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February 29, 2008

自称認知症の人からの間違い電話

▼某日自宅にいるとき、知らない老人から電話がかかってきた。来月11日午後3時に何か自分で書いたが、この番号(わたしの自宅の番号)を自分で書いたが何なのか分からなくなってしまった、という。わたしは「番号はあっているが書き間違えたのではありませんか?」。電話の向こうの老婦人は「すっかり惚けてしまって、すみません」という。「わたしの母も同じですから、お互い様ですよ」と言って電話を切る。
▼28日10ch夜の「新・京都迷宮案内」は白川由美が昔経営したいた惣菜屋の夢が忘れられない役まわりだった。もう遙か昔に人手にわたってしまった、惣菜屋は今は世代も2つ変わって別の若夫婦が取り仕切っている。しかし味付けはイマイチである。白川は深夜昔の店に忍び込んで、脳裏に残っている味加減を思い出し再現している。しかし彼女の認知症は確実に進んでおり、時間の観念はなくなりつつある。わたしも含めてみんなそういう風にいつかはなるのだろう。
▼白川由美を最初に見たのはたしか東宝の「地球防衛軍」というSF映画で、わたしは就学生だったが、中学生の前半のような記憶がする。映画は宇宙の彼方の「ミステリアン」という星から来た異星人と地球人が戦う話で、パラボラアンテナは宇宙人の放つ光に絶えきれず、グニャリと曲がって折れる場面が、強く印象に残っている。子ども心に「なんと美しい女優さんだろう」と思っていた。しかし人間は等しく確実に老いていく、ということを調理をする白川の指先を見て思った。

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February 28, 2008

持田香織は亀戸で育った

▼昨日の朝日朝刊と日経の社説はいずれも、キューバのフィデル・カストロ批判だった。キューバのフィデルが日本に迷惑をかけた事あるか?日本の主権を侵害したことがあるか?まあそういう所が似通っているというのが「くらべーる」で一緒になった由縁なのだろう。それなら自分の国の福田首相のアメリカに対する弱腰外交でも追求したほうが、世の中のためになるだろう。
▼もう一つ昨日午後のNHKでは、「あたご」の舩渡健艦長が勝浦の吉清さんの家を訪ねて謝罪したという報道だ。ラジオでは「艦長はお詫びをした後涙をこらえるように出てきた」と言っていた。報道記事がこんなに海自に肩入れして情緒的に流れてしまっていいのだろうか?被害者はあくまでも漁船だ。ウソをついて逃げ回っているのは防衛省と海自の方なのだ。そこのところ勘違いされては困る。
▼昨日もう寝ようと思っている、午後11時NHK1chにチャンネルを合わせた。すると「SONGS」で持田香織がでていて、たしか「出逢ったった頃のように」を唄っていた。そして周りの風景がどうもみたことがある。ナレーションで彼女は高校を卒業するまでずっと亀戸で育ったという。十三間通りから蔵前通りの豆屋さんまで映る。そして有名な「亀戸餃子」の店に入って一皿食べていた。「どんな辛いことがあってもこの餃子を食べると、それに負けないでやっていける自信がついた」と語る。おお自信を失っている方はこの店に来るとよい。そして最後は亀戸天神をお参りして絵馬に願い事を託していた。どこにぶら下げたか分かったので、今朝見に行こうと思ったが、夕べのうちに盗難にあっているだろうな。
▼今朝の朝7時からから電話がジャンジャンかかるし、会議で忙しい。

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February 27, 2008

ビッグひな祭りも今年は規模を縮小

▼しかし毎日毎日石破カラオケ大好き大臣のウソがボロボロ出てくる。夕べのTBSラジオの「ラジオでバトル」の視聴者に対する調査で「石破大臣の説明に納得しない」という意見が78%もあった。「辞任せよ」という声には「地元の漁師さんから真相を解明してくれ」という声があるから、それまで辞められないとも宣う。こういう大臣に「辞任」を通告できない総理大臣も情けないと思う。もう福田総理も指導力のなさという点では安倍ちゃん以下になってしまった。
▼大体謝罪に行く途中で勝浦市内で大臣の車は交通事故を起こして、地元の人が快く思っているはずはない。それにこの時期毎年勝浦市では3年前にもご紹介したが、「かつうらビッグひな祭り」で賑わう時期である。これは遠見岬(とみさき)神社の60段の石段一面におよそ1,200体の人形が飾られ、夕暮れ時からライトアップされる。わたしが取材に行った3年前はあいにく大雪が降って石段の雛飾りは中止になってしまった。だが近隣の町村から観光バスが押し寄せてきていた。ところがこのビッグひな祭りも今年はこの「あたご」と漁船の衝突事故で期間も短縮され規模は縮小されてしまった。
▼しかも地元では二人の漁師さんが行方不明になったまま「浦じまい」という行事が行われている。捜索すればそれだけ漁師さんたちの乗る漁船の燃料代がかかる事は目に見えている。ご家族からの申し入れもあってそれ「浦じまい」というお坊さんを先頭に海に向かって祈る姿がTVでは放映されていた。ご家族の気持ちを想像すると、その悔しさは想像に余る物がある。この先どうやって暮らして行けばよいのだろう。その気持ちを逆なでするように、国会では「捜索に当たった漁船の燃料代を支出すべきだ」という論議が出てきた。燃料代もそうだが、目視をしっかりして当直士官が眠らず、徐行していればこんな痛ましい事故は起きていない。今朝の一部の朝刊では僚船のGPSで録画された「あたご」の航跡が公開されている。27日の朝刊の画像はこれとは若干違うがネットでは見つからない。
▼それでは「あたご」は漁船を避けたり、後進させることなく、まっすぐ進んでいる様子が映っている。軍事機密をタテに、自分のおこなった失点を隠蔽する体質を、国民の前に明らかにすることこそ、いま求められているのだ。

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February 26, 2008

殺人罪に時効はないと言うけれど

▼アカデミー賞が発表になったが、コーエン兄弟の作品が受賞したのは、妥当な線だと思う。この10年ほどアカデミー賞の権威はガタ落ちである。映画配給会社の思惑だけが先行して中味がともなっていない。昨年の「バベル」だって、先日WOWOWで放映されたがもう覚えている人は少ないだろう。あのとき日本が付け足されたのは一体何の意味があったのか分からないという話を、先日ある方とお話しした。さらに菊池凜子はなんだったのだろう。ただマンションのベランダで裸体になったというだけではなかったか。さらに2年前3年前に遡ると、もう映画のタイトルさえ思い出せない。
▼本日というか今月は毎朝忙しいので手短に書く。「ロス疑惑」の三浦氏が日本の裁判で無罪になったことは知られているとおりだ。しかしなぜ今この時期サイパンで身柄を確保されたか。おかげで沖縄の少女暴行事件の犯人を追及する声がかき消されそうになっている。
▼3年ほどユマー・サーマンとイーサン・ホークがまだ夫婦をやっていた頃公開された映画「テープ」というのがあった。ユマは検事を演じていて、大学時代に起きた婦女暴行事件をめぐっての密室の論議だけの作品だ。その映画のオチは「婦女暴行に時効はない」とユマが宣言するところにある。三浦氏の「殺人容疑」に無効はないとするならば、沖縄で婦女暴行を働いた米兵たちは皆時効がなく、警察と検察に一生追い回されてしかるべきである。だが悲しいかな沖縄は実質的に「治外法権」なのである。
▼三浦氏逮捕はそういう事件に目くらましをするための、アメリカ政府の作戦なのではないかとさえ思えてくる。

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February 25, 2008

●「警官の血」佐々木譲著上下巻を読む

▼相変わらず強風が吹きまくっ!ていた。それに土曜日封切りになった映画はあまり面白い作品もなかった。というのは毎月1日首都圏は「映画の日」で全ての映画は千円でミルコとができる。配給会社はその日にひっかからないように、「面白い映画」を出して来るような気がする。したがって今週末の土曜日は3月1日なので、あまりパッとしない作品ばかりだった。わたしの場合今週末に2本の映画批評を書き上げていけば良いので、それほど本数を見ておく必要はない。
▼午前中は金曜日から持ち越していた仕事を終わらせる。第三者によるチェックを終えて、午後3時に顧客にデータをファクスで送る。もし変更するべき箇所の指摘があるとすれば、今日か明日なので問題はない。そうこうしていると図書館から新着の本の連絡があった。金曜日に一冊とどいたという連絡があって、これで「警官の血」佐々木譲著 新潮社 各1600円 1冊380ページの上下巻が揃ったことになる。この本は昨年ミステリーのベスト作品の上位に入っていて、すぐリクエスト・カードを出したが届くまで3ヵ月かかった。午後1時から上巻を読み始める。途中図書館や買い物、夕食でのべ2時間ほど中断する時間はあったが、下巻を午後10時に読み終わった。人気の本なので早く図書館に返せば、この本を待っている他の読者が喜ぶだろうと思う。
▼上野入谷付近の架空の交番に勤務する安城(あんじょう)という親子3代の警察官一家の物語である。最初は終戦直後の昭和23年から話はスタートする。内容はミステリーファンの常識として書かない。この本を読むと、新聞で報じられる様々な事件は、みんないつ発表したら一番世論操作に有効なのだろうかと考えられている、ということになる。つまりロス疑惑で国内で「無罪」になった三浦氏が、なぜ28年後逮捕されなければならないか。佐世保の体育施設の銃乱射事件も真相は伏せられたままである。著者は戦後起きた様々な事件を、警察が何からの関与をもっていると推測した上で創作している。まあ実際証拠もないし永遠に真相は明らかにされないが、そんなものだろうと思う。今朝忙しいのでこれまで。

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February 24, 2008

◇「歓喜の歌」を見る

▼午後から猛烈な砂埃が舞って、歩くのが困難なくらいだった。わたしは有楽町の映画館に出かけていたが、帰りに銀座ハンズに立ち寄って、長旅に必要な空気枕やアイマスクなど旅行用品を買ってきた。幸いなことにわたしが移動している間は電車は止まることはなかったが、その後総武線は鈍行、快速ともストップしてしまった。
▼◇「歓喜の歌」吹きだまりと揶揄されている町の文化会館に勤める飯塚主任は、半年前から本庁から飛ばされてきた。その理由はロシアクラブのシャラポアに入れあげて200万円の未払い金を作った上に、クラブとトラブルを起こして町の噂になってしまったからだ。12月30日あと1日で今年も終わろうとしている。そんな時明日31日の合唱発表会のスケジュールがダブル・ブッキングしている事がわかる。MレディーズコーラスとMガールズコーラスという似たような名前のグループだ。そこを主任が間違えて受け付けてしまった。さらにレディーの方の会員には、市長夫人がいるし、ガールズの方には幼なじみが指揮者をしている。
▼のらりくらりと逃げようとしているが、クラブのボスからは200万円を一括して返せとすごまれ、八方ふさがりの窮地に陥る。さらに妻からは、家庭を顧みないので一人娘を連れて家をと出て行くと宣言される。いつものラーメン屋さんに昼食のラーメンを注文したが、間違ってタンメンが届く。間違いに怒り狂うが、その後ラーメン店の女将からお詫びに餃子が届けられる。公民館の主任と部下はその餃子を食べているとき、「心がこもっている」ことを感じる。自分たちに欠けていたのは「心」ではなかったかと感じる。なぜなら女将は着物のリホーム屋を経営していたが、夫が入院したのをきっかけに、隣のラーメン屋と兼業で頑張っているのを知ったからだ。
▼主任はダブル・ブッキングは共同公演で何とかならないかと両者に持ちかける。それではと先に受付たグループの「審査」でOKとなれば良いというところまでこぎ着ける。だが座席は足りない。社員一同年末のハワイ旅行を決めていた、大きなリホーム屋さんを土下座で説得し24時間突貫工事で文化会館の座席を改造する。
▼そして当日文化会館にいる4人の職員もチラシを作ったり、案内で立ち上がる。そして目玉の「歓喜の歌」の場面になるとき、リホームで仕上げた着物にミスが見つかり、女将はその対応に追われることになる。女将は1年の楽しみをこの一瞬にかけて来たことをしった主任は自分がリホーム屋に行って、クレームを付けた客の相手をする。そして職員の運転する軽トラックで女将は「歓喜の歌」に間に合わせる。着物仕立てなどしたことのない主任はハサミで袖を切るが、まつり縫いで整える方法を知らず混乱する。そこに主任の妻が「何をやっているの任せなさい」とやってくる。
▼ダメだと決めつけられていた地方公務員の男たちが、「心のこもった仕事で奉仕する」で立ち上がるという視点は人間関係の巧みさとともに、かなり魅力のある作品に仕上がっている。飯塚の妻を演じる浅田美代子がとっても良い年輪を重ねている。

