« オリバー・ストーンがブッシュの半生を映画化 | Main | ◇「ハーフェイズペルシャの詩」を見る »

January 24, 2008

欠陥兵器疑惑の根源は?

▼昨日の都内の降雪に、我が家の8歳になる黒猫ロクちゃんはベランダに出て、大粒のボタン雪が落ちてくるのをじっと見つめていた。今NHK第一ラジオでは「ゴメンね」というテーマで読者の投稿を放送している。親や友人がなくなってしまった想い出や幼い時の話などが紹介されている。その中の一つ昨日の放送で自分が小学生時代の話を紹介していた。その女性が朝小学校に行こうとしたら飼い猫が足に絡みついて、離れなかったという。彼女は学校から帰ってきたら遊んであげるからねと出かけた。しかし帰宅すると猫の姿はなく、それっきり家から猫はもどってこなかった。何か虫の知らせでもあったかも知れない。あの時ちょっとでも遊んであげれば良かったのに、「ゴメンね」という話だった。
▼都内でのパック3の公開演習の話。このことは何度も書いた。昨日の新聞に都内周辺でパック3の配置されている図がでていた。それによれば近郊では習志野、霞ヶ浦、入間それに神奈川の武山である。わたしが知っている習志野の場合、花輪インター経由で都内に向かうのだろう。しかし車で走れば分かるが、習志野駐屯地から花輪に出るまでが道路が狭く一車線なので車の渋滞に巻き込まれる。下手すると花輪まで30分それから都内まで高速を走ったとしても30分かかる。万一ミサイルが発射されても10分で都内に飛んでくるから、実際何の役にも立たない。しかも「敵」は必ずしも「代々木公園」を狙って撃つというとは限らない。戦争は騙しあいだから、この図上訓練は国民の危機感を煽るための世論操作でしかない。
▼先週発売になった「週刊朝日」に「自衛隊の欠陥兵器疑惑」という特集が掲載されている。マニアならみんな知っている事だが、欠陥兵器一覧によると住友重工製の62式機関コマツの96式装輪装甲車銃は設計ミスで連射ができなかったり、かと思うと連射が止まらなかったりする。そして川の浅瀬を走っただけで水が入る、車体に取り付けた機関銃が脅威(編集長注:敵)に向けようとすると銃架にロックがかかり、車体ごと目標に向けなければならない。豊和工業の89式小銃は暴発が多かった64式小銃よりはマシだが、弾丸を発射したあとの空薬莢が詰まる(編集長注:ジャミングという)故障が多く、雨が降ると錆が浮き、精度が落ちる。だから自衛隊で新設された特殊部隊ではアメリカのM4を輸入使用している。M4は89式に比べ、値段は3分の1で実戦で耐久性が実証されている。
▼わたしに言わせれば三菱重工製の一両9億以上もする90式戦車も、技術屋があれこれ詰め込んだ精密兵器になってしまって、実戦では使えない欠陥兵器だと思う。戦車は早く大量生産できなければまったく意味がないのだ。どうしてこういう事が起きるのか、週刊朝日ではこういう。自衛隊は長年兵器の国産開発にこだわってきた。実際には自衛隊ではアメリカ、ヨーロッパの兵器が混在している。ボルトの規格ひとつでもセンチとインチがある。トルクレンチ一本で10万円以上という信じられない値段がつく。欠陥兵器の開発や調達が商社と一部幹部の私服を肥やす手段とされていた。みんなそれを知っていたが、指摘してこなかった。

|

« オリバー・ストーンがブッシュの半生を映画化 | Main | ◇「ハーフェイズペルシャの詩」を見る »