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November 30, 2007

OBの通夜の出来事

Sinanomati信濃町駅前(クリック)
▼♪「北風ふきぬく、寒い朝もー、心一つで暖かくなる」なんてウソだよ、昨日の寒さは。「心ひとつ」では決して暖かくならない。わたしは昨日の完全防寒具でこれに耐えた。しかし吉永小百合は最近頻繁にCMに出ますな。一番疑問に思うのは「大人の休日」のCMだ。十和田湖に行って若い男にフライフィッシングを教わって、魚は針にかかったが外し方がわからなくて「ねぇねぇどうするの?」、というやつ。そしてナレーションは「大切な人と」と言うのだが、彼女の一番大切だった「太郎」はどうしたんだろう。
▼朝一番で某大学へ行く必要があって昨日は急いでいた。それに月末であることも忙しい原因の一つだ。ある銀行から隣町の銀行まで移動していると、新規オープンしたばかりの間口1間半ほどのカレーショップの前を通りかかった。その開店祝いの花輪に「仲間由紀恵」とか「板東三津五郎」とか4本ほどたっていた。彼ら彼女が下町のこんな小さな名もない店にカレーを食いに来る筈がない。あちこちにこういう怪しい看板を見受けるが、こういうのは当人達は知っているのだろうか?サギにならないか?もっともそれで店に来る人もいないだろう。
▼夕方から通夜があって、乗り換えと時間を調整するために新宿で下りた。そうだD300が発売になっているはずだと思ってYカメラに立ち寄った。そうしたら30日発売予定のD3に触ることが出来た。35mmフルサイズで1200万画素が一番のウリだが、D2X同様重い。マルチパターン測光がさらに細分割され3Dで1000にもなっている。カードスロットも2つあって万一に備えている。それで本体価格54万円だ。これを買って3年間くらいでペイする仕事があるかと言えばノー。それにわたしは新聞のサイズでキャビネほどあれば充分仕事は間に合うし、あとはWeb用に使う写真だから、D300くらいで今のところ充分間に合いそうである。もう重さが決定的で、今でもD2Xは余程の事がないと持ち出さない。それに今のスタイルで仕事を続けられるのは、今後せいぜい10年くらいだと思う。
▼そして通夜に向かう京王新線の某駅で下車したら知り合いにばったり出会った。普通は会場案内の提灯を持った人が立つのだがいなくて、地図をたよりに暗い道を歩く。さすが故人の長男が喪主だから「GⅢ」の映画監督の実力が祭壇の盛花に出ている。観月ありさ、香椎由宇、五代路子、大和田伸也とか書くわけにはいかないが、そんな名前がズラッとあった。事前に「花輪を出してくれないか」という打診があった、故人とそれほど親しくないし、花輪なんて生きているものの自己顕示欲の方法でしかないので、そういうのは全てお断りしている。そんな芸能人の盛花ばかりだったので、故人の業界のつき合いは霞んで見えた。
▼この歳になると、こんな時でしかないと会えない人が次々やってくる。あるデザイナーはわたしより3歳ほど年上だが、昨年奥さまを亡くしたらしい。そして「毎日寂しくて仕方ない」とこぼしていた。彼はかつてかなりの遊び人で浮き名を流していた人だ。そしてちょっと遠くに住んでいる後輩を夜な夜な呼び出してカラオケに行って気を紛らせているという。こうなりたくはないと思って帰ってきた。
▼きょうは一仕事したら、秋葉原に行ってパーツを買い、パソコンを昼から分解しなければならない。

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November 29, 2007

今年の防寒、耐寒衣類はこれで決まり

Jinguichou_2
神宮の銀杏並木(クリック)
▼「喪中ハガキ」が届いたというメールが次々入ってきました。すでに書いたように都内のゆーパックが4日かかったり、千葉への郵便物が1週間もかかって不安に思っていたのですが、一安心です。
▼この冬は寒くなりそうなので、防寒衣類を買い替えることにした。第一の理由はこれから寒い地方をいくつか旅すること。第二は重い衣類はもはや肩が凝って着るのはつらくなって来たことだ。第三母が冬場のショートステイ施設に入所したので、頻繁に面会に行く計画を立てているからだ。ご承知のようにわたしは寒いところへの出入りに特に注意するように医師から言われている。みなさんも寒いところから暖かい所に入ると頭がクラクラするに違いない。わたしの場合逆のケースで血管が収縮したばあい危ないということだ。
▼そこで研究した結果、まずスポーツで有名なM社の耐寒ズボンを買ってみた。ウリは汗を熱に変えて暖かくするという。2週間ほど試したが極めて具合が良かったので、ダウンジャケットも買った。三週間後にタイツとタートルネックのシャツを買て試したが具合良かった。これで今年の冬はおそらく大丈夫だと思う。
▼この忙しい所にきてパソコンのDVDドライブが壊れてしまった。この数ヶ月ドライブのトレイが開かないという調子が悪い状況が続いていた。その次が閉じないという現象が現れた。見たところゴムで出来ているベルトが劣化してしまったようだ。ベルトだけ売っているかな。メーカーはケチだからベルトだけ売ってくれるかどうか分からない。片面2層のDVDドライブだけ、今秋葉原に行くとどのくらいするのだろう。たしかシリアルATAだったような気がするので、秋葉原に立ち寄って探そう。
▼昨日学校の一足早いクリスマス・パーティがあった。ちょっと家を早くでて神宮のイチョウを見てみようと思った。何やら「東京の紅葉を見る」というはとバスまで来ていた。しかし写真にあるように、真っ黄色になるにはあと1週間くらい必要だと思った。クリスマス・パーティのプレゼント交換にわたしは「とんこつラーメン2個」と「みかんが4個」当たった。しかし重くて持ち歩くのはイヤだったので、生徒さんにみんな上げて軽いバッグで帰ってきた。

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November 28, 2007

糖尿は死への近道

▼今年は喪中なので、市販のハガキを買ってきて順次投函している。早いところではすでに届いていると思う。しかし住所を変更されても連絡をいただかない方には送りようがないので、ご承知いただきたい。喪中のハガキというのはどうしてあのように画一的で面白くないものだけなのかと思い、日本橋M善で多少気が利いたものを購入してきた。
▼そんな喪中ハガキを書いていたら、職場のOBがなくなったという一報が入った。83歳だったが、直接の死因は糖尿から来た心筋梗塞とあった。若い頃は毎日、日本酒を飲みつづけ、夜中も原稿を書きながら飲んでいた。たしかこの10年くらいは車椅子生活をしていた。ふと気がついてみると、今年は先輩が二人亡くなったことになり、同年代でこの仕事を続けている生え抜きは自分一人になってしまった事に気づいた。わたし自身糖尿は持っていないが、予備軍の方も含めて糖尿は万病の元なので、どうぞお気をつけいただきたい。別の方もまた美食家で重症の糖尿である。にも関わらず毎朝目玉焼き(2個)を召し上がって毎日ビールとチーズを食べている。まだ70歳くらいだが、もう死への道をまっしぐらだ。お聞きすると「好きなものを食べる事の方が自分には大切である」との事だった。
▼学校の早めのクリスマス・パーティのため出勤する。プレゼント交換があるとかで100円程度のプレゼントを持参するようにという連絡があった。昨晩家族に相談してサンタクロースのハンカチを探して包装して持参することにした。アクセス数はあと130カウントだが、果たして30日までに達成することができるかどうか、微妙なところだ。
▼先日あるネットに、ある知識を求める内容を書き手求めていたので、最近読んだある著書を「コメント」に書いた。すると別の人が「○○はちょっと…」というコメントがついた。そして「ネットでもっとよく見た方がよい」とも書いてあった。どうでも良い事だが、わたしはネット自体はそれほど信頼できるものではないと思っている。だからネットで紹介してあり、読みたいという本は全部目を通してから書く。さっそく著者○○の名前で検索すると出てくる出てくる。それで見る限りあまり評判の良い人ではない。それに本の裏表紙にも、かなり怪しい姿の著者の写真が掲載されている。ただバッサリ斬り捨てるのは簡単だが、本を読めば良い部分も見つかるのにと残念だった。それ以上関わりを持ちたくなかったので書き込みはそれで止めた。

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November 27, 2007

9月26日のブログの正しさを証明

▼昨日の夕刊をご覧になっていただいただろうか?9月ミャンマーの反政府デモを取材中に射殺された長井さんの事は記憶に新しい。昨晩の報道によれば長井さんは1m以内の至近距離からライフル銃で撃たれたと、警視庁が発表した。ところでこのブログでは9月26日に、わたしは複数の画像から判読すると長井さんは「5m以内の距離から小銃で撃たれた」と書いたがその指摘が正しかった事を裏付けている。
▼きょうの以下の記事はマニア向けの内容なので、そのつもりでお読みいただきたい。イメージフォーラムの近くに某ガンショップWAがある。ひと月ほど前に急遽M4を発売するという事が雑誌に出ていた。雑誌によると近く試射をさせるという記事が出ていた。Webでチェックしていると店で試射させる日が告知された。映画館から歩いて5分くらいの所にあるのでついでに立ち寄った。店にいたのはその世界では知られている設計者である。「試射できます?」というと一丁のM4を出してくれた。
▼マガジンにエアが入っているようで、電動ではない。チャージングハンドルを引き、セレクターをセミにする。このセレクターの方式はベトナムで扱ったM]16と同一で前がセイフで中立がセミである。今までのトイガンでボルトが動くものは存在しなかったが、ボルトの後退と共にかなりの衝撃がある。「フルオートもやってみて下さい」というのでセレクトレバーを後ろの「フル」に切り替える。しかし引き金を引いても動かない。そーかチャージングハンドルをもう一度引くのだな、と思う。試作品なのでそうなっているのだろう。実物はそんな面倒な作業はない。そんな事をやっていたら逆に撃たれてしまう。うーむ快調であるなー。
▼「それでいつ発売?クリスマス」とわたし。「いや試作品に改良を加えているので来年1月になります」との事だった。このM4はA1と呼ばれるもので、M16のようにキャリーハンドルはなく、フォアグリップの下にバーチカルグリップがついている。まだ試作品なのでBB弾は発射できないが、重量はおよそ6キロくらいでずっしりくる。
▼特別付録:ろれつの回らない人に最適。俳優向け「通常発声練習」わたしはまともに読むことができません。

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November 26, 2007

◇「レディ・チャタレー」を見る

◇「レディ・チャタレー」D.Hローレンスの「チャタレー夫人の恋人」原作を読んでいないので、多少間違った認識があるかも知れない。聞くところによると原作には3つのバージョンがあるそうな。第一次大戦後のイギリス中部にある炭坑町。炭坑の経営にも加わっている貴族のクリフォード卿は戦争で下半身を負傷して性的能力がなくなっている。そんな豪邸に住む妻のコンスタンチンは家政婦達にかしずかれているので、食器を整えるとか編み物とか大した仕事もない。退屈な毎日を過ごしているうちに、体力が落ちて寝込んでしまう。医師の往診を頼むと、家にこもりっきりで気力をなくすと癌になってしまう。もっと積極的に生きなければダメだと諭される。夫は看護人のボルトン婦人を雇用してくれたので、彼女は広大な自分の領地である山林を散歩する事を思い立つ。うっとうしい屋敷にこもっているよりも自然に触れて小鳥の鳴き声を聞き、草花を摘むことはこんなに楽しいことだったのか。
▼歩いていると狩猟小屋にたどり着く。そこでは猟番をしている使用人のパーキンが小鳥を飼う巣箱をセッセと作っている。疲れたので一休みして良いかと尋ねて椅子に座っているとついうとうとしてしまう。余りにも心地が良かったため、パーキンに時々通ってきて良いかと尋ねる。そして小屋の合い鍵があるはずだが一つわたしに預けてくれないかと言う。パーキンは「もう一つはご主人が持っている筈です」と答える。家に帰って夫に聞くと、そんなカギはないとすげない返事だ。
▼炭坑のストがあり、夫も彼女もまごうことなき支配階級に属して、下僕の猟番などと交流することすら認められる筈はない。しかし威厳だけで生きている夫とは何かが違うパーキンにコンスタンスは次第に惹かれていく。自然の中で生きるパーキンには夫にはない、生きる躍動感があることがある。性的な描写ももちろんあるがそれは大した問題ではない。森のなかで自然に抱かれて自分自身を取り戻し、パーキンと子どものようになった野山を駆け回るコンスタンチンは魅力に溢れている。
▼そして姉と父でイタリア旅行をする事になる。そしてそのとき夫に、旅の途中誰かの子どもを宿してくるかも知れないと宣言して勇躍でかける。しかし旅に出てボルトンから届いた手紙はパーキンが大けがをして入院したこと、一度別れて暮らしていた妻と復縁したらしいという事が書いてあった。単なる好奇的な性描写の映画ではなく、自然を通じて自分を見つめなおして精神的にも立ち直るというところに、この主題があるのだと思った。渋谷シネマライズ。
▼連休があるとアクセス数は激減します。どうなるかと思っていましたら、今朝ようやく800番を超えました。週末には10番達成なるか?
▼今回は20日にMINさん宅に郵便物を送ったら何と1週間もかかってしまった。大事な書類だったのでいささか慌てた。

