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January 16, 2008

PACK3の実戦配備演習を嗤う

Kanitiomiya(熱海海岸貫一お宮の像)
▼昨晩のNHK1ch午後11時の「爆笑問題/日本の教養」をご覧になっただろうか?『鍵盤乱麻』メルマガでかねてよりご紹介している、「紛争屋」こと東京外語大教授の「平和構築学」が専門の伊勢崎賢治教授だった。伊勢崎の経歴はメルマガをご覧いただきたい。それで「平和は戦い」であると言い切る。アフガンでも軍閥が文字通り群雄割拠するところに丸腰で乗り込んで、武装解除をさせた。太田が「戦争はなぜ起きるか?」という質問に殆どは「個人のエゴからスタートする」と語る。それで戦争をする人間や武器はセクシーだ。しかし半面平和を推進しようとする勢力は未だにシンボルは「鳩だけ」という寂しさにも言及する。続けて太田は「伊勢崎さんもセクシーにならなければ」と突っ込む。たしかそうだ。
▼昨日の朝日夕刊の14面で小山薫堂が深澤直人に「たまには手紙で」で書いている。「なぜ人を殺すために生まれて来た道具は、どれもカッコいいのでしょうか?」と言っている。そして「戦争のイメージダウンキャンペーンのために、デザイナーが新時代の武器を提案してみる」という提案をしたらどうかと言う。
▼伊勢崎は自分は武装解除を成功させても、その後の処理には政治力学が働いてその後の平和展望に必ずしも望ましい結果とはならない事を嘆く。だが「平和、平和」と口で叫んでいるだけでも、平和が来ないことも事実であり、伊勢崎のように「日本が平和憲法を曲がりなりにも標榜しているから、自分のような武装解除の立場に役立つことができた」と語る言葉は貴重である。
▼そして昨日の夕刊ではパック3の実戦配備演習にともなう、事前調査が代々木公園などで行われた。NHKにうよるとパック3は都内では練馬や習志野の自衛隊基地に配備されているが、イザというとき間に合わないので配備にどれほどの時間がかかるか演習するとコメントしていた。わらってしまうのではこのコメントだ。つまり戦争というのは騙しあいなのだ。だから「敵」はあらかじめ「○○○を狙って撃つよ」などと公言することは決してあり得ない。しかも色々な文献を読めば分かるが、万一「敵」テポドンクラスのミサイルを撃ったとしても、穴が開くのはテニスコートくらいの面積だ。そして「敵陣地」から飛んでくる時間は10分程度だから、現実問題としては日本は直径20kmを網の目のようにパック3を配備しない限り、攻撃から身を守ることは不可能なのだ。そんな事を十分しりながら、パック3実戦配備の猿芝居をして、国民に危機感を煽る奴らの方が、よほど悪辣なのである。

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