送迎を止めて、1日1時間半も意識して歩けばもっと効果的だと思う。
▼木曜日夜の編集会議に出たら、以前お手紙を下さった方から再び転居の案内が届いていた。体調が悪くて平塚市に引っ越したが、「映画評」を読みたいので、転居先に送って欲しいという内容だった。誠にありがたいお話しである。
▼森本毅郎スタンバイの「トップニュース」はいきなりアナウンサーの絶叫と歓声で始まった。何かと思ったら昨日のダービーで牝馬ウオッカが優勝したというニュースである。いつもメールで「森本毅郎氏の個人的な趣味を朝から聞かされるのはたまらないので止めてくれ」と意見を言っているのだが、一向に改善されない。しかも競馬が「スポーツ」という範疇に分類される思考が理解できない。競馬は辞書でも「ギャンブル」に分類される。もし普通の人が乗馬を楽しむのなら、「スポーツ」と言えるが、ギャンブルをやっても健康に良いことなど一つもない。しかも昨日は首相夫妻と皇太子が一緒に競馬を観戦したという。内閣の支持率がこのところ減少の一途をたどっているようだが、てこ入れになったのだろうか?おそらくその逆だと思う。
▼昨日仕事の帰りに大修館の「みんなで国語辞典」を買ってきた。今朝の某新聞にも「味が、やばい」という意味についてNHKアナウンス室の梅津正樹氏が解説していた。梅津氏はNHK第一ラジオで午後2時05分頃、言葉の解説をしているが、これもとても面白い。この場合「やばい」という言葉がかつては「外的に存在する人・物」から「内的な自分の心情」へ変化した使い方に変化して「気持ちが激しく付き動かされた」ことで使われる。つまり「すごい」という意味になるのだとう。
▼本日あと6人でキリ番が出そうです。張り切ってゲットしてください。
▼きょうの運勢で「図書館に行くと良いことがある」というので、仕事が終わってからリクエストしておいた「周恩来秘録」上巻を引き取ってきた。

|

May 27, 2007

◇「コマンダンテ」を見る

▼CATVのアニマックスチャンネルでは5月になってから「攻殻機動隊TVシリーズ」第一作と第二作の再編集版を放映している。1本は約3時間に編集されている。昨晩見たのは先週の日曜日に録画したものだったが、草薙素子少佐が空港で狙撃され、バトーが嘆き悲しむ場面までだった。それを見ていたので夢の中でもその続きを見ていて、起床してからも疲れてしまった。本日は午後から急に入った仕事の要請で出かけなければならないので手短に済ませる。
▼◇「コマンダンテ」スペイン語で司令官という意味だろうと思う。オリバー・ストーン監督が02年キューバに行ってカストロ首相と延べ30時間にわたって単独インタビューしたフィルムをまとめたもの。初日第一回に渋谷ユーロスペースに行ったが、わたしの座った後ろの座席には大使館関係者が来ていた。オリバー・ストーンは「天と地と」とか「JFK」を撮った監督で自身もベトナム戦争に2回かり出されていると告白している。質問は遠慮会釈なくぶつけられ、30年カストロに付き添っているという、「恋人らしい」秘書が的確な通訳をしている。例えば悲しかったことという質問では、母親の死とチェ・ゲバラの死と答える。エイズに関しては我が国は水際作戦で他の国よりも蔓延することに効果を上げているとする。意思決定をするときに迷ったり、嘆いたりしてセラピストを必要とすることはないかという質問に対しては、出来るだけ正確な情報を入手するように心がけているので、決断するときは迷わないという。
▼キューバ危機のことでは、核戦争が勃発してキューバも消滅するかも知れないと決意した。しかし我々がソ連に核攻撃をしてくれと頼んだことはない。だがあの時キューバには4万人のソ連兵が駐在していたので、アメリカに攻撃されたら、ソ連は黙っていなかっただろう、という。愚か人間は何度も過ちをくり返す。将来人間はいなくなり地球も物理的には人の住まない星になってしまうだろう。それは歴史の一こまで仕方ないことだ。フルシチョフは信頼出来る農家の親父のような率直な男だったが後の人たち、例えばゴルバチョフもやったことは正しいが、信頼できる男ではなかったという。
▼宗教は阿片というマルクス主義の論理に対しては、教会のマリア像のある場所に行って、宗教が心の支えとか迷いを救う場所としての存在であれば、それは我々が止めることではない。それが政府を批判する場所になったときには、それは存在することは困難であろう。
▼好きな女優はソフィア・ローレン。ブリジット・バールド、今は時間がおしくて映画館に行く時間はないがビデオは見ていると数本の名前を上げる。バイアグラ?それは頭を良くする薬なら試す価値がある。しかしそれでわたしが気を失ったりしたら、オリバー君はCIAの手先だ、と冗談を飛ばす。外国人学校を巡回したり町を歩くとフィデルの人気はもの凄いことが分かる。20歳前の若い女性はフィデルに頬を合わせて挨拶できたと大喜びしてキャッ、キャッしてはしゃいで走っていく。また中南米から留学している学生の間に入っていくと、生徒が希望に溢れたまなざしでフィデルを見て、国に帰って医者になり、人々の役に立ちたいなどと口々に話している。
▼オリバーのかなり意地悪な質問に対してもフィデルは誠実に一つひとつ答えていく。それがまた見る人の共感を呼ぶ。オリバーは映画の最初に30時間撮影したがフィデルの方から、カットしてくれという言葉は一つもなかったとテロップで出る。余談だが、フィデルの乗っているベンツのドアガラスは一瞬だが2cmくらいの厚さがあった。そして後部座席には皮ケースに入った中型の自動拳銃があって、オリバーが見つけて手にする「こんなものがあるけど撃ち方を覚えているのかい?」と聞くと、「おそらく覚えている」と知らん顔をしてやり過ごす。そして撮影が終わったあとハバナ空港まで、フィデルはオリバーを見送る場面が映っている。終わった後会場から拍手がわくのも無理のない話だと思った。

|

May 26, 2007

「軍隊式」トレーニングのDVDを買う

▼昨日はかなり寒いところに行っていた。そこで4ヶ所ばかり動き回らなければならなかった。1泊すればよいのだが、日曜日に仕事が控えているので、きょう休養しておかないともたないので、夕方帰ってきた。○○器○○器はそのために用意した。そのレポートはいずれどこかのブログに書くつもりだ。
▼わたしは通販の健康器具というのはインチキだから一切買ったことがない。古くはルームランナー、ぶら下がり健康器具、最近はブルブル揺らして身体の脂肪を落とすという器具がTVなどで宣伝している。太るということは過剰摂取なのだから、それを止めればよいのだ。ところが食べて楽して痩せようという輩が多いから、こういう器具の登場となる。
▼最近CATVの宣伝で軍隊式トレーニングというCMが流れている。ハリウッドのスターもこの主唱者ビリーの訓練を受けたという。売っているDVDは「ビリーズブートキャンプ」という4枚組みのものだ。他の痩身器具とは違って楽はさせない。とにかくハードなレッスンが待っている。TVでは黒人の教官ビリー・ブランクスが黄色の大きな手袋のようなモノを付けてバタフライとか腕を上下させる運動、あるいは蹴り上げる運動を参加者にさせる。参加している多くの女性は腹に贅肉というものが一切付いていない。
▼恥をさらすようだが、「軍隊式」という言葉に弱いわたしはこのTVCMを見て1万5千円のDVDを買う気持ちになった。通販の会社に電話すると「あの黒人男性がインストラクターをしているものですね」と念を押された。つづけて「申込みが殺到していて2、3週間お待ちいただくことになります」という。そして待つこと2週間。代引きで商品は届いた。1レッスン50分あって指定通りの時間をやっていたらきつくて死んでしまう。DVDの再生にあたって、英文で「健康な人向けのプログラムなので、高齢ならびに病弱の方は事前に医師の相談を受けて下さい」という注意書きが流れる。全部やったらハードで身体をこわしそうなので、わたしは一日15分だけトライした。特典として1週間毎日休まず続けて体重、体脂肪、ウエストを毎日きちんと計って返送すれば5000円のキャッシュバックもある。1週間やってみたが、体中が痛い、確かにウエストは締まる。
▼このことは「AERA」5月28日号の50ページに詳しく出ている。気力のある人は試してみる価値がある。ただし楽をして減量したいという人向けではない。そんなことをしたらビリーの「ここをどこだと思っているんだ」という檄が飛んでくる。とにかく女性に大人気で生産が追いつかないのだそうだ。