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November 25, 2007

◇「いのちの食べ方」を見る

▼H社の全自動洗濯機を書き忘れたが、引き取って行くとき「何も心配いらないですから」と言っていた。それが24時間後に修理されて、戻ってきた。書類にサインを求められたが、費用は一切かからなかった。という事は同社の側に問題があったのだろうと推測している。
▼◇「いのちの…」わたしたちの口にするものは、生命の誕生を祝って貰うこともなければ、臨終の場や死に際しても祈られることもない。全てはオートマチックですらある。一例を上げれば牛や豚だ。このドキュメンタリー映画では、交配場面の一つから取り上げられる。あたかも生殖行為が行われようとする瞬間、人間が試験管のようなものを持って、生命の起源となるその一滴がかすめ取られてしまう。そして液体は人工授精に回され生命は大量生産されるであろう。そしてバキュームを使った給餌システムで牛たちは埃りにまみれてみえる。そして生育した牛たちは囲いに追い込まれ、車で屠殺場に運ばれる。回転式ゴンドラに乗せられ、眉間に一発スタンガンのようなものを打たれて絶命する。なかには自分の運命を察知して抵抗する牛もいるが、ケージに入れられ逃げ場も容赦はない。そして割腹するマシン、内蔵を分類して洗い流し、そして着物を脱ぐように見事に皮が剥がされ、ローラーに巻き取られていく。そしてパッケージにされる。すべて省力化され生命は合理的に管理されている。
▼植物はどうなっているか?平野一面が網で覆われた巨大なプランテーションになっている。そこではキュウリ、ピーマン、レタスなど消毒液の散布すら自動化されている。それに携わる農民はおそらく、ロシアや東欧からの移民か出稼ぎ労働者と推測される。散布に携わる人は消毒液にやられないよう、完全武装だ。そしてそこでは曲がりのない直線の野菜が大量に作られていく。植物はどれも連作障害があるので一定の土地作り続けることはできない。それは日本のキャベツなどの全ての野菜に共通している。そのため端境期には大量の農薬を使った土壌の燻蒸が行われる。見栄えの良い野菜を要求する消費者がいるから仕方ないのか。それとも出荷用の箱に、均一に梱包するための作業かもしれない。リンゴもプルーンも巨大な果物工場と言ってもよいような農場で作られて行く。
▼子豚もひよこも生命の誕生を決して祝福されてはいない。昼夜の時間を錯覚させても早く育てることに全勢力が傾けられる。回転率を良くすることが生産効率をあげることにつながることになるからだ。そして作業に携わる彼らの質素な昼食が移る。それは農地であったり、狭い休憩室であったりするが、みんな質素にサンドイッチかコーヒーだ。動植物も管理されて育てられ生命を奪われていくが、果たしてそれに携わっている人間が同じ運命を辿っていないと誰が断言できるだろうか?ドイツ映画でBGMもナレーション、解説文字も一切廃して見る者に考えさせる。予告が始まってからようやく座ることが出来たが、一番前の席だった。150名くらいの座席で最前列はスクリーンまで2mくらいだ。壁を見上げるようにじっくり見てきた。渋谷イメージフォーラム。

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November 24, 2007

またまた読売主導の福祉目的税

▼昨日朝のTBSラジオスタンバイ世論調査は、読売新聞が行った、「福祉目的税としての消費税引き上げならば許せるか?」というテーマだったので、さっそく応募した。結果はここに出ている。「読売」では半数が賛成だという結果だったそうだ。しかしTBSは反対が77%にもなっている。これは多分にナベツネ・読売の「操作」の影響が出ていると思われる。わたしの主旨は「最初に消費税が導入されるとき、やはり同じ言葉を使おうとしました。言葉のレトリックで遊んでいるときではありません。ミサイル防衛網に1400億円なぜ必要なのか論議されていません。その他社会保険庁も徴集したお金をきちんと管理していません。まず支出をきちんと洗い直し、接待漬けで腐敗した会計検査院も国民のためになる仕事を公開して納得させる事が先決です。福祉目的なんてお金に印をつけることなどできないでしょう。」というものだった。

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November 23, 2007

◇「カルラのリスト」を見る

▼わたしの知人の学者に地上の楽園を追い求めている人がいる。20年ほど前は「ユーゴスラビアは理想の国で地上の楽園だ」と豪語して雑誌に論文も書いていた。その国が消滅すると「今度はコスタリカが理想の国だ」と言い出して生徒を引率してかの国まで出かけてきた。そのコスタリカも近頃はイラクへ出兵することを決めた。さてユーゴスラビアとはチトーが非同盟を標榜してリーダーシップとってきた。しかし実体はアメとムチで価値観の違ういくつかの国をまとめて、資源を再分配する方式で、「国」としてやってきたが、チトーが死亡した後は雲散霧消してしまった。そして起きたのは内戦である。
▼◇「カルラのリスト」オランダのハーグにある旧ユーゴの国際刑事法廷(ICTY)で検察官として辣腕を振るうのはスイス国籍のフランス語(見ていると数カ国語を話している)を話すカルラ・デル・ポンテである。彼女の仕事は旧ユーゴでは1995年のスレプレニツァの虐殺(ボスニア内戦においてセルビア人勢力によるムスリム人数万人の虐殺事件)の張本人を逮捕することだ。指名手配書には10人ほどの顔写真が出ているが、その中でもカラジッチとムラディッチには500万ドル(6億円)の懸賞金がかけられている。被害者で身元が分かったのはようやく6000人ほどだ。他の人たちはどうなってしまったのか行方はようとして知れない。夫、妻を始め小さな息子たちを殺害あるいかレイプされた人々の悲しみは、嘆き泣いても忘れ去ることは出来ない。
▼カルラは常に5人ほどのスタッフを引き連れ作戦を立て、そして各国をスイス軍の小型ジェット機で飛び回る。セルビアでは首相に何度も会って、「本気で犯人を捕まえる気持ちがあるのか」と強く迫る。首相が本気でなければEUの理事会で、その事実をありのままに報告する。そうすればクロアチアのEU加入が遅れるだけだ。カルラの行く国々で飛行機を降り立つを武装した護衛が周りを警備して5台くらいのパトカーや装甲車両がコンボイを組んで移動する。そしてマスメディアに情報を小出しにして、相手側政府に圧力を掛けるという手段も使う。
▼それどころか、国際刑事裁判所(ICC)に加盟していないアメリカのワシントンまで出かけ下院議員とロビー活動をしたり、ライス国防長官と会おうとする。「正義が勝たなければ、家族を殺害された人たちはどうなるのだ」と言い切って自らの信念を貫く。裏取引はしない、正々堂々と法の下の正義で戦争犯罪を犯した者達を裁くのがカルラの目的だ。記者に「今まで怖かったことは?」と聞かれるが、きっぱりと「一度もなかった」と答える。彼女のバッグはルイヴィトンのかなり新しいデザインのもの。ライターはカルチェのゴールだった。60才は過ぎていると思われるカルラは疲れる事を知らないのかと思うほどエネルギッシュである。彼女の任期は07年9月までだった。それまでにやれることは全部やり遂げなければならない。武力の支配する世界から法の支配する国際社会にするために。11月30日まで恵比寿東京写真美術館で。

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November 22, 2007

フランス人もワインを飲まない

▼昨晩ある所で会議をしていた。ある学者が論文を書いている最中だという話をしていた。そして自衛隊の無駄な装備が、いくらくらいあるか知りたいという。一同わたしを指さす。学者氏は「イージス艦、クラスター爆弾とか、地雷とか」という。わたしは前者二つは必要ないと思う、しかし地雷は攻撃兵器ではないし、歩兵の戦闘では必要不可欠であると指摘する。明日朝(つまり22日午前6時とか)締め切りなのだが何とかならないか、と言われる。しかし兵器というのは現在においてはシステム化している。だからこれ一つだけいらない、とはならない。それに算出するには1日くらいかかる。わたしは現在忙しいので、1週間くらい時間をいただけないと出来ないと答えた。
▼朝刊によるとフランスではワインの消費量が減っているのだという。しかも若者ほど飲まなくなっている。それでボージョレーとか言って、日本に売りつけようとしているのだ。アメリカで売れなくなったタバコを日本に売りつける手法と同じだ。新聞のグラフによると80年に飲まない人は24%だったものが、00年には37%に増えている。そして日常的に飲む人が同年比較で47%から24%になっている。その理由を健康志向に伴う消費者のアルコール離れと指摘している。
▼昨日の洗濯機の続きだ。サービスマンは朝一番に電話があって正午頃にやってきた。それで作業を始めてすぐ、歯車がずれてしまって「カタカタ」という音がでる。これはこの場では直らないので、明日引き取って修理したいとおっしゃる。そういう訳で今朝も6時半にコインランドリーに行き、800円也を投じて、洗濯をしてきた。昨日このサービスマンが電話でセンターに指示している様子を聞いていた。すると「大きな事故が多発している。連休もあり、もうこれ以上対応出来ないから、受け付けは断ってくれ」という内容だった。うーんH社のものは、これから買わない方が良いのかも知れないと思った。それで都合3回、明日の朝もコインランドリーに行かねばならない。

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November 21, 2007

カラオケ防衛大臣に追随する記者たち

▼昨日の検索用語で「承認喚問」というのが4件もあった。もっと国語を勉強してほしいぞ。昨晩メルマガをお送りしたが、お読み下さっただろうか?是非感想をお寄せいただきたい。予想通りアクセス数はメルマガ送信後も全く増えなかった。佐藤優については某読者から別のブログをご紹介下さった。やはりそこでも同じような評価だった。
▼1昨日の夜から洗濯機が壊れてしまった。昨日は入れてあった衣類を脱水だけで誤魔化して干した。昨日の朝一番で修理を依頼したが、来てくれるもっとも早いもので22日だという。何とかして欲しいと頼んだら21日朝電話をすると言ってくれた。しかし洗濯物はたまる一方なので、今朝6時半に近くのコインランドリーに駆け込んだ。毎日何気なく動いている生活必需マシンというのは、壊れてしまうと悲惨である。幸いわたしの家から3分くらいの所にコインランドリーはある。行くと先客がいて、洗濯が終わるのを新聞を読みながら待っていた。わたしはそんな時間はない。800円投入して終了する時間が47分後という表示を見てまた出かけた。すると先の客は乾燥機の前に座っていた。そうか、すべてここで済ませるのだ。
▼昨日の「アクセスジャーナル」を見ていたら、今朝の朝刊に載っている週刊文春と同じ記事があった。それは石破防衛大臣が15日夜に六本木のJという個室石焼き肉ダイニングの店に、彼と親しい記者を引き連れて行ってカラオケ大会をやったというのだ。石破は昭和のアイドルが大好きで、この日も松田聖子やキャンディーズとピンクレディを歌った。とくに18番のキャンディーズ・メドレーは身振りつきで歌いまくったという。いやわたしも「年下の男の子」とか「UFO」は振り付きで歌う事くらいできる。しかし石破の場合は防衛記者クラブの記者などを引き連れて行ったことだ。大臣が何を歌おうが勝手だが、「親しい」とされる記者である。「ジャーナル」によると大臣が直々に記者と懇談したいという申し出があって、この会は実現したとある。記者もまた記者クラブの弊害から一歩進んで、このように取り込まれて行くのである。
▼昨日から始まった、新しい入国審査制度だが、これはこのブログで一度紹介した。この生体認証方式はアメリカのアクセンチュア社が、基本ソフトとハードを一手に握っているのである。テレビや新聞を見るとこのシステムの「良い面」だけ紹介され、「5人が強制退去」と「良い面」だけを報じている。しかしこのシステムは将来全日本人をこれに登録して監視下に置こうとする野望が含まれているのだ。

