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February 14, 2008

大原町木戸泉酒造を訪問する

Siinhukei試飲風景
▼先日雨の降る夕方、近くの小さなスーパーマーケットに買い物に行った。目的は猫ちゃんのエサである。すでに何度も書いているように、我が家には猫ちゃんが3匹いるので、週に2回ほどは買い出しに行かねばならない。しかし最近の物価の高騰で、近くの大型スーパーは、ある猫の缶詰が1個100円を突破してしまった。この缶は我が家の猫は割りすきなのだ。しかしそれまで80円代だったものが100円は懐具合を相談するまでもなく、同一のものだったら一円でも安い店に行くのは誰しも同じだ。雨が降っていていつもはレジで客が並んでいるのにこの日は数えるほどの人数だった。
▼そして多少ヒマだった店員さんが話しかけてきた。猫の同じメーカーの缶ばかりやっていると見向きもしないばかりでなく、「そんなのいらないよ」とばかり右手でシャッシャッと掻き出す。それでメーカーを違えて30個を取り混ぜて買う。この日は2300円位だったが、店員さんは「わたしのおやつより高いね」とカタコトの日本語で話しかけて来た。いままで何年間もずっと日本人かと思っていたが、これでコミュニケーションが取れるきっかけになった。
▼そう言えば日曜日神田駅の近くの中華屋さんに入った。休日という事もあって食事の出来る店はあまり開いていない。入った店で「昼のランチ」というメニューで2番と4番という注文の仕方をした。すると店員さんは「アー、とスー」と言って調理場に指示を出していた。ああこれは本当の中国人だなと思った。しかしその5分ほど別の人が7番、8番と注文したら、この店員さんは急に日本語になって、「ナナとハチ番」と言ったのには驚いた。正しい中国語の数え方は以下のサイトでご確認いただきたい。
▼取材で大原まで出かけた。移動に不便だろうとMINさんが自家用車を提供してくださり、編集長が交代して不機嫌状態が続いている、Maさんも車で一緒に行きたいというのでお誘いした。新編集長からは、「大原の椿と造り酒屋」という企画メモを貰っただけで、どこに行って誰に会ってくれという指示は一切なかった。最初に駅前の観光案内所のような所に行って、垣根に椿の咲いている所を教えて貰ったが、「まだ早いと思う」という返事だった。それでは仕方ないので2年前に行った椿公園に再び向かう。ここは前回ご紹介したとおりだが、かなり数が多い椿が植えてはあるが、説明する人がだれもいない。ただだだっ広い休憩所があるだけだ。見栄えの良い椿を数点撮影してそこを出た。
▼大原町で有名なのは木戸泉酒造である。わたしは日本酒はあまり飲まないので、目利き、利き酒の天才Maさんを連れてきた真価がここで問われる。昼休みという事もあって呼べども、叫べども誰も店員さんは出てこない。諦めた頃にようやく店員さんが現れる。おそるおそる新酒の状況などを尋ねると、「試飲できる」ことができると、次々4合瓶が並べられた。頬の筋肉が緩んでしまらないのはMaさんである。「本当に良いんですか?」と聞きながら、まず山廃仕込みというのをいただく。わたしは昼間は酒を飲む習慣はないし、もしMINさんが車の運転を代わってと言われるとまずいので一口も飲まなかった。
▼濁り酒とか4種類ほど次々試飲させていただいた後、Maさんは「わたしは、今流行りのフルーティというのは嫌いです」という。わたしは口にしなかったから表現のしようがないが、とにかく美味しかった様子でMaさんは1500円くらいの山廃仕込みをお買い求めになってニッコリしていた。店主に「日本酒は最近どうですか?」というと「やはり現象傾向にあります」というご返事だった。やはりどうしてもTVのCMで大量に流される、アルコール飲料に惹かれてしまうのだろう。「こんなに美味しい物を知らないなんて可愛そうですね」とはMaさんのご意見でした。
▼昨晩12chで旅番組があって信州の小布施にある市村酒造を女性タレントが二人訪ねていた。そこでは有料の試飲コーナー「テッパ」(手杯酒:立ち飲みで手軽に飲むという意味が語源)というものがあった。見ているといなせな半纏を着た造り酒屋の年配の男性が、その店で作っている酒を1杯200円から400円くらいで試飲させていた。コーナー自体しゃれていたが、本の一口のつまみと遠慮なく試飲させてくれる試みで、新しい顧客を作ろうという斬新な試みは日本酒の窓口を広げるのに適しているかも知れない。

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