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February 26, 2008

殺人罪に時効はないと言うけれど

▼アカデミー賞が発表になったが、コーエン兄弟の作品が受賞したのは、妥当な線だと思う。この10年ほどアカデミー賞の権威はガタ落ちである。映画配給会社の思惑だけが先行して中味がともなっていない。昨年の「バベル」だって、先日WOWOWで放映されたがもう覚えている人は少ないだろう。あのとき日本が付け足されたのは一体何の意味があったのか分からないという話を、先日ある方とお話しした。さらに菊池凜子はなんだったのだろう。ただマンションのベランダで裸体になったというだけではなかったか。さらに2年前3年前に遡ると、もう映画のタイトルさえ思い出せない。
▼本日というか今月は毎朝忙しいので手短に書く。「ロス疑惑」の三浦氏が日本の裁判で無罪になったことは知られているとおりだ。しかしなぜ今この時期サイパンで身柄を確保されたか。おかげで沖縄の少女暴行事件の犯人を追及する声がかき消されそうになっている。
▼3年ほどユマー・サーマンとイーサン・ホークがまだ夫婦をやっていた頃公開された映画「テープ」というのがあった。ユマは検事を演じていて、大学時代に起きた婦女暴行事件をめぐっての密室の論議だけの作品だ。その映画のオチは「婦女暴行に時効はない」とユマが宣言するところにある。三浦氏の「殺人容疑」に無効はないとするならば、沖縄で婦女暴行を働いた米兵たちは皆時効がなく、警察と検察に一生追い回されてしかるべきである。だが悲しいかな沖縄は実質的に「治外法権」なのである。
▼三浦氏逮捕はそういう事件に目くらましをするための、アメリカ政府の作戦なのではないかとさえ思えてくる。

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