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November 20, 2007

◇「ボーン・アルティメイタム」を見る

▼「週刊金曜日」編集長の北村肇氏も戦車がお好きのようで、今年になってから同誌の編集後記に2度戦車の事を書いている。最新号でも戦車の価格問題を書いている。国産の90式は一両8億円(9億1千万円)一方米陸軍のM1A2は遙かに性能が優れているのに7億8千万円、日本の90式と互角の性能を持つドイツのレオパルド2A5は5億円程度(4億3千万円だが90式より圧倒的に強い)と書いている。括弧内はわたしの知るデータである。北村氏はここで兵器価格の不透明性を追求している。
▼片山さつき氏もかつて大蔵省主計局にいたとき、防衛省幹部とやりあって大なたを振るい「辣腕主計官」として恐れられていた。ところが国会議員になり先日も秘書の一人を解雇したという報道に接して、新聞を読んでいたらその秘書とは防衛省出身者だったので驚いた。つまり彼女も抱え込まれてしまっていたのだ。
▼誤解を恐れていうならば兵器は世界中から一般競争入札をすればよい。朝日の松本編集委員が「カラシニコフ」の取材で、AKの設計者にインタビューした記事で、カラシニコフは「日本もAKを勝ってくれないかな」と喋っていた。日本の小銃はバカ高く34万7千円もする。世界の趨勢から言えば、M16でもカナダ産は4万円と、モデルガン並の価格で買うことができる。その他戦闘機ではロシアのMig29などは50億円。最新鋭のスホーイsu30Mなど推定価格だが27億円と言われているから、アメリカの6分の1くらいですむ計算になる。戦闘機はロシアから輸入すれば一番安上がりですむのだ。
▼◇「ボーン・アルティメイタム」ロバート・ラムダムのこの原作はとても面白いので1作目からずっと見ている。1作目ではフランス沖を漂流しているボーンが漁船に救われる。そしてスイス銀行に行くと複数のパスポートと多額の現金が入っている。自分は果たして何者だろうか、自分探しの危険な旅が始まる。1作目の頃は釣りをしているスリーパー(何年も市民生活を装うスパイ)に、携帯メールで指令が行くのには笑えた。そして今まで一番迫力があったのは2作目で、ここで恋人を死なせてしまう。なぜボーンが面白いかというと、CIAでありながらCIAに追われていること。そして他のスパイ映画にあるように美女との絡みのシーンもない。そして使っている洋服のメーカーや時計、車種が分かる様なアップない。主人公が身につけていのはいずれもそれほど高くない。
▼今回の主たる活躍場面はモロッコのタンジール。次々襲ってくるCIAの回し者を払いのける。ヨーロッパのCIA責任者の何が何でもボーンを殺そうというやり方にパルメ(本部から出向)は疑問を抱く。そしてイギリスの記者が「トレッド・ストーン計画」なるものを新聞の1面に掲載した事から、CIAは記者を拉致しようとする。そしてその記事はボーンの目にもとまる。そしてメールや会話はエシュロンを使ってすべて解析されて、ボーンは追い込まれる。そしてその「計画」とはボーンの記憶を失わせ、洗脳するプログラムであった事が分かる。
▼最後は全員ニューヨークに戻ってくる。ボーンはパルメの協力で自分を洗脳した精神科の医師を捜し出す事に成功する。そして自分の本当の名前を知り、志願して殺人マシンになったと聞かされるが…。手持ちカメラを多様してあたかも観客がその場にいるような錯覚を持ってしまう。この監督のたたみかけるような演出は冴える。

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November 19, 2007

◇「君の涙ドナウに流れハンガリー1956」を見る

T54tankT54tank in Vietnan
▼ハンガリー動乱については05年6月27日にこのブログで書いているのでご覧頂きたい。一言で言うならば、ソ連による第二次大戦の「東ヨーロッパの解放」は、東欧諸国にソ連の領土拡大政策を固定化させるものとなっていた。つまりスターリンは、緒戦での敗退の「反省」から、自国の国境を奥深くに持ってこようとした。そのために東欧の衛星国を増やす事がその目的となったのだ。そしてこの事件は長い間「ハンガリー動乱」として日本の左翼陣営の中で固定概念化されていた。なぜかというとソ連は社会主義国のシンボルであり、祖国ソ連を守ることこそが、目的化されてしまった。ハンガリーの民主化要求運動は、工場の自主管理と、労働組合の結成要求に始まり、言論の自由からあらゆる事柄を自分たちハンガリー国民の手で決めたいという要求から出発したのだ。このような戦いであったにもかかわらずソ連が崩壊する89年まで、「動乱」と呼ばれ続けて来たのだった。
◇「君の涙ドナウに流れハンガリー1956」1956年のハンガリー最初は水球の激しい国際試合の熱戦が繰り広げられている。ハンガリーとソ連である。試合は審判がロシア人という事もあってソ連選手が相手の水着を剥ぎ取る、ハンガリー選手を水に沈めるなどの反則に一切目をつむる。そして減点を頻発させ、ハンガリーは屈辱的な敗北を喫する。そして飛行機がブタペストの空港に着くと秘密警察AVOの役人が待っていて、ソ連選手に暴言を吐いた五輪代表選手のカルチが引っ立てられて行く。そして長官の前でソ連に対する反抗的な態度は止めるようクギを刺される。町を歩くとあちらこちらでバリケードが作られたり、改革派が首相に引っ張り出そうとしている、ナジの演説を聞きに行こうという動きが目立っている。そんな時カルチは学生運動家の美人女性ビィキに惹かれる。どうしても話をしたい、という気持ちから学生集会に着いていってしまう。
▼そして武器を持って立ち上がろうというアジ演説に同調して、水球や止めて彼女と一緒に行動を共にする。最初広場には1万人ちかい民衆がナジの演説を聴こうとして集まっている。集会では尖塔に立つ、ロシアの象徴である「赤い星を消せ」というスローガンが響き渡る。そして星の明かりも消えるが広場の明かりも消される。そして屋根の上から一発の銃声が響き渡る。それを合図にあちこちの屋根から銃が民衆めがけて発射される。(後に、歴史的な評価で、これは秘密警察による挑発の発砲だとされる)
▼這々の体で自宅に逃げ帰るカルチとヴィキ。両親にヴィキを紹介するカルチだが母親はこれ以上息子を運動に引っ張り込まないで欲しいと懇願する。二人はベッドを共にするのだが、その前にヴィキは「言っておきたいことがある」という。それは秘密警察の男も身体を許せば、行方不明になっている両親を帰すと言ったが、約束は守られなかったというのだ。ヴィキが告白してもますますカルチは彼女が好きになる。しかしヴィキは翌朝カルチが眠っている間にPPSh(通称マンドリンという軽機関銃、映画ではギターと言っていた)を2丁担いでそっとカルチの家を出て行く。
▼ソ連軍はT34-84やT54-55戦車を繰り出し激しく攻撃をしてくる。この点「存在の耐えられない軽さ」でフランス軍戦車で誤魔化したものより、こちらは良心的な作りである。しかしT34戦車の動いている姿には感動した。(実際6両探して撮影に使ったという)そしてソ連軍は二度まで「ハンガリーの自主性を尊重する」と撤退する様子を見せる。しかし実際にはミコヤンを送りこんで作戦を立て直していた。そして民衆の反撃は火炎瓶で戦車には刃が立たない。そして追いつめられる民衆蜂起。学生の一部指導者は「アメリカが介入するから2日間持ちこたえれば大丈夫」とアジテーションを飛ばす。しかし実際のアメリカは当時第二次中東戦争が勃発して、それどころではなかった。蜂起した学生や民衆は一つひとつ狙いうちにされ逮捕され、あるいは殺されていく。当時亡命者は25万人にも上った。
▼そして水球選手に戻ったカルチは空路オリンピック会場のメルボルンへと向かう。そして今までの政治的な屈辱を果たすべく、全力を上げてトップ2へと勝ち進み、宿敵ソ連との決勝戦を戦うことになる。そして母国に残ったヴィキはAVOの長官の前に引っ立てられ、「裏切りものの名前を誰でも良いから書くよう」にとペンと紙を渡される。彼女は「スターリン、マーチャーシュ(ソ連のカイライ首相)とAVO長官の叔父さん」と書き殴打され、刑場に引っ立てられていく。

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November 18, 2007

マニア向けの暗視装置が自衛隊に

▼夕方疲れ切って新幹線のグリー席に身体を埋めていた。一駅先の軽井沢から80才近い老紳士が乗り込んできて、いきなり話しかけられる。「あなたは窓から列車に乗り込んだ事などないでしょう」と。「いや、わたしは小海線にのって生活をしていましたが、終戦直後は無蓋車(貨物車)に客を乗せていましたから、窓から出入り以上です」と答える。そんな話からなぜ農業だけでは喰って行くことができないか。高度経済成長が何をもたらしたのかまで30分ほど話が続いた。持っていた雑誌「週刊金曜日」の続きを読みたかったので、困ったと思ったが話はそれで終わった。その紳士は軽井沢に戸建ての別荘を持っているが、冬は住む気持ちがしないということだった。軽井沢に家を建てたいなどという人がいるが、そこで生活している友人たちはみな、一様に冬は人の住むところではないという。
▼昨日の朝日の記事に面白いものがあった。それは「防衛省が暗視ゴーグルを輸入したが、実はニセブランドだった」というものだ。暗視ゴーグルはナイトビジョンと呼ばれるもので、夜間戦闘をするとき暗闇でも「敵」の動きを見ることができる装置だ。暗視装置には大きく別れて2つ。微光増幅式と熱線(サーマル)式がある。前者は完全な深夜では使う事ができない。一方世界では後者が主流になりつつあるが感度を高めるためには、常に冷却していなければならないという弱点もある。自衛隊の持っているのは90式戦車に搭載されているものなど、いずれも熱線式だ。しかし高価なので双眼鏡や無線機のように各部隊にまで配備されていない。
▼「ブラックホーク・ダウン」などの映画などを見ると、米軍では兵士が個人装備として持っていることが分かる。今回、防衛庁がノースロップ・グラマン社製として輸入したのは航空自衛隊が基地警備用に輸入したものだという。それがマニア向けの物が、軍事用と「間違って」輸入されたらしいというのだが、本当の事は分からない。恵比寿にある輸入代行会社はサイエンステクノロジー社はどうやら航空機に強い会社だという事がわかる。会社を調べて見ると求人もしていないので、どうやら幹部の天下り会社として成り立っているのかも知れない。
▼明日は◇「君の涙ドナウに流れハンガリー1956」を書くのでお楽しみに。

