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November 18, 2007

マニア向けの暗視装置が自衛隊に

▼夕方疲れ切って新幹線のグリー席に身体を埋めていた。一駅先の軽井沢から80才近い老紳士が乗り込んできて、いきなり話しかけられる。「あなたは窓から列車に乗り込んだ事などないでしょう」と。「いや、わたしは小海線にのって生活をしていましたが、終戦直後は無蓋車(貨物車)に客を乗せていましたから、窓から出入り以上です」と答える。そんな話からなぜ農業だけでは喰って行くことができないか。高度経済成長が何をもたらしたのかまで30分ほど話が続いた。持っていた雑誌「週刊金曜日」の続きを読みたかったので、困ったと思ったが話はそれで終わった。その紳士は軽井沢に戸建ての別荘を持っているが、冬は住む気持ちがしないということだった。軽井沢に家を建てたいなどという人がいるが、そこで生活している友人たちはみな、一様に冬は人の住むところではないという。
▼昨日の朝日の記事に面白いものがあった。それは「防衛省が暗視ゴーグルを輸入したが、実はニセブランドだった」というものだ。暗視ゴーグルはナイトビジョンと呼ばれるもので、夜間戦闘をするとき暗闇でも「敵」の動きを見ることができる装置だ。暗視装置には大きく別れて2つ。微光増幅式と熱線(サーマル)式がある。前者は完全な深夜では使う事ができない。一方世界では後者が主流になりつつあるが感度を高めるためには、常に冷却していなければならないという弱点もある。自衛隊の持っているのは90式戦車に搭載されているものなど、いずれも熱線式だ。しかし高価なので双眼鏡や無線機のように各部隊にまで配備されていない。
▼「ブラックホーク・ダウン」などの映画などを見ると、米軍では兵士が個人装備として持っていることが分かる。今回、防衛庁がノースロップ・グラマン社製として輸入したのは航空自衛隊が基地警備用に輸入したものだという。それがマニア向けの物が、軍事用と「間違って」輸入されたらしいというのだが、本当の事は分からない。恵比寿にある輸入代行会社はサイエンステクノロジー社はどうやら航空機に強い会社だという事がわかる。会社を調べて見ると求人もしていないので、どうやら幹部の天下り会社として成り立っているのかも知れない。
▼明日は◇「君の涙ドナウに流れハンガリー1956」を書くのでお楽しみに。

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