« NHK「夕張破たんで住民は」を見る | Main | ◇「ジョニーは戦場に行った」を見る »

May 15, 2007

迷惑電話はストップできるか?

▼先物取引の会社と金貸しの会社から電話がある。1社は同名の取引先があるので話をちょっと聞こうとした。しかし担当者がまったく知らない人なので「わたしはあなたのことは知らないので切る」と宣言して電話を切った。いずれも即座に着信拒否に設定した。全然知らないのに「いつもお世話になっています」とか、余りにも白々しいことを言って電話してくるのは腹立たしい。知り合いの会社社長の電話対応を聞いていたら、「銀行より安ければ借りるよ」と言っていたが、これは中々素晴らしい対応方法だと思った。しかしこっちは仕事をしているのだから、思考を中断したくないので、なるべく早く切るに限る。
▼一度書いたが、中には「迷惑電話をストップさせる」という会社から電話がかかってくる。「一日何件の迷惑電話がありますか?」と聞くので、「2、3件だ」と答えると「それは多い(といって驚く様子を見せる)。当社にお任せ下されば即座に止めて見せます」という。そんな方法があるはずはない。お人好しのM姉とちがってわたしは騙されない。そういう男に「あなたの電話を迷惑電話というのです」と言って切る。
▼「文藝春秋」5月号に「大研究昭和の陸軍/日本型組織の失敗」という特集があるので、図書館で読んできた。いつも書いている事だが、名著「失敗の本質/日本軍の組織的研究」と同じことである。つまりここに登場する参謀たちは陸軍士官学校を1、2位で卒業した「天才」と呼ばれる人たちだ。石原完爾、永田鉄山、辻政信、226事件の黒幕真崎甚三郎らだs。たしかに、記憶力抜群で頭は良いのかも知れないが、それは統率力、組織運営力とはまったく関係ない。硫黄島の指揮官栗林のような親米派がなぜ力を持つことができなかったのだろう、と座談会の出席者たちは一様にうなずく。しかし昭和16年には参謀本部は「対米開戦派一色」で染まってしまっていた。今までの日本的組織論で言えばそんなとき、「ノー」と言ったら職業軍人を続けて行くことができなくなってしまう。それに抗してまで持論を貫ける人はいないということだ。座談会の最後では「この過ちをくり返したら取り返しのつかないことになる」と締めくくっているが、文春はまさに「つかない」方向に向かって突っ走っているのではないかと思う。

|

« NHK「夕張破たんで住民は」を見る | Main | ◇「ジョニーは戦場に行った」を見る »