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November 17, 2007

佐貫町の東京湾観音に登る

Tkannon
▼佐貫駅から車で10分くらい走ったところに「東京湾観音」はある。高さは56メートルという巨大な観音像である。ああ8日は東京タワーが「世界糖尿病デー」とかでブルーにライトアップされていた。それを知ったのは午後7時頃のテレビを見てからだ。電車に乗って20分もすれば新橋か浜松町について絶好のポイントまで到達できるが、面倒になってしまい出かけるのを取りやめた。来年にご期待いただきたいのである。これは個人が昭和36年に1億2千万円を投じて建立したものだという。敷地内にある石碑やそのいわれを読んで総合して判断すると、おおよそ次のようなものだ。わたしは取材するという心構えで行ってはいないので、厳密性と正確性というのではなく、娯楽という面でお読みいただきたい。
▼建立者の宇佐見という人はこの君津の出身であったらしい。ところが材木商として名を成し遂げ全国に数千町歩に及ぶ山林の造林を手がけるようになって巨万の富を手にしたらしい。ところが戦争になり東京大空襲などで3回も家を焼かれてしまい、戦争は二度と起きてはいけないと発起する。そして生まれ故郷のこの地に平和を祈念する観音像を建てようと決心する。そして3年がかりでこの観音を建立する。仏像を見上げる広場には「世界平和」という4文字を掘った大きな石碑が並んでいる。その一番左側の碑文には「マルクスなどという」と言葉が見受けられ、宇佐見氏がマルクスを嫌っている様子を窺い知ることができる。まぁ「今時マルクスと喜んで言うのは、過激派と○○○くらいですよ」とは京都に住む友人の言葉である。
▼入場料売り場でくれる「ご案内」によると宇佐見翁は「3回焼失したが、天災は神仏の教訓と甘受し、幾多の苦難を乗り越えて人生の道しるべを残し」とある。こういう風な境地に立てる人間は中々いない。私服を肥やすことばかり必死になる、今の日本の政治家に耳の穴をほじくって聞かせてやりたいものだ。そして登り始める。二週間前に登った伊予ヶ岳頂上の不安が頭をよぎる。しかしそこは宇佐見翁のすることは、お年よりに優しい。階段の段差が緩やかで一段が7cmくらいで歩きやすく頂上まで息が切れることはまったくなかった。一階入り口には背丈2mほどの観音像が安置されているが、ふくよかで見ているわたしの顔が赤くなるほど実にグラマラスである。不思議な事に1階は不動明王が鎮座しており、2階は文殊、3階は普賢と続き8階は聖徳太子、9階はマリア観音と隠れキリシタンにでもなった気分になる。まぁ日本人は八百万の神が好きだし、わたし自身は無神論者だから気にしない事にしよう。
▼そして天辺には弥勒菩薩が鎮座している。頂上までの56メートルをゆっくり登っても10分程度で、気づかないうちに着いてしまう。さらに途中には七福神も鎮座していて、ここに来るとすべての神仏、いやイスーラムのマホメットは想定外だったが、に出会うことができるという便利な観音だった。入園料はお一人500円で入り口の手前にある食堂で昼食を食べると、2割引きのチケットを貰える。一ヶ所ですべての神仏に絵で会いたいという無精な方はぜひ行ってみてはいかがだろうか。

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November 16, 2007

額賀、久間両氏は認知症か?

▼イヤー昨日は暑かったですねー。わたしは車の助手席に乗って取材に向かっていました。予想はしていましたが、半袖でも汗をかきました。取材場所については後述します。
▼昨晩のTV「京都地検の女」で、司法修習生がヘッドフォンステレオで聴いていた曲が、「魔笛」の「夜の女王のアリア」でしたね。そう言えば今年のケネス・ブラナー監督の映画「魔笛」トップシーンで空からカメラが地上を俯瞰して迫ってくる、その地上にはウェブリー&スコット455Mk1がクローズアップされていましたっけ。もうそれだけで時代考証の正確さと、監督のこだわり様が伝わってきました。しかし映画はちっとも面白くなかった。
▼昨日の守屋武昌前防衛省事務次官の証人喚問で、わたしがとてもおかしいと思った事が一つあります。それは守屋氏がベラベラ宴席で同席したという額賀、久間という名前を喋ってしまうことです。アメリカ軍の特殊部隊では、敵に捕まったとき拷問に耐えるという苛酷な訓練があります。わたしは10年くらい前の「コンバット・マガジン」という、銃器オタク雑誌で見て知っているだけのことですが…。縛って首だけ出して埋め砂漠に放置する、殴る、蹴るなんて言うのは当たり前です。それで思うのですがおそらく自衛隊の特殊部隊でも、同様な訓練は行われている筈です。しかし防衛省のトップである防衛大臣や事務次官はそういう耐拷問訓練を受けていないのでしょうか。普通あらゆる組織のトップというのは、自ら模範を示さなければ部下はついてきません。ヒラの特殊部隊の隊員は「ああこれは捕まったら何を喋っても良いのだな」、と受け取るに違いありません。それともトップは自分だけは絶対捕まらないとでも思っているのでしょうか。
▼守屋氏がベラベラ二人の名前を上げた裏には、別の名前の挙がっていない政治家に「いつでも国会でしゃべるよ」という思惑があり、彼らを脅しているに違いありません。そして名指しされた額賀、久間の両氏はいずれも「記憶にない」とは笑止です。もう長谷川式簡易知能評価スケールで調べて貰うしかありません。接待を受けた事を忘れてしまうなんて、もう彼らは立派な認知症患者です。読者のみなさんも人ごとではありませんから、やってみて下さい。これは一人では出来ません。出題者が別に一人必要です。この検査はジョークの余命テストと違って、医療機関で行われているものです。
▼昨日は東京湾観音の取材に行きました。JR内房線佐貫駅周辺から海側を見ると巨大な観音様が見えます。一度行ってみたかったのでカメラマンとして取材に同行しました。同行者の一人Maさんは週の初めから風邪気味という事だったので、「取材に行くまで4日ばかり禁酒をするように」とメールで指示しました。しかしそんな事を素直に聞くMaさんではありません。毎晩あきれ顔のわたしを想い出しながら、飲み続けていたという話です。極めつけは水曜日の夜も治らないので、ふと「そうだ卵酒にすれば良いのだ」と思いついて、レンジで挑戦したのだそうです。そこに夫君が帰ってきて「何してるんだ」と訝しんだというのです。それもそのはず卵酒ではなく、レンジを使ったのでスクランブルエッグのようになっていたというのですから。それでも「夕べの卵酒は効いた」とご機嫌な一日のMaさんでした。(時間がないので、明日に続く)

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November 15, 2007

NHK「ヤクザマネー」を見る

▼午前8時頃に仕事の進行状況を点検する電話が自宅にかかってきた。それでニフティもメインテナンスで10時まで動かないし、仕事を最優先させた。その後に定期検診に出かけたが、2時間ちょっと待たされた。それを予測して分厚い本を持参したので退屈はしないが、このクリニックの照明は暗すぎる。2ヵ月前の血液検査をしてその結果を聞くことがその目的の一つだった。その数値は微妙に増えていたが、理由を想像すると夏は健康を心配して、外歩きをあまりしなかった事、それに直前に卵料理を食べたせいだろう。今は涼しくなったので、雨が降らない限り毎夕1時間は歩いている。右手の中指と、薬指の腱の痺れは一月前は箸を持つのが苦痛なほどだった。しかし医師は何も指示してくれないので、ハンドグリップを使って自主リハビリを始めた。そうしたらもの凄く効果が上がって、痛みはまったくなくなった。
▼昨日の日経7面でも「ヤミ勢力と断絶官民連携」という記事がでている。日曜日のNHK午後9時の「ヤクザマネー」は凄い番組だった。暴対法で資金作りの環を狭められたいる暴力団は、その資金を投資ファンドを使って増やしているという番組だ。わたしの認識では「投資ファンド」というのは所詮、サラ金の規模の大きなものだと思っている。外国人投資家というのも香港あたりに事務所を構えた日本人が「外国人」を装って投資する。あの村上もシンガポールに事務所を構えようとしていたではないか。その事務所に日本人が持ち出せるだけの日本円をもって、「海外旅行」のついでにゲンナマを渡してくる。そこで投資ファンドに渡れば「外国人投資家」となるが、彼ら金持ちがやっている行為は、自分さえよければ貧乏人はどうでも良いという言わば「売国行為」である。
▼さて今朝は忙しいので本論に入る。NHKでは暴力団員は「ホストクラブ」の男性から毎月みかじめ料を受け取っていた。それは毎月3万円であるという。そうなのだホストクラブの男たちは暴力団の支配下にあったのだ。そしてある民間マンションの奥にある一室は秘密のディーリングルームになっていた。元証券会社のシステム設計をやっていたという男は、タンクトップにジーンズという軽装で16面もあるモニターに向かって、悪びれた様子もなく淡々「売買」をこなしている。その他彼らの仕事は、ゲンナマの融資である。融資先は急いで回転資金を必要としている「IT関連企業」である。銀行は貸し渋りで申しこんでも半年近くかかる。しかし「彼ら」は3日でゲンナマを渡すことが出来ると豪語する。それを裏付けるように「アタッシュケース」の中には一万円札がうなっている。そして「彼ら」は会社経営者から実印を押した「白紙委任状」を書かせて持っている。
▼そして「彼ら」はある東証一部上場企業である外食産業が資金調達をしているのを知り、それに目をつける。25億円を調達しようとしていたのだが、「彼ら」も10億出したことにして株券を発行させて市場で売り払う。実際には一円も動いていなかったのだが、「ファンド」に任せてしまったので、その上場企業は行き詰まって倒産してしまう。テレビでは証券取引等監視委員会と連絡会議を始めたばかりで終わっていた。日経では「ただ実際にヤミ勢力との対決するには警察との連携も必要になる」と締めくくっている。しかしそんな事で簡単には解決できそうには思えない。

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November 14, 2007

◇「戦国自衛隊」(1979)を見る

▼先週金曜日午前10時半頃だったが、東京都内の郵便番号136の郵便局から同じ都内の105局へゆーパックを送った。普通だと翌日着くのがゆーパックである。しかし届いたのは月曜日夕方5時半であった。先方からはまだか、まだかと矢のような催促がくる。番号控えがあるので追跡してもらったのが月曜午後1時頃だが、「持って出ている」という返事だけだ。土曜日不在で持ち帰ったにしても、それならば月曜日朝一番に届けようと言う気持ちになるのが普通だと思う。この二つの局の直線距離は10km弱で、わたしもかつて自転車で走ったことがあるが、1時間かからない。遅れた理由は民営化と、その理由は想像つくがこれには困って一応窓口に苦情を申し立ててきた。「速達なら良いのか」と聞くと、「それでは追跡できないので、ゆーパックにして欲しい」というのが郵便局の意見だった。
▼昨晩NHKで月から見た地球の出入り(JAXAのサイト)をハイビジョン映像で紹介していたが、これにも胸がときめいた。Webは1分間に圧縮しているが、これは今晩午後8時からNHKで総集編が放映される。
▼NHK13日夜の「爆笑問題のニッポンの教養」は「深海に40億年の世界を見た!」で地球微生物学者の高井研氏が登場した。わたしは高校時代、旧ソ連の科学者オパーリンの「生命の起源」を興味深く読んでいた一人なので、この日のテーマを注視していた。一言で面白かった所を紹介すると、生命の起源はインド洋の深海で生まれた。それは水素と二酸化炭素の結合物からなるもので、これがおそらく生命発生の母体になったという高井の学説が現在では一番有力視されている。そして彼は「科学というものは所詮人間が作ったものだから、公平でも絶対でもない」という言葉にいたく感激した。では「科学的社会主義」というもも、「科学」という言葉を装っているが、所詮自分の都合の良いように作られた論理なのである。
▼週末にハンガリー動乱(この言葉自体誤りでるが…)を描いた映画「君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956」が公開される。この映画を作ったゴダ監督は「週刊金曜日」11月9日号のインタビューでこう言っている。「確かに、共産主義は理想であり崇高です。しかし、実際には、共産主義に名を借りた独裁だったわけで、」と語っている。
▼◇「戦国自衛隊」(1979年の角川映画)2週間前にWOWOWで放映されたが、後半夕食になって中断して見ることができなかった。それで13日録画し夜に見た。半村良の原作で昨年「戦国自衛隊1549」が防衛庁の圧倒的な協力の元にリメイク作品が作られた。しかし脚本が「亡国のイージス」の福井晴敏であるからして、先は読める。この79年は自衛隊の協力を得ず61式戦車からすべて手作りである。61はとても良く出来ているが、主砲のマズルブレーキがいかにもブリキ風であった。これを肉厚にすると申し分ない。「1549」のように自衛隊の全面協力を得てまともな映画が作ることができる筈はない。わたしは後者は初日に見に行ってこのブログにも書いたし、マニア向けのサイトにも「実物を使ったからと言って、良い映画が出来る保障はない」と書き込んだ。後者は物量作戦に石油精製所まで作るという作りでお笑いだ。しかし前者は物量と戦車やヘリを持っている自衛隊もベトナム戦争同様、槍に鉄砲、丸太に馬を使った戦国武将の作戦に次第に窮地に追い込まれる。つまり武田信玄は地の利を有効に活用し、人海戦術をもって近代兵器の火力を圧倒する。日本の武士は中々優秀だなとため息をつかせるほどだ。しかし映画とはいえ馬が転倒して苦しむ場面は可愛そうで見ていられない。
▼後半隊長の伊庭三尉(千葉真一)は生き残った部下に向かって、「上杉謙信と天下をとるのだ」と豪語する。しかし部下の一人は「昭和に戻りましょう。こんな所にいて男らしく戦って死ぬなんて無意味です」という言葉に、原作者と監督の思いの全てが凝縮されているように思う。