|

May 25, 2007

「与謝野って」の続編

▼ブログを読んで下さっているM編集長が「与謝野って」というのがあったが、本当かと尋ねる。NHKで放送された言葉は5つ位あったが、わたしの記憶に残っているのはこれだけだ。第一回の結果はその一部は大修館のHPに出ているのでご覧いただきたい。現在は第二回の募集をしているが、応募できるのは中高生だけで、中高年は参加することはできない。
▼コ○モの904シリーズが発売される。その売りが「反撃」とやらだ。わたしはご存知のように930に替えたばかりだが、重い。これを何としてもらいたい。904はゲーム、音楽のダウンロードなどどうでも良い機能だけ詰まっている。必要なのはどこでもつながること。通話とメール機能以外は必要ないので、軽くして欲しい。買い換えるたびに重くなっていくというのはauなどと逆の方向を行っている。ここに目を冷まさない限り、解約して他社に乗り換えられるばかりだ。本日超多忙これにて終わり。

|

May 24, 2007

◇「パッチギ2」を見る

▼帰宅したら7日に検診した某クリニックから人間ドッグの結果が届いていた。一日前に近くのクリニックで採血されたばかりだ。もう一日早ければこんなことにはならずに済んだかもしれない。結果は、ほぼ昨年同様である。しかし昨年も「異常なし」だったにも関わらず検査が終わって一ヶ月後に脳幹出血をしてしまったから、あまりアテにならない。
▼先日土曜日夜にわたしの契約しているCATVのトラブルがあったことは書いた通りだ。その時間2年前の「パッチギ」を放映している局があって、「見ていたのに」、「録画していたのに」というクレームが多く寄せられたようだ。実はわたしの住んでいる区には在日の人が多く、CATVでも特別に韓国のKBSワールドが映る。日本語の文字放送はほんの僅かだが、他は韓国語でまったく理解できない。しかし言葉は分からなくても韓国のトレンドなどがわかって結構面白い。つまりこのチャネルはそういう在日の人たちの希望に合わせたものである。
▼◇「パッチギ2ラブ&ピース」映画の舞台となるのはお隣の江東区枝川の朝鮮人居住地だ。77年動労のアジテーションが大書された「国電」が走ってきて、その中にいる国粋系大学生が在日の人に差別用語を発したところから大乱闘が始まる。その中で大立ち回りをした主人公と、大学生に怪我をさせたとして国鉄を首になった運転士(藤井隆)を中心に話は進む。主人公は枝川町の長屋でサンダルを作っている。長男だけは何とか大学に行かせて楽な生活が出来るようにと願っている。そして主人公の妹キョンジャはこの貧乏生活から抜けだそうと、たまたま夜手伝っている焼き肉やに来た芸能プロダクションの怪しい男を訪ねていく。
▼テーマの一つは芸能界は在日の人が多く、彼らがいなければNHKの「紅白歌合戦」も成り立たない。だが殆どの芸能プロはそれを隠して売り出しを計っている。彼女は芸能プロ社長の「目立つように」という指示のもと、主演の女優も押しのけて目立つだけの活躍をしてある映画の話を持ちかけられる。その条件とは在日であることを隠すこと、、そしてプロデューサーらと寝ることだった。
▼もう一つ主人公の幼い長男が筋ジストロフィーにかかっていることが分かる。担当医は筋肉の細胞を採取してアメリカに送って、病気の進行状態を調べる必要があると言う。治療には大金が必要だと考えた彼は、金塊の密輸など悪事に手を染めて必死に稼ごうとするが、密航船の船長に密告されて警察に逮捕されてしまう。
▼もう一つ大事なテーマがあって戦争中朝鮮人は従軍慰安婦にさせられたり、強制連行や日本人として日本兵にさせられて闘った事実も出てくる。劇中劇の映画は太平洋のサムライとかいう、某慎太郎が好む「愛するもののために闘った」という内容である。キョンジャはそのセリフを変えてくれと監督に頼むのだが、受け入れられない。そして映画が完成したときの舞台挨拶。(この撮影は八千代市民会館のようだ)彼女は自分が在日であることを明かし、自分の父は兵士になることを嫌って脱走し、南洋の島からかろうじて生き残って生還した。その父がいたからこそ今の自分がいるのだと観衆の前で宣言するのだった。
▼全体として話が広がりすぎた感じがするが、いまこの時期にこのテーマで作った監督の力に敬意を表したい。

|

May 23, 2007

既知のものから未知を推測する

▼定期検診でクリニックに行ったのだ。8時半に着いたのだが、1時間も待たされてしまった。前回血液検査をするので空腹で来てくれと言われる。そのご人間ドッグがあったので、某病院で行ったドッグの結果を持参してもいいかとメールで尋ねた。5日ほどして返事の電話が携帯にかかってきた。検査する項目を話したところ、ドッグにはなくて、クリニックにはある項目があって、つまるところクリニックでも検査をする羽目になった。男性看護師が採決をしてくれたが、その順番も待たされた。そして調薬はビルの1階下にある薬局に行く。いつも3種類の薬をもらうのだが、そのうちの2種類は前の墨東病院からの申し送りでジェネリックなのか、手持ちがないからどうするか?と聞かれる。いつ入荷するのか確認したら、夕方には入って携帯に連絡するというので、それにした。ところが午後7時になっても連絡がないから、こちらから電話を入れたところ、「入っています」という。だが受け付けるとき「入荷したら携帯に電話する」と言っていたのにどうしたのだろう。そのことを言うと謝っていた。幸い23日の朝の分まで持っているから、明日出勤時に受け取ることにした。昨日は「墨東病院」が、産院として充実させるというニュースがあったせいか、このブログのアクセスキーワードのトップになった。
▼日曜日朝日の「仕事力」という広告記事に姜尚中が登場していた。2つの大事な指摘をしているのだが、時間の関係で2つめだけ紹介する。若い人はパソコンのキーボードだけ押せばオールマイティの答を出すと思っている。しかし実際の問題を解決するには、そのつど考え抜き、交渉していかなければならない。これは相当に疲れる。これには自分の価値観、コアとなる定見を持って交渉にあたらなくてはならない。決して意固地にならず、タブーと言われる問題についても「私の考え」を言えるようになって欲しい、という。
▼つまり2週間程前も書いたがインターネット万能なものでもなく、限りなく未完成なものだ。自分の引き出しを沢山もって、どこの誰に当たればより正しい答えを引き出せるか既知のものから未知を推測し、洞察する。溢れている情報に流されない価値観を身につけることが大切だと指摘する。キーワードだけで探した情報だけを信じているあなたは大丈夫かな?

|

May 22, 2007

「与謝野っている」とは何?

