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August 23, 2007

小松崎茂とボックスアート

▼今朝の朝日の社説は「警官の銃対策を急げ」だった。それによれば、警官の銃を使った犯罪が昨年は9件、今年は既に4件起きているという。
▼今朝は何が何でも医者に行って薬を貰って来なければならない。きょうのテーマ「小松崎茂とパッケージアート」だ。内容はしばらく待たれよ。2日連続してなぜか、村上龍の「半島から出でよ」が話題になった。昨晩はHさんが文庫本を持っていらしたので「貸して」と頼んだが、「ダーメ」というつれない返事だったので、帰宅してから図書館にオーダーを出した。現在読んでいるのは五味川純平の「ガダルカナル」だ。
▼昨日は「鐙」と書いたら「難しい字にはふりがなを」というメールを頂いたので、付け加えた。
▼わたしは毎日、朝日、日経など3種類の新聞を読んでいるのだが、その一つに昨日「モノが語る戦争/小松崎茂と戦争画の進化」という連載があった。一言でいうとK記者は戦前戦意高揚画を描いた藤田嗣治と小松崎茂は同類であり、それは小林よしのりにつながるという、極めて乱暴な原稿を書いているのだ。藤田と小松崎は違うだろう、とわたしは思う。藤田は軍部に奨励されて(カネをもらって)戦意高揚の為の絵画を描いていた。
▼わたしは以前ご紹介したが、人介して小松崎さんに会ったことがある。それは1995年の事だった。気むずかしい人だから30分も会ってくれれば大成功だ、と言われて恐る恐る柏のご自宅に伺った。ところが意気投合して2時間も話を聞くことができた。そして持参した「小松崎茂の世界」という画集にサインまでして下さった。むかし戦争賛美の絵を描いただけで非難されるなら、山本薩夫はじめ「進歩的」な映画監督は戦前殆ど「満映」などで戦争協力映画を作っていた。
▼わたしの手許には新聞に載っている挿絵(無神経にも左右の縮尺を2分の1に縮めている)と同じ、絵はがきがある。これは5年ほど前に原宿で開かれていた個展で売っていたものだ。たしかにパンツアーG型(sdkfs71)タンクの写真が大きく描かれてはいるが、小松崎さんはナチスドイツの信奉者ではなかった。記事にはならなかったが、インタビューしたときソ連やスターリン体制に対する批判をかなりしていらっしゃった。わたしに言わせればスターリン体制とナチズムは表裏一体なので、小松崎さんはナチスの支持していなかったという事は確信を持って云える。
▼では兵器が好きな人がみんな好戦的なのか?わたしもそうだが「週刊金曜日」の北村編集長もあるとき編集後記で「戦車をみて胸が躍る」という主旨の事を書いていた。それは単に「強いモノへのあこがれで」「好戦思想」とは一線を画す。それを発展すると押井守はやはり兵器が好きのように見えるが、小林よしのりとは似て非なるものだと思う。お盆直前にNHKBSで押井守の特集があった。のべ30時間はあったと思うがようやく全部見終わったところだ。作品もそうだが押井監督へのインタビューや「パトレーバー2」がどういうコンセプトで出来上がっていったか。またその旧中央防波堤の取材のシーンがアニメの画面でどのように表現されていくのかが、興味があった。
▼切って捨てるのは簡単である。小松崎あるいは押井守の作品になぜ多くの若者が興味をもって駆けつけるのか?その辺をきちんと解明していかないと、若者世代の支持を失って行くばかりであろう。

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