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October 31, 2007

チャフとフレアーの効果はいかに

▼今は偽造列島と化した日本であるが、何といってもその一番は守屋元防衛事務次官の右に出る者はないと思う。国会の承認喚問の時後ろに座っていた補佐人とは何だ。いかにも怪しい風情で弁護士バッジをつけた男。守屋氏はやましい所があるから、補佐人を連れ来ている筈だ。その費用はどうしたのだろう。例によって、接待漬けで身銭を切る習慣などはないから、商社から提供して貰ったのだろう。弁護士費用はいくらするのだろう。普通の相談に行くと1時間1万円+消費税。もちろん国会まで行って「補佐」するとなるともっと高いだろうな。弱者の権利や財産を守るのが弁護士の役目だと思うが、日弁連のHPでも「弁護士の使命」として「法律の専門家として市民の利益をまもる」と書いてある。ああいう補佐人という仕事をして恥ずかしくないのだろうか?
▼あの兵器商社ではエンジンとともにSHー60K(シーホーク)のチャフやフレアーを納品しているという話がでていた。対航空機のミサイルは大体熱ホーミングが多い。エンジンで動く飛行物体は熱を発するので、それをめがけてミサイルの追尾装置は追っていく。追われる方はそれから逃れようとして、ジェット戦闘機の場合は機首を大陽に向かって操縦桿を操作する。すると追尾するミサイルは大陽をジェット機の熱と間違えて飛んでいく。それを確認したら機首を元に戻すと撃墜されないという理屈だ。だがSHヘリはそれほど素早く反転することはできない。それでチャフやフレアーというアルミ箔を目くらましのように撒く。するとレーダーやミサイルの追尾装置がどれがホンモノか分からなくなって逃げることができるというものだ。しかし実際の戦闘ではレーダーの場合電波の波長が色々あるので、アルミ箔の長さも色々用意しなければならない。さらに何種類ものチャフを用意することはできないので、実際の効果は疑問視される。フレアーとはマグネシウムの金属片で、一昔前に大型カメラで撮影するときバシッと光ったやるだ。そうすることによってミサイルの赤外線探知を誤作動させるのだ。その効果というのも実際使って見るまで本当に有効なのかどうか、今のところ理論上でしか分からない。
▼先日インターフォンで応答すると「NHKの者です」という応えがあった。そして「日ごろNHKの受信料をお支払いいただきありがとうございます」と言い次のように述べた。お宅様ではケーブルテレビに入っていませんか?TVショッピングのチャンネルは映りませんか?ちょっとした操作でNHKBSが見られますので、お宅に入らせていただけませんか?など3点が徴収員の言い分である。
▼わたしは過去にNHKの受信料支払い拒否を10年ほど続けてきた。その滞納金も数万円になったとき、色々あって面倒になったので、拒否するのを止めた。わたしの主張は電気料金のように見ただけ払うメータをNHKの負担で取り付けてくれれば、その分は支払うということだった。だがNHKは妥協して過去の分はさっ引くから、白黒契約料金だけ支払って欲しいという。それで10年間ほど白黒料金を支払ってきた。2ヵ月ほど前にカラーに切り替えて欲しいというハガキが来たので、それにも応じた結果、先日の訪問となったのだ。その彼の目的は家の中に入ってケーブルテレビを見ているかどうか、というチェックをしたかったのだろう。「ケーブルも入っていないし、衛星放送も見たくない」と言ったら引き上げていった。

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October 30, 2007

◇「自虐の詩」を見る

▼普通わたしたちが家賃を滞納すると、住んでいる場所の立ち退きを迫られる。もしその相手の示した金額に不服なら供託金という方法で、旧家賃を納めておいて交渉するのが当たり前だ。この事例は昨日の朝日1面に出ていたアメリカ大使館の例である。1ヶ月250万円を10年間払っていないという記事で明らかになった。詳しくは天木直人氏のサイトをご覧頂きたい。現実的な世界ではアメリカの日本大使館の家賃を払わず、差額をそこからさっ引くという解決方法もあると思う。今のアメリカに対して卑屈な日本政府には、そんな事はおそらく望むべくもなかろう。
▼そして今朝の朝日を見ていると守屋元防衛政務次官の国会喚問を職員はテレビで見ていたと報じている。たしか昨日のNHKは午後1時から中継をしていたはずだ。通常の会社においては昼休み以外テレビを見ることは出来ない筈なのだが、こんな所にも防衛省の「ゆるさ」が出ている。昨日正午のNHKをスイッチを入れたら大リーグの中継を延々とやっていたのでチャンネルを間違えたかと思ったほど、異常だった。
▼◇「自虐の詩」30年ほど前に「若者たち」という映画があって4人兄弟(田中邦衛、橋本功、山本圭、佐藤オリエ)がつましい暮らしをしていた。そして長男の田中は何か気に入らない事があるとちゃぶ台をひっくり返すのが得意だった。この自虐の詩でも夫イサオ(阿部寛)は妻幸江の言う事に一々腹を立ててちゃぶ台をひっくり返す。おかずが悪い、ぐちを言うなどetc,etcそれに一計を案じた幸江は畳にちゃぶ台をくぎ付けするが、イサオは机ごとひっくり返してしまう。そんなDVな夫ならば離婚してしまえばよいではないかと思うのだが、別れられない理由が次第に分かってくる。
▼幸江は気仙沼の出身で母親は分からない。父(西田敏行)と二人で住んでいるが本当の父親かどうかは良く分からない。家は貧しく弁当を学校に持っていくが、梅干し一つなのでみんなとは離れてこっそり、同じく貧しい友人と食べている。たまたま誘われて学友と一緒に食べるのだが、みんなはおかずを逸品ずつ幸江に分けてくれる。そのことを貧しい友人は「裏切った」と怨んでいる。そして高校を卒業した後、友人と涙のわかれ上京する。しかし学歴のない幸江にとって身を持ち崩すのに時間はかからなかった。
▼買春に麻薬漬けで街を流しているとき、極道のイサオが偶然通りかかって一目惚れする。そして必死に立ち直らせようと努力する。それどころか彼女にプロポーズし、極道の道からすっぱり足を洗うため、右の小指を詰めて決意を示す。だがボロアパートで暮らすうちに立場は逆転してイサオはヒモになってしまう。そして幸江はラーメン屋でバイトをして生計を立てる。しかしイサオはその場所にも出入りして「カネ」と言っては財布から、幸江がせっせと稼いだカネを持ち出してパチンコ屋に入り浸る。
▼そんなイサオを昔の極道に戻そうとする親分(竜雷太)はすごみを利かせて「お前は親も極道だったのだから、親父のように生きるしかない」と諭す。だがイサオは何とかまっとうな生き方をしようとして交通整理のガードマンの仕事を探してくるが、通行客と喧嘩をして一日と保たない。そして幸江が小学生の自転車を避けようとして橋から落下して、妊娠中の身体で病院に運び込まれたとき、人が変わったように病院に血相を変えて駆け込む。映画のストーリーはこれとは逆の作り方になっていて、見ているものをぐいぐい引き込んでしまう。街の底辺で貧しくともひっそりと肩を寄せ合って生きていく、元極道夫婦をすっぴんの中谷美紀とパンチパーマの阿部寛が好演する。

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October 29, 2007

◇「タロットカード殺人事件」を見る

▼昨晩NHKSPL「新シルクロード/激動の大地をゆく」を見た。今朝のラジオなどで問題になっているクルド人の自治問題が取り上げられていた。一言で言えば、オスマントルコはイギリスの侵略と戦うために、当時はクルドの人たち一緒に戦った。ところが今は自治を認める事が、トルコの主権の侵害になると考えている。それでクルドの人たちを弾圧しているというものだ。後半登場したクルド人男性は33才だが、10年前にPKKの武装闘争に参加していた。ところが彼を追って恋人も武装闘争に参加して、トルコ軍に殺されてしまったというのだ。彼は「自分さえ武装闘争に参加しなければ、彼女を救う事ができたのに」と悔やんでいる。そして「武装闘争では何も解決できない。敵にも家族や愛する人たちがいるのだ。憎しみだけではなく、クルド人の誇りを若い世代に教えていかねばならない」として少年少女たちにクルドの楽器を使った音楽やダンスを教えている。最後にトルコ軍がクルド人を弾圧するためにM49パットン戦車とM70パットン戦車を2台、トレーラーで牽引していくのが見えた。
▼昨日のブログのアクセス実数は78でしたが、HPのアクセスは35くらいでした。したがって現時点では9万9千は出ていません。今朝は忙しいので続きは午後1時頃にアップする予定です。「タロットカード殺人事件」について書きます。
▼◇「タロットカード殺人事件」金曜日夜のこと「M」という映画は見ないのか?と質問された。わたしは原則としてハリウッド映画は見ない。それに主演女優が好みでないと、これにも足を運ばない。したがって「M」には行かないと思う。何やら地獄という所でヒソヒソ地上の世界の悪口を言っている男がいる。その一人はジャーナリストのジョーだ。それによると某貴族の御曹司が殺人事件に関わっていた、というスキャンダルを掴んでいるというのだ。死にきれなかった彼は、ウディ・アレン演じるマジックショーの、「消える箱」の中に現れ、実験台となって入っていた女子大生(スカーレット・ヨハンソン)にそっと伝える。それを本気にした彼女は意を決して貴族に接近を計る。その方法というのは、プールで溺れる仕草をして助けて貰うことだ。そしてウディアレンを父親だと偽って、貴族のパーティに乗り込む。
▼イギリスという所は身分差別が激しくて、実業家とでも言わないとパーティにさえ招かれないが、ウディは「自分は海底油田王」とか名乗ってしらばくれる。そして御曹司(ヒュー・ジャックマン)に口説かれベッドを共にして、ストラディバリウスなどが並ぶ秘密の楽器倉庫まで案内してもらう。どうやらここに秘密があるのでは、と考える。しかし相手は中々尻尾を出さない。彼女はプロポーズされ、「自分が疑っていたことが悪かった」と謝る。しかしウディは彼が犯罪を犯しているという決定的な証拠を掴んで、二人がいる避暑地の別送に向かう途中、交通事故を起こしてしまう。そして、真相を知ったヨハンソンは湖に突き落とされしまう。絶体絶命の彼女はどうなるか。アレンは事故で助かるのか?
▼という訳でわたしはウディアレンの作品はいちおう全部見ているが、前回の「マッチ・ポイント」よりは遙かに面白かった。明日は「自虐の詩」を書くので心して待て。9万9千を超しましたがどなたからも申し出はありません。前後一番違いならば記念品は出します。