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February 23, 2008

五社神古墳に立ち入り調査始まる

▼先日館山に同行取材したN氏は旅行がお好きな方である。独自のコネクションで2年前はシルクロードに調査隊のジープに乗って同行している。そのときの事はちょっと書いたが、メールが来たので不思議に思って、帰国後お聞きすると、中国人通訳の持っていた衛星携帯と持参したノートパソコンに繋いだという事だった。2日前に車の中で聞いた話では、昨年カムチャッカの高山植物を撮影するツアーがあって参加したという。そういう時は一声かけて欲しい。そして高山を移動するにはロシア軍の装輪装甲車に乗ったという。6輪で20人乗りくらいだったというからBTR152シリーズの何かだろうと思う。それで50人くらいのツアー客は複数の車に分乗した。そして車内にはかなり大きな鉄製のハンマーがぶら下げてあった。日本語もロクにしゃべれないガイドに「使用方法」を聞いた。
▼すると装輪装甲車が転倒したとき、このハンマーで窓を割って脱出するのだという説明があった。事実他のグループが乗っていた車は横転してしまったという。そして昨年末はお隣韓国の民家に泊まる旅をして、オンドルの家に泊まってきたということだった。
▼朝刊によれば奈良の五社神古墳に日本考古学会が立ち入り調査をしたという。ぜひこれはこれで続けていただきたい。しかしわたしは天○家の証明である、「三種の神器」というものをぜひ公開していただきたいと思う。昔からその3つを持つ者こそ、○皇の証明だとされてきた。しかし「平家物語」を読むまでもなく、鏡は二位ノ尼に抱えられた安徳天皇と一緒に海の藻屑になっている筈なのだ。

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February 22, 2008

館山市大厳院の四面石塔を訪ねる

Stendograss大厳院のステンドグラス
▼「レーニンの肖像」の続きを期待されていた方には申し訳ないが、昨日は取材に意外と時間がかかってしまったのである。昨日は館山に取材に行っていた。今回わたしは写真撮影が担当だから、それほど緊張しなくてもよい。館山と言っても「あたご」に当て逃げされた「幸進丸」の取材ではない。その話も少しは出た。あの海域は太平洋プレートが3つ重なっている。江戸時代と関東大震災で館山は壊滅的な打撃を受けたのは、そのプレートが間近にあったためだ。事故の起きた海域の深度は2000メートルある。従って被害に遭ったお二人を捜すのはかなり難しいだろうというのが、現地の意見である。
▼館山は関東大震災の時も昔からの言い伝えが、きちんと伝承されていた。そのため海水が引いたら、できるだけ早く高い山に非難するように、と言われていた。そのため家の倒壊は全滅に近かったが人は人的被害は「俺は逃げなくてもいい。ここで死ぬ」と言った一人だけだったという。
▼取材は館山市大網に「大厳院」という寺がある。その入り口に「四面石塔」(元和十年)があり、その4面の東西南北の各面に和風漢字・中国篆字・朝鮮ハングル・インド梵字で「南無阿弥陀仏」という文字が刻まれている。この研究をされている愛沢伸雄氏と、寺のご住職に、この寺などをご案内いただいたのである。愛沢氏の研究の一端は下記サイトに書かれているのでお読みいただきたい。なぜ400年もこの石塔が破壊されることなく残っていたかという事について愛沢氏は推理をしている。そして関東大震災の時、東京では軍部や警察、自警団が「不逞の輩」として約6千人もの朝鮮人を殺害したことは知られている。しかしこの館山においては、警察なども朝鮮人を守っていたという。だから当時の館山は朝鮮との交易が多く、遭難した船の乗組員を助け、船の板一枚までも送り返している。同じような事は朝鮮でも日本の船を助けている。しかし戦争中朝鮮の記念碑は壊され、戦後再建される。
▼朝鮮からも学者を呼んで調べてもらったが、ここには朝鮮でも使われなくなっている、古代ハングル文字(朝鮮の歴史上でもたった、100年間ほどしか使われていない)で書かれていることだ。もし同一の碑が朝鮮で、見つかれば国宝級の扱いになるということだった。館山で愛沢氏と待ち合わせた。氏とは大房岬要塞で昨年お会いしたばかりだったので、とても丁寧に説明して下さった。ところが今回取材に同行したN氏が「徳川になって里見がなぜ島根に飛ばされたか」という疑問を持っていた。そのことを行きの車の中で話していた。現地で四面石塔の説明が始まってからも、取材に直接関係のない質問をされる。取材自体は1時間で終わると思っていたが、寺に上げてもらって住職の話が始まり、貴重な経文の版木までみせていただく。ここだけで軽く2時間かかる。
▼さらに愛沢氏に事務所にお招きいただき、今までの調査活動を集約したパワポの説明を2時間近く見せていただいた。それで現地を辞去し、館山を出発したのは午後5時になってしまった。それでも館山道が完成したので、千葉まで1時間半くらいでつくことができた。「レーニンの肖像」を検索用語にしたアクセスもなかったので、映画の解説は一応あれで終わり。渋谷ユーロスペースで上映中なので、ご希望の方がいらしたらメールを頂きたい。ご希望が多ければ続きは明日執筆する予定だ。

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February 21, 2008

◇「牡牛座のレーニンの肖像」を見る

▼なぜか昨日の正午でブログは100アクセスを突破した。午前零時までのアクセス数の集計を見たら、それは約倍に増えていた。お送りしたメルマガで角田光代の著書の中でロシアを旅した時、カチャさんという通訳の話が出てくる。カチャさんの言う「テイセイジダイ」、「カクメイ」という言葉を彼女はいつまでも理解できなかったという。もうそういう世代なのだと思った。
◇「牡牛座のレーニンの肖像」だからレーニンと言ってもわかる世代の人は少ないと思う。しかし学者や政治家の中には「ハンナ・アーレントが言ったから」、「レーニンが言ったから」と、過去の「偉人」の宣う言葉を絶対視する人々が未だにいる。わたしはそういう人たちを頭から信用しない。自信があるのだったらそういう「教条」という手段を使わず、自分の言葉で言えばよいのだ。ある人に言わせると「今どきマルクスが正しいなどというのは過激派くらいですよ」ということになる。
▼レーニンは狙撃された事と脳梗塞を何度も起こしているので、別荘に妻のクルスプカヤと妹と暮らしている。別荘というか宮殿のようだがこれは実際レーニンが使っていたものを撮影で使っている。取り巻きは護衛隊長と運転手とカメラマンと数人の警備兵だけだ。レーニンは右半身がマヒして人の手を借りないと出歩くことはできない。そして電話の外線が繋がらない。手紙が来ないとグチをこぼすが、警備隊長の手によって手紙は全てチェック燃やされてしまう。当然電話も内線しか繋がらない。それで庭園の散歩するにも車を使わなければならない。妻と警備隊長の手を借りて歩けば5分もかからない場所に出かけるが、雑草の花にレーニンは興味を示して、ランチを食べて昼寝をするという生活をくり返す。
▼そしてこんな不自由な暮らしはもういやだから、党中央に毒薬を注文してあるが届いていないかという。ある日のこと、元帥服を着て髭を生やした男が訪ねてくる。「同士何か不自由な事はないかね」と口先だけは優しい。そして政治局からのプレゼントだと言って杖を渡す。「本当は献辞をつけて渡したいところだが、反対する男が一人いねて」とスターリン。「それはトロツキーかな」、「その通り」。立派な杖はどうやらレーニンの片腕になりそうだ。元帥服の男は警備隊長に「異常はないか」と訪ね、宮殿をあちこちチェックして車に乗る。そして「22×17」の計算が出来ればここを出られると言って去っていく。
▼レーニンは妻のクルスプカヤにあの男は誰だったかね、と聞く。妻は耳に何やら囁く。「おお鉄人か何と怖い名前だ。そう言えば政治局員はみんな怖い名前だった。(今朝多忙につき夕方に続く、かも知れない)

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February 20, 2008

漁師も救えない亡国のイージズ艦

Ijiskan松竹の映画宣伝グッズ「亡国のイージス缶」
▼本日メルマガ締め切り日です。常連の方の投稿はすでに揃っていますので、時間が来たら即送信できる状態になっています。今月はおかげさまで某読者からのご紹介で、新規読者がお一人増えました。アドレス不明で戻ってくるメールがあるかと思えば、新しい読者になって下さる方が増えるのはとても張り合いが出てきます。
▼昨日ネット上のニュース速報を見ていたら、「フィデル・カストロの引退」が出ていました。映画「コマンダンテ」を見るまでもなく、フィデルは喋っていることははっきりしていて、頭脳は明晰です。闇雲に権力にしがみついて老醜をさらす「社会」主義国の指導者が多かったことはみなさんご存知の通りです。フィデルは本当は来年の革命50周年記念日までトップにいたかったかも知れませんが、立派な事だと思います。おそらく見聞きしている限り体力の衰えには勝てないということなのでしょう。彼は物質に執着することなく、普通の市民と同じ規模の住宅に住んでいると昨日に新聞にはでていました。
▼それでおかしいのはブッシュが「民主的制度を始める必要」などと戯けた事を言っていることです。映画「シッコ」でアメリカ人はなぜキューバに渡って治療や検査をしなければならなかったのでしょう。医療費が異常に高いからです。911事件の消火にあたった消防士たちもあの爆破でアスベストを大量に吸い込んで、肺が正常に働くことができなくなっていました。「テロとの戦い」を豪語するならば、その消防士達を救ってやるのが、米国大統領の任務だと思います。しかしそれらを放って、アフガン、イラクで一般人を「タリバン」、「テロリスト」と言って殺害しまくっているではありませんか。貧困を拡大させ、金持ちはより冨が集中し、貧乏人はさらに貧しくなる。「民主的制度を開始すべき」はアメリカの方です。
▼東芝がHD-DVDの生産を中止すると発表しました。東芝は原発で儲かっていますから、そんな事で同情することなどありません。被害を受けるのはHD-DVDを買わされた人たちです。開発競争はとかくメンツが絡んできますから、商品が出来てしまうと引っ込みがつかないので、「ブルーレイだ」、「いやHD-DVDだ」とお互い譲りません。DVDは何年保つか分からないと書いたのは、1週間ほど前の朝日新聞です。ところがHD-DVDは、たったの2年しか保たなかったではありませんか。ふと気づいて我が家のビデオデッキを見たら2台とも東芝で、HDD録画機も東芝でした。1台のビデオデッキは巻き取りがうまくいかないので、通路に放ってあります。これは家電メーカーを通さないと捨てることもできません。親友A君に頼んで修理して、どなたかに差し上げるか思案中です。
▼イージス艦の漁船との衝突で意外な弱点があきらかになりました。つまりグラスファイバーの船は、金属で出来ていないのでイージズ艦のレーダーに反応しないという事です。ということはイージス艦を攻撃しようと思ったら、グラスファーバーの特攻船を作れば1357億円の船も無機能化することができるということです。