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November 13, 2007

◇「王の男」を見る

▼先週の金曜日長野に住む高校時代の友人から午後9時半頃電話があって、「自分が参加している町おこし団体のホームページが出来上がったから、見て感想を聞かせてくれ」という。そのときアドレスも聞いたが、スペルが違っていたのかその日は辿り着く事が出来なかった。そして昨晩ようやく絞り込みをやっていったら辿り着く事ができた。わたしのHPよりも遙かに優れて技術を持った方が作っていて、今後の発展が楽しみだ。駅前のシャッター通りは、これで復活すると良いのだが…。
▼おかげさまで、トップページのアクセスカウンターはきょう99500番になると思う。日曜日の日経に「今を読み解く/邦画バブル、現場に危機感」という記事がある。その記事は同社文化部の古賀記者が書いているのだが、最後の方にこういう記述がある。映画の宣伝は雑誌や新聞を通して行われるのだが、パブリシティの機能が低下している。「原稿のチェックなどで批判記事を許さない風潮がまん延、書き手側の士気も下がった。『映画宣伝の白痴化(*編集長注:おお、ATOKは白痴という字が出てこない。ドストエフスキーはどうしたら良いのだろう)』と『映画ジャーナリズムの没落』は表裏一体という訳だ」と。
▼わたしの場合もいくつかの映画館には通い詰めているから、過去に書いた記事のスクラップを見せたら、フリーパスかもしかしてタダ券を貰えるかも知れない。それをやらないのは、タダ券を貰ったら批判する記事が書けなくなるからだ。つまらない映画をつまらないと書かないのはジャーナリズムではなく、太鼓持ちである。今の日本の映画評論家は700人ほどいて、それだけで喰っていけるのは10人足らずだという事を聞いた事がある。その殆どが喰っていくために「不本意な記事」を書かされているのだ。
▼◇「王の男」韓国映画で約1年前の暮れに日本で公開された。制作された韓国では口コミで人気が上がり、「グムエルの漢江の怪物-」が上映されるまでトップ1の座を誇っていた映画だったが、見に行こうかどうしようかと、迷っているうちに終わってしまい、先日のWOWOWでようやく見た。16世紀初頭の韓国。漢陽(現在のソウルの前に李氏朝鮮時代の名称)にやってきた芸人チャンセンと相棒で女形のコンギルは町で綱渡りや曲芸をやっていて人気になる。そして別の芸人グループと一緒に芸を披露しようという事になる。それは朝廷の王ヨンサングンがキーセン上がりの女官と夜な夜な遊び惚けていて政治をやらないという町の噂を聞いて、それを芝居にすることだった。芝居は少々下品であるが、狙いは大当たりして一躍町の人気一座になる。ところがそれを物陰から密かに見ていた大臣がいた。さっそく王に報告すると「連れて来いという。チャンセンはもし王が笑わなかったら「打ち首」にされても構わない言う。
▼仲間は怯えてしまい、逃げだそうとするがチャンセンとコンギルは必死に演じる。そしておつきのキーセンがクスクス笑い始めた事から、王も笑い幕臣たちも大笑いしてその場は救われる。しかしコンギルは王の目にかない側に侍るよう命じられる。そして次々芝居を創作するのだが、次第に朝廷の腐敗をテーマにするようになる。大臣の狙いはそこにある、芸人を使って朝廷の腐敗を一掃しようとする事にあった。しかし重臣やキーセンらの陰謀に巻き込まれて、絶体絶命の立場に追い込まれてしまう。ちょっと目には二人の芸人の関係は『覇王別姫』に似ているが、実に切ない愛である。そして最後にチャンセンは両目を焼かれてしまい、それでも「最後の芝居をお見せする」と王の前で「盲目でも出来るのだ」と綱渡りの妙技を演じる。そしてその最中に隣国から城に兵隊が攻め入る。

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November 12, 2007

◇「4分間のピアニスト」を見る

▼◇「4分間のピアニスト」先日あるお宅へ伺ったら、モーツアルトのディベルティメントKV138を流して下さった。「モーツアルトがお好きですか?」とお聞きすると「昔はジャズしか聞かなかったけど、ちょっとしたきっかけがあって今はモーツアルト」というご返事だった。おおそう言えば先週7日の『相棒/蟷螂たちの幸福』ではビゼーの「真珠取り」がモチーフになっていたっけ。映画は刑務所の中の教会でピアノ教師クリューガーがモーツアルトのピアノソナタ11番イ長調をオルガンで弾いている。すると受刑囚の一人でジェニーが一生懸命机の上を鍵盤代わりにしてピアノを弾いているではないか。教師はもしかしたらジェニーにピアノを弾く才能があるかも知れないと思い、個人レッスンをする事を刑務所長に申し入れる。
▼しかし苦労の末ピアノに向かわせるとジャズしか弾かないので、クリューガーは「そんな堕落したものは音楽ではない」と毛嫌いして教える事を拒否する。さらにジェニーはレッスンを始めたばかりで刑務所の看守に反抗して、入院しなければならないほどの大けがを負わせてしまう。ジェニーがそうするのには理由があったことがわかる。ジェニーは幼い頃から養父に預けられてピアノの才能の見出されたが、幼い頃からその養父に性的暴行を受けていた。その後大人になってから殺人の容疑を掛けられて、冤罪でこの刑務所に服役していた。だから周りからは「殺人犯」と警戒心を持たれ蔑まされていたのだ。さらに自分の身体に少しでも触る男を許せなかった。
▼ようやくピアノレッスンが本格化して、クリューガーはもしかしたら近く行われるピアノコンテストに入賞できるかも知れないと特訓を始める。しかしコンクールは迫ってくるが練習は途中で様々な妨害が入って取りやめになる。その一つはジェニーに大けがを負わされた刑務官が退院してきて、一応は彼女がわびで納まるのだが、刑務官は着々と復讐する準備をしていた。そしてクリューガー(老いたヘップバーンそっくり)にも悲しい過去があったことが告白される。彼女はナチス時代に病院の看護師として有能な働きをしていた。ところがそのナチスの病院で1945年2月2日イギリスの空爆で破壊される。それでギロチンで殺されるはずだった親友が、絞首刑にされてしまう。クリューガーもまたそのときのトラウマを引きずって生きてきたのだ。
▼刑務官の復讐でジェニーも手に怪我をし、刑務所長やの精神分析医を交えた会議でも、ジェニーは外出禁止で独房に入れるという決定が出されてしまう。ジェニーは今や絶体絶命の瀬戸際に立たされる。果たしてドイツオペラ座の決勝戦に辿り着く事ができるか?銀座シネスイッチで。ここではお勧めの「題名のない子守唄」もやっているがもうすぐ終映だ。一日休んで2本一緒に見ても悔いはない。
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November 11, 2007

◇「明日へのチケット」を見る

▼新橋演舞場に来たのはもう15年くらい前かも知れない。確かあの時は、中村吉右衛門の「夏祭浪速鑑」の歌舞伎を見に来た記憶がある。今回は仲間由紀恵の「ナツのひとり」という芝居だ。わたしはNHKの連ドラをまったく見ない。それに立身出世というのは嫌いだが、ストーリー自体は先を知らないのでそれなりに楽しめた。しかし脚本は橋田壽賀子だから推して計るべしだ。欲を言えば第一部だけでも良かったと思う。生瀬勝久はNHKの「サラリーマンNEO」のアナウンサーとか、「トリック」の矢部謙三役で知っていた。彼がガンに罹って再会する場面はかなり泣けた。しかし椅子は硬くて4時間はこたえた。この時間があるとフィリッピンくらいまで到達しそうである。全身がカチカチになってしまい、終わってから映画に行く気力も体力も残っていなかった。
▼◇「明日へのチケット」ケン・ローチ05年の作品WOWOWで放映。ドイツのインスブルックを発車してローマに向かう急行列車の中で繰り広げられる、3組の様々な人生模様をケン・ローチ他2人の監督は暖かく見守る。ローマの製薬会社との打合せを終え、列車に乗り込もうとする老教授は、爆発事件の警戒で飛行機が飛ばなくなった事を会社の秘書から知らされる。翌日は孫の誕生日を控えていて、どうしてもそれに間に合いたい。美人秘書は八方手を尽くしてチケットを一枚手に入れる。プラットホームで秘書に感謝して列車に乗り込むのだが、その笑顔が忘れられない。乗り込んでパソコンを開いて礼状を書こうと「ディア○○○」と書こうとするのだが、消しては書き、書いては消し、列車が故障したら再び彼女に会いに行こうかと妄想にとりつかれる。しかし孫娘からの携帯でふと我に返る。
▼2話目は居丈高な銀髪の老婦人と青年のカップル。席を予約していないのに一等車に座って、後から来た客にチケットを見せてと言われてもガンとしてどこうとしない。車掌は呆れて個室が空いているのでそこへと案内する。彼女は何かというと青年を「気が利かない」と言って怒鳴る。この二人の関係をいぶかしんでいると、青年は兵役を嫌って社会奉仕活動をしているらしい。そして老婦人は将軍の妻らしい事が分かる。そして夫の1周忌のためある駅で降りる。そして青年に着替えを手伝わせるのだが、彼は怒鳴れてばかりいるのですっかりブッ千切れて逃げ隠れてしまう。途方に暮れた老婦人は別の乗客の手を借りて大きな荷物を持って下車するが途方に暮れる。
▼ローマまでサッカーの応援に向かう3人の青年が乗ってくる。そこにアルバニア当たりから来た4人の難民家族が乗り合わせている。1個のサンドイッチを4つに分けて食べているので、自分の持っているサンドイッチを全て分け与えれ、感謝される。しかし検札が来てふと気がつくと一人のチケットがなくなっている。彼らはあの家族の一人の少年にすられたのではという疑いを掛ける。大騒ぎして突き詰めると、そのうちの一人母親が「たしかに盗ったが、それには理由がある。ローマに夫がいてどうしても再会したいので見逃してくれ」と彼らに頼む。彼らはウソに違いないと許さない。車掌はチケットを持っていない青年は犯罪だかれ鉄道警察隊に引き渡す、と意気込む。ローマ駅に着くと難民たちは夫の無事再会して涙を流しているのを見て、「疑ったのは悪かった」と反省する青年。しかし彼らには鉄道警察が迫る。と改札口の方でサッカーの応援団が賑わしているのが見える。青年たちは車掌の制止を振り切って混雑に紛れ込んで逃げてしまう。そして難民を助けて本当に良かったと実感するのだった。
▼わたしは毎週録画してNHKで関口知宏の「中国列車の旅」(今週放映で敦煌に到着して終わりだ)を見ているがハルピンに到着したり、内モンゴルの少数民族と会話しているとき、日本人との共通点とかアジア人に対する親近感を持つが、ヨーロッパの国際急行でもそのような人間ドラマが毎日繰り広げられているのだろうと思った。
▼「ジャーヘッド」表題は亀田兄のような髪を切った海兵隊員の事。イラクに派遣される男達は国内で厳しい訓練を受ける。それは上官の命令に無批判で従うことだ。だがイラクへ行って砂漠で半年間待機さされれ、戦闘に加わったのは4日とたった10時間。そこで見たのは炭素化されたイラク人の亡骸だったという話。レッド・マッカチン氏はつまらないという評価だったが。わたし的にはイラク戦争の片面の「真相」を描いていて面白かった・
▼「ジャッジ」(最終回)島の開発をめぐり、島の住民と開発会社が対決する。環境アセスメントが開発会社に都合の良いように書かれるというのは、現実の世界では当たり前の事である。また裁判官にも「国策」というバイアスがかかるので、あのような玉虫色の決着はあり得ないのではないかと思った。
▼昨日は「深呼吸の時間」に対するご意見をいただきました。ありがとうございます。現在はコメントとトラックバックを中止しています。理由はトラックバックはつまらない宣伝が多いこと。コメントもどうでも良い意見が多く、それを削除するのに余りにも多大な時間をとられることです。今後コメントが多ければこの部分を再開することも考えます。