▼日曜日朝のNHKを見ていたら、最近の若者言葉の特集をしていた。そのうち最も傑作だと思ったのは「与謝野っている」というだ。これは大修館書店が全国の高校、中学を対象に、「国語辞典に載せたい言葉」で募集した集めた「みんなで作ろう国語辞典!」で集まった言葉の一部である。同じ辞書の一部は20日付朝日の書評欄にも出ている。「与謝野っている」の正解は「みだれ髪」つまり寝癖などで髪が乱れている人の事をいうのだという。言葉の奇妙さもさることながら、出版社のみんなの言葉を集めるという素晴らしい発想である。数千通もくれば良いと思っていたが、2万通ものハガキが集まったという。TVではイラスト入りの、ラジオのディスクジョッキーに書くスタイルのハガキがうずたかく積まれていた。メールはメールで良いのだが、シンプルなハガキというスタンスに立ち戻って、中高生の心に訴える方法は見事成功したのだ。
▼日曜日「武田○×」という言葉でブログを書いたら、それだけを検索用語にして20人ほどもアクセスがあった。そんな言葉でブログを見に来て欲しくないのだが、それも若者のトレンドかと思って諦めている。
▼先週発売の「AERA」の最終ページに「世界の遺産」というのがあり、この週はカンボジアの「プノンバケン」絶景アンコールワットの「展望台」が写真で掲載されている。わたしたちも行ったところだがガレキの上に座って夕日の登場を待っている人たちがわんさかといる。夕日が落ちたら、それこそ街灯など一つもないから、懐中電灯を持参せよとあったのは、そこで使う意味があったのだ。

|

May 21, 2007

警察の拳銃を大型にすれば犯罪は

防ぐ事はできるのか?あの警察官を殺害した、拳銃立てこもり事件だが、NHKの報道を見ていると、警察の装備が貧弱だから、このような事件が起きたなどという、呆れた事をいう。さらに犯人の持っていた銃より、警察のそれのほうが貧弱だったという論理まででてくる有り様だ。問題は警察が真正銃の取り締まりをしないで、モデルガンやエアソフトガンの取り締まりだけに血道を上げて来た事にある。ここに来て警察の装備を強化すれば、問題が解決するかのように、論点のすり替えをしているのは、間違った世論誘導である。さすが首相の記者会見のアンチョコを作ったNHKだけの事はある。
▼警察は犯行に使われた銃の写真を公表していない。分かっているのは9ミリ口径のリボルバーというだけだ。リボリバーで9ミリというのは、かなり珍しい。昨日の朝日によれば、銃砲店の話として炸薬の量が異なるのではないかというコメントが出ていた。38口径にしても44マグナムにしても実は口径は変わらなくて炸薬の量が多いので、殺傷力、貫通力が多いという違いがある。だが9ミリのリボルバーはベールを被ったままで真相は分からない。ただ殉職した警察官にはお気の毒だが、本当に防弾チョッキを着ていたのか分からない。5年ほど前に町田だったがで駆けつけた警察官が、防弾チョッキの隙間から銃を撃たれて死亡した、と当初に発表された事件があった。しかし一週間後に再度発表されたコメントでは「当該する警察官は防弾チョッキを着用していなかった」と発表された。拳銃は狙撃銃ではないから、そんな遠くから精密射撃など出来ない。だからこの警察官射殺部分に関してはまだ真相はやみの中だ。
▼ついでにもう一つ。少年が母親を殺害して自首した事件。家宅捜索をしたら、少年の部屋から「殺人に関する本が見つかった」という発表だ。警察の分類によると、銃器専門家は「水道の鉛管が見つかっても、銃の部品が見つかった」というのだそうだ。となるとミステリー小説を1冊持っていても「殺人の本」と決めつけられる可能性があるので、持っている人は今のうちに気をつけた方がよろしいかと思う。

|

May 20, 2007

◇「歌謡曲だよ、人生は」を見る

▼朝イチバンで「パッチギラブ&ピース」の初日を有楽町のシネカノンで見ようと思った。天気はまずまずだったが途中で急に雨が降り出してきた。傘も持っていない、雨宿りしていたら上映開始時間に間に合わない。それでギリギリに到着したのだが、午後3時の回まで満員御礼だった。しかたなくシネスイッチの「歌謡曲だよ人生は」にした。ここも先週の封切りの日は舞台挨拶があって満員で入れなかった。
◇「歌謡曲だよ 人生は」10つの歌謡曲を中心にして10人の監督が自分のイメージで作ったオムニバス映画だ。かなりつまらないがっかりするものもあるが、わたしが見た限りそのうち3本は、長編映画にしても良いくらいだった。それは宮四郎本人が出演する「女のみち」、「逢いたくて逢いたくて」、「みんな夢の中」だ。観客にいやに若い女性が多く何を見に来たのかと思っていたら、蛭子能収が監督をした「いとしのマックス」が目的だった。蛭子のマンガを中心にはちゃめちゃな物語りが始まる。都市デザインの会社で長井英和が部長か何かで、部下に武田真治がいる。そして会社の女性たちは無口な新人女性社員をよってたかっていじめ、屋上に連れ出して洋服をカッターナイフで切り裂くなどの乱暴狼藉をはたらく。彼女に好意を寄せている武田は、一瞬ブッ千切れて女性社員や上司ら全員を血だるまになって殴り倒す。これだけで会場はワーワー、キャーキャーで拍手が飛び出したのには驚いた。
▼「逢いたくて…」若い夫婦がどこか地方の郊外に引っ越してくる。その入って部屋には薄気味の悪い人が住んでいたというのは大家さんの言。夫の妻夫木は元住人「五郎丸」の捨てていった文机を拾ってくる。しかし妻は気味が悪いから捨ててくるようにと厭な顔をする。左の引き出しにはカギがかかっており、ドライバーでこじ開けると、届かなかった好きな人に出し、戻ってきた沢山の手紙が出てくる。しかも文面は時候の挨拶以外すべて同じだ。妻夫木らは「一度戻ってきたら転居でもしたのだから、出さないのが普通だ」と思う。そうしていると引っ越しのトラックを待っている五郎丸(ベンガル)がお別れの挨拶に訪れる。ウーロン茶を一杯飲んで、迎えに来た引っ越しのトラックに乗り込む。妻夫木が郵便ポストを覗くと好きだった女性からの返信が入っている。「母の介護で返事が書けなかった。いまからでも間に合うならつきあって欲しい」というハガキだった。妻夫木は田んぼのあぜ道を走り、妻は自転車に乗り換えて必死にトラックを追いかける。この1分足らずの作品にはジーンとくる。

|

May 19, 2007

ハーレーを買った友人の話

▼数日前から親友A君に相談して、あるモノを借りることになっていた。あるモノとは「○○○発見器」である。身辺に不思議なことが起きるので、自分で調べることにした。買えば結構高いし、そんなに頻繁に使うモノでもない。専門家に依頼すればもっと高い。彼の家までそれを借りに行こうとしたら、近くに来る都合があるから某所で待っていてくれという指示だ。某所とは某結婚式場の隣にあるハーレー・ダビッドソンの販売所である。「買ったの?」と聞くと「オレじゃない」という返事だった。A君の友人でわたしも知っているお金持ちの某M氏のことだ。前はクルーザーの販売と修理をしていたが、現在は本業だけだ。某M氏はハーレーのオイル漏れか何かで修理に来る。しかし帰りは徒歩で帰るのは不便なのでA君がM氏の車を運転して先行し、車を預けたらM氏を連れて帰るという算段だった。
▼「ハーレーって250万くらいするんでしょ」と聞くと、M氏が買ったのは130万円くらいで毎月5万円ほどのローンらしい。ただ車体の重量が300kgもあり停車して、片足を付いたとたん、アキレス腱を切ってしまったという。M氏も寄る年波には勝てないのだった。それで歩いて帰る訳にはいかないのでA君の登場と相成った。マニュアルも貸してくれたのでひと月ほど使っても良いということになった。お礼はA君の大好物タバコ1カートンになる。
▼昨夜午後9時過ぎ我が家のケーブルテレビが突然映らなくなってしまった。わたしは昼間録画したニコラス・ケイジの「ナショナル・トレーダー」を見ていた。実はこれはカンボジアのホテルの衛星チャンネルでMINさんと二人で見た。だが言葉は分からない。見ているうちに眠くなって最後まで見切ることができなかった。言ってみればスピルバーグの「インディ・ジョーンズ」シリーズのような他愛ない話なのだが。前半を見落としていたので、これを見て全部ストーリーはつながった。わたしは部屋はケーブルテレビも来ているが、従来のアナログアンテナもあるし、BSのパラボラアンテナも直接来ているので事故があっても気づかなかっただろう。結局基幹部のトラブルとかで45分で復旧した。終わったあとその会社の最高責任者から直々に、事故原因の説明電話をいただいて恐縮してしまった。その電話の時も「バベルはおっしゃるようにつまらなかった」という話になった。
▼本日1日繰り上げでメルマガ原稿の締め切り日です。