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February 19, 2008

NHKハイビジョン「小田実:遺す言葉」を見る

▼今朝一番のニュースは千葉県野島崎でイージス艦「あたご」がマグロ漁の漁船と衝突、したとうい事件だ。ニュースによればハワイで訓練をした帰りということだ。イージス艦は人を殺す訓練はしても、助ける訓練はしていなかったようだ。これはむかし海上自衛隊の潜水艦「なだしお」が釣り漁船と衝突したときも、ジッと見ているだけで隊員は誰一人海に飛び込んで救助にあたる者はいなかった。軍隊とは「上官の命令がなければ一切動けない」そういう所だと言えばそれまでだが、きょうの場合同僚の漁船は必死に捜索をしているようだ。
▼読書をするときのメガネが重くてイヤになったの行きつけの眼鏡屋さんに相談にいった。「もっと細見の携帯に便利なメガネがあるでしょう」というと、「今お持ちのメガネを加工してこのフレームに入れましょう」と言ってくれた。こうでなければいかん、世の中リサイクル時代である。
▼日曜日は近所の下町、言わば場末の映画館に「エリザベス」を見に行った。他でも上映していたが、時間帯があわなくて仕方なく、ここにした。ところがわめきながら途中から入ってきたり、バサバサとポリエチレンの袋を手探りしながら弁当を食べる人、後ろの席を確かめないで座高の高い人が前に座ったり散々だった。だから同じ映画でも日比谷や丸の内に行くべきという事になってしまう。ちょうど一週間前の「ロンドンハーツ」で6人の女性タレントが「街からイケメンを捜してくる」という番組をやっていた。誰だったか「錦糸町に行く」と言ったら会場から「エーッ」という落胆とも聞こえるどよめきがした。まぁそういうイメージが強いのである。
▼昨日の朝一番最初に来たメールが「母べえ」がベルリンで入賞しなくて残念というのだった。出品することは誰でもできるが、ベルリン映画祭向けの映画にするには、現代にあったそれなりのテーマにすることが必要であろう。今朝の朝日を見ると入賞しているのは現在のテーマを扱った作品のようだ。もっと演技力のある女優を使って、例えばイラクに派遣された自衛隊員の留守家族なんてテーマだったらもっと受けたかも知れない。しかし日本アカデミー賞で「それでもボクはやっていない」が数々の賞を受賞したのは、昨年の日本映画ベスト10に入らなかったが、アカデミーの審査員だけははまともである証左であろう。
▼日曜日夜にNHKハイビジョンで小田実の「遺す言葉」(再放送)という彼の遺言とも言える番組を放映していたので録画して見た。主として小田の最後の場であった聖路加国際病院のベッドから語りかけていた。彼は「何でも見てやろう」で一躍有名になった。東大を出てからフルブライト資金だったか何かでアメリカに留学する。そのとき彼は自分が大阪にいて8月14日大空襲を受けた日のアメリカの新聞をマイクロフィルムで探すのだ。すると空爆を上から撮影した写真が紙面を飾っているのだが、同じ面に華やかな女性のファッションの広告が載っているので仰天する。この余裕、所詮アメリカに勝てる筈もなかったと思う。同様な話は徳川夢声がフィリッピンで日本軍が没収した「風とともに去りぬ」を見て、「戦争の真っ最中にこういう映画を作ることができる国とは勝てない」と感じるのと似ている。
▼それで世界各国を一日1ドルを使って帰国すると、日本は60年安保反対運動で盛り上がっている。そこで感じたのは「日本人は自分の事しか考えていない」という違和感だった。そしてベトナム戦争が始まり、日本がそれに協力をすべきではない、という立場で「ベ平連」を鶴見俊輔らと組織する。小田は言う、日本はアメリカがくれた民主主義と自由それに憲法で言う平和をうまく使って科学技術を発展させたから、「中流層」を多く作った。それは軍需産業に依存しない経済という面でとても大きな役割を果たした。小田ははっきりとは言わないが、政党の力に依拠しなくても市民の力で政治に風穴を開けることができるのだという事を、自らの命と身体をもって証明したのだと思った。

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February 18, 2008

◇「エリザベス・ゴールデン・エイジ」を見る

▼沖縄の米軍兵士の犯罪防止用に監視カメラを設置するという、ジョークとしか取れないような案が浮上している。問題は治外法権と同じような日米安保条約の地位協定の「将兵の地位と身分」の部分をご覧頂きたい。これならば一層のこと在日米軍の兵士に、ドコモの子ども用の携帯を持たせたらどうだろう。GPSでそれぞれの位置は確認できるし、司令部からの呼び出しにも即応答できる。
▼犯罪がなくならないのは、米軍兵士がこの「逃れる方法」を知っているからだ。金曜日のTBSラジオで森本毅郎はNHKの佐世保放送局に配置されていたときの事件を次のように語っていた。艦船に乗っていた兵士が上陸すると、日本人とのトラブルが絶えなかった。時として日本人の方が力があって彼らを押し返す、パトカーが来たりMPが駆けつけ分が悪くなるとアメリカ兵は「ニッポンケイサツ、ニッポンケイサツ」と日本の警官の出動を要請したというのだ。米兵は日本の警察ならば「保護」してくれる事を彼らは知っていたのだ。この地位協定を止めさせない限り、米兵の犯罪は決してなくならない。
▼◇「エリザベス・ゴールデン・エイジ」15年くらい前に白石かずこがメリース・チュアートをエリザベスを元宝塚の女優が演じた芝居を見た事がある。1858年のスペイン艦隊とイギリス艦隊のアルマダ海戦が最大の焦点となる。エリザベス1世はイングランドで最大の権力を持っている。そして腹違いのメリー・スチュアートは幽閉されている。時おりしもスペインはスチュアートを助け出し、王位につかせイングランド政権の転覆を謀ろうとしている。それはスペインがカトリック、イギリスはプロテスタント国家であったからだ。それまでもイギリスとスペインは数限りなく諍いをくり返していた。宗教戦争と言っても所詮領土争いである。おそらく多くのみなさんはご存知のようにカトリックの腐敗に厭気をさしたマルティン・ルターがそれに対抗してプロテスタントを作った。しかしそれが主流になり力を持つとそれもまた腐敗して行くのは歴史の流れである。
▼エリザベスは家臣の「国内のカトリックを何とかしろ」という助言に、「国民の半数はカトリックだがそれらを斬首か殺せというのか」と反論する。そしてスペインの攻撃準備は整い、スチュアートとの連絡は洗濯物の中に密書を入れて行う。しかし手紙は全部エリザベスの家臣によって抑えられていた。そんなとき海賊ウォルター(濃い顔の「インサイドマン」に出たクライブ・オーエン)がニューワールドに行ってきたという報告をする。そして女王が処女であるから、バージニアという名前をつけましたという。するとエリザベスは「既婚だったらマリッジニアとでもつけたの」と冗談を飛ばす。
▼スペインが迫ってくるのと同時にスチュアートは、謀反を知られ捉えられ斬首刑になる。そのとき憎いとはいえ血が繋がっている、スチュアート処刑の命令書にサインしたことをエリザベスは最後まで悔やむ。海戦は迫ってくるが、船の数はイングランドは少ない。そこで彼女は一計を案じる。これはこのブログで何度も書いたが、海賊ウォールターに「サー」の称号を与えて、海軍の一員にしてしまうことだった。あとは歴史書に書いてある通りだ。ケイト・ブランシェットが格好良すぎる。スペインの人が見たらおそらく怒り出すだろうな。船の数が少なく押され気味だったとき、家臣は「お逃げ下さい」というのだが、エリザベスは鎧を着て白馬にまたがって、髪を風になびかせて言う。「わたしは一歩も引かないし、逃げ隠れもしない。兵士のお前たちとともに前線にある」。このセリフには思わず、涙流してしまったよ。日本のエライ人は決して一度もそんな事を言ったことはないものね。

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February 17, 2008

◇「アニー・リーヴォイッツ」を見る

▼原稿を書くということは、読む以上に一定時間精神を集中しなければならない。それで土日や休日はその精神集中をするのが苦痛なので、アップする時間が不定になる。昨日書いた避弾経始は出かける時間が迫っていたので説明しなかったが、上記サイトをクリックしていただきたい。一言で言えば直角に弾が当たるより斜めにしたほうが、エネルギーをうまく避けることができるという意味である。昨日はなぜか慌てて家を飛び出して、シネカノン2まで出かけた。ところが映画館の前に着いたら財布を持っていない事に気がついた。金曜日の夜は夕刊を切り抜いて、見るべき映画の上映時間を財布に入れたのだが、それを枕元に置いてきてしまった。家に電話したが、家族は全員出払っていた。それでもお財布携帯なので有楽町までは辿り着いた。そしてバッグをかき回したら、携帯を情報端末に使うために貸し出してその電話料金を貰っていたものが五千円ちょっとあったので、それで映画館に入り、昼飯を食べることには充分足りた。
▼◇「アニー・リーヴォイッツ」アニーを世界中に一躍有名にしたのはオノ・ヨーコにジョン・レノンが裸で蝉のようにすがっている写真である。アニーの父は米空軍に勤務していて、とにかく命令があると車で国内を移動して歩いていたらしい。60年代に入ってベトナムに行けという命令が出た。しかし家族は猛烈に反対したので、フィリッピンのクラーク空軍基地に移動することで決着した。しかし何もない場所だったので、アニーはとても退屈で1台の簡単なカメラを買って貰った。それまでも両親はカメラで家族の写真を撮影したり、8ミリカメラで家族を撮影したものが映画に挿入されている。それでアニーは車で移動する日常生活と、カメラを手にすることが何も違和感なく生活に溶け込んでいた。フィリッピンから帰国すると彼女は両親の元を離れてロスの大学に入る。それは両親の目から逃れて、アメリカの若者の間で一つのトレンドにもなっていたベトナム反戦運動に参加することであった。それで授業とは別に、ワークショップでカメラを扱うようになる。
▼そこでデモに参加する学生や、デモを鎮圧する警察官の写真を撮影するようになる。つまりドキュメントに興味を、持ち始める。同時に雑誌の記事の中の撮影をするようになるが、頭角を現したのはロックグループのローリング・ストーンズのツアーに同行して、彼らの内部でアニーが空気のような存在になったとき、他の誰にも撮影できない素顔を撮ることができるようになった。しかし彼女の取材に同行している最中にコカイン中毒になってしまう。それから雑誌の表紙なども任せられるが、両親が彼女を麻薬から更正させるため、施設に強制的に入所させたため、写真撮影は一次中断することになる。
▼そして雑誌の表紙を任せられる。これを見ていると写真は腕もそうだが、編集者の意向を空気で感じ取ってそれを表現する力量がいかに必要なのかという事が分かってくる。あるときあるロックグループの街角にたたずむ平凡な写真を、提出したとき編集者から「チャンスを与えたのに惜しかったわね」と言われて愕然とする。それからアニーは必死に考える。それは他の誰にもとれない動きを瞬間で止める手法を、それを得意とする写真家から習う。それは多くの被写体になった人々から「アニーは自分たちが見えないものを見て切り取る」と言わせる。そしてモデルの心を見抜いて、それに相応しい演出をつかってそれを再現する。その大がかりな撮影は編集者をして「予算に制限がない」と呟かせる。ニコール・キッドマンは普通写真を撮らしてくれと頼むと、1ヵ月先の予定を言われる。しかし撮影者がアニーだというと、その日の夜にも都合をつけてやってくる。それほどの信頼を得ているのだ。
▼そして50歳すぎて猛烈に子どもが欲しくなって、3人の子だからに恵まれる。彼女は仕掛けの大きな、表紙写真だけではなく、普通の人や家族の日常生活にも目を向けて、それぞれの人生にレンズを向けている。