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November 10, 2007

◇「深呼吸の必要」を見る

▼金曜日の夕刊を見て、明日見る映画を決める。今週は2週目だから見たい映画が目白押しである。例によって今週必見の1本は渋谷イメージフォーラムの「いのちの食べ方」。来週はシネカノンの「君の涙ドナウに流れ」だ。あと個人的興味で今週の「4分間のピアニスト」だ。あと3本あるが、見てからご紹介する。本日は昼前から友人に誘われて仲間由紀恵の芝居を見に明治座に出かける。
▼◇「深呼吸の必要」NHKBS、04年公開された劇場映画。「ザワワ、ザワワ」という「サトウキビ畑」の唄があるが、6人ほどの青年たちが沖縄のある島にサトウキビ刈りのボランティアにやってくる。唄を歌うのは簡単だが、サトウキビは背丈が3m近くある。農業などやったことのない青年たちは落ち着いた平良家が男女の部屋の仕切が襖だけなのにまず驚く。肉体労働などしたことのない青年達が何らかの理由で自己を発見しようと、この島に来たのだろう。しかし暑い、朝8時から夕方6時まで汗にまみれてサトウキビを刈る。帽子を持ってくるようにといす指示をしたにもかかわらず持参しない女性。日給は5000円だが、条件が悪いと言って他のバイトに行こうとする勝手な二人。だが仕事は35日間の3月31日までに6万本をきれいに刈り取って納品しなければ商品価値はゼロになってしまう。
▼風呂に入るのも一斉に入らないと栓を抜かれてしまう。それにこんな島まで来ても化粧をしている娘もいる。熟練したリーダーは日本の農業現場を季節によって渡り歩く常連の豊(「ハゲタカ」の鷲津役の大森南朋で好演している)だ。止めようとした二人はそれまで数日のバイト代を手渡されるが、みんなが黙々と作業に向かう姿を見て心変わりして居残りを決める。いくら刈っても先が見えないサトウキビ畑。後半になると無口だった高校生が、みんなより2時間早く作業に出ている事に気づく。そうだ2時間早く6時に起きればよいのだと。鹿児島に看護師として働いている娘さんも帰省して手早くサトウキビの葉を落とし、幹を切り落としていく手早さに休憩していたみんなも腰を驚く。自分たちの不甲斐ない手順は何だったのだろうかと。だれも作業に文句は言わないが、作業の遅れは自己責任で自分に降りかかってくる。
▼そして嵐の夜豊は軽自動車に乗っていて大けがをする。そこは看護師と参加していた医大生の連携プレーで左大腿部の大けがは応急手当で事なきをえる。ますます迫ってくる納期。それに一向に進まない生い茂ったサトウキビの大群。だが最初と違い、みんなが力を合わせて作業に取り組む姿勢が心地よい。そしてようやく残り数本になった時、みんなの晴れ晴れとした顔が汗にキラリと光る。「めがね」も面白かったが、あれは所詮「いやし」と「たそがれ」である。しかし「深呼吸…」は労働を通じて自己を発見するところに、自分が汗をかいたような心地よさが残る。
▼ほんとうは防衛省技本のガンダムについて書こうと思ったが時間切れ。

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November 09, 2007

◇「いつか読書する日」を見る

▼またまたN県のサーバーから勤務中にアクセスする方が登場している。仕事はしっかりやって自宅のパソコンで夜にアクセスして欲しいものだ。毎日1分くらい見るのは大目にみますが、あちこち見ては仕事に差し支えると思う。
▼昨日佐賀県で起きた入院中の患者が誤射された話。実はこの方の親戚という人が家族が勤務している会社にいて、葬儀のため昨日仕事を切り上げて帰って行ったということだ。お気の毒というしかない。それとも入院中も防弾チョッキを着用するしかない、
▼堀辰雄の「菜穂子」を借りてきました。なぜかポプラ社のジュニア文庫が来てしまいました。重いけど書いてある内容は同一だから良いとしましょう。舞台は1昨年ある合宿で立ち寄った信濃追分が「O町」としてその舞台になっています。
▼◇「いつか読書する日」アクセスワードを分析したら、この言葉が比較的多かったのlで、ご希望に応えて書くことにしましょう。ある坂が多い町(撮影は長崎だ)主人公の大場美奈子50才で独身だが、本を読むことが唯一の楽しみである。は朝早く起きてまず牛乳配達をしている。店主は左右田一平で、ビンの牛乳を小分けにしてあちこちで下ろしていく。美奈子はそのポイントの一つを受け持っており、助手席から下ろしてもらって布製のバッグに詰めて急な石段を「よーし」と気合いを入れて一気に上る。そして空瓶を取り出して新しい物に入れ替える。牛乳は雪印のMEGMILKだ。その一軒が高梨の家で夫は市役所の福祉課のような所に勤務している。真面目であるが何が面白くて生きているか、妻は想像がつかない。
▼妻の容子は末期癌で自宅で寝たきり。点滴をして、夫はベッドの脇に添い寝している。そして彼(岸部一徳)コマメに点滴を代えたり、「きょうはカレーにしよう」などと妻を励ましながら介護をしている。美奈子は牛乳配達が終わったあとはスーパーのレジの仕事をしている。岸部は路面電車に乗って役所に行くが、美奈子は長い道を必死に自転車を漕ぐ。
▼容子はある時ヘルパーさんに牛乳を配達してくれている人が、夫と同級生であることを聞かされる。なぜかその一言で容子はずっと夫が美奈子を好きだったに違いないとひらめく。そしてもう歩くことがままならない容子は美奈子と牛乳ボックスに入れた空瓶に入れたメモを通じて、意思の疎通を図る。そして夫には「わたしが死んだら好きな人と結婚して」とつぶやき、美奈子には「夫と結婚して」と最後のメッセージを送る。容子が見送って二人が再会する。そして「いままでしたかったこと、全部する」と岸部は美奈子をヒシと抱きしめる。
▼だが責任感旺盛の岸部は不慮の事故にあってしまう。そして美奈子は今まで通り本に囲まれた部屋で「カラマーゾフの兄弟」を読みふけるのだった。
▼この映画は「老後と死」あるいは「認知症」も描いている。もう一家族渡辺美佐子は英文学者だった夫を抱えている。しかし彼は徘徊性認知症で町中を駆け回る。いくら元有名だった学者も認知症になってしまえばお終い。どてらを着て町中を走る姿は「殯の森」よりも迫力があった。それにしても美奈子を演じる田中裕子の淡々としたように見える演技は素晴らしかった。
▼今朝忙しいのでこれは前日夕方書いている。余力があれば午後に続くかもしれない。ブログは一日に何度か訂正、書き換えている場合もあります。時々見比べてください。

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November 08, 2007

花の事なら「はなせんせ」

▼昨日はアクセス数が普段の半数に減っていた。何故か考えて見たが原稿を前日の午後11時頃に書いたものだから、新鮮味が足りなかったのかも知れない。
▼NHKで月を回る人工衛星「かぐや」から送られて来たハイビジョンの動画を見せてくれたが、本当に自分が飛行船を操縦しているような錯覚におちいって胸が弾む。わたしは小学生の頃、父に海野十三(じゅうざ)の「30年後の世界」や「月世界旅行」(いずれも「青空文庫」に入っているはず)を読んで胸を弾ませた。それを読んだのは、まだ地球上にロケットも存在していなかった時代だった。そしてソ連の月ロケットが月の裏側の不鮮明な画像を送ってきたのは、たしか高校2年頃で、朝刊のトップニュースだった。学友の一人が珍しく学校に遅刻して来たので理由を聞くと、その「新聞を読んできたため」だと言っていた。
▼昨日は朝から電車で移動する時間が多かったので、それなりの準備をした。準備とは読む本である。昨日の場合2冊700~1000ページくらいは読めそうだったので、分厚い本をバッグに入れたがそれは読み切った。読むのはそれほど時間はかからないが、それをメルマガをご覧になっている方はご存知のように読後感想としてまとめなければならない。そちらの方に時間をとられなければ3冊くらいは読むことができる。N船橋駅で40才前の男性が岩波文庫の「菜穂子」を読んでいた。堀辰雄の「風たちぬ」は知っているが、この小説は知らなかったので、図書館にリクエストをしておいた。混雑した電車でどう記録するかというと、携帯のフリーメモのメモリーに入れるのである。これなら片手で出来る。
▼昨日ラジオを聞いていたら「はなせんせ」というサイトの事を紹介していた。よく町を歩いていたり、野原を歩いていると名前の分からない花に出くわすことがある。Maさんはそういう方面にとても詳しく、先日の伊予ヶ岳を下山するとき、「ムラサキ…」とか「釣りがね…」とかいくつか教わったが、覚える気がないのでわたしはすべて忘れてしまった。されこのサイトに入るにはまず登録する必要がある。そして花を写真を上下から撮って、見た場所、時期などを記入して送るのである。すると花に詳しい人が書き込みで教えてくれるとい便利なサイトなのだ。わたしも数年前にツーガール嬢からある草木の名前を尋ねられて随分苦労した。早くから知っていればこんな難儀はしなくても済んだかも知れない。
▼NHKBSで月曜日から数年前の日本映画を連続放映している。「花とアリス」、「とらばいゆ」、そして昨晩は「いつか読書する日」だ「花と…」は良く分からない作品だったが、あとの二つは結構面白かった。時間があったらそのうち書こうと思う。

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November 07, 2007

NHK報道に在日トルコ大使が抗議

▼多くの方からご意見を頂いた。「『きょうの目』いつも楽しみです小沢騒動の真相ぜひ宜しくお願い致します。という方もいらした。わたしは正直いうと政党政治にはあまり興味がない。小沢問題であるサイトでは「むかし彼はCIAからカネを貰っていた」というのもある。民主党は所詮、日本核武装という鳩山から、軍事産業とのパイプを噂される前原前代表、そして元社民党出身まできちんとした政治理念の集合体ではないので、いずれ瓦解するのではないかと思う。この項は6日午後11時書いた原稿で、今朝小沢のニュースは辞意を撤回と、予想通りの展開になっている。
▼そしてもう一人の方は6日朝日朝刊31面に出ていた記事の事を教えて下さった。これは10月29日の「きょうの目」でもご紹介した「新シルクロード/激動の大地をゆく」でトルコ大使がNHKに抗議したという話だ。ストーリーはブログをご覧いただきたいのだが、大使の言い分は「クルド人の多くがPKKを支援しているかのように取り上げられているが、事実ではなく、バランスが取れていない」と説明しているという。たしかクルド人の発言で締めくくってはいるが、彼は武力は暴力の連鎖になるだけだからと、今は武装闘争を止めているので、かなりバランス良く作られていると思う。最後に戦車がトレーラーで運ばれているシーンが写った事を書いたが、あのM48戦車からすると反トルコ抵抗勢力はなかり粘り強く戦っているのだろうと推測される。
▼鵜の目さんが投稿欄に書いてくださった、給油問題は折を見てもっと深めたい。
▼本日早朝から多忙のため、余力があったら午後3時過ぎに書き足すかもしれない。昨日の「マリエ」の部分訂正が入り直しました。

