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October 08, 2007

◇「待つ女」を見る

Gokokumai五穀米弁当
▼昨日は「サウスバウンド」に出演した俳優の名前を検索用語にして、このブログを見てくださる方がアクセスの半数を超えました。なぜこうなるかというとブログをアップするとすぐニフティのピングを打つからである。わたしがあの映画を見て言いたかったことは、元過激派を演じる豊悦のセリフに入っているのです。「カネのために楽しようと思って自分の主義を曲げるな」です。わたしも過激派(少数派という意味合いで)を40年続けているため、お金はありませんが良い友だちには恵まれていると思っています。映画で豊悦は小学生の子どもの遠足費用が高い、これは教師と旅行業者の癒着があるに違いないと、校長に直接交渉に行きます。映画の最後の方で担任が西表まで電話を掛けてきて、指摘は正しかったと謝罪するのです。間違ったことを許しておいたらどうなるか?元過激派の方も穏健派の方も、若いときの信念を曲げずに生きていただきたいということです。喰うために安易な妥協をして、日の丸を掲揚し、君が代を唄っていないかなー。
▼昨日の映画はイメージフォーラムである。ここに行くにはわたしの場合、表参道で下車する。気取ったレストランばかりなので、ナチュラル・ハウスで「五穀米弁当」を買い、青学の正門が何かの試験で開いていたので、そこで昼食をいただきました。前日がヘルシーとは言えない昼食だったのでこれにしました。割り箸が付いていないので聞いたら、5円と別料金だった。さすがエコロジーの会社だ。今後は「マイ箸」をバッグに入れておこう。画像参照
▼◇「待つ女」(原題「7ANS」フランス語は分からないので辞書を引くと7年という意味)せっせと衣類にアイロンをかける女。仕上げには自分が使っているゲランの香水を一吹きする。彼女は7年の刑を受けている夫に週に一度、着替えの衣類を届けに刑務所に通う。夫はどんな犯罪を犯したのはここでは語られない。フランスの刑務所は面会に行くと一つのブースに入れられ話をすることが出来る。看守はそれを硝子越しに巡回して見回る仕組みだ。「ずっと愛してる」、「7年は長い気が狂いそう」というような会話がくり返される。
 浮気を重ねながら、妻に「本当に愛しているのは君だけだよ」と言い続ける男性は少なくない。妻たちの多くも、「心とからだが乖離しているのね」と苦笑して、そんな夫を許してしまう。これが男女が逆だったらどうだろう。(以上3行は映画のチラシに書かれた香山リカの言葉)
 ブースの中でキスでもしようとすると、看守の咳払いが警告する。妻が刑務所から帰るとき、ある男が「バスで帰るのは大変だろう家まで送っていくよ」と声をかける。最初は見知らぬ男に警戒心を持つが、何度か声を掛けられるうちに車に乗って帰るようになる。そして映画の常道で彼女はその男と次第に深い関係になっていく。しかし彼があるとき身分を明かして「実は看守だ」と名乗る。驚愕する彼女…。しかし看守は二人の行為を何故かマイクロカセットに録音していた。問い詰める彼女、すると看守は「夫に頼まれて録音した」と白状する。刑務所という壁を隔てた空間にあって妻は「ゲランの香水」を通して自分の気持ち伝えていたのだが、夫にはその手段がなくて、究極の自分のメッセージを看守を通して伝えたかったのだ。
▼監督は94年の「野生の葦」を撮ったジャン=パスカル・アトゥでこの監督の映画を見るのはそれ以来、7年どころか13年ぶりだった。
▼パシフィックはクライマックス・シリーズは我が家では大変なことになっている。先週からファンは東京の仕事が終わってから千葉のマリンスタジアムに通っていた。もちろんホークスを応援するためだ。クライマックス・シリーズのチケットをとるのが一苦労で電話をかけまくってどうやら3戦のチケットをゲットした。ところが張り切っていたのにきょうの雨と来ている。わたしは本日午後から仕事が入っている。

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