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February 16, 2008

沖縄性暴力事件への抗議声明賛同募集

▼先日申込みをした住基ネットカードは1週間で区役所から、「近くの出張所まで受け取りに来い」というハガキが来た。図書館の帰りに受け取りに行く。住基カードを受け取るのに、またまた写真のついた身分証明書の提示を求められる。つまりパスポートか運転免許証だ。住基カードにも「有効期間」があるので、やはりどうしても免許証かパスポートは必要になるという、何か不思議な身分証明書だ。窓口に行くと、選挙の投票所のようなブースに通される。身分証明書と引き替えにカードをわたされ、そこに座るのだが、カードを読みとる端末がある。カードリーダーのメーカーはNTTデータ通信である。なるほど全国一斉学力テストと同じく、このNTTデータ通信が仕切っているのか。
▼カードを差し込んで区職員の指示で暗証番号を入力するように言われる。職員は仕切の外に控えている。四ケタの数字を入力して「確定」ボタンを押すのは、言わばデビッドカードと同じ方式だ。リーダーの脇にはワープロソフトで作られたグリーンの「住基カードの説明書」が2枚置いてあった。ということは利用者はごく僅かだという証明になる。このようにして500円を支払い、無事カードを受け取ってきたのである。わたしの場合これを確定申告に使う。かかった費用は写真撮影が1700円、発行の実費が500円の合計2200円だ。これを使って税金の確定申告をすると5000円安くなるのだというが、差し引き2800円のお得という計算になるのだが…。
▼陸上自衛隊の新型戦車が発表になった。わたしは日本を守るには戦車は必要ない、という立場なのだが、戦車マニアとしての意見を敢えて書くとする。現行の90式戦車はソ連が敵であるという考えで、北海道を重点的に配備された。それはソ連の大型戦車に対抗するという形でかなり大型に作られた。しかしこれはナチスドイツのティガー戦車どうよう大きすぎて移動するのにかなり大変だった。というのは戦車は荒れ地や原野を走るように作られているので、一般公道を走る時は戦車を大型トレーラーに乗せて運ばないとアスファルトははげ、橋は落ちてしまう。また一般的には鉄道の貨物列車で運べる巾で作らなければならない。ティガー戦車は大型の大砲(主砲という)を戦車に搭載するというヒトラーの至上命令で作られたので、ばかでかくなってしまった。
▼今読んでいる早坂暁の「戦艦大和日記」全5巻はとても面白くて、2日で3巻読み終わってしまった。そこで言われているのは日本は大きければ強く勝てるという思想がまん延していたので、巨艦、巨砲主義におちいって戦艦大和をつくってしまった。またそれは技術者の欲望も満たすというのだ。90式戦車は戦前の過ちを何も反省しないまま、バブル戦車を作ってしまったのだ。今回の新型戦車は「月刊軍事研究」の2月号あたりで、大まかな予想は出ていたが、意外と早くベールを脱いだ。小型化したことは良いことだ。それに形状が90式よりも格好いい。
▼ケーブルテレビのディスカバリーチャンネルで世界の戦車ベスト10というのを時々放映しているが、3位がイスラエルのメルカバ、2位がアメリカのM1A1エイブラハム、1位がドイツのレオパルド2である。しかし実戦経験が豊富なのはメルカバだ。しかし昨年のシリア戦ではかなりミサイルで破壊され、ダメージが大きかったと言われている。M1A1は敵のいないイラクでは一人勝ちしたが、本当の所どうなるか分からない。その点レオパルド2はティガーの遺伝子を引き継いでいて良いナーと思う。今度の新型戦車は格好としてはメルカバとレオパルドに似ている。外観からも避弾経始(ひだんけいひ)優れているように見える。
▼2月17日までです! 『沖縄性暴力事件への抗議声明賛同募集』

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February 15, 2008

NHK「「病院が町を追いつめる」を見る

▼昨日のバレンタインデーは仕事の打合せで、某社に出かけた。いつも仕事の窓口になって下さっている若い20代なかばの女性がゴティバのチョコレートをプレゼントしてくださった。わたしが甘いものを食べない事は周知徹底しているので、今年はこの2粒のチョコが唯一のプレゼントだった。もちろんわたしも手ぶらでは行かない。甘くてとても美味しいものを持参して喜ばれた、…と思う。
▼「冤罪」三省堂新辞林「無実の罪。ぬれぎぬ。」、「罪がないのに、疑われたり罰を受けたりすること。無実の罪。ぬれぎぬ」大辞林、「無実の罪。ぬれぎぬ。」広辞苑5版。という説明が出てくる。鳩山邦夫法務大臣はサイトでプロフィールを見ると東大卒という事になっている。果たして真面目に授業を受けていたのだろうか?
▼名目GDPが前年比で9・3%、前年比1・2%増であると昨日報道された。これは記者会見でも「自動車や灯油などの消費が伸びた」と説明している。車は国内では販売が減っているし、灯油は寒ければそれだけ売り上げは増える。先日も北海道のお年よりが、年金が6万円で灯油も、自治体が一冬に5千円だけ補助してくれると報道していた。果たして寒い北海道で5千円の灯油でどれだけもつのだろう。おそらくひと月くらいではないだろうか?このお年よりは、午後6時になると暖房も電気も消して布団にもぐってしまうと言っていた。2週間前の「ケンミンショー」では北海道の人は冬でもTシャツ短パンで暖房をガンガン炊いて、アイスを食べる習慣があると、鈴木宗男は言っていた。しかしそれはごく一部の恵まれた人たちだけではないかと思う。
▼12日のNHKクローズアップ現代では「病院が町を追いつめる」というテーマだった。これは自治体病院が町の経営を圧迫してしまい、病院の職員の給料が30%ダウンせざるを得ないという病院がでたという北海道赤平市の話だった。昨年配信された共同通信によると「医師不足や赤字経営などから今年4月1日までの5年間で、全国に1000近くある自治体病院のうち6病院が閉院、17病院が民間へ移譲されたことが28日、総務省や全国自治体病院協議会の調べで分かった」という。
▼なぜこんな事が起きたかというと、去年6月に成立した「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により、平成20年度決算から、これまで一般会計から切り離されてきた自治体病院の会計を連結することが決定されたからだ。これによって赤字の割合が標準財政規模の40%を超えた自治体は、国から「財政破綻」と判定されることになった。
▼TVで赤平市は長期入院している患者は点数が減る。しかしその人達を病院から追い出す訳にはいかないと、市長は「入院患者を優先させる」と苦渋の選択をする。しかし住民と対話集会をする。市はお金になる100人余の人工透析器を導入してそれらの患者の治療を優先させ、収入をアップしようとする。しかし透析患者のために一般市民の健康は無視されても良いのか」、と多くの市民から疑問と怒りの声が出る。元はといえば国は中核病院を作るために補助金を出して、大きな病院を作らせ、今度は掌をひっくり返すように政策を変えたことにこの原因があると思う。赤平市自治体病院の事務長は不良債務26億円をどうするか。医師を派遣していた医大から医師を引き上げられ、ガランとした病院の空室で途方にくれているように見えた。その後地域住民にアンケートを実施して、「住民の健康」を守るのか「町の財政」を優先させるのか困難な選択を迫られる。
▼わたしは勉強不足で分からないが、この背景には自治体病院を民間資本に売り渡し、国民の命も「民活」で景気をテコ入れしようする発想が見え隠れする。

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February 14, 2008

大原町木戸泉酒造を訪問する

Siinhukei試飲風景
▼先日雨の降る夕方、近くの小さなスーパーマーケットに買い物に行った。目的は猫ちゃんのエサである。すでに何度も書いているように、我が家には猫ちゃんが3匹いるので、週に2回ほどは買い出しに行かねばならない。しかし最近の物価の高騰で、近くの大型スーパーは、ある猫の缶詰が1個100円を突破してしまった。この缶は我が家の猫は割りすきなのだ。しかしそれまで80円代だったものが100円は懐具合を相談するまでもなく、同一のものだったら一円でも安い店に行くのは誰しも同じだ。雨が降っていていつもはレジで客が並んでいるのにこの日は数えるほどの人数だった。
▼そして多少ヒマだった店員さんが話しかけてきた。猫の同じメーカーの缶ばかりやっていると見向きもしないばかりでなく、「そんなのいらないよ」とばかり右手でシャッシャッと掻き出す。それでメーカーを違えて30個を取り混ぜて買う。この日は2300円位だったが、店員さんは「わたしのおやつより高いね」とカタコトの日本語で話しかけて来た。いままで何年間もずっと日本人かと思っていたが、これでコミュニケーションが取れるきっかけになった。
▼そう言えば日曜日神田駅の近くの中華屋さんに入った。休日という事もあって食事の出来る店はあまり開いていない。入った店で「昼のランチ」というメニューで2番と4番という注文の仕方をした。すると店員さんは「アー、とスー」と言って調理場に指示を出していた。ああこれは本当の中国人だなと思った。しかしその5分ほど別の人が7番、8番と注文したら、この店員さんは急に日本語になって、「ナナとハチ番」と言ったのには驚いた。正しい中国語の数え方は以下のサイトでご確認いただきたい。
▼取材で大原まで出かけた。移動に不便だろうとMINさんが自家用車を提供してくださり、編集長が交代して不機嫌状態が続いている、Maさんも車で一緒に行きたいというのでお誘いした。新編集長からは、「大原の椿と造り酒屋」という企画メモを貰っただけで、どこに行って誰に会ってくれという指示は一切なかった。最初に駅前の観光案内所のような所に行って、垣根に椿の咲いている所を教えて貰ったが、「まだ早いと思う」という返事だった。それでは仕方ないので2年前に行った椿公園に再び向かう。ここは前回ご紹介したとおりだが、かなり数が多い椿が植えてはあるが、説明する人がだれもいない。ただだだっ広い休憩所があるだけだ。見栄えの良い椿を数点撮影してそこを出た。
▼大原町で有名なのは木戸泉酒造である。わたしは日本酒はあまり飲まないので、目利き、利き酒の天才Maさんを連れてきた真価がここで問われる。昼休みという事もあって呼べども、叫べども誰も店員さんは出てこない。諦めた頃にようやく店員さんが現れる。おそるおそる新酒の状況などを尋ねると、「試飲できる」ことができると、次々4合瓶が並べられた。頬の筋肉が緩んでしまらないのはMaさんである。「本当に良いんですか?」と聞きながら、まず山廃仕込みというのをいただく。わたしは昼間は酒を飲む習慣はないし、もしMINさんが車の運転を代わってと言われるとまずいので一口も飲まなかった。
▼濁り酒とか4種類ほど次々試飲させていただいた後、Maさんは「わたしは、今流行りのフルーティというのは嫌いです」という。わたしは口にしなかったから表現のしようがないが、とにかく美味しかった様子でMaさんは1500円くらいの山廃仕込みをお買い求めになってニッコリしていた。店主に「日本酒は最近どうですか?」というと「やはり現象傾向にあります」というご返事だった。やはりどうしてもTVのCMで大量に流される、アルコール飲料に惹かれてしまうのだろう。「こんなに美味しい物を知らないなんて可愛そうですね」とはMaさんのご意見でした。
▼昨晩12chで旅番組があって信州の小布施にある市村酒造を女性タレントが二人訪ねていた。そこでは有料の試飲コーナー「テッパ」(手杯酒:立ち飲みで手軽に飲むという意味が語源)というものがあった。見ているといなせな半纏を着た造り酒屋の年配の男性が、その店で作っている酒を1杯200円から400円くらいで試飲させていた。コーナー自体しゃれていたが、本の一口のつまみと遠慮なく試飲させてくれる試みで、新しい顧客を作ろうという斬新な試みは日本酒の窓口を広げるのに適しているかも知れない。