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October 28, 2007

「相棒SPL」と「ジャッジ」3を見る

▼台風接近で猛雨のなか、かねて明らかにしていたように秋葉原のSマップにプリンターを持って出かける。綺麗に磨いて雨に濡れないようにゴミの袋で2重にくるんでいった。普段は平気で歩く駅までの道も念のためバスを使った。しかし、しかしである。Sマップで一目しただけで「うちではこれには値段がつけられません。持ち帰りますか、廃棄処分に同意しますか?」と来た。綺麗に使って問題なく作動するのだが、5年経つと値段がつかない。持ち帰る気力もないので、「廃棄に同意」サインして帰る。往復の交通費がまったく無駄になる。考えようによっては粗大ゴミとして出せば1500円とられるから、「無料引き取り」で良かったのかも知れない。豪雨で身体が濡れたまま見ているのは気分が悪いので、当然映画などにはいかなかった。
▼きょう出るか「9万9千番」。ふるってご応募下さい。26日会ったM編集長は「記念品は何がでますか?」と意欲満々だった。しかしC駅地下の酒場Kの焼酎は味がしなくってとてもまずかった。往復の電車のなかにあった奇妙な広告をご紹介する。文法上とても変なので、分かりやすくリライトできた方にも別途記念品を差し上げる。こちらの締め切りは31日朝まで。「100平米の家には子どもが大きくなってからも入れる風呂がある。いつまで一緒に入ってくれるだろうか」というのだ。CMなので字数は同じくらいの長さにしてください。
▼昨日の朝日国際欄にに、シリア、イスラエル戦争をめぐる検閲問題が書いてあった。しかし日本には表だった検閲はないが、「自主規制」という事実上の「検閲」が存在する。「プリンセス・マサコ」一冊とってみてもそうだ。隣に写っているイスラエルの戦車は、同国陸軍が世界に誇る最強の戦車メルカバである。最強の筈だったが、先のシリア戦でかなり破壊され、その「強さ」は疑問視されている。
▼24日夜の10ch「相棒スペシャル/複眼の法廷」と27日の「ジャッジ」3話を見る。詳しいストーリーは省くが前者の「相棒」は裁判員制度が試験的に発足されたという事で話は進む。新宿で警察官射殺事件が起き、容疑者が逮捕される。それは同巡査に逮捕され、仮出所していた男が恨みによる犯行とされる。そして警察による容疑者を眠らせない取り調べにより「自白」して逮捕される。無作為による裁判員によって審理され、刑期は18年が適当であろうという事で進んでいく。しかし「強硬な発言」をしていた裁判員の一人が何物かによって殺害され、別の裁判員が補充されるが、彼女は「死刑が当然だ」という主張をする。素人が集まった裁判員は「刑の重さ」が分からず、審理で「大きな声」で発言される人に引っ張られる傾向が出てくる。二つの殺人事件の真犯人は別に出てくるのだが、それは主題ではないので伏せておく。審理には裁判長も加わるのだが、「重い刑期」を主張する裁判員にこういう。「あなたは死刑を言い渡す苦しさがわかりますか?人を裁くなら覚悟すべきです。判決を出すとき悪夢にうなされないかと言いますが、裁判官はそんな夜とのたたかいです」。この2時間スペシャルは裁判員制度の是非そのものに迫る、考えさせられる2時間ドラマだった。
▼27日夜9時NHK「ジャッジ・島の裁判官奮戦記」3話「告白」。島で病気で寝込んでいた夫を殺害する事件が起きる。重大な事件なので鹿児島から2人応援する判事が島にやってくる。通常は一番年配の裁判官が裁判長になるのだが、三沢は若いが島に住んでいて経験を積むために裁判長になる。主人公三沢は審理を始めると、東京に一人で食堂を営んでいる母が大体骨折で倒れたという連絡が入る。しかし自分の担当している審理は長引くので妻(戸田菜穂)に行って貰う。審理は夫を殺めた老妻(中原ひとみ)が一言も喋らないまま進んでいく。「夫に頼まれた」と一言喋れば嘱託殺人で執行猶予がつくのだが、頑として口をつぐんだままだ。長い間島を離れていた息子が帰ってきて「どう両親に育てられたか」を証言する。その一見親不孝に見える息子は、母が倒れても帰省できない裁判長自身の姿とオーバーラップする。もう後半は涙なしには見ることが出来ない。俳優たちの演技力に圧倒される。全5回で年内あと2回の放映が残されている。

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October 27, 2007

投稿「生命のありよう」を読む

▼午前9時になるとパソコン相談日ではないのだが、次々電話がかかってきた。きょうはある企画書を書き上げなければならないのだが、かかってきた電話を断るわけにはいかない。最初は文字が出ないという相談だった。その文字とは「炎」という字に似ているのだが、下の「火」は二列にする。つまり「姦」というように「火」を並べるのである。相談された方は歌人であり、その文集を作っている途中で必要になったという。調べると「Unicord」では出るが本文に反映されないとおっしゃる。普通のパソコンの日本文字はJISコードで成り立っているので、それは無理でしょうとお答えする。次の電話はSNSの「ミクシーに入会しようと思っているが、携帯のアドレスを入力することが必須である。私は携帯は持っているが、携帯アドレスはないがどうしたらよいか?」という困ったご質問である。声と着信の電話番号からすると1週間前にHPを作るかブログにするかという質問を寄せられた方である。前回も今回もちょっと気分を害する聞き方だったので、「わたしはミクシーの代理人ではないので、直接会社の方にお聞き下さい」とお答えする。
▼今朝の朝日16面に、かねてこのブログでご紹介している、青山学院大学院の福岡伸一氏が「生命のありよう」というテーマで書いている。主旨は次回のメルマガでご紹介する予定の福岡の最新刊である、「生物と無生物のあいだ」(講談社現代新書)の要旨である。一言で言えば、人類は遺伝子操作などで食料危機を解決しようとしたり、生命の延長をしようと試みているが、「生命操作の可能性を追求する科学そのものが、操作的介入の限界を指し示している」と科学万能主義への警鐘を打ち鳴らしている。
▼昨日午後11時台になってブログのアクセスが急に増えていた。英語圏の方だが、同一人物で色々検索用語を変えてアクセスして下さっていた。おかげで昨日の大台を超すことができた。
▼先日4万円分の古本を売って得た、680円で何を買ったかというと、タカラトミーのリモコン自動車である。これで猫ちゃんを遊ばせている。大きい猫は見向きもしないが、仔猫は不思議そうに追いかけてくれる。

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October 26, 2007

航自の電気料は有料、在日米軍は無料

▼C社のプリンターに関してお申し出はどなたからもありません。条件を多少緩和して『鍵盤乱麻』メルマガ読者とその友人にまで広げます。ただし手渡す条件は変わりません。狭い自宅にプリンターを2台も必要ありません。どなたからも申し出がない場合は、明日秋葉原のSマップに持ち込みます。(締め切り期限は26日中)
▼そろそろ日記を買い替える時期になってきました。昨年はK社で新しく発売した手帳を購入しましたが、実際あまり使いやすくありませんでした。来年版をつくるアンケートにも応じましたが、もう買うのはよそうと思っています。わたしに必要なのは、強いて言えば軽くて、時間帯の目盛りと年齢早見表だけです。読み物などまったくいらないのです。それと今発売されている日記を見ると07年の10月まで遡って書く欄があるものもあります。買ってから2冊並行して持ち歩くというのも面倒で、これだ今すぐ使えるので便利です。
▼昨日の事件で北海ミートの社長逮捕があり、ふと「ミンチ」という言葉と初めてであった事を思いだしました。もう20年ほど前の事ですが兵庫県出身の女性国会議員で、食肉問題を追及したところ、関係者から「ミンチにすると脅された」と雑誌に出ていたのです。当時の辞書には「ミンチ」という言葉はありませんでした。大体の意味はなんとなくわかるのですが、それを知ったのはその後10年ほどたってからです。あるサイトの電子辞書を見ると「ミンチ」(mince)→「メンチ」→「細かく刻んだ肉」とあります。さらに手元にある電子辞書で英和辞典を見るとchopよりも細かく刻んだものとあります。ここまで読んだ方は、きっと一日特をした気分になったでしょう。
▼25日の夕刊で航空自衛隊の宿舎の私物電化品の電気料を「自己負担で」と会計検査院が指摘したという記事が出ています。今まで陸上自衛隊と海上自衛隊のばあいは自己負担となっていた。しかし航空自衛隊は「領空侵犯を警戒し、常に緊張して待機しているから」という理由で免除になっていたというのだ。その新しく徴集できる電気料金は年間おおよそ4000万円に上るという。ま、これは良いとして在日米軍の電気料は日本政府が負担しており一切無料なのだ。最近読んだ記事では沖縄にいる軍属が1ヵ月本国に帰国したが、暑いからという理由で一ヶ月間自宅のクーラーはつけっぱなしにしていったという。個人であればコマメに電気のスイッチは切ったり、温度設定を夏なら政府の要請に従って28度を保つようにしているのは、誰でもやっていることだと思う。自分の懐を痛めないで、タダだからこういう乱暴なことになるのだ。それに日本政府の言う何か「領空侵犯」に関わっているというのなら、1ヶ月もアメリかに帰国しているヒマはなかろう。不利益を一方的に押しつけられている、これが日米安保条約に基づく地位協定の実体の一つなのだ。
▼1面トップに「九条麺」のCMを入れました。興味のあるかたはご注文下さい。また日曜日あたり99000番が出ることが予想されます。どなた様もトップページからのアクセスをお願いします。ブログ右ヨコにあるカウンターは昨年5月からのアクセス数を現しています。

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October 25, 2007

警戒される「軍事オタク」のわたし

Tebata
▼プリンターを頂いたので、今まで使っていたC社のバブルジェトプリンターを差し上げます。応募出来る方は『鍵盤乱麻』メルマガ読者に限ります。詳しくはメールで編集長までご連絡下さい。未開封の黒インクを1本つけます。お送りすることはできませんので、編集長自宅まで、あるいは最寄りのJRK駅改札までおいで下さい。応募者多数の場合は過去1ヶ月投稿、メールのあった方を優先させていただきます。
▼昨日夕方はHP研究会があった。参加された某氏はご自宅に4匹の猫ちゃんを飼っていらっしゃるので旅行が出来ないとおっしゃる。理由は人見知りするので他人には任せられない。ペットホテルに入れると1匹1泊3000円もする。4匹いるから1泊1万2千円。7日で預ける金額だけで8万4千円だから安い海外旅行にいける計算になる。先日のペットの腎臓の点滴といい、家族同様のペットにはそれなりにお金がかかるものである。
▼2日前にある護憲団体のリングに参加させて貰いたいとおもって、「申込み申請」をメールでお送りした。すると担当者から24時間後にご返事を頂いた。ブログの自己紹介の「軍事オタク」という部分に引っかかるということで、即時許可にはならないということだった。書き込みかトラックバックでわたしの傾向をチェックしてから、という事らしい。うーん昨日のブログも「軍事オタク」ぽくって良くなかったかな?わたしのブログを一週間でも通してじっくり読んでいただければ、「好戦派」なのか「非戦派」なのかすぐ分かっていただけると思う。仮にわたしが公安当局や治安機関の手先ならば、自己紹介に「軍事オタク」などとは絶対書かず、「両親も反戦派で、わたしもその影響を受けて戦争大嫌いです」くらいのアピールはして、「平和・護憲」団体に接触を図るだろう。「軍事オタク」と書いたせいか23日のアクセス数が急に増えたのは、該当する護憲団体の面々がブログやHPをチェックしてくださっていたのだろう。それでも「平和主義者」であると認定していただけなかったのは、とても残念である。今後は「軍事オタク」の部分は、「日本書紀」から「平家物語」に始まり「硫黄島からの手紙」まで戦記物が大好きです、とでも変えようかとも考えている。
▼わたしはブログの自己紹介欄で「平和を愛する軍事オタク」と書いている。平和運動家のみなさんは例えばMDとか、PACK3とか言っても新聞情報以外の事を知ろうとはしない。いや新聞記者が軍事オタクの場合もあって、防衛省の言いなりになって記事に書く。論争する土台がそこから出発すると、防衛省側の言い分を丸呑みにして反論しなければならない。そういう時は一次資料とかに当たって、上記防衛システムがどういう条件下で日本に持ち込まれようとしているか考えて反論しなければならない。上記リングの中にはわたしが8月に取材した「大房岬要塞」の事を数日前に書いていらっしゃる方もいらした。わたしも同じ人から取材して同じ題材で書いているのだが…。大房岬要塞が首都圏でどういう位置付けにあったか。それに海側を走る列車の窓も閉めさせられたという、国民の日常生活にも深く規制がかかっていた事も書いてほしかった。
▼昨日わたしの家に来たPというアパレルメーカーのDMが届いた。しかし絵の部分が手旗信号になっていて理解できない。ネットで「カタカナの手旗信号」というのがあったので調べたが分からない。もしご存知の方がいたら教えてほしい。(上図参照、クリック拡大してください)

