« 便利な曖昧検索 | Main | 久しぶりに「ER」でカーターさん »

July 11, 2007

上半期のスクープ大賞とメディア

▼梅雨は憂鬱ですな。先日お手紙を下さった某読者は「雨が楽しめるよう、すごしているこのごろです」と書いてくださった。他の読者の皆さまは梅雨を楽しく過ごすどんな工夫をしていらっしゃるかお聞かせいただきたい。わたしは梅雨で蒸れるのが一番憂鬱になる。昨年までは雨が強い日は格好は悪いがゴム長を履いていた。これも家族から「あまりみっともない格好はしてくれるな」というので少しいたんで水が漏れてくるのを機会に捨てた。本当に男物の雨天用の通勤靴というのはない。いや靴売り場に並んではいるが、説明書をじっくり読むと、「縫い目から漏れるので完全な意味での防水ではありません」と書いてある。そんなある日日経の広告を見ていたら、松岡修造夫妻がアシックスの靴を履いてCMに出ていた。ゴアテックスで蒸れないし、水も入ってこないというのでさっそく買い求めた。ちょっと高価ではあったが、履き心地は良い。あと2週間前後続くであろう梅雨もこれで楽しく過ごせそうだ。
▼先日ご紹介した「ダ・カーポ」なのだが、それには憲法マトリックスという図解があって新聞社の論調と憲法に対するスタンスが書いてある。著作権もあると思うので文章で書くとこうなる。十字架の真ん中に「毎日」がある。そして磁石の北が「9条改正」南が「非武装」、東が「改憲」、西が「護憲」だ。北東の方向にある新聞が想像できると思うが、新聞社で「産経」、「読売」でやや中央よりに「日経」が配置される。産経と読売につながる政党が「自民」で、日経とくっつくのが「民主」。東の十字架の直下に「公明」が来る。そして南西方向に「朝日」があり、そこにはいるのは「社民」、「共産」が入る。かならずしもこの図が正しいとは思わないが、結構的を射ていると思う。
▼そして上半期「ダカーポ」スクープ大賞が発表されている。それによると一位が「松岡農水省追及の流れをつくった『赤旗』の事務所費報道。2位は最高裁主催のフォーラムの不正を暴いた毎日放送、3位は安倍首相が訴訟を起こした『週刊朝日』の勇気ある報道、4位は松岡自殺前に疑惑の本丸を指摘していた『選択』の記事、5位は情報紙『FACTA』が続ける石原慎太郎の疑惑追及となっている。マガジンハウスが発行している「ダカーポ」だから特定の政党に肩入れしているはずはない。その対談のなかで「マニアックなメディアばかり評価している気がするな。大新聞やテレビが政官の不正を追及したスクープってないの?」「最近の新聞・テレビって政権与党が絡む疑惑はほとんどやらなくなっているからね」という事になる。
▼「週刊金曜日」7月6日号でジャーナリストの山口正紀は佐藤優との対談でノームチョムスキーの「ファクチャリング・コンセプト」の発言をつぎのように紹介している。「全体主義国家において暴力装置が果たす役割を民主主義国家ではメディアが果たしている。それがメディアの基本的機能であって、メディアが民衆を操作し、支配権力に従わせている」と。まさに日本の現状はそれに当てはまる。

|

« 便利な曖昧検索 | Main | 久しぶりに「ER」でカーターさん »