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February 13, 2008

遠隔医療より医師の数を増やすべき

Mito
▼左の写真でご紹介したK都議の事。わたしの家の近くにはこのポスターがたくさん貼ってある。父親は風見鶏として有名だった人で、川柳で「俺はいま、どこの党かと、秘書に聞き」と揶揄された。政党再編の間隙を縫って「自由」という10人足らずの政党を立ち上げ、自ら党首に就任し数ヶ月だったが外務大臣になった。新聞に書かれている父親の経歴とはそのことである。最初高校の後輩と議席をうまく譲り合っていたが、あるとき先輩のKが形勢不利とみて、たもとを分かつ。というか戦国時代の裏切りのようだった。選挙ポスターで「正念場」と書いた後輩は文字通り、正念場で落選してしまった。それからこの先輩と後輩の怨念の対決は、この息子の世代まで続いてきた。ポスターの「いざ出陣」の意味は今回は国政に挑戦するという意味だ。
▼地元の床屋とかスポーツクラブに行くと、町会の幹部らしき人たちが「態度をはっきりして欲しい」とか色々勝手な話をしている。風見鶏氏は8年前の都知事選で急遽立候補したが、票があまり伸びなかったので、事実上「引退」し息子にその夢を託していた。電車に乗るとある英会話学校のポスターが貼ってある。「夜の宴会夜の英会話とどっちがためになる?」というのだ。現実の社会においては絶対前者が役に立つ。だがK議員の場合「宴会」を選んで政治生命をなくしてしまった。この前の選挙の彼のキャッチ・コピーは「日本が危ない、東京が危ない」というものだった。これは彼の論理によると、東京や選挙区である下町が最も凶悪犯罪が増えているからという理由だ。しかしその犯罪とは彼の飲酒運転が一番危なかった証明された。
▼何から書こうかと迷う日もあれば、きょうのようにたくさんある日は朝から出かけるので忙しい日もある。昨日は「戦うリハビリ」を書いたため普段の倍のアクセスがあった。昨晩は12chで遠隔治療の問題を取り上げていた。しかしこれとてカネのかかる話なので、まず医師の数を増やしてキューバのように1ブロックに1クリニックの方針で、医者に行くことができない人を減らすことが大切だと思う。
▼ロイ・シャイダーの死。わたしはあれこれ彼の出演した映画で書かれていない、「フレンチ・コネクション」ここでポパイ刑事を演じるジーン・ハックマンに影のように寄り添って尾行する彼の演技が好きだった。
▼また沖縄の米兵による、痛ましい少女暴行事件が起きた。なぜ起きるかというと基地があることだが第一。米兵は「教育」しても沖縄に訓練で滞在しているのは半年くらいで、それが終わると帰国してしまう。この前の小学生に対する米兵の集団暴行事件では、アメリカ本国から弁護士がやってきた。そして「沖縄は反米感情が高いから」として「北海道で裁判をするよう」要求した。これはジョン・グリシャムのミステリー「依頼人」だったか「相続人」だったかで、同じような法廷テクニックが出てくる。自分が沖縄から撤退する方が先なのに、裁判所を忌避するなどとんでもない話である。それに英語では「遺憾」という言葉はない筈だが、米軍の司令官は果たしてどんな言葉で「謝罪」しているのか知りたいものだ。

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February 12, 2008

NHK「戦うリハビリ」を見る

▼11日は祭日であるにも関わらず、かなり大勢の方にお運びいただいた。わたしは2日連続で映画館にでかけたので、その方面にはいかなかった。その代わり秋葉原のSサービスセンターに行った。というのはネットワークWの電池の保ちがわるくなってしまったからだ。初代ネットワークWは大容量のものが出たとき下取りに出した。2代目一号機は夕立の時リュックにいれておいたため。水没同様になってしまい使えなくなってしまった。3号機は中古で手に入れた。3年近く使っているが、充電してもすぐ電池切れになってしまう。電話でサービスセンターに聞いたところ、電池900円、作業代2000円+税だというので修理を頼むことにした。このネットワークWに入っているのは日本の歌というか中心である。いわゆるJポップというか、ニューミュージックから演歌まで。本を読むのが疲れた時に聞くためバッグに入れてはいるが、聞くのは夕方から夜だけだ。
▼次の世代のネットワークWも持っているがこれは自宅でクラシックやジャズをきくためだけに使っている。CDやMDの入れ替えなしに長時間使うには便利である。サービスセンターに持ち込んだら、データが破損する可能性もまったくない訳ではない、というので「消去に同意」するサインをして来た。完成は約1週間後だというから、月末には充分間に合う。
▼昨日「ラスト・コーション」と「花様年華」の事を書いたら某読者がレンタルショップに行ったら、いつも貸し出し中なのに、たまたまあったので借りたということだった。あの映画はトニー・レオンとマギー・チャンが絡んでいる。そして最後はなぜかアンコールワットになっていたので、最後は大量虐殺でも始まるのかとヒヤヒヤしていたがそんな事はなかった。わたしは彼女の96年の映画「甜蜜蜜(ラヴソング)」が好きだった。
▼NHKでは2夜連続で「戦うリハビリ」を放映したが、切実な課題なので両方とも見た。ここに登場するのは脳梗塞か脳出血で倒れた人がどうやって回復するかという臨床結果とリハビリの経験を紹介していた。今までのこれらの治療は、とにかく動かさないで寝かせておくだけだった。しかしそうする事によってかえって間接などが動かなくなり、足腰が立たなくなったり、手足の動かない状態が固定されてしまう。まだやっている病院は少ないのだが、ベッドサイドモニターなどで注視し、脳神経外科の専門医と相談しながら、出来るだけ早くリハビリをするというものだ。2日目は長野県諏訪のある病院の例が紹介された。見ていると落語の「かんかん能」のようにも見えるが、倒れた人を入院した翌日から抱っこして立ち上げて歩く訓練をするのだ。これには驚いた。
▼初日には使えなくなった側の神経は、いままで放っておいた。ところが一見ダメと思った神経も、軽く叩くなどの刺激を与える事によって、サーモグラフで赤く反応してはっきり生き返ることが証明されるのだ。つまり大事に動かさないでおくのではなく、動かす刺激を与えることによって、右脳を半分くらい切除した青年も、話して歩くことができるようになったという実例には感激した。それに昨晩は右手と使えなくなった62歳の主婦がリハビリ担当者がチームで検討して、どうやって励ますかという研究をする。聞き取りで料理ができなくなった事を嘆いているのを知り、まな板に逆に5寸クギを打ち、そこでジャガイモや玉葱を刺して左手で包丁をもって調理ができるようにする。そして彼女の前向きな姿勢に自信を持たせるのだ。何事にも前向きに挑戦しなければ生きている価値がない。

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February 11, 2008

◇「ラスト・コーション」を見る

▼岩国市長選挙は現職だった井原氏が惜敗で終わった。しかしこの論理でいくと、国の意向を反映しない地方自治などというものはあり得ないということになる。岩国はご存知のように米海兵隊岩国基地への空母艦載機移駐問題が最大の争点になっていた。井原前市長は受け入れたら未来に禍根を残すという立場を貫いたが、政府自民党は「交付金」までストップして、夕張のようになっても良いのかとデマや、謀略チラシを配布して市民の心を惑わせた結果がこれである。兵糧攻めにマスメディアまで動員した情報操作。今朝のTBSラジオ森本毅郎をして「あまりにもえげつない」と言わしめる由縁である。
▼◇「ラスト・コーション」トニー・レオンが出演するから、ポスターが似ているからといって「花様年華」のような内容の映画を思い起こして貰っては困る。全然違うのだ。1942年の中国上海。イー(トニー・レオン)は国民党の秘密機関に所属して、日本に情報を流している。そういうスパイの存在を快く思わない、上海の学生グループがいた。演劇サークルで半日芝居を上演すると会場から、総立ちになった観客から同感の拍手で盛り上がる。リーダーは上川達也似に男だが、芝居の反省会のおり彼の口から「芝居だけではなく、実際の行動に立ち上がらなければダメだ。トニーを殺害しよう」という提案がなされる。一同盛り上がっているので、否応なく掌を重ね合って「同意」する。
▼まずはイーの家に接近することだ選ばれたのは女子大生の中でも美人のワン(まったくわたしの好みのタイプではない)だった。リーの妻とマージャンをやったり、洋服をしつらえたりして次第に信頼を得てゆく。しかしマージャンがまったく分からないわたしには、パイの読み方や勝負の内容が悲しいことにまったく理解できない。1年目は良いところまで接近するのだが、イーの護衛に正体を見破られ、彼を殺害して終わりになる。
▼そして3年後ワンは大学に復学しており、いつかイギリスに住む父親の所に行きたいと思っている。そんなおり組織の一員だった上川に再会する。そして共産党の上層部の指導者に会い、「どうしてもイーを殺害しなければならない」と言われる。抗日に思想に燃えている彼女はその命令を受諾する。そして何かあったときはこれを飲めと、一粒のカプセルを衣類に縫いつけて常に携帯するように言われる。
▼そしてイーに接近することに成功する。イーは二人きりの部屋でサディスティックな愛を求める。会うごとにそれは激しさを増し、ワンもその愛の虜になっていく。おそらく死を賭して行動する者どうし、そのような刹那的な愛の方法でしか、相手を信じるすべがなかったのだろう。仲間とイーの暗殺実行日の日程が決まる。宝石商を訪ねたおり、襲撃することになっていた。ワンの左手には6カラットのダイアが光る。その宝石が指にはめられたとき、ワンはイーに「逃げて」と叫ぶ。イーは脱兎のように建物を脱出して窮地から逃れる。そしてテロリスト・グループは一網打尽になってしまう。ワンも含めた一同は取り調べを受け、イーにどうすべきか決裁を待つ。すると「全員処刑」の筆文字が書類に書き入れられる。
▼しかし映画が3時間というのは長すぎる。前半は学芸会のような芝演技でかなりだれている。