|

May 18, 2007

NHK「あしたをつかめ」を見る

▼昨夜NHK教育TVで「あしたをつかめ/コンビニ弁当開発の裏側に密着」という番組を放映していた。再放送なのだが、主人公は大学を卒業してあるコンビニに勤めていた24歳の女性だ。就職して2年間はコンビニの最前線に配置されていた。そのとき店を訪れる客の対応が良くて、総菜コーナーの売り上げを倍以上にして認められる。そして就職するときから念願だった、マーチャンダイジング(マーケティング活動の一つで、消費者の欲求を満たすような商品を、適切な数量・価格で市場に提供する企業活動。商品化計画。以上電子辞書以下MDと略す)を担当するようになる。
▼彼女は先輩に混じって夏から秋にコンビニで売り出す、お握り弁当の開発を担当することになる。まずは他社コンビニに行って何店か買い込んでくる。680円のお握りが魅力的なので買い込んで来るが、上司は自分のサイフから680円出して買う気持ちになるか考えて見ろと却下する。試作品は八千代市にある弁当工場に依頼して部長がOKをだしたら、次は社長試食となるがOKにならない。季節感を出すために、総菜の一つにオクラを使ったのだが、上司は「オクラは何の季節だ?」と問い、彼女は「夏」と答え別のモノに入れ替える。弁当一つ開発するにも大変なのである。彼女は管理栄養士の資格をもっているので、栄養面だけで考えるがコスト、盛りつけの美しさも考えなければ採用にはならない。
▼これを見ていてふとPちゃんのことを思い出して、そのことを携帯メールに書いて送ったら夜11時過ぎに返事が来た。彼女も同じような現場で頑張っているのだと思った。
▼先日秋葉原のDVDショップを覗いていたら、旧ソ連のモスフィルムが作ったプロパガンダ映画「ヨーロッパの解放」のDVDが22000円くらいで出ていた。見たいけど2万円以上もするモノをおいそれと買うことは出来ない。おそらく4枚組くらいだろう。それが駅の近くのTSUTAYAに行ったら、「ベルリン陥落」、「東部戦線1944」、スターリングラード大攻防戦」、「バトル・フォー・スターリングラード」1、2巻「レニングラード大攻防1941」があったではないか。今度ゆっくり借りてみよう。
▼明日19日はメルマガ締め切り日です。お忘れなく。

|

May 17, 2007

◇「ジョニー…」の続き

▼夕方パソコンのレスキュー要請が入った。雨は降っているが朝一番で駆けつけなければならない。ジョニー続編は午後になる。昨日TSUTAYAに立ち寄った。そして昨年7月脳幹出血で倒れたとき見損なった「ER」の6話分を借りてきた。昨夜はCATVで先週録画した「V・フォー・ベンデッタ」を再度見直した。映画館では分からない点がいくつかあったからだ。
▼今朝は7時代に20件近いアクスがあった。わたしはその時間帯は家事に忙しいので、残念ながらパソコンの前には座っていない。
▼「ジョニーは戦場に行った」の続きだ。ジョニーは恋人カリーンがいる。出征前夜彼女家の居間で抱き合っていると、父親が帰宅し、「そんな犬のようなマネはしないで寝室へいけ」と一喝する。カリーンはジョニーが明日から戦争でいなくなってしまうので、別れを惜しんでいた。ジョニーに「わたしが匿うから逃げて」と訴えるが、彼は自分にも責任があると、それを拒否する。ジョニーは前線の塹壕で待機しているとき将校が巡回でやってくる。異臭にマユをひそめる上官に、「ドイツ兵の死体が有刺鉄線に引っかかって除去できないのです」と訴えると、将校は「死者にも尊厳はある。直ちに取り去って地中に埋葬せよ」と命令して行ってしまう。上官とともに死体の除去作業をしているとき、榴弾が炸裂してジョニーは重症を負う。重症とは失明して顎が吹き飛ばされ、手足をもがれ、脊髄だけ機能しているための、文字通り生物学的に見れば生きているだけの身体だ。将校の軍医は、「医学的興味」としての実験材料で彼を生かしておくことを看護師たちに命じ、部屋の光を遮光するように指示して去っていく。
▼ジョニーは手術のあと覚醒するが、自分がどのような状態でどこにいるのか分からない。やがて手足と顎がないことに気づく。3人目の看護師はジョニーを化け物ではなく、人間として扱う。彼女はクリスマスの日、彼の身体に指で文字を書いて意思を伝える方法を思いつく。ジョニーはどう彼女に自分の意思を伝えるか?考えあぐねた末、頭で枕を叩いてモールス信号を使って知らせる。ジョニーは軍医に自分を何かに役立てて欲しい伝える。それを拒否する軍医に、「それならば殺してくれ」と絶叫する。軍医のとった態度とは、それをも拒否してただ生ける屍のようになったジョニーを自分の実験の為に生かしておくことだった。

|

May 16, 2007

◇「ジョニーは戦場に行った」を見る

▼昨日は「沖縄返還の日」だったことをすっかり忘れていた。読者某A氏は自分誕生日だとおっしゃっていた。読者B某氏とC氏は沖縄まで「人間の鎖」の取材にお出かけになっていた。あの日の奇妙なTV中継を今でも覚えている。日本側は閣僚たちがモーニングを着用して神妙な顔でワインか何かを飲んでいた。アメリカ側は普通のスーツで手持ちぶさたに参列していただけだった。実はその裏側で日本が裏金をアメリカに払っていたことが分かるのはずっと後のことだった。
▼先日JRの「大人の旅」のパンフレットが送られてきた。それによるとカンボジアの旅がわたしたちと行ったのとほぼ同じ内容でバンコック廻りではあるが、何と24万円!とわたしたちが行った倍の価格だ。添乗員が付くとこの値段になってしまう。しかも当地は雨季で出歩くのはどういう手段を使うのだろう。あの石畳は普段でもとても滑りやすい。
▼ロッテのジョニー黒木はピッチングコーチにでなってしまったのかと思って「プロ野球選手名鑑」を括って確認したら黒木知宏は投手としてちゃんと一軍登録されていた。さて昨晩NHKBSで放映された◇「ジョニーは戦場に行った」はハリウッドでレッド・パージにあったドルトン・トランポの名作である。わたしは公開当時、水道橋にあった労音会館の試写会でこの映画を見ている。もう今朝は時間がないので午後3時以降か明日に続く。

|

May 15, 2007

迷惑電話はストップできるか?

▼先物取引の会社と金貸しの会社から電話がある。1社は同名の取引先があるので話をちょっと聞こうとした。しかし担当者がまったく知らない人なので「わたしはあなたのことは知らないので切る」と宣言して電話を切った。いずれも即座に着信拒否に設定した。全然知らないのに「いつもお世話になっています」とか、余りにも白々しいことを言って電話してくるのは腹立たしい。知り合いの会社社長の電話対応を聞いていたら、「銀行より安ければ借りるよ」と言っていたが、これは中々素晴らしい対応方法だと思った。しかしこっちは仕事をしているのだから、思考を中断したくないので、なるべく早く切るに限る。
▼一度書いたが、中には「迷惑電話をストップさせる」という会社から電話がかかってくる。「一日何件の迷惑電話がありますか?」と聞くので、「2、3件だ」と答えると「それは多い(といって驚く様子を見せる)。当社にお任せ下されば即座に止めて見せます」という。そんな方法があるはずはない。お人好しのM姉とちがってわたしは騙されない。そういう男に「あなたの電話を迷惑電話というのです」と言って切る。
▼「文藝春秋」5月号に「大研究昭和の陸軍/日本型組織の失敗」という特集があるので、図書館で読んできた。いつも書いている事だが、名著「失敗の本質/日本軍の組織的研究」と同じことである。つまりここに登場する参謀たちは陸軍士官学校を1、2位で卒業した「天才」と呼ばれる人たちだ。石原完爾、永田鉄山、辻政信、226事件の黒幕真崎甚三郎らだs。たしかに、記憶力抜群で頭は良いのかも知れないが、それは統率力、組織運営力とはまったく関係ない。硫黄島の指揮官栗林のような親米派がなぜ力を持つことができなかったのだろう、と座談会の出席者たちは一様にうなずく。しかし昭和16年には参謀本部は「対米開戦派一色」で染まってしまっていた。今までの日本的組織論で言えばそんなとき、「ノー」と言ったら職業軍人を続けて行くことができなくなってしまう。それに抗してまで持論を貫ける人はいないということだ。座談会の最後では「この過ちをくり返したら取り返しのつかないことになる」と締めくくっているが、文春はまさに「つかない」方向に向かって突っ走っているのではないかと思う。