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October 24, 2007

軍事には必ず利権が伴う

▼昨日の記事で97式のリンクが海軍97式になっているというご指摘がありましたので、陸軍97式に訂正しました。また時速320kmの部分の機種は一式戦闘機「隼」であるとのご指摘がありましたので、これもリンクを訂正しました。昨日のアクセス数はこの半年で一番カウントが上がりました。しかし「イラク特措法」のアンケートでお分かりのように見てくださる方と、こちらの意図は「検索用語」を分析してみると、必ずしも一致しません。しかしこのようなご指摘をいただけると、「見ている人は見てくださるのだ」という心強さを感じます。
▼朝刊によると岩波の広辞苑が来年1月に6版として発売されるという。この電子化時代に果たしてどれだけ売れるものだろうか?わたしの家にも実は「書籍」の形の広辞苑は存在せず、「CD版」だけだ。本棚から「よいしょ」と引っ張り出して目的のページを開くというのは、かなり苦痛な作業だ。さらに夏の入院以来、右手にあまり重いものを持つ力が入らない。一度5版と、逆引きは買ったが重いので、売り払ったり捨てたりしてしまった。仕事でクロスワードパズルを作っているので、自分勝手にあまり奇妙な言葉をひねり出してもまずい。一応クライアントには「広辞苑5版」を基準にしています、とお答えしてチェックしてもらっている。最近困った言葉では「ミニットマン」という言葉が来てしまったときだ。広辞苑にはなかったので、そのときだけ「英和辞典」を参照という事で了解してもらい、事なきをえた。あと使って軽くて便利なのは「電子書」だ。わたしはシャープのものを使っているが、これも夕方電池が切れてしまった。
▼昨日書籍類がたまったので近くの「Bオフ」に持ち込んだ。ご存知のようにわたしは本は増やさないで図書館で借りるように心がけている。しかしわたしの場合、図書館には置いていない本を読む傾向がある。そしてリクエストを出しても順番待ちを確認すると20人以上いる場合、半年も待たされる可能性があるときは、無理しても買ってしまうので、次第に増えるので2年に一度くらいは処分しなければ置き場所がなくなる。わたしは原則として本は書棚1つに納めるこようにしている。だからはみ出した本は売り払う対象になる。そのとき選ぶ基準は「3年間一度も手に取ったことがない本」だ。そうして選んだ本は約30冊あった。購入金額にして3万円くらいで、受け取った金額は何と680円だった。今書棚を占領しつつあるのは映画のDVDでこれが200枚くらいになっている。これは売ればかなり高くなる筈だが、来年あたりはこれに手をつけようと思う。
▼いま話題になっている防衛省の守谷前防衛次官の事だ。「週刊金曜日」最新号で「解釈改憲論に勝ち抜くための論理」で筑波大名誉教授の新藤栄一氏が登場している。新藤はここで次のように指摘する。(著作権の関係で主旨の要約、詳しく知りたい人は買って読むべし。)
 軍事には利権が伴う。アメリカでは軍産複合体が政治を動かす。60年の米国の国家予算は6割が軍事費だった。クリントンになって25%程度になった。現在は35%近くで、利権の巣窟になっているから、「脅威」がないと困る巨大な既得権益構造ができている。
▼つまり日本もそれに巻き込まれ、防衛大学の卒業生から接待工作が始められると朝刊では報じられている。200回も無料のゴルフに夫婦で接待し、焼き肉を食わしても商社に350億円もの売り上げが出来れば安いものである。

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October 23, 2007

「学徒兵、許されざる帰還」を見る

▼「♪これも愛 あれも愛 たぶん愛 きっと愛」これは松坂慶子が昔唄っていた「愛の水中花」という曲で作詞は五木寛之だった。またCDなどなく、45回転のドーナッツ盤のレコードジャケットは網タイツでバニー姿の彼女だったので、つい買ってしまった。いまあるサイトを見るとこの歌に引っかけて「これもウソあれもウソたぶんウソきっとウソ」と揶揄している。)(この部分の具体的な引用部分はわたしである)
▼「学徒兵、許されざる帰還」NHK21日午後9時を見た。それまで不勉強だったのだが、特攻には海軍の特攻隊と陸軍の特攻があったのだ。海軍は陸軍に先行して行われた。それで陸軍は焦って特攻隊を組織する。海軍は新鋭の零戦(「レイセン」と呼ぶ、当時敵性用語の英語でゼロなどと言う筈がない)はなかったので97式を使う。訓練する話も出てくるが、一番効果的なのは敵艦の上空45度から突撃するのがもっとも当たりやすい。しかし速度は出るが、一式戦闘機「隼」は時速320キロ以上の速度になると加速に耐えきれず空中分解してしまう。それで敵艦に水平に当たるように操縦するのだが、それはもっと難しい。陸軍第六航空隊が訓練しているときも海軍から「何をしているのだ」と批判が入るので必死に訓練をする。
▼しかし性能の悪い戦闘機で出発しても、実際は航空不能になってしまう例が97式の場合はとても多かった。「征ってくる」と二度と生還しないつもりで出かけても途中で海上や島に不時着して帰ってくる兵士が次第に増えていった。ここで取り上げられた陸軍特攻隊は「震武隊」と呼ばれた。そして不運にも生還した兵士が入れられたのは福岡にあった「震武寮」といわれた監禁施設だった。そして態度の悪い将校に「なぜ生きて還ってきたのか」と連日責められた。出撃した特攻隊の兵士の数は1276人で生還した兵士は605人で何と半数が生きて戻ってきたのだ。さらに沖縄まで到達したのはそのうち1073人だ。
▼彼らは出撃するとき拳銃を渡され、弾が二発入っていた。そして一発はエンジンを破壊するために使い、2発目は自害するためにつかえと言われていた。しかし学徒動員で知的水準が高い彼らに「天皇のために死ね」などという道理が通じる筈はなかった。だから自害せずに戻ってきたのだ。そして彼らを「俺も後から君らを追って死ぬから」と言ったのは今朝の朝日の天声人語の最後の方で名前が伏せて書かれている、菅原道大中将、で彼は戦後ののうのうと生き抜いて92才で天寿を全うしている。
▼テレビで自分が生きていることを恥じて、なくなった戦友を慰霊するために全国を行脚している島津等さんのような人もいるのだ。昨日読んだ五味川純平の「ガダルカナル」でも分かるが、日本の場合は陸軍と海軍がアメリカと違って連携作戦というものをした事がなかった。声の大きな辻政信のような参謀に引っ張られて戦局を冷静に分析できないものが、兵士に食料も与える事ができず無駄な戦死をさせる事になったと指摘する。酒など飲んでいて見逃した人は、今晩深夜0時20分から再放送されるので録画しても見ると良い。

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October 22, 2007

◇「ヘアスプレー」を見る

▼あなたも「テロリスト」の仲間になってくださっただろうか?中谷元防衛庁長官の定義によれば「イラク特措法に反対する人はテロリスト」なのだという。まだ意思表示をしていない方は20日のブログにある「投票」にぜひ参加していただきたい。
▼昨晩のNHK「学徒兵許されざる帰還」をご覧になっただろうか?「特攻」について余りにも知らない事が多かった。これについては明日午後に書く予定だ。
▼◇「ヘアスプレー」1951年のボルチモア。第二次大戦が終わり、朝鮮戦争になる直前だ。この東海岸の町はまだ黒人に対する差別も色濃く残っている。女子高校生のトレイシーは太っていることを気にして家から外に出たがらない。ところが町のTV局が夕方4時半から毎日生放送する青春ダンス番組だけは大好きで、学校から飛ぶように帰ってTVを見て自分の部屋で踊り狂う。TVのスポンサーはヘアスプレーメーカーで、見ているとむせるようにヘアスプレーをシューシューと吹きつけ廻る。これを見ているだけでアレルギーになりそうだ。トレイシーは何とか番組のオーデションを受けようとするが、両親は「TVは痩せている人が好みなので、あんなデブが受かる筈がない」と受けさせるが、予想に反して受かってしまうから大騒ぎだ。高校にはダンスと唄がうまいクラスメイトもいるので、一緒に番組に登場させてほしいとTV局に頼む。ところが意地悪な女性プロデューサー(ミシェル・ファイファ)は、自分の娘がTVカメラでアップさせて売りだそうとしている。そして黒人と一緒に踊らせるなど飛んでもないとはねつける。
▼それを知った黒人生徒や親も一緒にTV局に「差別をやめろ」、「黒人も一緒にTVに出させろ」と抗議デモをする。ところが話しあっているとき、トレイシーが持っている紙のプラカードで警官を叩いたため、デモは鎮圧され彼女はお尋ね者にされてしまう。そしてTV局は邪魔者のトレイシーや黒人がいなくなったところで、プロデューサーが取り仕切り最終のオーデションが行われる。トレイシーは「容疑者」になっているので会場には入れない。みんな智慧を寄せ合って何とか会場に入ろうと工夫する。登場人物はハリウッド映画からかけ離れた大デブ、小デブが登場して踊りまくるので、最初の5分で席を立って出ようと思ったが、我慢して見ていたら面白くなった。しかしあれがジョン・トラボルタとは最後の出演者リストを見るまで分からなかった。人種差別とミュージカルを見事に融合させた力作である。

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October 21, 2007

◇「大統領暗殺」を見る

▼昨晩午後8時ジャストにメルマガをお送りして、そこでブログの「イラク特措法」に関するアンケートに答えてほしいと訴えた。今朝その数を見るとプラス2になっていた。もう少し10か20増えるかと思っていたが残念。つまりメルマガはお送りしても、あまりお読みになっていないということなのか。ブログの読者とメルマガの読者は異なるということになるのだろう。
▼先週送られてきた「通販生活」という雑誌の投書欄を見ていたら、14年間飼っていた猫の腎臓が弱って医者に連れて行ったら、透析を始める必要があると言われたので毎日連れて行っているという。一回の透析で3000円、年間何と100万円もかかる計算になる。14年も飼っていると家族同様なのでやむを得ないが、犬猫の健康保険はないものかと、投稿した60才の主婦は訴えていた。でも自分はまだ健康なのでパートで頑張ろうという主旨だった。ペットの病気になると薬殺してしまう非情な買い主もいるが、この人は本当に優しい人である。
▼◇「大統領暗殺」配給会社が「ブッシュ暗殺」というタイトルにしようとしたら、「不遜である」という横やりが入って原題通りになったという曰く付きの映画だ。2007年10月19日ブッシュ(本人が映る)がシカゴ空港に到着する。彼を支援する地元経済界とのレセプションに出席するためだ。しかし空港を下りるとイラク状勢の悪化で、会場周辺は1万人のデモで埋め尽くされている。「人殺し」、「血を流した責任を取れ」、「他民族は殺しても構わないのか」etc,etc。シカゴ警察(登場する警察、シークレット・サービス、大統領補佐官、鑑識官等は全部演技者である)も万全の体制で警備に当たっている。大統領の車がホテル・エドモントに近づくと道路に座り込むデモ隊が出て、警察は武力弾圧を始め、車は迂回してようやく会場につく。演説は下手なジョークを交えて終わる。ホテルの周りは群衆に囲まれて、警備に責任は負えないというシークレット・サービスの報告を無視して群衆と握手をしたいと大統領。出てしばらくすると2発の銃声がしてブッシュは倒れ、病院に搬送される。デモ隊からは「ブッシュが撃たれた」と歓声が上がる。
▼捜査は多少困難を極めるが、硝煙反応が出た着衣と敷石から検出された指紋から。イスラム系の移民が逮捕される。容疑者の妻は夫は騙されてシリアに連れていかれただけ、と容疑を否定する。しかしそれは「軍事訓練を受け」と検察は釈放しない。それどころか憲法修正条項をタテに彼を起訴して、陪審員の評決は全員一致で「有罪」とでる。ところが捜査を進めていくうちにイラク帰還兵の線が怪しいと出てくる。祖父から父、そして子どもたちが軍人一家というのが出てくる。息子の一人がイラクで自爆テロに遭う。父親は「正義の為の戦争に息子を差し出したのに、あまりにも惨めだ」という気持ちから「敵はブッシュだ」と思い詰め彼を狙撃したのだ。そしてその狙撃銃であるM16(狙撃には向かない)も出てくる。そして決定的なのはブッシュを告発する手紙を息子がマスメディアに発表する。しかし父親は、車のなかでグロックを使って自殺して果てる。そしてその傍らから見つかった手紙は一切無視され、イスラム系男性は1年たっても釈放されず、憲法修正条項も元に戻されることはなかった。アメリカは確実に世論を封殺する方向に向かっていった。映画はまったく期待して行かなかったのだが、かなり考えさせられる内容だった。日比谷シャンテ。