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February 10, 2008

◇「潜水服は蝶の夢を見る」を見る

▼数日前のブログに紙が最も保存に適している事を書いた。昨日朝日の夕刊では、それを裏付ける様な記事がトップで出ていた。つまりDVDの長期保存が効かないというのだ。プロカメラマンなどデジタル画像は決してDVDなどにはしない。500メガのHDDを直列で5個から8個繋いで3重でバックアップをしているものね。
▼日曜や休日はアクセス数が減るものだが、このところ執筆時間がずれているにもかかわらず大勢の方にアクセスしていただいて、ただただ、感謝している。昨日はなぜか「てんぐさ」というキーワードが数件発生していた。まずはお約束の「潜水服…」である。
◇「潜水服は蝶の夢を見る」この映画を見て、ああわたしももしかしたらこの映画の主人公のようになっていたのかも知れないと思った。実際にあった話で主人公はフランスのファッション雑誌の編集長である。予告を見てあまりにも美しい女性が出たので、「ああこういう人が隣たら何もしなくても幸せな気分になるだろうな」と思った。当初これは妻なのかと思ったらそうではなく言語療養師さんだった。もう一人理学療養師さんも美しい。口述筆記する人も。まぁそれはどうでもよい。主人公は子どもが3人いて、とうぜん妻もいるのだが、どうも女ぐせが悪くて妻とは別居しているようだ。ある日妻の家住まいに行き、長男を買ったばかりのジャガーでドライブをする。ところが途中ハンドルを握ったまま路上で倒れてしまう。
▼映画は緊急病棟に運び込まれ、医師の検査を行っている場面から始まる。ぼやけた目には何か医師らしい人物が動いて見える。そして右目は縫合しないとまずいと手術が行われる。意識はしっかりしているが、わたし同様なにもしゃべれない。それでリハビリをする必要があるとして海辺の海軍病院に運び込まれる。言語療養師は意識があるならば会話が可能だろうと考える。そしてフランス語のアルファベットを順番に言い、例えば「J」でよければその場所で瞬きを一回、ノンならば瞬きを二度するように指示する。そして気の遠くなるような会話がはじめられる。最初「わたしは死にたい」というと、療養師は「馬鹿にしている」と怒って席を立つが、思い直してすぐ戻ってくる。
▼数日して介護師たちに身体を洗って貰う。そして担当医は「お楽しみがあるからね」と気を持たせる。風呂が終わって車椅子は病院のベランダに置かれる。遠くに霞んで見えたのは妻で、白けた調子で「あの女(ひと:愛人)は来たの?」と聞くが彼は、何も意思表示ができない。実はまだ来ていなかった事がその後分かる。妻はそれでも子どもたちを連れて週に一回は見舞いに来る。しかし彼の頭の中には数々の愛人達とデートしたり、食事や旅行をした想い出だけがくっきり思い出される。言語療養師は何とか元編集長と意思疎通ができるようになる。そして出版社と本を執筆する約束をしていた事を思い出す。
▼療養師を通じた会話で忍耐強い聞き取りの出来る人を派遣して欲しいと頼む。この人の気の遠くなるような努力で、瞬きだけで10万語のこの本が出来上がることになる。あるとき妻が見舞いに来ているとき、愛人から電話がある。相手は妻に「彼と直接スピーカーフォンで話をしたいから、席を外してくれ」と頼む。1分だけよと言って席を立つ、スピーカーからは一方的に彼女の「会いたくて汽車に乗って病院の前まで行ったが、自分は健康な貴方に会いたかったので帰ってきた」と涙を流す。1分の約束だか妻は気を利かせて3分後に夫の枕元に戻る。話はまだ続いているので、「戻っているわよ」と愛人に聞こえるように合図する。すると夫は愛人にメッセージを伝えて欲しいと目で訴える。それは「ぼくは今も君を好きだ」という言葉を妻の口を通していう。愛人は「もう一度なんと行ったか教えて」というのだが、当然妻はガチャンと電話を切る。この場面が一番凄かった。
▼そして本が出版されると「脳梗塞で倒れ全身が麻痺した患者が瞬きで書いた本」と新聞・雑誌で絶賛されるのだが…。シネカノン2。きょうは渋谷ルシネマで「ラストコーション」を見た。

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February 09, 2008

ホントのエコはエコ車を買わないこと

▼MRIをやるという事を書いたら複数の方から「大丈夫ですか?」というメールをいただいた。結論からいうと大丈夫である。というのは退院後一貫して、例えば呼ばれて振り向くと目の速度と頭の神経が一緒に追随しないので、めまいがするのだ。これは立ち上がる時も同じ現象が起きる。前のB病院では「時間がたてばなおるでしょう」と担当医は言ってくれた。しかしそれから1年半立っても同じ症状はなおらない。いまのクリニックの担当医に前回そのことを話したら「D○○神経ではないか」といい「念のためMRIをとりましょう」ということになった。余り早い手配にこちらが「かなり悪いのかな?」とおもってしまった。前B病院の場合は早くて10日くらいから3週間はまたされた。それに書類を持って長い病院の廊下をあちこち歩かされた。
▼きょうの待合室にはセロニアス・モンクの「ダイナ」が聞こえてきた。そして7階の検査室に案内される。B病院では脱脂綿を使った形だけの「耳栓」を渡された。しかしこのクリニックはチャンとヘッドフォンをつけてくれ、そこからはジョージ・ウィンストンの「オータム」が流れていた。といってもカンカンとかガンガンという共鳴音がするときはそちらの方が優先される。約20分の検査をして10分ほど待つと担当医から呼ばれる。さっき検査したばかりの自分の脳のデジタル画像を見るのは奇妙な気持ちがしてくる。みなさんもそうだが一度でもMRIをやれば梗塞の5つや6つは必ず見つかる。切れた神経の部分も念入りに見せてもらったが、問題ないという事で無罪放免になった。
▼それから第一の会議に早めに出かけて担当する仕事は正午に終える。そしてシネカノン2に行って「潜水服は蝶の夢をみる」を見た。この感想は明日書く。なぜ無理して映画に行ったかというと昨日朝日の夕刊に「土曜日は映画に行くと良い」とい水瓶座の星占いの運勢が出ていたからだ。それからマンションの管理組合の会議に行って、重要な提言をする。ある配管に障害がかなり出そうでもしこれを各戸でやるとなると1軒100万のお金がかかるという。共有部分ではないから各戸負担になるが、漏水事故は数件起きている。もし今後多発すると保険会社が引き受けてくれなくなるだろう、というのは管理会社の意見だった。
▼電車で移動しているときマクドナルドのCMが流れていた。TVでもやっているものだ。20代後半のビジネスマンがドライブスルーに立ち寄る。店員さんも40過ぎのちょっと疲れた感じがする主婦らしい人。手を伸ばしてどうやらマックを受け取り、バックミラーに疲れた主婦の店員さんが映る。もしかしたらこの人もマックの定義では「店長さん」なのかも知れない。大体一部上場企業の多くはこういう手法で、人件費を抑え込んで利益を上げているのだ。先日東京地裁でマックの店長は管理職ではないという判決が出たばかりである。セブンなどではいち早くその対応をしたが、マックの経営者はそれに従う様子を見せていない。経営者は残業をして払うべきお金を払わないで「利益」をあげているだけの話なのだ。同業他社はみんな同じことをして、見せかけの「経常利益」を上げて株主にだけ良い顔を見せる。
▼それはマックだけではなく、二重派遣をしていたグッドウィルしかり、キャノン、トヨタもみんな同じことをしている。若い人に手厚い待遇をしなくて日本の未来はない。当座の利益だけを上げる会社しか重要視しないのが、今の経団連の御手洗氏を中心とするトップの考え方なのだ。ついでに言うとハイブリッド自動車の事だ。ハイブリッドを買うことがエコにつながる。実はガソリンエンジンと、充電池を積んでいるからハイブリッド車は重量が普通の車よりも重いので燃費は食うのだ。その辺を考えないでハイブリッド車を買うことがエコにつながるなどと考えていると、メーカーのメーカーの思うつぼにはまってしまう。同様に家電メーカーのエコ製品も怪しい。エコ家電を買わない、使わないエコ生活とは何かを考えていかなければ、実は知らず知らずのうちに地球の破壊をしている事をになってしまったりする。

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February 08, 2008

お年寄りに人気なのはバナナだった

Tshatuいとうせいこうデザイン、ビルマの民主化を支援するTシャツを買った。「通販生活」扱い。クリック
▼ありがたい事に3日前から携帯メールをたくさん頂いている。半分は私用で半分は仕事の連絡である。1年ぶりとか2年ぶりの方もいらっしゃるので、簡単に携帯を乗り換えたりすることはできない。夕べは趣味のお話しを午後11時半頃まで、今朝は午前7時から5通ほどのメールで仕事の連絡をしていた。それでブログを中々書くことができなかった。
▼昨日の昼NHKTVを見ていたらM添大臣が出てくる場面になったので、急遽チャンネルを6chに変えたら「餃子の作り方」というのを放映していた。昨今の農薬入り餃子で自宅で手作り餃子を作る人が増えてきて、「皮」が品薄状態なのだという。この日のTVはフードコーディネーターが、若い家庭婦人と一緒にスーパーに出かけ、どういう点をチェックして(産地)を買う必要があるか説明していた。このブログをお読みの方はすでにご存知だと思うが、鍋に塩ひとつまみを入れてキャベツを茹でる。水で冷やさないで手で絞る、そしてニラも細かく切り刻む。それを合い挽き肉と1対1で混ぜるのだ。自分で作れば簡単なのにわざわざ冷凍餃子などを買う必要はない。この機会に全部自分で作ってみると良い。
▼昨晩はタレントが名古屋周辺の大盛りの食べものを食べ歩く番組をやっていた。しかしこんな事やっていていいのかと思う。前日の夕方だが群馬県の下仁田近くの南牧村(なんぼく、長野県の南佐久地方は同じ字で南牧でみなみまきという)のお年寄りと、トラックで引き売りしている夫婦を紹介していた。この南牧村は日本でも一番高齢者が多い。しかし村だからわたしの実家同様店がない、そこで50代後半の夫婦のトラックが登場する。もう車を使って売りに来ても採算に合わない。しかしお年よりを見殺しにするわけにはいかないので、自分たちがまず節約してここまでトラックを走らせる。
▼軍手も何度も何度も洗って使い回す。自宅の暖房も節約してトラックの燃料代を捻出する。お年よりに人気のあるのは、バナナで皮をむけばすぐそのまま食べられるからだという。夫婦は朝6時には凍った道を市場までトラックを走らせて仕入れをする。そして揚げ物は全部質の良い油を使って、お年よりが食べやすい大きさにして自分の店で揚げる。車で並べる時もお年よりが持ちやすいように、手前に陳列するのは重いもの。遠くに軽いもの。そして彩りを良くレイアウトする。足を悪いお年よりの家には、一緒に持ち帰ってやる。さらに中々顔を出さないお年よりには、自宅を訪問して具合を聞く。すると「足が痛くて出られなかった」というので、そこで注文を聞き、さらにまた配達に来る。
▼こういう事は行政がお金を払っても助けてやるべきだと思うが、行商してている夫婦も体力が続く限り役に立ちたいと語っている。食い散らかしやグルメ番組も結構だが、こういう弱者に目を向けた番組は、お年よりが生きていく大変さを切々と訴え、胸に迫ってくる、