|

May 14, 2007

NHK「夕張破たんで住民は」を見る

▼先日有楽町に向かっているとき、東京駅で降りた客が何か座席に忘れ物をしたまま降りていった。誰も手を付けなかったので、わたしはそれを手にして有楽町で降りたが結構ずっしりした重さがあった。開けてみると、ウィルコムの買ったばかりの携帯で、充電器も一緒についていた。こういうものは持っていても仕方ないのですぐに駅事務所に届けた。以前拾った携帯を交番に届けたことがあるが、色々書かされて面倒だった。キャッシュ・カードを拾ったときもそうだった。この場合駅ではどの車両に乗っていたか聞かれただけだった。わたしは映画の上映開始時間が迫っていたので、渡してすぐその場を離れた。なぜ買ったばかりの携帯を忘れてしまうのだろう。わたしの場合今の携帯は本体とは別にキーがあって、それはサイフに入れてある。携帯がもし5m以上わたしの身体から離れると、作動できないシステムになっている。
▼いろいろあってソフトバンクとロッテマリンズの2試合をJスポーツで見ていた。あるとき「♪ハーバーライトが 朝日にかわ~る」という渡辺真知子の曲が聞こえてきた。マリンズだからハーバーライトなのか?スタジアムの近くに稲毛マリンズというヨットハーバーもあったような気がする。なぜこの曲なのか調べてみた。すると8回裏のロッテの攻撃の時にこの曲がかかって盛り上がるのだそうだ。
▼昨晩のNHK9時スペシャル「夕張の破たんで住民は」の話。財政破綻して削るところはすべて住民生活に関わる部分だった。問題の一つは病院の閉鎖と福祉パスで乗ることができるバスの料金値上げである。人工透析をしている患者に対しても「出て行って欲しい」と医師は説得する。医師の役目がそんなこととは情けないことだ。福祉巡回バスは現在200円なのだが、これが300円に値上げになる。担当部局の話し合い場面が出てくる。自治省との連絡役になっている担当者は、「削らないとウンという返事が貰えない」という。別の人は「値上げで病院に通う人が減り、病状が悪化して結果として市の負担が増える」という。消防署は「かえって救急車の利用が増えると経費の削減にならない」と嘆く。増税滋賀あげく住民福祉以外削減する事はないのか。働けない人は居残り、働ける人は仕事を求めて他県に流出していく。まさに残るも地獄、去るも地獄である。
▼謹告:週末発行予定のメルマガですが、編集長の都合により締め切り日は19日夜とします。一日早い締め切りをご了承下さい。

|

May 13, 2007

◇「スモーキン・エース 」を見る

▼◇「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」ラスベガスでマジシャンとして活躍している男エースが裏の社会で金もうけをしようとしてFBIに逮捕される。FBIは盗聴車両をはいちして、監視しているとマフィアがエースを暗殺しようとしていることが分かる。FBIは当然エースを殺させてはならないとして、捜査官のレイ・リオッタなどをホテルに派遣してそれを防止しようとする。だがマフィアの放った殺し屋は全米いや世界からワンサワンサと押しかける。その手口も巧妙で警備員やFBIを装っているので、ホテル側はそれらの人物をエースが籠もっている最上階のペントハウスへ入れてしまう。
▼エースを狙う弁護士や保釈金保証会社の人物、はては拷問専門の男たちと入り交じって何が何だか分からなくなる。TBSラジオの映画評論家金野某がえらく力を入れて紹介していたので初日初回に行ってきたが、「難解でつまらない」の一言。わたしは気取ってB級映画を否定するつもりはない。しかしストーリーがごちゃごちゃしすぎている。最後の5分くらいになって、ああそうだったのかと思う。ネットの評価を見ても5段階評価で2と5が一番多いことでもそれは分かる。強いて言えば、FBIの幹部の中にも悪人はおり、見せかけのマフィアだけが悪人ではないという視点は現実の世界とダブって見える。有楽町スバル座。

|

May 12, 2007

取材の日のシャケとイカの定食

Keiji
▼久しぶりに取材の撮影に同行した。このための時間を作るためには前日深夜までに納品すべき仕事をすべて片づけなければならない。それは何とかする事ができた。雨が降っていたら止めようと宣言していたが、予報通りすっきり空は晴れ上がっていた。同行するM姉とは前夜携帯メールで連絡しあった。電車に乗ろうとしたらメールが入って「電車に乗ったか?」という。トロいM姉とは違ってこちらはやることは早い。某駅を10時頃には通過して最後尾に乗ると連絡する。しかし時間に通過したとき彼女はいなかった。中継駅に行くと、始発電車を待つM姉の姿があったので、発車寸前の快速に乗るよう指さして飛び乗る。
▼下車すべき駅が近づいてきたので、「降りるよう」促す。しかしM姉は「下車すべき駅は○金ではないか」とメモを見せる。「それはあんたがボケているから間違えて書き取ったのだ」と、わたしはM編集長からの携帯メールに記録されている「○網」駅で降りるよう指示する。だが頑固なM姉は執拗に「○金だ」と言って聞かないが、わたしは「ここで降りないと○総一ノ○まで行って大変な事になる」と言って強引に引きずり降ろす。まったく千葉の地図の概念図は頭に入っていないのか?一体何年千葉に住んでいるのか、と言う。○網と○金では北と南の差がある。下車してもなお「電話のメモ」に固執するM姉に困ったわたしは、M編集長に電話して確認する。すると「○網です」と返事が返ってくる。ほれ見ろ言わない事じゃない。10分くらいでM編集長のブルーの車が駅前広場にやってきた。
▼取材の話は省く。帰りに近くの○東崎灯台が目の前で迫力があるから、寄っていこうという事になって車で5分ほど走らせる。到着するとなぜかガードマンがいて交通規制をしている。それにロケ車が10台くらい止まっていた。そこには造花の菜の花がびっしり植えられていた。スタッフらしい人に「何をしているか?」と聞いたら、「長島一茂の映画を撮っている」という事だった。だが近寄る事は出来ず、本人がいたのかどうか確認できなかった。
▼それから昼食をするのだが、2年前に地引き網の取材で寄り、出来たばかりで洒落た美味しい昼食を出してくれた店は潰れていた。仕方なく汚い居酒屋風の店に入る。680円のシャケとイカ定食を食べる。出てきたのはシャケのフレークにイカを細く切ったものが乗っているだけだった。またしてもM姉は「シャケが食べたかったのに」とブツブツいう。わたしは「680円でシャケの切り身が出てくる筈ないだろう。そんなに食べたけりゃ、帰りに近所の魚屋でシャケの切り身を買って帰りな」と半ば脅して黙らせた。
▼その店には「時節柄運転する方はお酒をお控え下さい」という表示を見て、「禁止」ではないのでまたまたびっくりした。

