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October 22, 2007

◇「ヘアスプレー」を見る

▼あなたも「テロリスト」の仲間になってくださっただろうか?中谷元防衛庁長官の定義によれば「イラク特措法に反対する人はテロリスト」なのだという。まだ意思表示をしていない方は20日のブログにある「投票」にぜひ参加していただきたい。
▼昨晩のNHK「学徒兵許されざる帰還」をご覧になっただろうか?「特攻」について余りにも知らない事が多かった。これについては明日午後に書く予定だ。
▼◇「ヘアスプレー」1951年のボルチモア。第二次大戦が終わり、朝鮮戦争になる直前だ。この東海岸の町はまだ黒人に対する差別も色濃く残っている。女子高校生のトレイシーは太っていることを気にして家から外に出たがらない。ところが町のTV局が夕方4時半から毎日生放送する青春ダンス番組だけは大好きで、学校から飛ぶように帰ってTVを見て自分の部屋で踊り狂う。TVのスポンサーはヘアスプレーメーカーで、見ているとむせるようにヘアスプレーをシューシューと吹きつけ廻る。これを見ているだけでアレルギーになりそうだ。トレイシーは何とか番組のオーデションを受けようとするが、両親は「TVは痩せている人が好みなので、あんなデブが受かる筈がない」と受けさせるが、予想に反して受かってしまうから大騒ぎだ。高校にはダンスと唄がうまいクラスメイトもいるので、一緒に番組に登場させてほしいとTV局に頼む。ところが意地悪な女性プロデューサー(ミシェル・ファイファ)は、自分の娘がTVカメラでアップさせて売りだそうとしている。そして黒人と一緒に踊らせるなど飛んでもないとはねつける。
▼それを知った黒人生徒や親も一緒にTV局に「差別をやめろ」、「黒人も一緒にTVに出させろ」と抗議デモをする。ところが話しあっているとき、トレイシーが持っている紙のプラカードで警官を叩いたため、デモは鎮圧され彼女はお尋ね者にされてしまう。そしてTV局は邪魔者のトレイシーや黒人がいなくなったところで、プロデューサーが取り仕切り最終のオーデションが行われる。トレイシーは「容疑者」になっているので会場には入れない。みんな智慧を寄せ合って何とか会場に入ろうと工夫する。登場人物はハリウッド映画からかけ離れた大デブ、小デブが登場して踊りまくるので、最初の5分で席を立って出ようと思ったが、我慢して見ていたら面白くなった。しかしあれがジョン・トラボルタとは最後の出演者リストを見るまで分からなかった。人種差別とミュージカルを見事に融合させた力作である。

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