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February 07, 2008

江戸時代も厳罰だけでは解決できない

▼今朝通院。薬は日曜日まである。しかし今朝は雨が降っているので通院客は少ないはずである。わたしは診察はなく薬の処方箋を貰って薬局に行くだけなので、早く済ませたい。そのため間隙を縫ってわざわざ雨の日に出かける。
▼昨日は良いことが色々あった。1年近く連絡が取れなくなっていた方から、メッセージをいただいた。メルマガはもどってきているので、そのことをお話ししたらちゃんと届いているとおっしゃる。そうするとあのメーラーの返送メッセージは何だったのだろうか?2月は忙しいので3月になったらお会いしましょうという話をした。
▼昨晩の「そのとき歴史は動いた」は中々面白かった。これは江戸で浅間山が爆発して天保の大飢饉が起こったとき、農村から脱出したいわゆる無宿人などの人々が、江戸に押し寄せる。その結果押し込み強盗とか火付けなどの犯罪が多発した。その取締をしたのがご存知「平蔵」こと旗本だった長谷川平蔵だった。彼は取締を厳重にして、捕まえた者を厳罰に処した。しかしそれだけでは犯罪は少なくならない、という事に気づいた。
▼幕府の「犯罪を減らす良い方法はないか」という呼び掛けに応え、他の旗本は尻込みしたが、平蔵だけが受けて立つ。「火付け盗賊改め」奉行の肩書きを持つ彼は、無宿人の苦労をこの目でしっかりと見ていた。次に村に送り返す方法を取るが、村からはそれでは村の治安が悪くなると拒否される。しかも人数は多い。平蔵はやがて彼らに仕事がないからいけないのだと、気づく。
▼平蔵は今の石川島に彼らを集めて手に職をつける訓練所を作る。それは大工であったり、紙漉だったりする。最初は20人足らずなのだが、中には脱走する奴らもいるが、平蔵は「堪忍」「堪忍」と言って我慢する。そして働く事を重要性を説く、「道徳」のような教養を話す法話のようなものを住職などを呼んでさせ、定着をはかる。さらに技術を覚えて石川島を出られることが、目で見て分かるように水玉模様の衣服を着せ、出る日にちが近くなるに従って、玉の数をすくない衣服に替えている。この辺は芸が細かい。そして町の親方などに就職を頼み、平蔵自身が身元引受人となる。そして島を出る日には大工の場合、道具も幕府の費用でもたせてやるのだ。
▼つまり取締だけでは、浮浪者はなくならない。手に職をもたせ自ら身元保証人になる。この姿勢なのだ。いまでもネットカフェ難民が多くいるのに、政府はろくな対策を立てようとしない。この番組を見た現代の役人たちは何を考えて実行しようとするのだろうか?
▼昨日の正午のニュースは、スーパーチューズデイの接戦を延々10分にわたって流していた。わたしはこれはNHKではなく、CNNかと勘違いしているのかと思った。国民の安全など何も考えていない政府の下請け報道機関に成り下がってNHKは、なんと情けないことか。別に今に始まったことではないけど。
▼今朝は朝一番にクリニックについたので、診察も一番だった。いまの症状を訴えたら、土曜日朝イチでMRIをやってみようということになってしまった。

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February 06, 2008

紙のデータが一番長持ちするはず

▼昨日わたしが加入している生活協同組合の商品の配達日だった。地区担当(配達員さん)が、品物を渡し終わったあと、「うちは輸入餃子をつかっていないから大丈夫です」と、チラシをわたしなら説明してくれた。わたしが加入しているのは、東京でもそれほど大きな生協ではない。しかしその商品政策に共感しているので、その辺は大丈夫の筈だと思っていた。それに他人が作った冷凍餃子など、食べる習慣もない。
▼昨日某読者からメールをいただいたが、その中で「デジタルデータよりも、紙を信頼している」という主旨の事が書いてあった。先日書いたパソコン雑誌の事に関連したコメントだった。わたしは仕事がら、かなりの数のパソコン雑誌を読んでいる。平均毎週一冊くらいになる。いや新品は買わないで、いつものアウトレットだから1冊の単価はどれも100円で済む。最近分かってきたことは、パソコン雑誌にはどれにも必ず同じ特集が並んでいる。今月号は「書きこみができるPDF」という企画だ。これはどの雑誌も、同じメーカーの商品発売と重なっている。さらに紙データをスキャンするハードウェア。これは昨日の日経の朝刊にも出ていた。つまりこのようにハードを開発すると、パソコン雑誌とタイアップしてそれを売ろうとする企画が出てくる仕組みだ。
▼このようにメーカーと雑誌社は、もちつもたれつの関係にある。昨日の某読者は「私は電子辞書も使わない、断じて紙、の人間」とおっしゃっているが正解である。今は20年前は主流だった5インチのFDディスクドライブなど、秋葉原を探しても見つからない。同じ3.5インチFDも同じ運命にある。パソコンのメディアは、10年くらいしか持たないと考えた方がよい。一番困るのはHDDやCD、DVDに保存しておいたデータが読み出せなくなった時だ。同じメーカーのCDなら何枚作って保存しておいても同じことだ。それにそのデータの救出復旧作業料金は、パソコン1台買うことが出来るほど高い。紙ならば火事にでも遭ったり、感熱紙でない限り被害は1枚ですむ。第一法隆寺の文書は和紙に墨で書かれたものだから1000年以上も長持ちしているのだ。
▼NHKFMで月曜日の夕方からつのだひろがディスクジョッキーをやっている番組がある。今週月曜日はその中で「河内のオッサンの歌」というのを流していて、わたしはこの歌を初めて聴いてかなり衝撃を受けた。こういう歌を聴いていると一日中元気になりそうである。
▼昨晩8時過ぎメルマガを一斉送信でお送りしました。3号連続で返送されてきた方は、当方から連絡する手段がありません。連絡がないのはおそらく読んで下さっていないと判断して、メーリングリストからアドレスを削除しました。悪しからず。

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February 05, 2008

今年の豆まきは出来なかった

▼日曜日も仕事をしていたので、予定していた仕事が少し早く終わった。そこでO茶の水の写真館まで顔写真を撮って貰うべく出かけた。それは丸善の裏当たりにあるのだが、5階までエレベーターを下りるとメイキャップの部屋があって、その左側に床屋さんよろしく撮影を待っている人がずらり、およそ20人くらい並んでいた。わたしのようないい加減な格好をしている人は一人もおらず、みんなリクルートスーツを着た若者ばかりである。就活用の写真は新宿I丹の写真館が有名で、「ここで撮ってもらった写真を使うと内定を貰える」という人たちで大人気のようだ。
▼余りにも大勢の若者がいたので、こちらは就活が目的ではないし、多少気後れしてビルを出てきてしまった。そして有楽町の旅券発給所にある証明写真屋さんに向かった。「何の証明にお使いになりますか?旅券でよろしいですね」と聞かれたので、「ジュウキネット」というと怪訝な顔をされて技術者と相談すること数十秒。「大丈夫です」という返事が返ってきた。住基ネットの顔写真はカラーでもモノクロでも良いのだが、1500円のカラーにした。
▼朝日朝刊に「高齢者と高血圧の人の風呂の入り方」という実験結果が発表になっていた。先日急逝した叔父の場合、はしご酒をして風呂に入り、そこで心臓麻痺を起こしてしまったようだ。朝日の記事を要約すると、なるべく低い42度以下の風呂に5分以内で入る。そして「冬は飲んだら絶対入るな」、ということだ。飲んでから風呂に入って死んだ人は大勢いる。しかし風呂に入らなかったといって死んだ人は、いまだかつていない。読者のみなさんもくれぐれもお気をつけ頂きたい。
▼日曜日の夕方午後6時、雪が小降りになったので近くのコンビニに「豆まき」用の豆を買いに行ったが、すでに売り切れだった。こういう準備の悪さでは今年は良いことがないかなー。わたしの古里ではまきおわった豆は神棚にあげ、初めての雷鳴がしたとき再び食べて五穀豊穣を祈ったものだ。
▼ニフティブログのメインテナンスを知らなくて更新が昼になってしまった。メルマガ投稿お待ちしています。

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February 04, 2008

PC雑誌は有料ソフトへの誘導が目的

▼徒歩7分くらいの所に、歌手の長山洋子がキャンペーンにやってくる事になっていたが、大雪で転倒しても仕方ないので出かけなかった。そのかわりヤセンスキー著の本を読んでいた。これは30年前に発行された本で、先日萩原遼の「ロシア文学で一番面白かった」と一押しの本である。翻訳したのはロシア文学者の江川卓氏である。あの作新学園のピッチャー江川卓が空白の一日を利用して巨人に入団した日、この著名なロシア文学者とたまたま同姓同名だったので、関係のない彼の家に「抗議」の電話が夜中まで殺到したという。無知ということは困った事だ。本の内容は明日発行予定のメルマガでご紹介する。
▼天気が良かったら日比谷シャンテに行こうと思っていたが、それもできなかったので、仕事を二つほどやり終えた。
▼それにしてもJT株を事件が発覚する2日前に売りが殺到して、株価た大幅ダウンしていたという。このことで証券取引等監視委員会が調べているらしい。人の不幸につけ込んで自分の懐具合だけを考えている奴らは、NHKの記者よりも悪辣である。
▼パソコン雑誌で某新聞社系の「○経P○21」と云うのがある。この雑誌は毎号毎号ペーパーレスの特集のオンパレードだ。図書館にもあるので、普通は図書館で必要なページだけコピーしてくる。ところが今月号は「USBメモリー最強活用術18」とあるのでコピーするページ数を数えて見ると、買った方が安いので大枚630円を投じて一冊買い求めた。しかし無料ソフトでパソコンデータをUSBで持ち歩けるとは色々面倒であるという話だけ。結局は有料ソフトを買った方がよいということになっている。そして毎度のパーパーレス特集はファクスのようなスキャナーで読みとれというのだ。しかしわたしは常々考えるのだが、コストはHDDよりも、紙一枚の方が絶対安い。それに時系列で紙をファイリングしておけば、パソコンの電源を入れなくても見ることができる。必要な所には付箋紙を貼って置けばよい。そして時期が過ぎたら破って捨てればよい。資料の持ちすぎは帰って探しにくくなる。
▼さらに「重くなったXPを軽くするには」の特集では、やはり有料ソフトを買えばいいという事だった。要するにPC雑誌というのは、ソフトメーカーとのタイアップで成り立っている雑誌である。

