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October 21, 2007

◇「大統領暗殺」を見る

▼昨晩午後8時ジャストにメルマガをお送りして、そこでブログの「イラク特措法」に関するアンケートに答えてほしいと訴えた。今朝その数を見るとプラス2になっていた。もう少し10か20増えるかと思っていたが残念。つまりメルマガはお送りしても、あまりお読みになっていないということなのか。ブログの読者とメルマガの読者は異なるということになるのだろう。
▼先週送られてきた「通販生活」という雑誌の投書欄を見ていたら、14年間飼っていた猫の腎臓が弱って医者に連れて行ったら、透析を始める必要があると言われたので毎日連れて行っているという。一回の透析で3000円、年間何と100万円もかかる計算になる。14年も飼っていると家族同様なのでやむを得ないが、犬猫の健康保険はないものかと、投稿した60才の主婦は訴えていた。でも自分はまだ健康なのでパートで頑張ろうという主旨だった。ペットの病気になると薬殺してしまう非情な買い主もいるが、この人は本当に優しい人である。
▼◇「大統領暗殺」配給会社が「ブッシュ暗殺」というタイトルにしようとしたら、「不遜である」という横やりが入って原題通りになったという曰く付きの映画だ。2007年10月19日ブッシュ(本人が映る)がシカゴ空港に到着する。彼を支援する地元経済界とのレセプションに出席するためだ。しかし空港を下りるとイラク状勢の悪化で、会場周辺は1万人のデモで埋め尽くされている。「人殺し」、「血を流した責任を取れ」、「他民族は殺しても構わないのか」etc,etc。シカゴ警察(登場する警察、シークレット・サービス、大統領補佐官、鑑識官等は全部演技者である)も万全の体制で警備に当たっている。大統領の車がホテル・エドモントに近づくと道路に座り込むデモ隊が出て、警察は武力弾圧を始め、車は迂回してようやく会場につく。演説は下手なジョークを交えて終わる。ホテルの周りは群衆に囲まれて、警備に責任は負えないというシークレット・サービスの報告を無視して群衆と握手をしたいと大統領。出てしばらくすると2発の銃声がしてブッシュは倒れ、病院に搬送される。デモ隊からは「ブッシュが撃たれた」と歓声が上がる。
▼捜査は多少困難を極めるが、硝煙反応が出た着衣と敷石から検出された指紋から。イスラム系の移民が逮捕される。容疑者の妻は夫は騙されてシリアに連れていかれただけ、と容疑を否定する。しかしそれは「軍事訓練を受け」と検察は釈放しない。それどころか憲法修正条項をタテに彼を起訴して、陪審員の評決は全員一致で「有罪」とでる。ところが捜査を進めていくうちにイラク帰還兵の線が怪しいと出てくる。祖父から父、そして子どもたちが軍人一家というのが出てくる。息子の一人がイラクで自爆テロに遭う。父親は「正義の為の戦争に息子を差し出したのに、あまりにも惨めだ」という気持ちから「敵はブッシュだ」と思い詰め彼を狙撃したのだ。そしてその狙撃銃であるM16(狙撃には向かない)も出てくる。そして決定的なのはブッシュを告発する手紙を息子がマスメディアに発表する。しかし父親は、車のなかでグロックを使って自殺して果てる。そしてその傍らから見つかった手紙は一切無視され、イスラム系男性は1年たっても釈放されず、憲法修正条項も元に戻されることはなかった。アメリカは確実に世論を封殺する方向に向かっていった。映画はまったく期待して行かなかったのだが、かなり考えさせられる内容だった。日比谷シャンテ。

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