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November 06, 2007

小沢は自民党の「秘密諜報員?」

▼『鍵盤乱麻』メルマガはお読みくださっただろうか?送信してもブログのアクセス数は普段と変わらないので、お送りしても10%程度の方がご覧になっているのだろうと思う。<編集前記>でお願いしたメッセージはぜひともお寄せいただきたい。
▼わたしもみなさんと同様仕事をもっているので、このブログは仕事を始める前の約30分で書き上げている。そのため事実誤認などがあるが、それは読んで下さっているみなさんの訂正でなんとか乗り切りたい。昨日のアクセスログを解析していたら、「中国共産党」のタイトルでNHKの方と、中国本土の方がアクセスして下さった。みなさんそれなりに気に掛けて下さっているようで嬉しい。
▼わたしは毎日50くらいの永田町の裏話から怪情報の個人ブログを見ているのだが、今朝はそのうちの一つに「小沢一郎は自民党が野党に送りこんだ『秘密諜報員ではなかったか』というのがあった。しかし彼の言動を見ていると、その指摘もまったくガセではなく見えるから説得力がある。
▼<編集後記>で書いた「物の整理」だが、日曜日の「日経プラス1」で「激やせ」した経緯を本にしてヒットしている岡田斗司夫が出ている。そのインタビューの最後で体重は別人というほど落とす事ができた。昔はオタクのコレクションが100畳から200畳の部屋に溢れていた。今度はコレクションを3つくらいの棚で見渡せる範囲に整理することが目標だ、と語っている。そのとおり岡田もついにそこに行き着いたか。わたしも本は2つの棚に収めた。頻繁に使う本なんて辞書以外ない。わたしがそもそもこのマンションに引っ越したのは区内で一番大きな図書館で33万冊おいてある場所まで徒歩6分ほどで行くことができるからだ。本なんて一回読んでしまえばジャマになるだけ。たくさん読んだ本のどこのページに何がかいてあったか、などというのを想い出すのは不可能に近い。
▼時間があるので昨日の「セレドル」について若干追加する。NHK教育テレビ午後11時からの「一期一会キミにききたい!スペシャル」だ。マリエとは若手で最も売れているモデルである。もう一人は無名の酪農を仕事にしている娘さんの西谷さんだ。マリエが北海道に行って酪農をしている西谷さんと仕事の生きがいについて話を聞く。化粧もしないし地方公務員の彼とデートがあっても着飾ることはしない。どうして?可愛い服など着たくない?と言うが。化粧をしてもやがて素顔が分かるのでその場だけ取り繕っても仕方ない。着飾ることも同様だと応える。そしてマリエは西谷さんのアパートに行って、彼女が作ったチンジャオロースをご馳走になり、一口食べて「美味しい」という。そしてマリエは彼が出来たとき、何かを作りたべさせたが、一口食べただけで、彼女が作った料理には手をつけなかった。そのくせパックの白米は2パックも食べたので、彼とは別れたという。それはそうだ「愛エフ」などを見ていても、マリエの作った料理を口にするタレントは誰もいない。それもそのはずセレブの彼女の家では一流シェフを自宅に呼んで目の前で作らせているのだから…。そして西谷さんは東京のマリエのモデルとして撮影している現場に行ってみる。そこで「着飾ることの意味が分かってきた」と語る。そしてマリエは「タレントの仕事もモデルの仕事も将来に続く保障は何一つない。だから目の前にある仕事を体当たりで一生懸命取り組むのが自分の生き方だと語っていた。普段マリエはチャラチャラしたバ○娘かと思っていたが、中々しっかりした考え方を持っていると思った。

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November 05, 2007

NHK「密着中国共産党地方幹部」を見る

▼本日はメルマガの原稿締め切り日です。常連の方はすでにお送りいただいていますが、他のみなさんも締め切りをお忘れなく。
▼余命テストは意外と人気があったようです。わたしの余命は書いた通りですが、現在わたしと同じ年齢で、あと17年も長生きするという方もいらっしゃれば、既に死んでしまったという方もいらっしゃいました。
▼土日に見たテレビの話題を、いくつかご紹介しましょう。まず昨晩夜9時NHKスペシャル激流中国の「密着共産党地方幹部」だ。中国の市場解放路線はとどまるところを知らない。この日は中国共産党第17回大会で「調和社会」の実現を目指すと決めたが、現実に地方幹部は何をしているか紹介していた。一つの地域の幹部は企業誘致が進んでうまくいっているところ。もう一つは旧満州地域の幹部だた、古くから住んでいる家を立ちのかせて、さらに古い建物を壊そうという計画を持っているが、住民は言うことを聞かない。見ていて感じたのだが、中国は資本主義を経ないでいきなり「社会主義国」(わたしはそう思わないが…)に到達してしまった矛盾がでている。つまり「官僚」が存在しない農村部は共産党幹部が「官僚」にならざるを得ない。そして党中央の指令の実践するのが彼ら幹部の役割だ。そこには「人民に服務する」という毛沢東思想のかけらみ見られない。とにかく党中央の言ってきた数値目標をどうやって引き上げるかだ。そのために企業誘致に明け暮れする。交渉にやってきたフランスのエージェントが、いみじくも「共産主義のかけらもない、資本主義そのものです」と言う。
▼10時からTBSで「世界ウルルン滞在記」では俳優の宇梶剛士がカンボジアのトンレサップ湖に行っていた。ここはわたしたちも今年の3月に行った場所だが、今は雨季なので水位は随分上がっていた。湖の面積は乾期と雨季で違うが、現在は東京・埼玉・神奈川を合計したくらいの大きさで目的の水上村までは船で3時間ほどかかる。わたしたちが見たのは日本が援助したかなり大きな学校だったが、この日の学校は船の上に作られた10坪ほどの水上学校だった。子どもたちが走って運動する場所がないというので、丸い竹と木材を集めてウキを作りその上の竹のすだれを敷いて運動場にする。この費用が日本円で14万円くらい。そして平均的な給料が4500円という。地雷博物館などで小さな少女が「ワンダラー」とくり返していたが、1ドルで一家の一日の生活ができる計算になる事がわかった。
▼そして土曜日「ジャッジ」4回目は「命」だった。交通事故で親子を轢き、子どもを殺してしまうシングルマザーを演じたのはソニンでうまかった。当然殺された家庭の父親は妻が今も重症なので極刑を望む。しかしソニンはシングルで二人の子どもを抱えていて、自分が実刑を受けたら子どもたちを養って行くことができない。弁護士からは「寛大な判決を」と、執行猶予つきの判決を望まれる。そして小さな島の裁判長はどうすべきか「命の重さ」を大いに悩む。そして話は一時近所の喜界島(TVの中では違う名称)に行って裁判長は一人の「生年月日が違って届けられた。実際は100才だ」という老婆の話を聞く。仏壇には数本の見慣れない数本の花が活けられている。老婆にその花の名前を聞くと「特攻花」(正式名称は天人菊、1昨年のブログでご紹介した)で特攻隊に行く青年が娘たちから別れの挨拶にもらって、突撃する場所まで持っていくことが忍びなく空から落としたので、花はタネとなってこの地に咲いている。そこでこの島では通称特攻花と言われている。仏壇には特攻隊の姿をした息子の遺影が置かれている。その息子は母に「俺の分まで100才まで生きてくれ」と語って戦地に散ったので、この100才が認められて約束が果たせたと語るのだった。
▼もう一つ11時からNHK教育TV「一期一会」でセレドルのマリエが北海道で酪農を生涯の仕事としている西谷ミキという女性と仕事の価値観について話し合い、実際に酪農体験する話はとても良かったが、書く時間がないので終わり。

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November 04, 2007

◇「ミスポター」を見る

▼前日の登山の影響はでないかと心配していたが、足、腰、腕ともに何ともなかった。これも普段からだを鍛えている成果だろう。昨日の登山で絶対忘れてならないのは、岩場に挑戦するための丈夫な軍手だろう。可能だったら革製のアウトドア用の手袋が望ましい。
▼◇「ミスポター」毎週2本は見続けないと書くときに困るので、初めての映画館である新宿ガーデンシネマまで出かける。座席は恵比寿よりも座り心地がよかった。みなさんご存知の「ピーターラビット」の著者であるベアトリクス・ポターがロンドンで売れ出すまでと、売れて資産ができてからイングランドの湖水に囲まれた風光明媚な土地に暮らすまでの単純で抑揚のない映画である。1903年のまだ保守的な風習が残るポターの実家は成り上がり貴族である。毎年夏の3ヶ月間は家族4人は使用人を連れて避暑に出かけている。そのときであった動物たちをテーマにしてポターはウサギの絵を描いていたいた。ある時小さな出版社に持ち込むが、2人の経営者はあまり気乗りがしない。そこで駆け出しの3男坊ノーマンにその売り出す仕事を押しつける。失敗して売れなくても元々で、弟の責任にしてしまえばよいと考えていた。
▼所が意に反して売れ出してヒットする。二人は結婚をしようとするが身分の低いノーマンは平民の出で、「商売人」との結婚を両親は許さなかった。しかも婚約中にノーマンは急死して失意のどん底に突き落とされる。それもノーマンの姉ミリー(10年振りくらいにエミリー・ワトソンを見た)に励まされ立ち直る。そしてその村で開発会社による農地の買い占めが始まっている事を知った彼女は、ベストセラーで得た資金でそれに対抗する。それがイギリスのナショナル・トラスト運動の始まりとなった。
▼まあどうでも良いのだが、主演のレニー・ゼルヴィガーは「ブリジット・ジョーンズ」以来太る一方だ。それに演技が取りたててうまいという訳でもない。婚約者が危篤だという連絡が入り避暑地からロンドンに向かうが死に目には会えない。このときもっと取り乱して、観客の涙を誘うかと思ったら余りにも淡々としている。まあ敢えて映画館に足を運ばなくても、ビデオでご覧になれば充分かと思う。
▼登山をした夜近くの音楽ホールでコンサートがあった。しかし演目がムソルグスキーとショスタコヴィッチだったのでみなさんにはお知らせしなかった。しかもわたしの嫌いなフランスのオペラ劇場の管弦楽団である。とくにショスタコヴィッチはスターリンとの関係でわたしは芸術家とは認めていないので、一部だけ聞いて帰ってきた。
▼昨日の朝日に日本電波ニュースの社長だった柳澤恭雄氏の経歴が出ていた。知られているように氏は終戦のときNHKにいて、天皇の終戦の玉音放送の録音盤を、乱入した兵士に拳銃を突きつけられて守った人である。半藤一利の「日本の一番長い日」の原作にはNHKで兵士と戦った人は二人ほど描かれているが、岡本喜八の同名の映画では加山雄三が演じるアナウンサーが柳澤役になっている。柳澤はその後NHKのレッドパージにあって、日本電波ニュース社を創設、まだ国交のなかった社会主義国に支局を置いて数々のスクープをものにした。
▼朝日別刷り「Be」のe1面では伊藤千尋記者がゲバラを書いている。「回想録チェとともにした我が人生」というゲバラ最初の妻アレイダの事だ。ここにも出ているキューバのサンタ・クララの戦いでゲバラはたった300人の反乱軍兵士を率いて政府軍と戦い勝利して立場を逆転させる。写真はサンタクララにM1カービン銃を構える彼の銅像が写っている。わたしはだからM1カービンが好きなのである。ちなみに殺された時にもっていたのはM2だったが外見上の違いはない。先日もゲバラが死亡して40周年の集会が世界各地で催された。聖地ボリビアでは世界各国の人1万人くらいが集まってロウソクをもって彼の思想を受け継ごうと決意を述べていた。ところが日本で開かれた展示会にはどこかのバ○学生が「彼の写真はビジュアル的に優れている」と語る。こういう輩には情けなくなって、「おいおいもっと本を読んで勉強しろよ」、と言いたくなる。
▼昨日のブログの最後の「あなたの余命」テストやってみましたか?わたしは後5年と出ていささか慌てています。大至急いまのうちに好きなことをやって置かなければなりませんな。