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February 03, 2008

◇「ジェシー・ジェームスの暗殺」を見る

▼昨日の続き。デップは牢獄に入れられたあと船乗りをしていた。そのときの相棒が幽閉されていたデップの娘に一目惚れして、助ける任務を負う。だがデップはそれを判事に「密告」して彼をひげ剃りに来させる。それを見た浮浪者の老婆が理容室にずかずかと入ってきて、「お前の考えは知っている」と脅すのでデップは彼女の首もかっ切る。その直前「どこかで見た顔だね」と云われるが、殺害したしばらく後で実はそれは死んだ筈の最愛の妻のなれの果てだという事を知り愕然とする。そしてパイ屋の女店主はデップと結婚したいがために、それを知りながら隠していた。怒り狂ったデップは彼女をもまた燃えさかる釜戸に投げ入れる。と、どうも救いようのないような映画である。
▼どこまで本当か分からないが、実際当時のイギリスであった話をデフォルメしたのだという。悲惨と云えばそれまで、しかし産業革命と格差社会が同時進行している中で、人々の心はすさんでいってしまう。最愛の娘だけがかろうじて助かったという部分にかろうじて一縷の光を見出したというべきなのか。誰が見ても楽しいという作品ではない。
▼昨夜12chで親子、夫婦で格安の旅をするという番組があった。最初に登場した音無美紀子親子が京都に行っていたが、どうも見たことがあるなと思ったらら、二人が泊まったプリンセスホテルは、わたしが12月泊まった所だった。最初電車に乗る前に二人が口ずさんでいた。「♪パッパッパッ、そうだ京都に行こう」というCM。わたしは前日までJR京都のCMとばかり思っていた。しかし家族にそれは「サウンドオブ・ミュージック」の「マイ・フェイバリット・シングス」であることを指摘された。知らないということは恐ろしい。訳せば「私のお気に入り」という事になるが、わたしはジョン・コルトレーンの演奏が入ったCDを持っていたっけ。きょう3日正午家の近くに、長山洋子が来るというレコード店の宣伝が出ていた。あまり好きな歌手ではないなー。誰なら行くか?考え中…。
▼金曜日に07年の日本映画売り上げベスト10というニュースがあった。しかしわたしはその中で一本も見ていなかった。みんなTVの宣伝だけに惑わされて映画館に足を運んでしまうのだろう。
▼金曜日に07年の日本映画売り上げベスト10というニュースがあった。しかしわたしはその中で一本も見ていなかった。みんなTVの宣伝だけに惑わされて映画館に足を運んでしまうのだろう。
◇「ジェシー・ジェームスの暗殺」ジェシー・ジェイムスとは西部劇ファンならばご存知だと思うが、そうでない方が圧倒的に多いので多少ご説明する。西部開拓時代の大量輸送手段は上記機関車だった。わたしに言わせればそれを略して「SL」などという奴らはバ○だ。ちゃんと日本語で云えよ。現役で走っている姿を見てみんな「汽車」とか「陸蒸気」(おかじょうきとは、さすがにウソだが)と云ったものだ。(南北戦争で南は負けたがジェシーは南軍に属していた。そして兄とともに列車強盗をして、乗客や輸送中の郵便物を奪ったり、銀行強盗をした。一般的に知られている伝記で彼は、その奪った金品を貧しい人に分け与えたので、鼠小僧同様「義賊」という事になっている。
▼さて映画ではジェシー兄弟は列車強盗をしているが、兄はそれに厭気がさして離脱する。そこに大衆小説でジェシーの活躍を知り、慕った一人の男ロバート・フォード(ケイシー・アフレック:俳優ベン・アフレック)の弟が参加してくる。最初はいかにも気弱で銃を見ても怯えるくらいだ。そしてジェシーと恐る恐るジェシーと会話をするようになるのだが、ジェシーは聞いていたような豪放磊落な性格ではなく、常に自分の命を狙われている事を警戒しているようだ。それもそのはず、彼は連邦保安官から多額の懸賞金をかけられている。映画はこのロバートとジェシーの話になる。
▼ロバートはいくつかの強盗を働くうちに、自分のやっている事に疑問を持ち始める。そして粗野な性格や行動をするジェシーを毛嫌いするようになる。どうも南軍の英雄などではなかったのではと思う。そして兄を誘ってジェシーの従兄弟を殺害してしまう。だがそれがジェシーに知られて、自分が殺害されるのではと常に怯えている。そしてこれをやったら銀行強盗はやめるという最後の準備が進んでいく。だがロバートは同じ強盗をしている自分の兄に相談してジェシーを殺して賞金をせしめようとする。
▼ジェシーもムシの知らせがあるのか、遊んでやっていた幼い息子のブーツの片方が落ちてしまったことを気に留めている。西部では「靴を履いたまま死ぬのは不幸の印」なのだ。そしてもう銃を持ち歩く事は止めようと2丁拳銃を下ろして壁の絵の埃を落とそうと兄弟に背を向けた瞬間銃声がする。
▼ロバートは悪人を撃ち殺したので、みんなから賞賛されるかと思っていた。しかし殺害を芝居にして全国行脚をして大儲けするが、観客からは「裏切り者」という野次が飛ぶ。そして賞金目当てに親友を権力に売ったことが、人々から「恥ずべき行為」と指弾されていることを思い知る。兄はそれに絶えられなくて自殺し、ロバートも死んでいく。日本の警察で未解決の事件に「賞金」をかけているが、あれは日本の習慣に馴染まないと思う。たとえカネをくれると云われてもわたしなら返上する。人間として恥ずべき行為は「強盗」よりも、「友人を売る」行為だったのだ、という心理劇で3時間もあるので見るには覚悟は必要だ。ジェシー役のブラッド・ピットの怪演は見る価値が大いにある。銀座シネパトスで。

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February 02, 2008

◇「スウィニー・トッド」を見る

▼10年くらい前に「スリーピー・フォロー」という、わたしに言わせれば怪奇映画が公開されて見に行った。中世のイギリスの首なし騎士の正体を突き止めるべく、ジョニー・デップが探偵になったものだった。見終わった後かなり気持ちが悪かった。◇「スウィーニー・トッド」は同じ監督であるティム・バートンが同じジョニー・デップ主演で作った映画だ。ティム・バートン監督は「マーズ・アタック」など結構好きな映画を作っているので「かなり怖い」、「怖いだけの駄作」という評判を知りながらも出かけた。中世の産業革命が始まる頃のイギリス。床屋のデップ純真で疑う事をしらない。彼はそれはそれは美しいうぶな妻と結婚して一児をもうける。ところが判事は妻に横恋慕してデップを投獄して、彼女を舞踏会に誘い酔わせる。しかし彼女は夫がいないのを悲しく思い毒をあおる。そして幼児だった一人娘を自宅に閉じこめて養育する。
▼デップは15年の懲役刑を受けるが出獄して、判事に復讐を誓う。その手口とは新しいスウィニー・トッドという名前で理髪店を開くことだった。彼はともかくひげ剃りにかけては一流の腕を持っている。不況のおりからミート・パイを焼いている女店主(ヘレナ・ボナム・カーター)から2階が空いているので借りる。あるときデップの正体を知るイタリアの理髪師が恐喝にやって来るが、逆に喉を切って殺してしまう。その死体の処理を困っていると、大家の女店主から良い提案がある。今繁盛している別のパイ屋は猫の肉を使ってパイを焼いているらしい。その証拠に近くには猫一匹いない。昔日本にMドナルドが上陸したとき、あそこでは猫の肉を使っているという、とてつもない噂がはびこったことがあった。店員が猫の肉が山積みになっているのを見たら、店長に大金を渡され口止めされたとかいうのだった。でも餃子はその程度ではなくなってしまった。風評被害は宇都宮から横浜中華街まで広がっている。それをわざわざ報道するNHKなどもどうかと思う。
▼そして目指す判事は中々来ないが、肉の大量生産が始まり、店は大繁盛をする。身寄りがないひとや、旅人が来るとデップの餌食になって首をカッ切られ地下倉庫に直行する。そして目指す判事が椅子に座る日がやってくる。一方一人娘は精神病患者の収容所へカツラを作る髪を作るという目的でいれられてしまう。(以下続く)

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February 01, 2008

◇「勇者たちの戦場」を見る

▼携帯は昨晩11時頃から普通どうりに運用しているのでご安心いただきたい。いや前夜午後10時ころだったが、あるところから翌日(つまり31日)プレゼンをすることになっているが、いまその部屋ではネット接続の環境がないということがわかった、というのだ。通信カードも事前の申込みをしないと借りられない。そこでわたしのFOMAとレッツノートに白羽の矢が立ったというわけだ。普通は携帯を絶対他人に貸すことなどあり得ない。もちろんパソコンにも個人データがたくさん詰まっている。わたしは色々な状態を想定してダイアルアップ接続から、携帯、無線LANに有線LANまで接続できるようドライバーなどをインストールしてある。それでその出番になったわけだ。後で聞いたら1時間ちょっと接続していたというから、いくら請求書が来るか分からない。まぁわたしが支払う訳ではないから、たとえ2、3万円の請求が来ても構わない。そういう事を仕事でしている人は、会社で軽いノートと通信カードくらいは常備しておかないとまずいと思う。
▼農薬で汚染された餃子の事だが、わたしが読んだ限り昨日の日経は、某組織における対応のまずさについて詳しく書かれている。
▼昨日31日付の「ワシントンポスト」によると、昨年1年間にアメリカ陸軍でイラクに派兵された兵士、121人が自殺している結果が出ているという。◇「勇者たちの戦場」イラクに派兵されているアメリカ陸軍の一部隊。キャンプではサッカーなどを楽しんでいる。そして女性兵士は留守宅に「あと2週間で帰れる」と電話で話をしている。そこに斥候の命令は急遽、軍医をある地域の健康診断に派遣する護衛に命令に変更され、5台ほどのハンビーがコンボイを組んで走る。ある地域に行くと急にトラックが道路を塞ぎ建物の屋上から急にイラク側の攻撃が始まる。隘路に入ってしまった女性兵士の車は、ブーブートラップで大破し、兵士は右手首を失う。その他「敵」を深追いしたため親友を失ってしまう兵士がいる。そんな中でも軍医のウィル(サミュエル・ジャクソン)は冷静に応急処置をして救急ヘリを呼んで手当をする。
▼そして2ヵ月ぐらい後のアメリカ、彼ら(この場合4人の兵士)はワシントン郊外に復員する。女性兵士ジェシカは右手を失ったリハビリを終えて帰宅するが、誰の手も借りたくないという気持ちが、いらだちとなって元彼(ジェシカは24歳で女児が一人いて離婚している)がなぐさめの声をかけようとするが全て拒否して、子どもにも大声をあげたりする。そして教師に復職するが、生徒ともしっくりいかない。
▼ウィルはと云えば一見正常に見えるが基地に迫撃砲弾を撃ち込まれたとき、6人の兵士の足を切断する地獄絵のような世界を体験していて、アルコールなしでは過ごせなくなっている。そして息子は「Fuck Bush」というTシャツを着ていて学校から呼び出されている。そして夜も眠れずに起き上がってサッカーの深夜の中継を見て、妻に疑問を抱かせる。その原因は阿鼻叫喚の中で手術をしてきて、戦争に対する疑問を持っているからだ。
▼もう一人親友を失った兵士は元の職場であるガンショップに行く。15ヵ月の休職はすぐ無条件で復職できる筈だった。しかし店主は手が足りないので、別の人を雇ってしまったよ。悪く思うなと呟く。さらにもう一人の男性兵士は上記最初の掃討作戦でチャドを無防備の女性を誤射してしまった事がトラウマとなっている。この二人の男性はセラピーに通っているのだが、先が見えない告白という治療方法にいらだつ。そしてバーガーショップに働いていたガールフレンドもつれないそぶりだ。それで自分の居場所を見失った彼はバーガーショップに銃を持って立てこもり、解決を急いだSWATに射殺されてしまう。
▼ジェシカと元銃砲店員は精神的に不安定の状態が続いているので、あれこれと数え切れないほどの精神安定剤を飲まされており、まるで人体実験だねと自嘲気味だ。ウィルは家族の支援もあってどうやらアルコール中毒から脱しなければという所までやってくる。ジェシカは自立を促す新しいパートナーを見つけて、どうやら生きる気力が出てくる。しかし男性兵士は、友人が勧めてくれた警察官の試験も投げ捨て、「イラクで戦っている友人たちを見捨てられない」と再びイラクに志願する。おそらくワシントンポストの記事は、イラクで、理由なき殺人を行った人々が誰しも自己を見失った結果であろうと思う。最初10分間の戦闘シーンだけでも見る価値はあるが、イラク戦争が続行されている現時点でこういうアメリカ映画が作られるのは、懐が広い国というべきかと思う。日本ではイラクに行った自衛隊のドキュメントすら出来ていないのだから。銀座シネパトスで。

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