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June 24, 2007

◇「IRAQ/狼の谷」を見る

Helthyte初日に食べたヘルシー定食
▼昨晩4週分撮りためた「ER12」を見た。ニーナとイラクから帰還した医務官のガーラントの突然の結婚から、最後は入院中の戦友に会う。その途端ガーラントは自分もイラクに戻りたいと言い出す。新婚生活を送るアパートを探している最中、夫の申し出に戸惑うニーナ。イラクの戦場というか基地も少し登場したことがあるが、重症を負った少女をアメリカに送って治療させるなど、現実とはかけ離れた対応に呆れるばかり、国策に沿った「ER」今後どうなってしまうのだろう。
▼◇「IRAQ/狼の谷」キャッチフレーズは「アメリカ敗北、イスラム社会が熱狂した過激な反米映画、ついに日本解禁」というので期待して、銀座シネパトスにでかける。イラクのある場所で結婚式が執り行われようとしている。たまたま持っていた銃で祝砲を上げたところ、包囲していた米軍が挑発だとして攻撃をしかけたため、列席しようとしていた村人や子ども、そして花婿が殺されてしまう。これは明らかにファルージャの大虐殺を意識して作られている。そして花嫁は義父から一家の守り刀を手渡される。彼女はその剣に復讐を誓うのである。そして米軍に復讐を誓うイスラム圏の4名の諜報部員が敵地に潜入して着々と準備を進める。その一つは集会所に爆発物を8個仕掛けてアメリカ軍もろとも吹き飛ばしてしまうことだった。対するのはアメリカ軍の諜報将校だ。この第一次作戦は知能で勝っていた米軍の勝ちとなる。それは爆破を察知した将校が、子どもたちを大勢建物に引き入れて、爆破スイッチを押させなくしたのだ。
▼それからはアメリカ軍がイラクでやっている「捕虜の虐待」など、「悪事」のてんこ盛りとなる。さらに西側ジャーナリストの首の切断まで出てくる。切られようとした直前イスラムの聖職者が登場して、復讐は復讐の連鎖を生むだけだと諭し、捕虜に自分の首を斬らせようとする。そして諜報将校にフセインが宮殿で使っていたピアノをプレゼントし、キーを押したとたん爆発するようにするが、失敗してしまう。
▼復讐に狂った米軍諜報将校は、村を包囲してイスラムの人々を殲滅させようとする。バズーカ砲まで用意した完全武装の兵士なので、アメリカが負ける筈はないのだが、逆に殲滅させられてしまう。そして復讐を誓った花嫁候補(結婚式前だったので)も、逆に殺される。そして彼女が握っていた剣を使って、イスラムの諜報部員は見事彼女の本懐を遂げる。彼女は虫の息の下から「刀で敵の心臓をえぐってくれましたか?」と訊く。男は「ウン」と答えると、彼女はニッコリ笑って死ぬというお話し。うーむ、米軍のヘルメットが似て非なるものだ。アメリカ軍だからハマーが登場するのは分かる、しかしM16、M4それにG36Kまで登場するのは、ホントかいなと思ってしまう。映画の作り方という点ではハリウッド製に比べて数段劣る。そしてイスラムの宗教的行事が何度か出てくるが、何をやっているかまったく分からない。せっかくの面白いテーマなのだが、編集がうまくないので緊迫感が伝わって来なかった。

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