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March 03, 2008

●「戦艦大和日記5」を読む

▼●「戦艦大和日記」は6巻まで発行されているが、図書館にあるのはこの5巻までだった。これもほぼ1日で読み終えることが出来た。話は太平洋戦争で総力戦として、巨大戦艦を造る軍部。ゾルゲのスパイグループは軍隊が、ソ連に行くのか、それとも南下して石油を狙うのか、必死になって探る。本書に登場するのは、メルマガで紹介したが、宮城与徳である。同時に元軍部の良心的なグループは、資源から類推しても勝ち目はない。だから戦争は無茶であると、今の幹部たちを説得して歩く。左翼の反戦グループも存在したのだろうが、それらには一切ふれていない。何とか流れを変えさせようとするのだ。石原完爾を説得したりする。しかし石原は満州を理想の国としようとしたが、今は京都に左遷され、しかも東条英機との相性が悪く、京都大学の教授の席まで押しつけて、一線から遠ざけようとする。
▼東北地方からカネがないので、親から売春宿に売り飛ばされ肺炎になっていたミツは救い出され、今は呉で仲居頭として活躍している。そこには呉海軍の工廠で働く、工員たちが飲みにやってくる。箝口令は敷かれているが、飲み屋では口は軽くなる。ミツはその情報を探り出し、「工作員」たちに伝える。スパイ映画よりも手に汗を握る一瞬である。そして宮城が逮捕され凄惨な拷問を受けるところで、この章は終わる。

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