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November 03, 2007

富山町の伊予ヶ岳に登る

Iyogatake平群神社から伊予が岳を望む
▼先日書いたF2のスクランブルに関する記事だが、もう一人の軍事オタクから「航空自衛隊はF15をスクランブルに使っているのでF2が休んでいても大丈夫」というご指摘をいただいた。さっそくWebで調べると航空自衛隊はメインにF15/DJを203機所有しており、F2A/B支援戦闘機は94機となっている。(07年9月現在)この点を訂正しておきたい。わたしは軍事オタクなのだが、正確にいえばどちらかというと「兵器オタク」で、専門は小火器と戦車でその他の事はあまり詳しくはない。
▼さて昨日の新聞では中日ドラゴンズ優勝の記事が踊っていた。わたしはプロ野球にはまったく詳しくない。ただ金権球団さえ負けてくれればよいのだ。ドラゴンズが優勝を決めた最終戦での落合監督の「采配をめぐって色々取りざたされている。もっとも言っているのは10ch「報道ステーションの古館一郎だけだ。彼らが言うのはピッチャーの山井を最終回の9回表まで投げさせなかったことだ。もしあの時交代をせず投げさせていて打たれたら、1点差だけなのだから決着は北海道までもつれ込んだかも知れない。どうしても名古屋で決めなければならなかった。試合は投手の記録を作るためにあるのではなく、勝つためにあるのだから落合の采配は正しい。
▼わたしがもっと興味があるのは昨日も書いた中村紀ちゃんの活躍ぶりだ。これを「中日スポーツ」と「朝日」で比較してみる。中日に拾って貰った中村は決意の丸刈りで2月に沖縄のキャンプ入りする。そして「あいさつと、中日で野球をやりたい思いを伝え、丸刈り頭を下げた。300本以上の本塁打を放った男がプライドをかなぐり捨てた」。一方朝日は「かつて金色に染めあげていた長髪は、初心を忘れないように高校球児のように短く刈り込んだ。そんな謙虚さは1年通じて変わらなかった」この部分の表現は中日の山本記者は時系列に淡々と書いているが、朝日の「渋谷記者」はさすがという表現力だ。ただし写真は中日の中村の目に涙がキラリと光って写っている。さらに中日では杉下茂が「生きているうちに胴上げ見られるなんて」とスーツを着てナゴヤドームで語っている姿はジーンとなる。
▼さてここから本日の主題は昨日の取材「伊予が岳登山」である。前日の天気予報では雨は降らないと言っていたが、山に近づくと雨脚は次第に強くなる。この1年ほどわたしの取材は雨を逃れていたのだが、M編集長は「やっぱり雨男だったんですね」と呟く。館山道の富山インターを出て左折して20分も車で行くと、平群神社の入り口に到着する。境内に向かって右側に大きな駐車場があるが、休日は満車になるという。車の中で腹ごしらえをして天気を観察する。神社の脇には「登山道」を表示されているので安心だ。昼食を食べ終わって外に出ると柿がなっていたので1個もいで食べたら店で売っているのとは違い、ほんのり甘い自然の味がした。小雨も止みかかっていたので、決意をして歩き始める。この伊予が岳の名前の付いた由来は伊予の国の石鎚山(四国には特急いしづち号が走っている)に、山の形が似ているからつけられたとも言われている。別名千葉のマッターホルンとか、千葉の妙義山とも言われている。千葉県で「岳」という名前が付く山はここだけだから、かなり険しい山なのだろうと思う。
▼筆者が群馬県の妙義山に登ったのは中学1年生の遠足の時だった。あの鎖場には足が震えたものが。たまたま下山中に走っていた同級生が、転落して大けがをした事故があったことを頭をよぎる。雨が降った直後だったので、足下は悪い。歩道はちゃんと整備されているが、決して初級者向けではない。昨年同様「むかご」を探しながら歩いているMaさん。昨年MINさんは次のような一首を読んだ。「じねんじょの むかごを探して山奥に われうち捨てて 友は帰りぬ」食べる物を見つけるのに夢中なMaさんはともすると仲間と遅れそうになるので、「置いていくよ」と叱咤激励する。上り坂はかなりきつい。しっかりとした登山靴を履いていないと滑る。
▼歩くこと30分で、ようやく我々の「自称八合目」に着く。そこには休憩所と展望台があり、今まで歩いてきた道と富山の町や村が一望のもとに見渡すことができる。そこから先に行くかどうか検討する。男性はここまでせっかく来たのだから行こう、と意見はいっちする。しかしそこの注意書きには「これから先は急なので注意が必要」と掲示板が出ているのでMaさんは「待機」することになる。歩き出して驚いたが角度が70度くらいはありそうな岩の絶壁の連続で、ロープと鎖場が控えている。さすが「岳」というだけはある。ここから先は自分の体重を鉄棒に掴まって10分以上支える自信がない人は上らない方が賢明である。例え上っても下りることができない。ロープと鎖に苦闘すること約15分で山頂に立つことが出来る。この日は雲が低く立ちこめていたが、天気がよければ富士山までパノラマで一望することができる。
▼最初アルコールを持参して頂上で一杯やるかという案もあったが、わたしは「それは止めた方がよい」と事前に休止してもらった。ここで飲んだら酔いが覚めるまで下りることはできない。まだ楓の葉が少しだけ赤く色づいていたが、あと2週間もするときっとあなたを紅葉に彩られた木々が迎えてくれるだろう。食べるところや水場はないので事前に準備をしていくこと。それに下山に備えステッキなど、しっかりとした登山の用意をする事が必須である。標高336.6mの山でも決して侮ってはならない。
▼ジャストシステムの「一太郎」をお使いのみなさんへ。10月31日に一太郎の脆弱性についてNHKで報道されました。しかしその後ジャストから連絡は来ません。ご心配の方は下記にアクセスしてパッチを当ててください。
▼ここで分かるあなたの死亡推定日

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November 02, 2007

「ノー」と言えた日本

▼やれば日本もアメリカにノーということはできるということを示したのが、昨日の「イラク特措法延長」を中止させたことだ。いや過去に書かれた、F2関連のブログというのもあってそこで見ると、国産という方針を決めたのになぜいきなりアメリカの言いなりになってGEのエンジンを買わされるのだ。という軍事マニアからの疑問も投げかけられている。初号機が三菱重工から引き渡される式典でアメリカ側に「これはニュー・ゼロ・ファイター」(新零戦闘機)だなどとおだてられていた。だがこのていたらくだ。ジェット戦闘機から戦車まで日本には軍事用のエンジンを作るノウハウはないからそうなってしまう。だから経済・政治的だけでなく日本は軍事的にも実質的にアメリカに従属させられていることをこの軍事マニアは怒っている。
▼イラク特措法を延長させなかったことは、日本の歴史上画期的な事である。だから世論をバックにして交渉すれば、アメリカにノーという意見を突きつけることは不可能ではない。これを積み重ねていけば、日本の諸悪の根源である日米安保条約だって「ノー」という事ができる。それに関連して今朝の朝日にはアメリカの「知日派識者の意見」というのが紹介されている。大体識者などというのは日本の政府主導の諮問会議などは、政府の言うことを聞く学者だけが集められ、彼らの意に沿った意見を出すことを求められる。わたしが仕事で見聞きしている「識者」の知的水準や性向、倫理観たるや普通の人以下の低水準である。朝日に登場している知日派は3人とも全部軍人かその関係者だけである。もっとまともな学者を登場させて欲しいものだ。
▼そして6年間にかかった費用は600億円だという。そこでわたしは逆転的な発想で考えてみる。日本は産油国ではない。サウジ始め中東の国々から買って遠路遙々シーレーンを使って輸入して、日本国内で精製している。そしてそれをまたインド洋まで運ぶのだ。随分無駄な手順を踏んでいると思わないだろうか?それならばサウジに日本のカネで石油精製所を作ってそこからパイプラインで米国の戦艦に補給すれば、経費はもっとずっと安く済んでいたはずである。別にわたしは給油には賛成せず反対の立場だが、どうやらこの特措法は日本を対テロの戦いに引っ張り出す事に目的があったのだろう。
▼今朝忙しく、夜も遅いので以上。昨日の「「脳内調査」もやってみてください。

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November 01, 2007

F2が点検で日本のスクランブルは?

▼緊急のお知らせ。3日土曜日午後2時から有楽町の国際フォーラムで行われるクラシックコンサートのチケットが2枚あります。ご希望の方はお送りしますので、本日午後3時までに編集長あてメールか、電話でご連絡下さい。応募条件は『鍵盤乱麻』メルマガ読者で住所の分かる方のみ。
▼いやー中村紀ちゃんは頑張っていますね。春は地獄を見たけど身体は怪我をして調子は悪いようですが、2夜連続しての活躍ぶりには本当に惚れ惚れします。
▼F2支援戦闘機の事で一番おかしい事は、現在日本には75機配備されているが、防衛省は同型機の飛行中止にして調査するというものだ。スクランブルに使われているという航空自衛隊の最新鋭機なのだが、もしその調査をしている時に、「敵」に攻撃されたら日本の安全はどうなるか?敵はそれまで猶予はしてくれまい。いまこそチャンスだと思って攻撃してくるに違いない。スクランブルを止めても点検するということは、防衛省は本当は日本はどこからも攻撃されないと考えているからだろう。昨日のブログに某読者から「今日のブログの解説、素人にもわかりやすくておもしろかったです。一般市民にはあまり役立つ情報ではないでしょうけど。(笑)」と感想をいただいた。つまり軍事・国防予算なんてかなりが無駄なものなのだ。最大の無駄はMDである。冷静に分析すればPACK3なんて、旧ソ連のスーホイ爆撃機を撃墜する目的で作られたものでミサイルが撃ち落とせる筈などない。F2はアメリカのF16戦闘機が、殆ど同一というくらい似たものが原型になっている。日本は当初独自開発の戦闘機を作ろうとしていたが、アメリカから様々な横やりが入って独自開発を諦める。しかしエンジンはGEのF110-129と共通のものを使っている。違いは翼の素材(炭素系複合材)を使っていることだ。しかしその強度不足ににより翼が上下に揺れるというフラッターを起こす現象が出ている。
▼F16自体世界中に配備されている訳で、事故が多発しているという話も聞かないので、まあその辺に事故の原因があるのかも知れない。
▼昨晩10時にNHK「そのとき歴史が動いた」を見た。この日は高杉晋作が山口県で作った奇兵隊がテーマだった。長州に押し寄せた欧米の軍艦に立ち向かう事が出来なかった、侍たち。高杉はその後中国に行ってイギリス軍の指揮命令系統を見て、旧式の武士の方法では近代戦を戦うことができないと思う。つまり欧米は指揮官の命令で兵士は動くのだが、武士はピラミッド型で上官の意思が徹底するまで時間がかかる。上官の命令で一糸乱れぬ動きを見せなければならない。そのため高杉は帰国してから、一般農民まで声をかけて奇兵隊に組織する。この日は農家の次男坊で一兵士だった武廣の日記から奇兵隊の分析をしていた。その出発点では庶民から何か奪ってはならないなど、毛沢東の人民解放軍や、ベトナムの「人民の軍隊」を考えたボー・グエン・ザップにも通じる思想があった。
▼今朝未明なぜか某大学のサーバーから一日分に相当するアクスが集中した。
今流行の脳内分析グラフです。ご自分の名前を入れてクリックしてください。




『鍵盤乱麻』





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