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August 31, 2007

神風スケジュールの添乗員さん

▼特急バスライナー東北一周旅行は昨夜23時に東京駅に着いた。わたしはいつものように上野駅で添乗員さんにお別れした。別れるとき、「日本の観光地はみんな同じでダメですよね」と話したら、彼女もそれを肯定するようにうなずいていた。例えば十和田湖と摩周湖はどう違うか?湖面を見ただけでは分からない。摩周湖は湖面には下りることができない。土産物店で判断すると北海道は木彫りの鮭をくわえた熊で、十和田湖は、いぶりがっこに、南部鉄器それにきりたんぽ…。後は何もなかったなー。歌で言えば向こうは「霧の摩周湖」こっちはない。琵琶湖では「琵琶湖周航の歌」というのがあった。だったら十和田湖でも悲劇を作り上げるか?松島も金持ちになるとかいう貧乏くさい人の図画を売っているが、他県の人には何の意味か全く分からない。観光地にはどこも記念写真を撮る写真屋さんがいる。日時を入れ替えて小一時間を散策したあと、希望者には1枚千円で写真を売る。しかし見ていると40人の団体で買う人は4,5人という寂しさだ。こんな商売をいつまでやっているつもりだろう。
▼古い観光遺産を食いつぶしているだけで、新しい工夫が何もない。十和田湖は夕食までバイキングだった。旅館の通路のカーペットは大きいホテルだったがかなり汚れが目立った。瓶ビールが1本800円だというので、到着してから外出して近くの雑貨屋で500ミリリットルの缶ビールを300円で4本仕入れてきた。こんなビールの差額で儲けようと考えていては客はやがて来なくなる。十和田湖は初夏と秋の紅葉だけで潤っているように見えた。続いて行った奥入瀬は…。カメラを向けると、軽井沢の白糸の滝の小さな渓谷との違いは分からない。食事はどこに行ってもまずかった。和倉温泉の方が遙かに美味しく、手抜きがなかった。おそらく地震で客が減っているから必死に盛り返そうと努力しているその反映であろう。わたしの目的は十和田湖と奥入瀬だけ見る事だったから、初期の目的は達成出来たが、添乗員さんに集合時間で追いまくられる旅であった。
▼添乗員さんの追加報告だ。彼女は今日一日休んで、明日から風の盆のツアーで一泊二日。帰ってきて次の日からミステリーツアーで2泊3日、「ミステリー」なので本人もその日にならないとどこに行かされるか分からないという。北海道から客が羽田に着いてそこからバスで廻るのだが、客が北から来るので、行くのは西方面と推測されるという事だった。「ご希望でしたら羽田に来ていただければ、1席くらいなんとかします」とおっしゃって下さったが遠慮しておく。さらに彼女はこの夏「東北方面で2泊3日のスケジュールを空けておくよう」会社から連絡があった。行ったら青森のねぶたが一日目で、終わって午前4時に宿舎というところに行ったら男女別ではあったが、大広間で雑魚寝だったので驚く。もう朝5時には朝食の準備で音楽がガンガン鳴って寝ていられなかった。翌日は秋田の竿灯の夕方まで雨か風で決行が危ぶまれたが、行くことが出来た。しかし帰りはバスの中で車中泊の2泊三日で約3万円であった。良かったら来年来てくださいと云われたが、こういう神風スケジュールは身体がもたない。
▼彼女は後半ちょっと口を滑らせて他の「B」という観光会社の「お客さんと」言ってしまった。最終段階ではろれつが回らなくなっていたが、かなりハードなスケジュールであちこちの観光会社に派遣されているのだろうと思った。

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