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October 20, 2007

D社のヒーターの発火事故

▼先日ある通販の会社から一通の手紙が来た。そこで扱っているイタリア製のD社パネルヒーターの故障に関する案内だった。こういえばどこのメーカーかすぐお分かりになろう。そのD社の製品は説明によると過電流でコンセントが焦げたり、プラグが溶けたりする事故がかなりの件数ででているというのだ。わたしの所ではすでに1年前に発火してプラグが焦げて溶けてしまった。その他にも延長コードは過熱するから使ってはいけない。スイッチが二つあるが同時に入れてはいけない、等々書いてあった。それは全部やってみて危険だと思ったので既に止めている。このD社の事故は新聞などで告知されたかどうか知らない。ネットで調べてもそういう事故の報告は何も出ていない。手紙が届いてからさっそくD社に電話して、「同様な発火事故が既に起きている」と伝えると、「お引き取りをご希望ですか?」と来た。さらに「上の者に伝えておきます」という対処で終わった。さてこの後どうするか。新聞社にたれ込むか、経産省に申し立てるか考え中だ。わたしは事故が大きくならないうちに、こういういくつかの発火事故があった事を公表してもらいたいという事だけなのだが…。
▼昨日の腎臓人工透析の記事に関して某読者から以下のような訂正がありましたので、お知らせします。
「人工透析の費用は一人平均およそ40万円。負担しているのは国ではなく皆さんが支払った保険料からです。なお、75歳以上は半分が公費(国が1/3・都道府県と市区町村が1/6ずつ)、残りを健康保険が負担しています。」
▼昨日見たユーチューブの傑作画像。一人で見て大笑いしてしまった。

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October 19, 2007

週刊アスキーにでた福岡伸一の事

▼明日はメルマガ送信日です。どちら様も時間をお忘れなく。AERAの22日号を見ていたら東大教授の藤原帰一が映画「キングダム」について書いており、「アメリカが望む夢のような対テロ戦争」とタイトルにあったのには笑ってしまった。
▼昨日の日ハム対ロッテ戦は結局リーグ戦の順番に落ち着いてしまった。つまりこれが実力ということなのだろう。
▼「週刊アスキー」30日号にこの欄でも何度か紹介している、青山学院教授の福岡伸一が神足裕司と対談をしている。いくつか重要な指摘をしているが、健康食というのはそのまま身体の中に到達するわけではない。ちょっと体調が悪いと大事な栄養素が欠乏しているという脅迫観念にとりつかれる。だからコラーゲンがよい言って食べても、身体のコラーゲンになるというのはまったく嘘であると指摘している。またある症状というのはなるべくしてなっている。例えば血圧が高いというのは、それが実は健康であって、それを薬でベクトルを変えることによって、血圧は下がるがかえってそれで怖いことが起こる可能性があるというのだ。わたしは現時点で福岡の著書を3冊読んでいるので、興味のあるかたはそちらを読んで勉強していただきたい。
▼昨日医者に行ったのは3ヵ月前に薬が一種類減らされて、その後異常が起こっていないか調べてもらためだ。結果は一月後に分かる。飲酒も梅雨明けから秋のお彼岸まで飲めば、あとは飲みたくないし、食べものに気をつけているからおそらく大丈夫だろう。
▼先日某読者と話した時にでた話題は腎臓病の人工透析の事だ。人工透析の個人負担はひと月に1万円である。だが実際には平均約40万円かかっていて、それはわたしたちが払っている保険料から支払われている。年間にすると480万円になる。わたしはこの7年ほど腎臓病に関係する医学の学会の手伝いをしているのだが、そこでこんな論議がある。腎臓の人工透析を続けていると血管は石灰化してしまい、20年も透析を続けることはできない。医療経済という面でも年間600万円も、本当に透析で寿命が延びれば良いのだが、実際は極論を言えば無駄になっている。それよりは腎臓病にならない予防にお金を使うべき、あるいは研究をするべきだという話だ。まぁこういう話は血圧の降下剤など医療の現場ではたくさんあるのである。
▼先日のNHK「そのとき歴史が動いた」は白虎隊だった。『鍵盤乱麻』読者にはなぜか福島出身の方多いので録画して見た。松平容保が幕末京都守護職として、京都の治安と公武合体に力を尽くし、時の考明天皇の厚い信頼を得た人である事を知る。その事が明治になると幕府派の重鎮と見られ弾圧されるのだ。
▼同時間NHKハイビジョンで「わたしが子どもだったころ」で東大教授の姜尚中が登場した。セットがとても良くできていて彼が幼いころ過ごした熊本の朝鮮人集落が再現されていた。廃品回収をしていた両親の元に生まれた彼は、学年が上がるごとに自分の家の貧しさを恥ずかしく思う。文字の読むことができない両親の仕事に対するひたむきな努力。そして毎年7月になると舞鶴の叔母が尋ねてきて、24時間にわたって加持祈祷を続ける。仕事熱心な母もそのときばかりは包丁を2つ持って踊り狂う。おそらく日常の仕事や生活の苦労をその24時間で発散解消させる重要な儀式だったのだろうと、姜尚中は語る。そして小学校で東京から転校して来た可愛いお下げ髪の少女青木ゆり子さんに出会う。彼女が「永野(姜尚中の日本名)君の家に遊びに行って良い?」と聞かれても素直に「ウン」と言えない。そして道で出会った時もリアカーに潜って自分のみすぼらしい姿を見せまいとする。姜尚中は今も彼女の事が忘れられないし、一度会いたいとスタッフに告げる。スタッフはその後状況したらしいという彼女を捜し、一枚の新聞の切りぬきを姜尚中に手渡す。それには「19才で彼女が死亡していた事が記されていた。幼い頃の想い出としてそっと心の奥底にしまっておくのが良かったのだろう。姜尚中は記事を見てから、振り返らず後ろ姿のまま右手を振ってどこかに去っていった。

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October 18, 2007

◇「キングダム/見えざる敵」を見る

▼「キングダム/見えざる敵」を見る。昨日の朝日夕刊にジェイミー・フォックスがインタビューに出ていた。わたしも某映画評論家のオススメに騙されて見たが酷い映画である。同名の映画では94年のデンマーク映画「キングダム」という5時間の作品があったが、おどろおどろしさがスチーブン・ギングぽっくってとても面白かった。キングダムとは「王国」で、この名前の付く国は世界にまだたくさんある。映画はサウジアラビアである。実際に96年に起きた石油精製施設で働く米人居住区で起きた爆発事件をモチーフにしている。サウジはイスラム圏にあってもご存知のようにアメリカに有利な条件で石油を提供し続けている。そのため、それを面白くない国にとっては憎悪の対象となり、映画でいうとアルカイダやビンラディンの拠点とされる。当然映画では911事件も彼らの仕業という描き方で、この爆発事件もそれと関連づけられる。同国に派遣されていたFBIの職員が死亡したため、本国のエージェント4人が強引に割り込むようにサウジに「派遣」される。
▼最初は同国の警察ともうまく行かなかったが、意思疎通が図られて一緒に捜査を始める。あとはお定まりの「敵」を追い詰め、サウジの警察官は死亡し、4人はめでたく帰国する。しかし復讐の「連鎖」は断ち切れなかったという、ハリウッド得意のストーリーである。ジェイミーは「どう解決して良いか考えてくれ」と夕刊のインタビューで言っているが映画では「悪はテロリスト」決めつけているので、中谷と同列である。そして映画宣伝サイト「身近な危険マップ」を見ると、驚くべき場所に赤いフラッグが立てられているのだ。書き込んでいる人も「?」と書いているくらいだから、冗談と受け取って良いと思うが、映画の「程度の低さ」を露呈しているような話である。
▼これから医者の定期検診なので、午後に続くかも知れない。期待しないで待っていてほしい。

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October 17, 2007

「テロリストは誰?」

▼昨日は中谷元防衛大臣の「2割はテロリスト」発言を書こうと思っていた。しかし早い時間から仕事のチェックを始めていたら、まったく別の方向に行ってしまった。わたしの場合新聞3紙に目を通してからRSSリーダーで更新された主なサイト(というかお気に入りのブログやHP)を15分ほどチェックしてから「本日のテーマ」を考える。調子の良い日は前日から書くテーマと文の構成まで決まっている。
▼亀田問題で言うと昨日の日経朝刊で漫画家のやくみつるが「肝心なことは、亀田選手の父親らが自分や子どもたちを、どう律することができるだろう。息子3人を武者修行にでも出さない限り、効果は期待できないのでは」と書いているが、その通りだと思う。外部から何か云われて、人気を維持するため「謝罪するポーズを取る」だけでは何も解決しない。
▼あちこちの平和サイトやブログでは中谷元がサイト「給油法案に反対するのはテロリストくらいしかいない」と発言したことに対して怒りの声が上がっている。16日の朝日トップ記事にあったアンケートによれば「インド洋における給油活動に継続賛成が39%で反対が44%となっている。そうすると国民の過半数がテロリストという事になる。戦前の日本では軍部が「非国民」の一言で自由な言論を斬り捨て封殺していった。旧ソ連ではスターリンが「人民の敵」という言葉で自分の敵を次々排除して行った。つまり時間をかけた説得ではなく、「決めつけ」によって「反対する世論」を威圧するとしたら、それはもう民主国家とは言えなくなる。中谷氏の経歴をみると防衛大学を卒業して出世コースを歩いてきている。防衛大学がもし反対世論を威圧によって封殺するというような教育をしているとしたら、「シビリアン・コントロール」など口先の約束としか考えていない。
▼しかし中谷の論理で言うと日本の人口の過半数がテロリストだというから、テロリスト国家というのもそれほど悪くないと思う。しかしきくちゆみさんが一貫して「テロリストは誰?」指摘しているように、ブッシュの言う「テロリスト」とは「国家テロ」をやっている自分自身のことなのだ。

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October 16, 2007

亀田アンケート第二弾

Kimjonjaキムヨンジャさん
▼昨日検索用語を解析していたら、午後から急にわたしのふる里の地名が入ってきた。何故かなと思っていたが、夕刊を見て納得した。あの○○水に関する暴行殺人事件である。わたしはそういう事に興味がないので、検索しても何も出てこないだろう。お気の毒様。ネットで不確実な情報に満足するのではなく、現地へ行って取材してみたらどうだろう。
▼家の近くのレコードショップに歌手のキムヨンジャが来た。待っているのはわたしより年齢の高い人たちばかりだ。時間になると表通りを中年の顔の大きな(つまり背の低い)叔母さんが歩いてきた。いかにも下町の話し好きという感じがする人だ。何とそれがキムさんだった。CDを買うとサインをしてもらえ、ツーショットで写真を撮ってもらうことができる。しかしどうもわたしの好みのタイプとはかけ離れているので、それは止めて写真だけ撮って帰ってきた。
▼数日前、亀田に対するアンケートを出題したら、大好評だったの続いて第二弾を下に掲載する。しかし勝つためにはTBSとグルになって、なりふり構わぬ傍若無人の振る舞い。視聴者をなめた態度で、ひんしゅくを買わないはずはない。
▼そして愛知県警は巡業のたびに相撲協会から接待を受けていたという。歌手などが地方巡業するとき、地元の組関係者に挨拶するのとまったく変わらない。だから県警は捜査に手心を加えて、死亡した力士の検視をしなかったのだろう。昨日の歌手の周りにもそれらしい人が数人たむろしていたが、昔も今もそういう持ちつ持たれつの関係は変わっていないのだろうと思った。
▼日曜日の日経に「認知症予防まず食から」という記事が出ていた。認知症が心配な方はぜひお読みいただきたい。わたしは毎日飲酒を続けたり、健康に良くない食事をしたり、運動をしない人には一応アドバイスをしている。しかし当事者は「それをやったら健康によさそう」というだけで一向に見向きもしない。普通の人は将来痛い思いをしたくない、健康で長生きしたいという事を考えて色々やっていると思う。なんでもすべて医師任せでうまく行く訳ではない。短い人生お酒を飲んで楽しく過ごすことができれば良いという人には、あまりあれこれ言っても仕方ない。今朝のある新聞でわたしと同じ年齢の男性が88才のお父さんを介護するために、退職後東京から函館にUターンして生活している話が出ていたが、本当に身につまされた。亀田アンケート好評につき第二弾を掲載します。