|

May 11, 2007

改憲されれば海外旅行も命がけ

▼各紙で本日中にも国民投票法が参議院で採決されそうだ、と報道されている。この法案がどんなものかは、わたしが下手な解説をするよりも、9日のブログにリンクしてある坂本修弁護士の講演録をお読みいただきたい。マイクロソフトのメディアプレイヤーと30分ほどの時間があればどなたでも映像を見ることができる。わたしはパソコンの前に座って見ている時間が惜しかったので、ICレコーダーに録音して電車とバスで移動中に聞いた。こんな事を許したら、憲法改正が3年から5年後に浮上して、すべての公務員運動に参加したら刑事罰の対象にされ、改憲派(政府与党)の宣伝費用だけは湯水のように使われる。TVがいかなる威力を持っているかは、みなさんご存知の通りである。広告評論家の天野裕吉をして「化粧品は宣伝費をかけるほど売れる。憲法改正がそれであってはならない」と言っているではないか?そして出来上がるのは自衛軍=闘う日本軍の創設だ。
▼映画「バベル」でブラピ夫妻がアメリカ人観光客とモロッコのツアーバスに乗っていて狙撃され、妻は重症を負う。先日の沢木耕太郎の映画紹介記事で、「モロッコの少数民族はそんな人たちではない」と断言していた。わたしもそう思う。僻地なので救急車も来ないので獣医が傷を縫って応急措置をする。手前勝手なツアー客たちは、「これはテロ攻撃だから、夫妻を残して逃げた方が身の安全だ」と言ってバスを発車させてしまう。このシーンを見ていて、アメリカは世界各地で紛争を引き起こしていることを知っているので、観光客は逃げ出したのだ、と思った。
▼例えばわたしたちが東南アジアを旅行していて、現地の人たちからそういう「憎しみに満ちた目」で見られることはない。つまり平和憲法下で自衛隊が派遣されても人を殺して来なかったからだ。今度もし自衛軍になった場合、紛争地域で集団自衛権を発揮したら、観光客もただでは済まない。ちょっと近所の海外旅行も命がけになることだろう。

|

May 10, 2007

アルコールの危険な摂取量

Vespa写真はとなりに建ったイタリア製スクーター会社のビルの塗色。毎日が朝!だ。
▼先日月曜日に12chで放映された、アルコール摂取量の計算だが、Z読者は翌日メールがあって、「わたしはもう手遅れかも」という事だった。計算式とはアルコールを飲み続けた量が多いほど肝臓病になる危険性が高いという話だ。その計算式とは「アルコールの重さ×日数」で積算飲酒量を出すのだ。アルコールの重さ=飲んだアルコールの量×度数×0・8でだす。水の重さは1リットル=1kg、アルコールの重さ1リットル=0・8kgとなる。
▼もっと分かりやすく説明すると、◆ビール大瓶2本(1266ml)を飲み続けた場合男性は約28年、女性は男性に比べて肝臓の機能は半分なので約14年。◆日本酒(3合)は男性=約22年、女性11年。◆焼酎3杯(1杯160ml)男性約20年、女性約10年である。(以上はTV東京のHPより)さてあなたは大丈夫だろうか。

|

May 09, 2007

今週末に何を見るか

▼連休中みたい映画は見てしまったので、後半はどこにも行かなかった。いくら話題になっているからと言って、まさかわたしが「スパイダーマン3」を観に行く筈はない。昨日の朝日で「バベル」について沢木耕太郎が書いていたが、日本の部分はわたしとほぼ同意見だった。メキシコだけに絞って描けばもっと良かったのではないかと思う。
▼だが今週末はシネマの原稿締め切りが待っている。数は沢山みているからそれを絞り込めば何とかなるだろう。昨日の森本毅郎スタンバイで、週末に封切られる映画(通常日本の映画館は土曜日朝に新しい映画に変わる)の紹介を金野雄二がしていた。それによると一押しは「スモーキン・エース」だという。それでその原型はタランティーノの「パルプフィクション」にあるとかで、金野があちこち「パルプ」の中古DVDを探したが全く手に入らなかったというのだ。わたしは持っている。タランティーノは「レザボア・ドッグス」とこれだけ持っている。後は駄作だから持っていない。もしこれが原型になっているとすれば、かなり面白い。しかし監督は「NARK」(麻薬取締官の密告者)のジョー・カーナハンだというからがっかり。ナークの前評判ばかりでレイ・リオッタは渋かったが、パッとしないまま、早々に上映は打ち切られてしまった。
▼この監督はトム・クルーズに腕を見込まれて「Mi3」を撮ることになっていたが、契約は打ち切りになって、それは実現しなかった。ナークも最初の10分くらいは良かったが、あとは退屈きわまる作品だった。
▼このブログにアクセスするキーワードを分析していると、最近「トモロー・ワールド」と「セプテンバー・テープ」で入ってくる方が多い。しかし二つとも映画館で見ているが、とてもつまらないのでレンタルDVDなどはお借りにならない方が良いかも知れない。
▼本日3ラウンドで夜まで多忙。
▼「改憲手続き法の正体」東京法律事務所の坂本修弁護士の講演画像(33分のストリーミング)

|

May 08, 2007

人間ドックに行った日

Shimazakit島崎藤村の銅像
▼昨日朝は慌てていたので1面トップの画像を更新するボタンを押すのを忘れてしまった。午後某X読者から「文字は変わっているが、画像がそのままです」というメールをいただいて慌てて更新ボタンを押した。人間ドッグに行ったら某Y読者が事前に連絡をしてわざわざ来てくださった。某読者はわたしより重い症状で治療を続けていらっしゃるが、かなり元気に見えて安心した。もしかすると体重も増えているかと思ってお聞きしたら「増えている」というお話しだった。二人とも「ER」のファンなので、その話で弾んだ。しかし最近の「ER」は話を広げすぎてしまって、病院内のラブロマンスから、アメリカの社会状況であるケニア、イラクまで行ってしまった。それを真正面から取り上げようとするとアメリカの否定につながるのだが、果たして原作者のマイケル・クライトンはどこまでやるつもりなのだろう、というような話をした。Y氏とは10分足らずでお別れした。
▼人間ドッグいや人間ドックである。9時の予約だったが、8時半に到着したらさっそく検査が始まった。医師の検診に先立ち問診は看護師さんが担当してくれた。わたしが聞きたいのは昨年人間ドックを6月にやったばかりなのに、なぜ7月に脳内出血で倒れてしまったのか?である。人間ドックなんて受診しても当てにならないなー、というのが率直な気持ちである事を伝える。中年の看護師さんは丁寧にそれらを問診書に書き入れる。検査が一通り終わって最後に医師の検診がある。いつもは院長が担当して「東京にお住まいですか」と言って胸を触診するだけで終わり。もしくは髭の所長が下手な笑い話をして終わっていた。今回は問診書をじっくりと見て色々聞いてくれた。編集長のわたしなど「早く死んでしまえばよい」と思っている方が数人いるので詳しくは書かない。
▼その医師に言わせると「脳幹出血」は大変怖い症状で、出血するとすぐ死んでしまう場合が多い。奇跡的に生きていると思った方がよいという所見である。ではなぜ倒れたか?これはこの医師だけではなく、複数の医師の所見なのだが、血圧のコントロールがうまく行かなかったこと。それとみなさんご存知の、わたし固有のストレスの関係であろうという。倒れる直前に何か普段とは違う事はなかったかと聞かれたので、以前書いた事後に分かった事を報告する。そうだ普段考えられない事が起きるので、それが注意信号になるだろう、という。そして全身を検査して足首に異常を見つけた。これは、女性に多い症状で心臓から来ている可能性が多いという。結果は3週間後に分かる。
▼夜12chで「肝臓病とアルコール」についての特集をしていたので、某Z読者に「すぐTVのスイッチを入れるよう」メールを送る。様々な感染症の他、アルコールを飲み続けていると脂肪肝になったり、肝炎になり、やがて肝臓癌になるという説明があった。毎日飲む量も問題だが女性と男性の肝臓の解毒作用には歴然たる差がある。飲み続ける事によってそれが蓄積されて癌が発生しやすくなるというのが、出席していた医師たちの説明だった。数十年飲み続けている某Z読者はどれだけご理解下さったか分からない。もし癌になってもご自分が好きで飲酒を続けていたので、第三者があれこれ言う必要もないのかも知れない。

