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November 17, 2007

佐貫町の東京湾観音に登る

Tkannon
▼佐貫駅から車で10分くらい走ったところに「東京湾観音」はある。高さは56メートルという巨大な観音像である。ああ8日は東京タワーが「世界糖尿病デー」とかでブルーにライトアップされていた。それを知ったのは午後7時頃のテレビを見てからだ。電車に乗って20分もすれば新橋か浜松町について絶好のポイントまで到達できるが、面倒になってしまい出かけるのを取りやめた。来年にご期待いただきたいのである。これは個人が昭和36年に1億2千万円を投じて建立したものだという。敷地内にある石碑やそのいわれを読んで総合して判断すると、おおよそ次のようなものだ。わたしは取材するという心構えで行ってはいないので、厳密性と正確性というのではなく、娯楽という面でお読みいただきたい。
▼建立者の宇佐見という人はこの君津の出身であったらしい。ところが材木商として名を成し遂げ全国に数千町歩に及ぶ山林の造林を手がけるようになって巨万の富を手にしたらしい。ところが戦争になり東京大空襲などで3回も家を焼かれてしまい、戦争は二度と起きてはいけないと発起する。そして生まれ故郷のこの地に平和を祈念する観音像を建てようと決心する。そして3年がかりでこの観音を建立する。仏像を見上げる広場には「世界平和」という4文字を掘った大きな石碑が並んでいる。その一番左側の碑文には「マルクスなどという」と言葉が見受けられ、宇佐見氏がマルクスを嫌っている様子を窺い知ることができる。まぁ「今時マルクスと喜んで言うのは、過激派と○○○くらいですよ」とは京都に住む友人の言葉である。
▼入場料売り場でくれる「ご案内」によると宇佐見翁は「3回焼失したが、天災は神仏の教訓と甘受し、幾多の苦難を乗り越えて人生の道しるべを残し」とある。こういう風な境地に立てる人間は中々いない。私服を肥やすことばかり必死になる、今の日本の政治家に耳の穴をほじくって聞かせてやりたいものだ。そして登り始める。二週間前に登った伊予ヶ岳頂上の不安が頭をよぎる。しかしそこは宇佐見翁のすることは、お年よりに優しい。階段の段差が緩やかで一段が7cmくらいで歩きやすく頂上まで息が切れることはまったくなかった。一階入り口には背丈2mほどの観音像が安置されているが、ふくよかで見ているわたしの顔が赤くなるほど実にグラマラスである。不思議な事に1階は不動明王が鎮座しており、2階は文殊、3階は普賢と続き8階は聖徳太子、9階はマリア観音と隠れキリシタンにでもなった気分になる。まぁ日本人は八百万の神が好きだし、わたし自身は無神論者だから気にしない事にしよう。
▼そして天辺には弥勒菩薩が鎮座している。頂上までの56メートルをゆっくり登っても10分程度で、気づかないうちに着いてしまう。さらに途中には七福神も鎮座していて、ここに来るとすべての神仏、いやイスーラムのマホメットは想定外だったが、に出会うことができるという便利な観音だった。入園料はお一人500円で入り口の手前にある食堂で昼食を食べると、2割引きのチケットを貰える。一ヶ所ですべての神仏に絵で会いたいという無精な方はぜひ行ってみてはいかがだろうか。

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