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October 15, 2007

◇「めがね」を見る

Anpan(画像をクリックすると拡大する)
▼画像は13日午前9時半から4chで放映された「各駅停車の旅」で目黒祐樹が江東区大島のパン屋さんで食べていた、あんこぎっしりのあんパン。日曜日行ったら、TVで放映されたら注文が殺到して水曜日まで、予約を受け付けできないという。でもわたしは何とかコネで手に入れてきた。買ってから体力作りを兼ねて30分歩いて帰ってきた。食べたい方はきょうわたしの家に、来てくれれば4個買って2個残っているので、先着2名様に各一個あげる。
▼「めがねは顔の一部です。だから○○メガネー」というのは某メガネ販売店のCM◇「メガネ」は登場人物全員がメガネを掛けているためにつけられた名前と思われ、映画のストーリーとはあまり関係ない。先日横浜飲み会の時、うさこさんから「大型冷蔵庫は果たして必要なのかどうか?」という問題提起があった。現在は大型冷蔵庫が流行っているが、実体は中身を使い切れず腐って捨ててしまう率が多い。だからうさこさんは独立して生活するときから、冷蔵と冷凍の二室のものをずっと愛用しているというのだ。つまりわたしたちは必要でないものを、いかに買わされて持っているかということだ。
▼映画の主人公小林聡美はある島の飛行場に大きなツアーバッグを持って降り立つ。かなりおおざっぱな地図を宛に民宿旅館「ハマダ」に辿り着く。ここまで迷わずに来ることができる人は珍しいと親父に褒められる。この旅館のウリは「携帯の電波が届かない」ところだという。散歩するともたいまさこが経営する砂浜のかき氷屋の前に辿り着く。「冷たい氷がありますよ」と誘われるが、小林は「いりません」と素っ気ない。旅館のもてなしは客を構わないことで、食事も従業員(といっても二人だ)と一緒に食べる。朝は島民たちが奇妙な体操を海辺に集まってやっている。目覚めるともたいが枕元にいて「お早うございます」と挨拶する。小林はみんな「たそがれ」を愛しているという姿に、おぞましさを感じて、もう一軒あるという別の民宿に移る。車で送っていく市川実日子は中学の教師をしているが、「うまく馴染むと良いのですが」という。はたしてその民宿に着くと薬師丸ひろ子が仕切っていて、泊まる人は食べものの収穫から精をださなければならないので這々の体で逃げ帰ってくる。
▼しかし道のりは遠く疲れ切っているともたいが3輪自転車で迎えに来る。そのとき小林は大きなバッグを道路に捨ててきてしまう。残ったのはハンドバッグだけだが、他の荷物は果たして必要だったのかどうか?電波が届かなくて携帯が鳴らなくても一つも困ることはない。最初「たそがれる」ことに抵抗感があった小林も島民と一緒に体操をしてかき氷を食べる。その代金とは、現金ではなく食べた人の気持ちで支払うことになっている。小豆をじっくり煮て、かき氷を砕きその上にシロップをかけた素朴な味は来る人を豊かな気持ちにさせる。小林はその代金に島のスーパーで買った毛糸でマフラーを作って渡す。一夏が終わって再びこのかき氷の店がオープンするとき、もたいは長いマフラーを引きずって空港を降り立つ。
▼登場人物の過去などは一切明らかにされないが、物質文明に対するやんわりとした皮肉が込められている。「サウスバウンド」からNHKのドラマ「ジャッジ」(これは明日書く)、そして「めがね」と今年は島が舞台になったドラマで盛り上がっている。荻上直子監督は千葉大工学部画像工学科を卒業した35才の気鋭で「かもめ食道」で一躍その力量が評価された。かつては「やっぱり猫が好き」(2005年)の脚本なども書いていた。彼女の経歴は「ダカーポ」10月17日号に詳しい。きょう昼12時に家の近くのレコードショップに歌手の「キムヨンジャ」が来るというから行ってみようと思う。

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October 14, 2007

2年ぶりに佐倉の秋祭り

Penats佐倉の居酒屋の突き出し「茹でピーナッツ」美味!
▼2年ぶりに佐倉の秋祭りに出かける。ご案内下さったのは湧々さんで、町内ごとに出る山車の由来や、運行順序などを詳しく説明して下さる。午後4時の打ち上げ花火とともに、主催者あいさつなどがある。市長さんはメインの通りの電柱などを地下の共同溝にして山車を通りやすくするというのが、公約の一つのようだ。しかし年に一度の秋祭りのために、大金を使うことが町の発展につながるのかどうか、その辺は疑問である。続いて薦被りの鏡割りだ。わたしたちがいる位置から、メインステージまでは歩いて距離があった。鏡割りからそこまで15分くらいあっただろうか。その時間帯でも、薦被りの酒は有り余っていた。湧々さんのご意見では、車で来ているから飲まないだろうという。樽酒は殆ど手つかずのまま残っていたので、ぐい飲みくらいの大きさのプラスティックカップに入った、佐倉の銘酒「旭鶴」を3、4杯頂くことが出来た。
▼日経の朝刊2面に「首都防衛ミサイル訓練・防衛省来月にも」という記事が出ている。前にも書いたがMDなどというのは非実用的な技術である。ミサイルが発射されてからでは間に合わない。それよりも仲を良くする外交援助にカネを使った方が得策なのに何を考えているのだろう。雑誌『世界』を読んでいたら面白い記事があった。それは防衛記者クラブの軍事オタクの記者たちが、小池防衛大臣の就任祝いの東京湾クルーズに招待されたという話だ。彼らは護衛艦のクルーズでワインを振る舞われたらしい。もちろんそれには、ご馳走もたらふくあるだろう。しかしご馳走になった記者たちが「公平な記事」を書けるかといったらノーである。この日経のような防衛省がやることをすべて肯定的に書くことしか出来なくなる。

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October 13, 2007

雑誌『世界』11月号を読む

Menu関内キリンビールのメニュー
▼参加者4人で『鍵盤乱麻』横浜部会を開いた。会合は2時間ほどと思っていたが、横浜駅23時06分の快速に乗って自宅に帰り着いたのは午前零時を廻っていた。途中で乗り込んで来た20才くらいの女性は座席に座れなかったが、重い荷物をもってドアに寄りかかりながら、携帯メールを打っていたと思ったら立ったまま寝てしまい、携帯を落としてしまった。よほど疲れているのだろう。可愛そうにと思う。東京駅で乗ってきたメタボな60近い男性はわたしの目の前に立つと、さいとうたかおのマンガ「鬼平犯科帳」を読み出した。こういうのを満員電車の中で読んでいて恥ずかしくないのだろうかと思う。
▼昨日午後見知らぬ番号が携帯に表示された。聞くと外房のO町にお住まいだということで、「初めまして」と挨拶すると、わたしの事は知っているとおっしゃる。「どこでお目にかかりましたでしょう」とお聞きすると、「それはともかく、HPを作るかブログにしようか思案中だ」とのことだった。Webを作るならソフトをお持ちのようなので1日講習にいけば作ることができるでしょう、とお話しする。しかし何を訴えたいかによる。テーマは年金問題などだということだ。誰にどう訴えるかによるがテーマが決まっているならばブログで充分ではないか。しかし書き続けなければ固定客も来てくれないし、新聞に書いてあることをそのまま紹介するのではなく、独自の視点で書かなければ意味はない、というようなお話しをして電話は切れた。ソフトは違法コピーしたソフトだという。タダでコピーして安く上げようなどと考えていたらおそらく続かない。お金を払ったのだからその分をどうやっても取り返してやろうという意気込みが必要だと思う。その相談相手からはそういう熱意は感じられなかった。おそらく、何もしないで終わってしまうのだろう。
▼図書館に行って雑誌『世界』11月号を読んできた。いや買えない訳ではないが、月刊誌類は原則としてモノが増えるばかりなので買わない。図書館という時間の制約があると買って持っている事に安心して終わるのと違い,1時間もあると全部読むことが出来る。ご承知のように今回の目玉は小沢一郎の論文である。あちこちのブログにその感想は出ているが、原文を読まなければ仕方がない。書かれているように国連軍指揮下にあるISAFに自衛隊を出すのなら違憲ではないという思考である。つまり小沢は自民党のアメリカの要請による派兵は違憲だが、ISAFならばOKという論理にならない屁理屈でどうしても「派兵」をしたいというのが、そのホンネであり、それは民主党を支援する政治母体の意向を深く汲んでいるものと言えよう。これについてはわたしがあれこれ書くよりも「伊藤真のけんぽう手習い塾」をご覧頂きたい。雑誌『世界』では小沢のすこし後のページに書いている伊勢崎賢治の「日本は美しい誤解を生かせ」論文が遙かに説得力がある。
また雑誌『世界』の小沢論文に限って言えば松竹伸幸「編集者が見た日本と世界」をご覧頂きたい。

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October 12, 2007

温度差に疲れる日帰り帰省

▼読者のみなさん、明日13日佐倉の秋祭り見学会にいらっしゃいませんか?午後現地集合ですが現在4人が参加します。おいでになれるかたには現地集合場所と時間をご連絡します。某読者から「郵政公社」の原稿はよい記事でしたというメールをいただきました。どうもありがとうございました。
▼昨日は日帰り帰省で冬季の母の介護をどうするかケアマナージャーさんなどと話しあってきた。1年前に申しこんだグループホームも一人空きが出来た。ただしここは入るとターミナルケアまで一貫してやるので、言わば入ったら最後まで出ることはできない場所だ。しかし今の母には自分で身の回りの始末から、炊事洗濯はできる。認知だけが進んでいるので近隣や親戚に迷惑をかけているので、いきなりこの施設に入って貰うのは忍びない。しかし体調が悪くなってからでは施設が受け入れてくれない。という問題がある。
▼信州は寒いだろうと思ってかなり厚着をしていった。東京の自宅周辺にいるときの普段着はまだTシャツに短パンで済む。スラックスはデニムの厚手ジーンズに、下着のランニング、長袖シャツ、それにブレザー姿だ。東京駅で新幹線に乗り込むと暖房が入っていて汗をかいたので上着は脱いだ。そして諸手続が全部終わって4時12分の新幹線に乗ると今度は冷房が効いていた。この温度差で本当に参ってしまった。カメラは持っていったが一枚もシャッターを切らずに帰ってきた。
▼今夢中になっている本は、10月2日のNHK「爆笑問題のニッポンの教養」で紹介された福岡伸一氏のものだ。この番組を見終わったとき、正直いってわたしは10代後半に読んだ某哲学書よりも、天と地がひっくり返るようなショックを受けた。行きつけの図書館を検索したら2冊はあったのでそれはすぐ借りた。しかし最新刊の「生物と無生物のあいだ」は順番待ちがかなりの数があって、半年待ちになる可能性もあるのでこれは自費で買った。昨日の新幹線の中で読んでいたのは「ロハスの思考」で行きで半分読み終わって、帰りは疲れたのでずっと音楽を聴きながら帰ってきた。
▼亀田大毅lは切腹すべきかというジョークのアンケート。