|

May 07, 2007

味噌蔵とH田幸一の過去

▼昨晩の10ch「旅のかおり」を見ていたら、ヒロシと浜田幸一がしなの鉄道上田駅で待ち合わせて、千曲市の杏の里、千曲川のつけばなどを歩いていた。最後に須坂市の中村醸造所を訪ねた。この店は天然醸造の製法で味噌を造っており、昨年は日本一の店に選ばれた。そこで浜田は蘊蓄を傾けるのだが、昔味噌を造った事があるという。話をしていくと、若かった頃居酒屋で喧嘩をして実刑をくらった事があり、刑務所で味噌造りをしていたというのだ。一瞬その当時の新聞記事が画面にでるのだが、見出しに「木更津のダニ」と書いてあったのには笑ってしまった。
▼千曲市が杏の花で有名なのは知っていたが、その理由をこの番組で初めて知った。それによると宇和島藩の姫君が信州へ輿入れしたおり、四国宇和島の春のふる里を忘れないようにという事で杏の苗木を植えたため、この杏の咲き乱れる風景が生まれたのだという。小諸の桃も島崎藤村が貧しい農民の現金収入になるようにという事で普及したというが、本当かどうかは分からない。少なくともわたしの幼い頃(昭和20年から30年にかけて)はリンゴだけで、桃など一本もなかった。
▼本日多忙。以上で終わり。メルマガ感想は2名から寄せられた。多謝。25番ポートを空けるのが成功して一通も戻ってこなかった。

|

May 06, 2007

シュレッダーを考え直すとき

▼マンションの家の前に建ったのはイタリア製スクーターメーカーV社のショップとパーツ置き場だった。朝から太陽がサンサンと輝いて見える建物の塗色は、日本のそれとはかなり違っている。イタリア大使館だったか、どこかでも周囲とマッチしない塗色が問題になっていた。この色は下地かと思っていたら、どうやら終わりのようなのだが、近所から苦情など出ないだろうか?
▼今朝の朝日の別刷りに「シュレッダー会社」の新商売が出ていた。実は同じマンションに住んでいた人も5年くらい前に、石化関連会社を脱サラして同様の仕事を始めたと聞いた事があった。その仕組みはトラックにシュレッダーを搭載していて、契約している会社に乗り付ける。社員立会の上で裁断して、持参したボックスに詰めて溶解する。もしくは箱に詰めたものを、封印して契約している溶解する会社に持ち込み、自分が立ち会って溶解を確認して証明書を発行するというものだった。
▼当時その人の話をお聞きしたら、各会社で社員が自らシュレッダー操作をするなど、時間の無駄だし、繊維を無視して裁断すると再利用できないし、環境に負荷を与えるというのが説明だった。いまその会社はどうなっているか分からないが、その人にはかなり先見の明があったわけだ。わたし?手動シュレッダーから、中型のシュレッダーに切り替えたばかりだ。一日何枚も裁断する必要もないので、これで十分だ。

|

May 05, 2007

▼「イノセント・ワールド」を見る

▼◇「イノセント・ワールド(天下無賊)」いつも善人のヒーローを演じるアンディ・ラウは今回人のカネを狙う泥棒で、しかも最初は美人局をしている。ガールフレンドを大金持ちの家に派遣して、その妻が留守中会社経営者の夫に口説かせる。いざという時金持ちの家の踏み込んで、誓紙と引き替えに高級なBMWをいただいて、ラサにやって来る。ガールフレンドはそのラサのラマ寺院の荘厳さにひれ伏して、あの尺取り虫のような礼拝をする。だがアンディはここまで来て獲物を狙う。それは数年にわたり寺院の建設に携わってお金を貯めたのでふる里に帰って結婚したいと願っている。親方に「いくら貯まったか?」と聞くと「6万元だ」という返事が返ってくる。みんなは銀行振り込みにした方が安全だとアドバイスするが、その手数料が650元だと聞き、「そんな大金があれば羊一匹が買えてしまう」と現金をカバンに入れて運ぶ決意をする。
▼ラサの駅頭で「6万元持っている」と大声で喋ったため、そのことを居あわせたラウだけではなく、複数の泥棒グループの耳に入ってしまう。だかラマ寺院でお祈りをしたガールフレンドは、困っている時少年が水を飲ませてくれたことに感謝し、彼を護り続けようと決意する。やがてラサを出発した鉄道(昨年できて高速の青海鉄道ではなく鈍行だった)はひたすら平地へと下っていく。その車中で泥棒たちの虚々実々の駆け引き、奪い合いが始まる。しかし少年は騙されているとも知らず、あくまでも人を疑うことなく純真である。ラウは美人スリとの果たし合いや、彼女の仲間との命を賭けての度胸試しの試練に遭う。さらに気づくと列車の中には画家に扮した鉄道警察隊長も紛れ込んでいた。何度もカネを奪われた少年は果たしてカネを持ったまま無事に家まで辿り着く事ができるか?ラウは途中ガールフレンドから「あなたの子どもを身ごもっている」と告白され、少年を守る立場に立とうとするが、敵はジャマになったラウの命を狙っている。ラサの景色も列車の旅も楽しめるジャッキー・チェンとはひと味違う娯楽活劇。渋谷Q・AXで。

|

May 04, 2007

25番ポートを空けろ!?

▼連休になってからメールも殆ど来なくなった。まぁそれはそれで良いのだが、明日は『鍵盤乱麻』メルマガの締め切り日である。すでにお送り下さっている方もいらっしゃる。何事もひとつ早めに手を打っていただきたい。実はメールでは随分悩んでいた。前回のメルマガはかなりの数が戻ってきてしまった。このトラブルは光ファイバーを1kにしてから急に起きた。ウィンドウズやアウトルックを入れ替えたり、最後はウィルス対策ソフトをいじったが解決しなくて悶々としていた。パソコン相談を仕事としているわたしが誰か他の人に聞くわけにいかない。
▼症状を言うと返信したり、送信すると約5割のメールが返ってきてしまう。それでウェブメールに変更して送り直すのだが、それでもたまに戻ってきてしまうのだ。3ヵ月ほどかかったが、ニフティのHPを見たら、「このような症状が多く寄せられている。そのような時は25番ポートを空けろ」とあった。空けるのはそれほど難しいことではなかった、そういう事ならばニフティの光1kにした人全員にメールを送って周知して欲しいものだ。本当にこれで良かったかどうかは、メールの返信と明日のメルマガ一斉送信で確かめられる。
▼今朝のTBSラジオ森本毅郎「スタンバイ世論調査」は「憲法改正に賛成ですか?反対ですか?」という内容だった。昨日のTVを見ていたら、中曽根元首相は「インチキ憲法は変えなければならない」と言って憚らなかった。それならば中曽根氏はインチキ憲法下のインチキ首相でもあった訳だ。どうも年を取ると言うことに一貫性がなく、論理がめちゃめちゃなのは困る。もっともわたしより若くても、非論理的な事をいう人は沢山いらっしゃる。

