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November 04, 2007

◇「ミスポター」を見る

▼前日の登山の影響はでないかと心配していたが、足、腰、腕ともに何ともなかった。これも普段からだを鍛えている成果だろう。昨日の登山で絶対忘れてならないのは、岩場に挑戦するための丈夫な軍手だろう。可能だったら革製のアウトドア用の手袋が望ましい。
▼◇「ミスポター」毎週2本は見続けないと書くときに困るので、初めての映画館である新宿ガーデンシネマまで出かける。座席は恵比寿よりも座り心地がよかった。みなさんご存知の「ピーターラビット」の著者であるベアトリクス・ポターがロンドンで売れ出すまでと、売れて資産ができてからイングランドの湖水に囲まれた風光明媚な土地に暮らすまでの単純で抑揚のない映画である。1903年のまだ保守的な風習が残るポターの実家は成り上がり貴族である。毎年夏の3ヶ月間は家族4人は使用人を連れて避暑に出かけている。そのときであった動物たちをテーマにしてポターはウサギの絵を描いていたいた。ある時小さな出版社に持ち込むが、2人の経営者はあまり気乗りがしない。そこで駆け出しの3男坊ノーマンにその売り出す仕事を押しつける。失敗して売れなくても元々で、弟の責任にしてしまえばよいと考えていた。
▼所が意に反して売れ出してヒットする。二人は結婚をしようとするが身分の低いノーマンは平民の出で、「商売人」との結婚を両親は許さなかった。しかも婚約中にノーマンは急死して失意のどん底に突き落とされる。それもノーマンの姉ミリー(10年振りくらいにエミリー・ワトソンを見た)に励まされ立ち直る。そしてその村で開発会社による農地の買い占めが始まっている事を知った彼女は、ベストセラーで得た資金でそれに対抗する。それがイギリスのナショナル・トラスト運動の始まりとなった。
▼まあどうでも良いのだが、主演のレニー・ゼルヴィガーは「ブリジット・ジョーンズ」以来太る一方だ。それに演技が取りたててうまいという訳でもない。婚約者が危篤だという連絡が入り避暑地からロンドンに向かうが死に目には会えない。このときもっと取り乱して、観客の涙を誘うかと思ったら余りにも淡々としている。まあ敢えて映画館に足を運ばなくても、ビデオでご覧になれば充分かと思う。
▼登山をした夜近くの音楽ホールでコンサートがあった。しかし演目がムソルグスキーとショスタコヴィッチだったのでみなさんにはお知らせしなかった。しかもわたしの嫌いなフランスのオペラ劇場の管弦楽団である。とくにショスタコヴィッチはスターリンとの関係でわたしは芸術家とは認めていないので、一部だけ聞いて帰ってきた。
▼昨日の朝日に日本電波ニュースの社長だった柳澤恭雄氏の経歴が出ていた。知られているように氏は終戦のときNHKにいて、天皇の終戦の玉音放送の録音盤を、乱入した兵士に拳銃を突きつけられて守った人である。半藤一利の「日本の一番長い日」の原作にはNHKで兵士と戦った人は二人ほど描かれているが、岡本喜八の同名の映画では加山雄三が演じるアナウンサーが柳澤役になっている。柳澤はその後NHKのレッドパージにあって、日本電波ニュース社を創設、まだ国交のなかった社会主義国に支局を置いて数々のスクープをものにした。
▼朝日別刷り「Be」のe1面では伊藤千尋記者がゲバラを書いている。「回想録チェとともにした我が人生」というゲバラ最初の妻アレイダの事だ。ここにも出ているキューバのサンタ・クララの戦いでゲバラはたった300人の反乱軍兵士を率いて政府軍と戦い勝利して立場を逆転させる。写真はサンタクララにM1カービン銃を構える彼の銅像が写っている。わたしはだからM1カービンが好きなのである。ちなみに殺された時にもっていたのはM2だったが外見上の違いはない。先日もゲバラが死亡して40周年の集会が世界各地で催された。聖地ボリビアでは世界各国の人1万人くらいが集まってロウソクをもって彼の思想を受け継ごうと決意を述べていた。ところが日本で開かれた展示会にはどこかのバ○学生が「彼の写真はビジュアル的に優れている」と語る。こういう輩には情けなくなって、「おいおいもっと本を読んで勉強しろよ」、と言いたくなる。
▼昨日のブログの最後の「あなたの余命」テストやってみましたか?わたしは後5年と出ていささか慌てています。大至急いまのうちに好きなことをやって置かなければなりませんな。

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