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October 11, 2007

ふるさとは遠きにありて想うもの…

▼この数日ゲバラの没後の40周年にあたるせいか、「ゲバラの死体」なる検索用語で入ってくる人がいらっしゃる。googleの画像検索でもそういう画像は出てこない。しかし当時の新聞には死体の写真が発表されている。わたしは彼の腹部に銃創がはっきりと映っている上半身裸の切りぬき新聞記事を持っている。
▼先日ナチュラルハウスの割り箸の話を書いたが、ちょうど一週間前の朝日の25面に「ふるさとの割りばし」という投稿が載っていてほろりとさせられる記事だった。データベースに入れたので興味のあるかたはお読みいただきたい。
▼昨日も書いた某所の話の続き。尾瀬の近くの武尊山に登った方が、「紅葉がとれも綺麗だった」というお話しをしてくださった。今年は紅葉が遅いと予想されているが、ふる里の紅葉はどうなのだろう。するとそこにいたもう一人の方は山形県のご出身で、「山で育ったから紅葉なんか珍しくないよねー」とおっしゃる。わたしもそれを受けて「毎日見ていると景色には感動しなくなる」と話をした。農業をやっている者にとって、起きて一番先に気になるのは気象状況で紅葉はあまり関係ない。「今年の夏は気温が上がらなかったから、色が鮮やかではない」という程度である。しかしわたしは20年ほど前の春に帰省したとき、ちょうど辛夷の花が真っ白に燃えるように咲き始まっていた。わたしは高校時代まで現地にいたが「辛夷」の存在すら知らなかった。辛夷の存在を知ったのは「北国の春」の歌詞を聴いてからだ。
▼そして山形出身の方も「千昌夫が陸前高田で海なのになぜあの辛夷なのかピンと来なかった」とおっしゃる。わたしはあの歌詞を作った「いではく(本名井出博正)は高校の先輩で佐久の春なのですよ」とお話ししたところ、「なるほど」と納得してくださった。そう言えば蒼井優が出演した昨年の映画「ハチミツとクローバー」を先日WOWOWで放映していたので見た。映画では蒼井が長野県出身の画学生ということになっていた。そして友人が彼女に聞くセリフに「長野県の人って4割が海を見たことがないんだって」というのがあった。それが本当に正しいのかどうか、わたしは知る立場にない。しかしわたしが実際に海を見たのは小学生の卒業旅行で、それは新潟県の鯨波だった。こういう歌手やタレントの名前を入れるとアクセス数はグンと増えるのです。みなさんがこれを読む頃、わたしは新幹線に乗っています。

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October 10, 2007

健康を蝕む郵政公社の深夜勤体制

▼昨晩のマリンスタジアムは予想通りソフトバンクが一矢を報いましたね。一方的にロッテが勝ってしまっては興行成績の売り上げに大いに影響ありますから、資本主義的に言えばどっちにして今日まで決着を延ばさなければなりません。昨日も某事務所を訪問しました。10日ほどウィーンにいった話や、イタリア、上海、そして紅葉の尾瀬の近くの登山とか色々な話になりました。子息がやはりソフトバンクファンだという方もいらっしゃいました。千葉でも結構ソフトバンクファンの方がいるようです。そこでも監督が悪いとかゼネラルマネージャーがいないからいけないとか、抑えのピッチャーがいないとか、どうでも良い話で盛り上がりました。山形にふる里を持つ方はやはりお寺の寄進で檀家なので100万円支払ったという話を聞いてびっくり仰天です。わたしの叔父など寺の横暴なやり方に腹を立てて、地域一括して神道に切り替えてしまったくらいです。わたしは無宗教なので安ければ何でも構わないと思っています。
▼更新が遅れたのは原稿を書いたり明日帰省するための乗車券を買っていたからです。原稿は郵政公社になって、そこに働く労働者の権利はどうなってしまったか、という内容です。しかし外務省から在日アメリカ大使館のHPをチェックしていくと、この民営化に関してはアメリカと様々な取り決めをして(約束させられ)をしている事がわかります。300兆円を超える資金の国家保証をはずして、海外流出、とくに対米流出を可能とすることにあったのです。さらに地デジ移行もアメリカの思惑が働いています。そんな事をして昨日の午後から夕方は原稿執筆の準備をしていたのです。
▼以下その原稿
▼「涙そうそう」の唄にのって沖縄の、どこかの島のゆったりとして風景が映る。これはみなさんご存知の10月1日に発足した郵政公社のCMである。しかし現実に起きていることはその逆で公社は人件費を安くして、経費の軽減をはかることに血道をあげている。その一番分かりやすい例が集配局の統廃合で、集配業務では全国1048局で業務が廃止されたため遅配や誤配が増えている話は多い。さらに集配局が減ったことによって、不在のお宅に届けられるべき書留やゆーパックなどが本局に持ち帰られてしまう。再配達のハガキがおいて行かれるがお年寄りにとってはこれをプッシュフォンを使ってやらなければならなないので、操作が複雑でついて行けない。これは利用者サイドの問題だが、そこで働く人たちにどんな事が起こっているか、郵便産業労働組合(郵産労)千葉支部のI委員長にお聞きした。
▼3年前から評価賃金というのが実施されている。それは全職員の給与の約1割分を減額してそれをプールする。そして一人ひとりの勤務成績を評価して再配分するというものである。評価は職員をお互いに競争させ、管理者がそれに優劣をつけていこうという試みだ。さらに勤務体系で言えば今までは午後5時から朝9時までの合計16時間の深夜勤(ここでは「ふかやきん」、と呼ぶ)があって、深夜に2時間休憩仮眠をとることが許されていた。ところが新に導入された深夜勤の体系は午後7時から午前6時までとなり、仮眠は1時間に減り、これが2日連続する。Iさんご自身も介護しなければならないご両親を抱えていて、多古町から浦安まで2時間半の通勤をしてこの仕事をこなしているが、さすがに明けの時は身体がきついとおっしゃる。この方式が取り入れられてからというもの、在職死亡の方は実施されて3年目で10数人にものぼる。この4週6休の方法になってから労働時間は年間150時間も伸びている。
▼集配業務に携わる人たちもコンピュータを使って、一日の配達目標数と局に戻る時間を朝出発する時、上司に報告させられる。まずパソコンに習熟するのに時間がかかるし、配達時間を記録する端末も宅配業者と同じようになっている。実際配達にいっても不在のお宅があると持ち帰らなければならない。さらに配達区域が広がってしまったので、申告通りに仕事は進まない。今までは午前の配達が終わると1時間の休憩があって、昼食もゆっくりとることが出来た。しかしノルマ達成のためには昼食も2、30分で済ませてすぐ配達にでなければならない。そして配達ミス、仕分けミスがあった時は職場にあって誰からも見られる「訓練道場」に入れられて反省を求められる。Iさんが所属している郵産労では「深夜勤を廃止して人間らしく生き働く権利を求める裁判」を行っている。裁判官も8月下旬に異例の現地調査をおこなったばかりだ。あの曲にながされる「ひとりを愛せる日本へ」という言葉とは逆に、現実には苛酷な労働環境が労働者の心身を蝕んでいる。

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October 09, 2007

踏み絵と踏み字

▼九州の鹿児島県警では選挙違反容疑で逮捕した人たちの取り調べの時、親や家族の名前を書いた文字を踏ませる「踏み字」をした。いやこれは江戸時代の話ではない。ここ数年前の話で、その検察の取り調べに対して裁判の結果全員無罪になったのは当然とも言える。ところが東京都教育委員会は「日の丸掲揚」に反対したり、「君が代」の演奏を拒否した人を処分している。これはまた現代の「踏み絵」と言える。橋幸夫が60年代に天草四郎を唄った「南海の美少年」の一番はこうだ。このブログで何度も紹介しているが、「銀のクルスを胸に架け 踏み絵恐れぬ 殉教の」と続く。九州で天草に近い鹿児島だから、この踏み文字事件が起きたのではないだろう。体質である。君が代では口パク教師がいないか管理者が巡回して「声が本当に出ているかチェックしている」という。こういうのを権力の走狗というのだろう。いくら仕事でもこういう役回りはしたくないものである。
▼戦争とか情報コントロールはある日突然やってくるものではない。戦車や迷彩服を着た軍隊が街を闊歩していたらそれはもう、クーデターである。権力者がその支配機構を使って市民の行動の自由を奪うことが、それにつながる。たとえば今朝の朝日で韓国の税徴集システムが出ていて驚いた。コーヒーなどを飲んだら店に国税庁につつながる端末がある。消費者は自分の携帯番号か住基ネットのような番号を言うと領収書を発行する。つまり売った瞬間に誰が何を買ったかたちどころに分かり脱税も一切できないシステムだ。日本でもそう遠くない時期に同じシステムが導入されるのだろう。わたしは株をやっていないが、株券の電子化なんかもその第一歩だ。真綿でクビを締められるようにジワジワと包囲網は狭められてくる。
▼昨日は夕方の取材があったのでどこにも出かけず、本を数冊読んだ。取材はJR某駅で初対面の男性と会って話を聞くことだった。お互い携帯の番号しかしらない。待ち合わせ場所である某駅の改札に10分ほど立っていたが、ここは人生の縮図のようだった。若い女性のファッション傾向はよく分かる。また年配の婦人は丸太のように膨れあがったコーチの財布を持っていた。そして何度も改札に入ろうとしても入れない。きっと切符を買った駅が違うのだろう。40過ぎの男女は男性の背中に女性がしがみついてやってきた。そして別れ際に彼女は彼をギュッと抱きしめて、男だけ改札に入っていった。彼女はずっと彼を見送っていたが、果たしてあの二人はどういう関係だったのだろう。今でも分からない。
▼そしてマリンスタジアムのファーストステージ。結果はご存知の通りになったが、今朝の日経15面では、本当に実力があるチームが一位になるとは限らないが、クライマックス・シリーズを作ることによって売り上げが全然違うと詳しい分析をしている。昨晩の取材の話は明日のブログを、待たれよ。

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October 08, 2007

◇「待つ女」を見る

Gokokumai五穀米弁当
▼昨日は「サウスバウンド」に出演した俳優の名前を検索用語にして、このブログを見てくださる方がアクセスの半数を超えました。なぜこうなるかというとブログをアップするとすぐニフティのピングを打つからである。わたしがあの映画を見て言いたかったことは、元過激派を演じる豊悦のセリフに入っているのです。「カネのために楽しようと思って自分の主義を曲げるな」です。わたしも過激派(少数派という意味合いで)を40年続けているため、お金はありませんが良い友だちには恵まれていると思っています。映画で豊悦は小学生の子どもの遠足費用が高い、これは教師と旅行業者の癒着があるに違いないと、校長に直接交渉に行きます。映画の最後の方で担任が西表まで電話を掛けてきて、指摘は正しかったと謝罪するのです。間違ったことを許しておいたらどうなるか?元過激派の方も穏健派の方も、若いときの信念を曲げずに生きていただきたいということです。喰うために安易な妥協をして、日の丸を掲揚し、君が代を唄っていないかなー。
▼昨日の映画はイメージフォーラムである。ここに行くにはわたしの場合、表参道で下車する。気取ったレストランばかりなので、ナチュラル・ハウスで「五穀米弁当」を買い、青学の正門が何かの試験で開いていたので、そこで昼食をいただきました。前日がヘルシーとは言えない昼食だったのでこれにしました。割り箸が付いていないので聞いたら、5円と別料金だった。さすがエコロジーの会社だ。今後は「マイ箸」をバッグに入れておこう。画像参照
▼◇「待つ女」(原題「7ANS」フランス語は分からないので辞書を引くと7年という意味)せっせと衣類にアイロンをかける女。仕上げには自分が使っているゲランの香水を一吹きする。彼女は7年の刑を受けている夫に週に一度、着替えの衣類を届けに刑務所に通う。夫はどんな犯罪を犯したのはここでは語られない。フランスの刑務所は面会に行くと一つのブースに入れられ話をすることが出来る。看守はそれを硝子越しに巡回して見回る仕組みだ。「ずっと愛してる」、「7年は長い気が狂いそう」というような会話がくり返される。
 浮気を重ねながら、妻に「本当に愛しているのは君だけだよ」と言い続ける男性は少なくない。妻たちの多くも、「心とからだが乖離しているのね」と苦笑して、そんな夫を許してしまう。これが男女が逆だったらどうだろう。(以上3行は映画のチラシに書かれた香山リカの言葉)
 ブースの中でキスでもしようとすると、看守の咳払いが警告する。妻が刑務所から帰るとき、ある男が「バスで帰るのは大変だろう家まで送っていくよ」と声をかける。最初は見知らぬ男に警戒心を持つが、何度か声を掛けられるうちに車に乗って帰るようになる。そして映画の常道で彼女はその男と次第に深い関係になっていく。しかし彼があるとき身分を明かして「実は看守だ」と名乗る。驚愕する彼女…。しかし看守は二人の行為を何故かマイクロカセットに録音していた。問い詰める彼女、すると看守は「夫に頼まれて録音した」と白状する。刑務所という壁を隔てた空間にあって妻は「ゲランの香水」を通して自分の気持ち伝えていたのだが、夫にはその手段がなくて、究極の自分のメッセージを看守を通して伝えたかったのだ。
▼監督は94年の「野生の葦」を撮ったジャン=パスカル・アトゥでこの監督の映画を見るのはそれ以来、7年どころか13年ぶりだった。
▼パシフィックはクライマックス・シリーズは我が家では大変なことになっている。先週からファンは東京の仕事が終わってから千葉のマリンスタジアムに通っていた。もちろんホークスを応援するためだ。クライマックス・シリーズのチケットをとるのが一苦労で電話をかけまくってどうやら3戦のチケットをゲットした。ところが張り切っていたのにきょうの雨と来ている。わたしは本日午後から仕事が入っている。