|

May 03, 2007

「患者様」ではなく「患者さん」で

▼あと一週間くらいでアクセスカウンターは95000番になろうかと思う。連休後半皆さまはいかがお過ごしであろうか?わたしは右指が痛いので半日だけ仕事をして、あとは休養してパソコン画面を見ないようにしている。とかくりはびりには時間がかかるハンドグリップを握ったり、弾力のある専用のボールを握ったりしている。さらに指に湿布薬を貼っている。先日は握手をされたが、飛び上がるほど痛かった。今後はハイタッチかハグだけにしていただこう。
▼昨日の朝日夕刊トップでは病院の患者に対する呼称の問題が取り上げられている。このことは一度このコーナーでも取り上げた事がある。あちこちの病院に貼ってある「患者様」の事である。たとえばホテルに泊まって「お客様」と言われるのには違和感はない。そう口に出して呼ばれても何とも思わない。病院では誤診防止のために「○○○さん」と呼ばれる事はあるが、「患者様」と呼ばれたことは一度もない。患者を大切にするという意味から「様」だとするならば、文字ではなく態度で表していただければ良い。
▼記事によると、厚労省が01年に国立病院に対するガイドラインで「患者様の呼称の祭、原則として姓(名)に『さま』を付する」という内容があったので広まったという。小諸の隣の東御市の東御市民病院では00年に「様」を導入したが、検討委員会を作ってアンケートを取った結果、「さん」の方が親しみを感じると言うことで元に戻した経緯があるという。
▼ふと演歌歌手三笠優子の「旦那様」という歌を思い出した。「わたしの好きな 旦那様 あなたに 寄り添い 生きてゆく」というのだ。こういう主体性のない添い方はお断りするが、対等の立場で心から患者の事を思っていただければ、わたしは「さん」で十分だと思う。

|

May 02, 2007

◇「クイーン」を見る

▼打合せのため都内に向かう電車に乗ったら目の前に座っていた40歳前後の女性に席を譲られてショックだった。それほど老けた格好をしていたわけでもないし、疲れてもいなかったので、「まだ若いですから」と答えると相手の女性は「すみません」と盛んに恐縮していた。
▼夜中にホテルを予約する夢を見た。決済の段階になってカードが必要だと言われた。そこで急に現実の世界に戻り、起き上がりバッグの中にあるサイフを探し始める。だが「ああ夢なのだからカードはいらないのだ」とふと正気に戻る。起きたついでにトイレに行こうと思って台所を通過すると米が水に漬けたまま放置してあることに気づいた。我が家では米をとぐのはわたしの役割分担である。眠気でフラフラしながら米をといだが、水の量を1合分間違えて増量してしまった。そのためその日のご飯はぐちゃぐちゃで食べることができなかった。
▼「クイーン」ご存知のようにイギリスのエリザベス王女の事だ。たしか彼女はわたしが小学校高学年の時、ヒラリー卿がエベレスト登頂成功と戴冠式が行われた。トニー・ブレアイギリス首相が就任の挨拶でバッキンガム宮殿を訪れる。彼は労働党出身だから女王の歓待されないだろうと、多少びくついて妻を同伴して宮殿に行くが、案の定素っ気なく扱われる。しばらくするとダイアナ王女の事故死が首相と女王のところに報告が入る。王子はすぐにでも遺体を引き取るためにフランスに行こうとする。だがエリザベスは「国民が国費の無駄遣いだからと批判する」事を理由に特別機を利用させない。その場に居合わせた皇太后は、「非常用の自分専用機を使えば良い」と言うが、それも無視される。エリザベスは民間人のダイアナを心底嫌っているのだ。
▼遺体は帰ってくるが、クイーンご一行は別荘地に鹿狩りに出かけてしまう。新聞や国民はクイーンたちの行動を一斉に非難し始める。首相になったブレアは労働党だが、これをほおっておくと、首相批判につながると機敏に反応し始める。頑として動かないエリザベスとエジンバラ公(よくアメリカ大統領を演じる俳優だが、まさにそっくりさん)と皇太后らは「ここで国民に頭を下げたら自分たちにの立場はますます悪くなる」と聞く耳を持たない。しかしブレアはスタッフ一同と知恵を絞る。そして新聞と世論を使ってクイーンに圧力をかけることが一番早道だと感じ取る。
▼ブレアの最後の電話、「このまま行くと国民の4分の1は王位が継続する事に反対、という世論調査が発表される」を受けたクイーンは自ら4WDを駆って狩りに行っている夫に連絡をしにいく。途中巨大な角を持った大鹿に出会う。思わず彼女はその雄々しい姿に見とれて「逃げなさい」と囁く。エジンバラや皇太后はクイーンがダイアナの弔問客の前に立つことを嫌うが、ブレアの説得を彼女は受け入れる。そしてブレアのスタッフの書いた原稿をTVの前で読み上げる。スタッフが原稿の「訂正箇所」指摘して「よろしいですか?」と聞くと「断れる立場にあると思う?」とあっさり告げる。クイーンのメッセージは国民の多数の共感を呼び、またブレアの国民からの支持も得られ彼の思惑は成功する。労働党政権もまたエリザベスの力を借りて、イギリス国民の中に定着する。そして2度目の表敬訪問ではブレアはすっかりエリザベスのお気に入りとなって長時間の散策に行動を共にする。「仲良き事は美しき哉」持ちつ持たれの関係でめでたしめでたし。これでユナイテッド・キングダムも安泰だ。
▼こんな映画がなぜ朝から満員になってしまうのか。新宿朝10時半が満員で入れず、日比谷11時半のに、1時間前について残7席で最前列に座ることができた。

|

May 01, 2007

◇「バベル」を見る

▼昨晩NHKBSで「悪魔の手まり唄」を放映していた。わたしは横溝映画には興味がないので、地上波の路線バスの規制解除が何をもたらしたかを見ていた。「手まり唄」の後半にゲイリー・クーパーとデートリッヒの「モロッコ」の最後の場面が出ていた。つまりハイヒールを脱いで素足で砂漠の外人部隊を追っていくという有名なシーンだ。カンボジアでも熱くて素足でプールサイドを歩くことなどできなかった。ましてサハラ砂漠を素足で歩くことなどできるはずもない。あれはお話しの世界だ。
◇「バベル」その荒涼たるモロッコを走行するツアーバスが何者かによって狙撃される。たまたまぎくしゃくした夫婦関係を修復しようとしていたブラピ夫妻が乗っていた。使われたライフルはウィンチェスターM270。撃ったのはモロッコの山岳地帯に暮らしている少数民族の少年だった。撃たれたバスに乗っていた観光客は「テロリストに違いない」と大いに慌てる。小さな村で病院などありはしない。やっと電話のある場所に行って大使館と連絡をとるブラピ。妻(ケイト・ブランシェットわたしは、彼女が大好きなので出ている映画は全部見ている)は右腕の付け根を貫いていて出血多量の重体で何とかしなければならない。モロッコのガイドは必死に彼に協力しようとするが、同乗したアメリカの観光客は、「危ないからすぐここを脱出しよう」とブラピ夫妻を残して、バスを発車させてしまう。
▼場所は変わってメキシコ国境にあるブラピのアメリカの家。乳母は夫妻の4,5歳の二人の子どもを預かって留守を守っている。ところが夫妻は予定通り帰ることはできないから、もう一日居残って子守をして欲しいと頼み込む。しかし乳母は子どもの結婚式でどうしてもメキシコに帰りたい。そこで甥に迎えに来てもらって子どもを二人連れて里帰りする。ところが帰るとき検問所で厳しい検問にあう。ところが飲酒運転をしていた甥は見つかるのがイヤで検問を突破してしまう。砂漠で取り残された3人。乳母は子ども二人を残して助けを求めに行くが、そこで幼児を放置したと逮捕されてしまう。
▼もう一つのテーマはファザコンの菊池凜子。彼女は聾唖で高校のバスケットボールチームメイトと遊び歩く毎日だ。チームと言われる男たちとラリったり、ディスコ(この場面がチラチラして30日名古屋で観客が吐き気を催す事件が起きた。そりゃあそうだ。わたしは、あのシーンでは目をつむっていた。)に入り浸り。母親は自殺してしまい父親との関係もしっくりいかない。その憤懣を画面に出てくる年上の歯科医、刑事にぶつけようとする。ただ東京のこの話は観客動員と菊池のぬぎっぷりの良さ、という話題を作るためにわざわざ付け加えたという以上の意味はない。
▼つまりある意味では「シェリタリング・スカイ」のように永遠に分かり合えない夫婦と異民族、そして親子関係というものを白人の目から描いたという事になろうかと思う。銃の事を書くと余談があらぬ方向に行ってしまうので、この辺で止めておく。

|

« April 2007 | Main | June 2007 »