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November 09, 2007

◇「いつか読書する日」を見る

▼またまたN県のサーバーから勤務中にアクセスする方が登場している。仕事はしっかりやって自宅のパソコンで夜にアクセスして欲しいものだ。毎日1分くらい見るのは大目にみますが、あちこち見ては仕事に差し支えると思う。
▼昨日佐賀県で起きた入院中の患者が誤射された話。実はこの方の親戚という人が家族が勤務している会社にいて、葬儀のため昨日仕事を切り上げて帰って行ったということだ。お気の毒というしかない。それとも入院中も防弾チョッキを着用するしかない、
▼堀辰雄の「菜穂子」を借りてきました。なぜかポプラ社のジュニア文庫が来てしまいました。重いけど書いてある内容は同一だから良いとしましょう。舞台は1昨年ある合宿で立ち寄った信濃追分が「O町」としてその舞台になっています。
▼◇「いつか読書する日」アクセスワードを分析したら、この言葉が比較的多かったのlで、ご希望に応えて書くことにしましょう。ある坂が多い町(撮影は長崎だ)主人公の大場美奈子50才で独身だが、本を読むことが唯一の楽しみである。は朝早く起きてまず牛乳配達をしている。店主は左右田一平で、ビンの牛乳を小分けにしてあちこちで下ろしていく。美奈子はそのポイントの一つを受け持っており、助手席から下ろしてもらって布製のバッグに詰めて急な石段を「よーし」と気合いを入れて一気に上る。そして空瓶を取り出して新しい物に入れ替える。牛乳は雪印のMEGMILKだ。その一軒が高梨の家で夫は市役所の福祉課のような所に勤務している。真面目であるが何が面白くて生きているか、妻は想像がつかない。
▼妻の容子は末期癌で自宅で寝たきり。点滴をして、夫はベッドの脇に添い寝している。そして彼(岸部一徳)コマメに点滴を代えたり、「きょうはカレーにしよう」などと妻を励ましながら介護をしている。美奈子は牛乳配達が終わったあとはスーパーのレジの仕事をしている。岸部は路面電車に乗って役所に行くが、美奈子は長い道を必死に自転車を漕ぐ。
▼容子はある時ヘルパーさんに牛乳を配達してくれている人が、夫と同級生であることを聞かされる。なぜかその一言で容子はずっと夫が美奈子を好きだったに違いないとひらめく。そしてもう歩くことがままならない容子は美奈子と牛乳ボックスに入れた空瓶に入れたメモを通じて、意思の疎通を図る。そして夫には「わたしが死んだら好きな人と結婚して」とつぶやき、美奈子には「夫と結婚して」と最後のメッセージを送る。容子が見送って二人が再会する。そして「いままでしたかったこと、全部する」と岸部は美奈子をヒシと抱きしめる。
▼だが責任感旺盛の岸部は不慮の事故にあってしまう。そして美奈子は今まで通り本に囲まれた部屋で「カラマーゾフの兄弟」を読みふけるのだった。
▼この映画は「老後と死」あるいは「認知症」も描いている。もう一家族渡辺美佐子は英文学者だった夫を抱えている。しかし彼は徘徊性認知症で町中を駆け回る。いくら元有名だった学者も認知症になってしまえばお終い。どてらを着て町中を走る姿は「殯の森」よりも迫力があった。それにしても美奈子を演じる田中裕子の淡々としたように見える演技は素晴らしかった。
▼今朝忙しいのでこれは前日夕方書いている。余力があれば午後に続くかもしれない。ブログは一日に何度か訂正、書き換えている場合もあります。時々見比べてください。

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