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October 07, 2007

◇「サウスバウンドを見る

Kamome特急かもめ
▼昨晩は午後9時から地デジBS1で5年ぶりに開かれた「チャイコフスキーコンクール」審査風景を2時間にわたって放送していたのでついつい最後まで見てしまった。かつてヴァイオリンは日本の独壇場を言われていたが、久しく優勝者は出ていなかった。前回から5年ぶりになってしまったのは、資金不足だった。今年トヨタが出資して費用の3分の1の2億円を出して開く事ができた。画面を見ていると「TOYOTA」の文字がチラチラする。そもそもこのコンクールはレーニンの生誕記念として出発したものなのだが、優勝にまつわる裏話は色々あった。かつては政治権力、近年ではカネやコネが支配するといわれ続けていた。最後に中村紘子が出てきて説明していたが、出演者に余りにも長い時間集中して弾かせることに、負担になるのではと疑問を呈していた。そのためいつも有望視されていた演奏家が落ちてどんでん返しが多いと指摘する。まあそうはいっても審査の緊迫感が伝わってきて、手に汗を握ってしまった。
▼◇「サウスバウンド」boundには色々な意味があるが、この場合「南向けて」というような意味だろうと思う。台東区浅草に住む上原一郎(豊川悦司)の所に社会保険庁の職員(吉田ヒデ子)が滞納になっているカネを集金の説得にやってくる。「国民の義務を果たして」という吉田に、一郎は「そんなに言うなら日本人ヤメちゃおう」と言い出すしまつ。そして妻(天海祐希)はあまり美味しくない喫茶店を開いて、たまに詩の朗読会場に提供している。あるとき怪しげな男が「昔○○女子大のジャンヌダルクと言われていませんでしたか?」と妻の身元を調べる風な様子だ。小学校6年生の長男が修学旅行に行く金額が3万8千円もするので、「それだけあればグアムにも行ける。学校は業者と癒着しているのではないか」と校長に校長に会わせろと単身学校に乗り込んで阻止される。これで分かるとおり夫婦は昔過激派だったようだ。一郎は三里塚闘争にも参加した様子がある。妻はセクト間の裏切りにあって相手を包丁で刺した過去を持っている。そして息子の二郎は友だちが中学生から「カネを持ってこい」という脅しに合っているのを知り、相手の家に押しかけて怪我をさせてしまう。校長は事なかれ主義で親と子どもを家裁の命令を使って引き離せようとさえする。
▼東京には居づらくなって母は「沖縄の西表島に移住しよう」と宣言して、二人の子どもたちはイヤイヤついていく。沖縄は一郎の先祖が住んでいたところで、ここでも革命運動の闘士だった過去がある。西表島の人たちはかつての学生運動の闘士がやってきたので大喜びする。そしてグータラ亭主だった一郎は、農耕にせっせと精出すので子どもたちもその変貌した姿にびっくりする。だが二人の子どもたちは転出届けを出しておらず、しかも古民家を改装して住みだしたが、「不法占拠」だとされる。そこに老人ホームを造ろうとする東京の観光業者が乗り込んで来る。西表の人たちは優しく、年配の女性校長の説得に一郎もついほろりとなって、子どもたちを学校にやらせることに同意する。開発業者は最終通告をして重機でバリケードと家を排除しようとする。夫妻は昔とった杵柄とばかり角材をもって権力と対決しようとする。
▼こう書いてしまうと簡単なのだが、前半とかったるい調子から後半は、心理描写と彼らの過去が復活して急速に盛り上がる。とくに松山ケンイチ演じる地元巡査がとってもうまい。本署から派遣された警官隊と、開発業者の対決は刻々と迫る。わたしの場合このシーンは、涙なしみは見ることが出来なかった。ウルウル。

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October 06, 2007

世界弾丸ツアーを見る

Kamomenaibuかもめグリーン車内部
▼昨晩の「世界弾丸ツアー」という番組を見た。2泊三日でトルコ世界遺産の旅から機中二泊三日でエジプトのピラミッドを見て、ラクダにのって帰ってくるものもあった。その中の一つにデビ婦人はカンボジアに2泊3日でいっていた。成田、ホーチミン市経由でシェムリアップ空港に着いてアンコールワットの朝焼け(この日は見る事ができなかった)を見て、シェムリアップから空路プノンペンに向かう。市場を見てから軍隊の観光用射撃場に行く。そこでロシアKORDの12.7ミリの重機関銃を撃つ、さらにロケット砲RPG-7を撃っていた。ロケット砲は1発3万円だったが、そういうツアーを事前に知っていればプノンペンに無理しても行ったのに、残念だった。
▼ラジオを聞いていたら今年の一部上場企業のボーナスは平均で70余万円だという。一部上場上場企業だけでなく、中小零細企業、自営業、さらにネット難民もきちんと調査して統計を出していただきたい。物価が次々上がっているとき、こんなインチキ統計を出してどんな意味があるのだろう。大体一部上場企業に勤務できる人がどれだけいるか?そしてわたしに言わせれば一部上場企業などという所に限って、例えば生保のように858億円もの支払うべき保険金をごまかして不当な利益を得ている。あの紳士服のA山にしても今期は利益が14億円でたとと豪語していたが、その実体とは社員に支払うべき残業代を支払っていなかった。ところが提訴されて支払ったらマイナスになってしまったというのが実体である。
▼午前中は「サウスバンド」を見に行ったが、わたしのようなアナーキスト向きの映画だ。内容は明日書く。
▼メルマガを作ってからお二人からメールを頂いた。ブラック・ウォーターにご興味を持った方がお一人いた。実はブラック・ウォーターのTシャツから防弾チョッキ、ワッペン、銃のホルスターなどは日本のあるサイトで発売されている。わたしは同社の資金源に協力する訳にはいかないので買わない。もう一人、「永遠のマリアカラス」にご興味を持ってくださった方がいて、DVDがほしいとおっしゃっていた。このように感想を頂くと続けて書く気力も出てくる。

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October 05, 2007

平和的な科学技術の発展をと立花隆

Kojiromati島原鉄道神代町駅
▼本日メルマガの締め切りです。ブログでは映画、TV、新聞・週刊誌の感想ですが、読書に関してはすべてメルマガに執筆しています。配信をご希望の方はWebトップページのフォーマットでお申込下さい。
▼◇「永遠のマリア・カラス」NHKBS昨年公開されたのだが、果たして見たのかどうか忘れてしまったので録画して見た。途中までは記憶があるのだが…。カラスは現役を引退して誰とも会いたくないという隠遁生活を送っている。かつての友人辣腕プロデューサー(ジェレミー・アイアンズ)が彼女を説得する。日本公演で失敗したという話があるのだが、わたしはこれが現実の事なのか作り話か分からない。ジェレミーは日本公演の「マダム・バタフライ」の画像に昔の艶やかな声をシンクロさせて、現代に甦らせ、カラスを説得する。中々ウンと言わないのだが、最終的に「カルメン」を有名なスペインの監督と踊る人たちには実際のロマの人たちを使って成功する。それに気をよくしたジェレミーは「トスカ」の提案をする。だがカラスは口パクではイヤだ、実際の録画をさせてくれと希望を出す。「トスカの接吻」の場面ではもうカラスは、トスカが乗り移っているほとの名演技をファニー・アルダンは見せる。カラスを映画で演じられるのはファルダンをおいて他にない。
▼◇「モロッコ」これも一昨日の深夜のNHKBS番組。モロッコの歌姫デートリッヒは唄う。「リンゴを食べれば医者いらず。医者の女房は夫いらず」この名言はここから出てきたのかな?外人部隊の行進を鼓舞する太鼓の音は、鼓舞するとともに歌姫に対してはゲイリー・クーパー出現のお囃子でもある。お互い何十年も出会えるべき相手に出会えない人生を送ってきた。しかしふとしたきっかけで出会ってしまった二人は率直に気持ちを打ち明けられない。戦地に送られて行って行方不明になったクーパーを、結婚したばかりの夫とともに追いかけるデートリッヒ。野戦病院に行ってみると怪我はウソで酒場にいることが分かる。いってみると酒場の机の上には彼女の名前がナイフで刻まれている。そのナイフの刻印は彼女のハートまで彫ってしまった。翌日の外人部隊の出発、「タタタンタンタン」と、あの出発準備の太鼓の音が彼女の心に響いてくる。外人部隊にいる兵士の妻はみんな子どもを背負い、ロバや食料を持って夫たちをどこまでも追いかける。ハイヒールでサハラ砂漠を歩ける筈もない。デートリッヒはヒールを脱ぎ捨てて砂漠の外人部隊を夢中で追う。しかしカンボジアのプールサイドで経験したが、砂漠は暑くて素足では5分も歩けないと思う。
▼今朝の朝日25面に立花隆が「科学技術と幸福な結婚を」で大事な事を率直に語っていた。つまり戦前の日本は今の米国以上に軍事国家で産軍複合体による経済支配、技術支配状況にあった。人的資源もそちらだけに吸引されていた、という指摘だ。わたしの知る限り「絶対主義天皇制」とは言っていたが、「戦前も産軍複合体」と言い切ったのは初めてのような気がする。そして軍事予算のバックアップなしに科学技術をここまで発展させた国は日本以外ない。平和国家という日本の生き方を考えたとき、今後とも軍事予算に依拠する科学技術振興が国策になるとは思えない、という重要な指摘をしている。わたしも立花のこの2点は正しい指摘だと思う。

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October 04, 2007

民間軍事会社ブラック・ウォーター社の事

Simabarat島原鉄道
▼取材の一日だった。S市で開かれている「房総と熊野」という展示を見に行った。シンポジウムは20日で参加したいのだが、締め切りはもう過ぎているのである材料だけで書かねばならない。
▼今朝読んでいた新聞にアメリカの民間軍事会社ブラック・ウォーター社の事が出ていた。この会社はイラクに社員(つまり傭兵)を派遣することで業績を伸ばしてきた。しかしその裏には数々の殺人容疑がかけられている。アメリカ下院の公聴会では、元米軍特殊部隊員で同社のエリック・プリンス会長が公聴会で呼び出された。同社は主にイラクのアメリカ大使館の警備を行っているようだが、イラク市民に発砲して11人を死亡させたり、イラク副大統領の警備要員を殺害していることが問題化している。そもそも軍隊に出来ない事を、統制の効かない民間の軍事会社に請け負わせ責任逃れをしていることが問題なのだ。しかも社員は勤務中に飲酒をしたりドラッグを使用していることが絶えない。
▼ところで先月末に日本で発売になった月刊「GUN」誌の広告に、このブラック・ウォーター仕様の銃(もちろんおもちゃだ)というのが出ていた。M16のショートバージョンなのだが、フラッシュハイダーとフォア・グリップに輸入された同社仕様のものが使われていて約1万円だった。銃は銃身と撃発に関わる部品でなければ輸入は自由だ。だがこのブラック・ウォーターが、遊びの世界でも「格好良い」対象となってしまっては、世の中お終いである。
▼昨日の日経朝刊の1面には丸の内のある保険会社の事が出ている。夜残業しないようにある時間になると強制的に照明が一斉に消される。しかし仕事がある社員はマイ電灯を持参して手元を照らして残業を続けるというのだ。またその結果、規制がかからない朝6時に出勤して仕事をする社員が増えてきているという。こういうのはサービス残業になってしまうのだろうな。同じ日経の13面には「早朝出勤、ソトアサ族を生む」というコラムがあり、そういう人たちのため東京駅構内に朝7時から500円の朝定食を食べさせる店が繁盛しているのだという。これも働きのリズムが朝になった結果、家族との朝の会話をあきらめて、黙々と食事をする人たちで溢れているのだという。
▼NHK火曜日夜11時の「爆笑問題ニッポンの教養」は青山学院大学教授で分子生物学者の福岡伸一氏が登場した。人間が食事をすると一部はエネルギーになるが、殆どは分子となって体内に蓄積される。それをくり返していくと1年間で人間の分子が入れ替わるという。死んだとしても人間の身体を司る水分は他の物質の分子となるので、それは永遠に分子となって宇宙を回り続ける。唯一わたしたちに出来る事は何か。同じことを新しい文体で言い換えることだ。「真実」というものなどはなく、それはそのときの一スタイルなのだ、という指摘にはうーんとうなってしまった。締めくくりは「行く河の生命は絶えずして、しかも元の河の生命にあらず」という、わたしの大好きな「方丈記」の導入部だったので、この指摘にはさらに納得してしまった。つまり自分の学説や、思想、それに主義主張が「未來永劫絶対だ」などという人は、宇宙という次元から見るといかに愚かなのかという事だ。

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October 03, 2007

「老いが目立つ」のは誰?

Simabarast島原駅全体
▼昼休みにTVのスイッチを入れたらちょうど盧武鉉韓国大統領が平壌を訪れて、金正日総書記と握手をする瞬間だった。どうみても金総書記はお腹がポッコリしてメタボに見える。案の定今朝の朝日などには「老いが目立つという指摘」もあると7年前の写真と比較して紹介している。7年前は58才で現在は65才なのだから、誰だって「老い」は避けられない。とくに50代と60代は急激に違ってくる。それに写真を写す角度と光線の加減でさらに違う。それよりもわたしは1面に掲載されている国連のガンバリ特使と握手するアウン・サン・スーチ女史の疲れた様子の方が気になった。
▼ミャンマーの反政府運動はこれで終わってしまうのか?日曜日の朝日によれば、ミャンマーでは就職口がなくて、50万人と言われる軍隊に良い人材が集中してしまうのだという指摘があった。そういう国のシステムが出来上がっていると、軍事独裁政権が崩壊するのは簡単な事ではない、と思う。
▼先日の「明るい密告」の補足だが、警察なども未解決の事件に対し、容疑者に関する情報を寄せた人に対する報奨金制度を作っている。これで想い出すのはスターリンの奨励した密告制度である。当時誰もが密告を恐れていた。それは東独が舞台になった「善き人のためのソナタ」でも分かる。その中で一番酷かったのは子どもが親を密告して処刑になった例があった。スターリンはその密告した子どもを全国民の前で表彰までする。表彰されてにっこり微笑むニュースフィルムまで残っているのだ。「明るい密告」が流行して、やがてそう言う時代がやってこなければ良いと思う。
▼日曜日の日経「セカンドステージ」という特集に「評論家に学ぶ映画鑑賞術」というのがあった。「定年を過ぎたら映画でもじっくりというシニア世代が多い」という書き出しで記事は始まる。何度も書いているが、定年後の行き方なぞ、50才になった途端に考えておかないと間に合わない。一人で家にこもってビデオやDVD見ていたって楽しいハズがない。家族からは「ジャマだから弁当を持ってどこかに行って夕方帰ってきて」といわれるのが関の山である。これはNHKで定年後をどう生きるかという週に一度の番組があったが、そこでどこの家庭でも如実に出ていることだ。社会との接点がない生活ほどつまらない日常はないと思う。3人の映画評論家が邦画と洋画をそれぞれ3本、合計18紹介しているがそのうちわたしが見た作品は4本あって、良いと思ったのは「スミス都に行く」と「ニューシネマ・パラダイス」だった。

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October 02, 2007

NHK「基地を笑え」を見る

Hinawaju島原城入り口に展示されている火縄銃
▼新聞業界のネットを通じた再編が、急速に進行しそうな気配である。それでもまだ紙媒体こそ永遠だと信じて何も行動しない人たちがいることは、どう考えてもわかない。そう思いながら新聞に紹介されていた新しいサイトを3つほど見たが、「速報」だけ競って何になるのだろうという気持ちにもなる。
▼30日の新聞各紙では土曜日に行われた沖縄の「教科書で集団自決強制」という項目を削除した問題に抗議して11万人が立ち上がった事がトップ記事になっていた。そして今朝の新聞では政府が「軍関与復活の可能性/文科省、対応を検討」という見出が出ている。つまり超党派で立ち上がれば出来るのだ。その前にも高齢者後期医療費の問題でポーズだけかも知れないが、桝添厚生労働相が「先送り」だか「再検討」、あるいは「国庫からの支出」と言い出している。これに必要なカネは1700億円。それをどう捻出するか。役に立たないMD(ミサイル防衛網)の初期投資費用が1400億円だから、それを止めれば良いという簡単な事なのである。だが「北の脅威」、「拉致疑惑の未解決」を、ことさらにマスメディアは煽り立てMDを予算化して実行している。カネは文句を言いそうにないお年寄りから天引きでとる、という訳だ。
▼しかし政党主導の「決起集会」が果たしてどれだけ効果があるのだろうか?集会に集まるもの政党支持者、国会の議員面会所で待っているのも、同じ政党所属の議員だけである。気勢は上がるが、マスターベーションのようなものだ。つまり影響力を他の政党やその支持者に広げるには、他の政党にも働きかけなければ意味はない。その点「関組長の東京・永田町ロビー活動日記」をご覧になると、日本のロビー活動の原点に立ち戻ってコツコツ活動を広げていると言えよう。沖縄の「教科書問題の歪曲」には超党派で立ち上がったから、政府は脅威を感じて、翌日には「対応を検討」している。75才以上のお年寄りの後期医療費の引き上げも、選挙の結果を如実に反映していると思う。
▼日曜日夜NHKで1chで沖縄でお笑いコント作家の小波津さんを紹介するドキュメンタリーがあって録画して見た。題して「基地を笑え/人気舞台に見る沖縄のホンネ」だ。彼はコント作家になろうと上京して勉強し、2年前に沖縄に戻ってコントを作って評判をよんでいる。それも本土で任期の吉本系のお笑いとは笑いの質が全く異なっている。基地が嫌いだからと言って拳を振り上げ、「米軍は出て行け!」と叫んで解決すれば話は簡単である。小波津さんは新しい米軍基地にされようとしている辺野古にも取材に行く。NHKの番組で見る限りここの運動は現地の人たちの力は弱くなっている。ある漁師は現地を案内して、「基地には反対だがそれだけでは喰っていけない」と率直な気持ちを語る。これが小波津さんの手にかかるとこういうコントになる。「ジャパネット沖縄」という、本土の通販をもじったものだ。普天間基地を本土に上げます。おまけにCH57(墜落したヘリ)をおつけします。さらに海兵隊員、さらに今回特別に電子英訳辞書をおつけしてお得な8000億円です、となる。
▼さらに04年大学にそのヘリが墜落した現場をと新聞記事を対比させ、本土の新聞はアテネ五輪がトップニュースだった事を敏感に感じて「アテネは聖火が燃え、沖縄は基地が燃えている」となる。マスメディアに対する反応も敏感である。さらに極めつけは本土で流行っている「ビリー・ベース・キャンプ」というコントではビリーとその娘に小波津自らが女装して登場する。「米軍基地反対」のプラカードを持って闘争で疲れている年配の主婦にこれを売り込むのだ。そして全員にビリーの「あの体操」をやらせる。そして最後に「この運動をしても基地はなくならないかもしれない。だからと言って一切返品には応じません」とクレジットされる。つまりどんな運動をするにも「正面突破」だけではなく「したたか」でないと長続きしないのだ。
▼昨日は大勢の方が「きょうの目」でアクセスしていただきありがとうございます。

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October 01, 2007

危ないCM「明るい密告」

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▼1週間待ちましたが、98000番の申請はありませんでした。よって添付の鵜の目さんの02番を正式に該当番号と認定します。本日記念品をお送りしました。
▼週に一回は渋谷に行かなければならない。日曜日は雨脚が強かったので、土曜に行けば良かったと後悔する。渋谷に着くと109あたりは相変わらず人出が多い。109といえば先週NHKBSで「トウキョウ・ガールズ・ナイト」が放映された。わたしも流行を知るために一応こういう番組を見る。今年はさいたまアリーナで開かれ、2万5千人の若い女性が集まった。ファッションショーも今や可処分所得の多い若い女性たちがターゲットであるので、こういうスタイルをとる。その中にはこの109に出店しているアパレルメーカーも出ていた。モデルたちもTVで見る人たちが出ると会場の歓声はイヤが上にも一段と高くなる。その中の一人に「歳を取ると瞼が下がるから、このクリームを塗っている」というモデルがいた。そんなモノぬっても歳を取ればみんな下がってくるのに、何を無駄な事をしているのかと思った。これも人の弱点をついた化粧品メーカーの陰謀だろうか?
▼きょうから地震警報とか色々スタートする。しかしわたしはこの警報に疑問を持っている。東京墨田区でも、区のメール配信警報が先日誤作動したばかりである。地震警報にしても揺れの警報だけで放射能漏れはどうするのだろう。警戒心を煽るものはこの所たくさん出てきている。例えば映画館で「映画の盗撮は2000万円以下の罰金と実刑がある」という。さらにACCS(コンピュータソフト著作権協会)のCMも映画館で流れているが、企業で違法ソフトを使っている場合に密告を奨励する内容である。もちろん違法ソフトは悪であるが、このCMは「明るい密告」を奨励している風に見える。そして11年に地デジに全面的に変わるという草薙某のCMでは「電波の有効活用」と謳っているが、実体は家電が売れなくなっているために、業界主導で考えられたシステムである。このように業界の利益が、あたかも公共の利益、国民の利益であるように装って登場することは危険な事であると思う。
▼昨日渋谷で見るべき映画もなかったので、まっすぐ帰宅してTBSTVで始まっていた「噂の東京マガジン」を見た。この日は国民健康保険証の取り上げの問題だった。健康保険の支払いができなくなると、短期証(時限)と資格証(無資格である証明)が発行される。この日は山梨が多いというので山梨民医連(民主医療機関連合会)に行って、なぜ山梨が多いのか調べていた。山梨共立病院に行ってのだが、短期証が318人いるという事だった。さらに都内では板橋区が発行する短期証が一番多いという話だ。昭和60年の失業者の占める割合が23.7%だったのにも関わらず、平成17年度は53.8%と仕事がないことに起因することが明らかになっている。
▼レポーターの山口良一は板橋区の小豆沢病院を訪ねる。板橋区は何と6322人の無資格者がいるのだ。しかも板橋区の年金課長に聞くと、払わない人の金額は60億円にもなり、差別しないと不公平になると平然としている。専修大学の唐鎌教授をそうなると、もはや福祉という概念そのものが破壊されてしまうと指摘する。区でも資格証の発行が少ない世田谷区56人、渋谷区は12人と少ないのだ。このような柔軟な運用をして、滞納者と話しあう機会を閉じていない。さらに番組は後期高齢者医療に触れて怒りを爆発させていた。
▼夕方録画した「マーサのしあわせレシピ」、「赤いアモーレ」など数本のドキュメンタリーやドラマをみてひと息ついていたら、M編集長からメールがあって「忘れてはいないでしょうが、シネマの原稿未着です」という。慌てて「30分待って」といって2本800字の原稿を書いて送り事なきを得た。ビデオ紹介や映画紹介を書くのに1本1時間は必要だ。おおそうだ上記2本の録画ビデオにはセルジオ・カステリットが出演していた。この紹介まで書いていると寝る時間がなくなってしまうので書かない。もちろんわたしはバ○面してTVを見ているだけではなく、本も一日数冊読まなければならないのだ。

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