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March 10, 2008

◇「アメリカを売った男」を見る

Yokujoアントニヌス共同浴場
▼◇「アメリカを売った男」昨日に引き続きレンズを持って再び、銀座松坂屋裏手にあるNサービスセンターに行く。いや時間がなくて映画を優先して、終わった後にセンターに行った。実録ものなのだが、そういうキャッチフレーズには余り惹かれない。主演のクリス・クーパーの演技だけ見ることができれば良い。2001年アメリカのFBI捜査官ロバート・ハンセンが逮捕される。彼の容疑はソ連のスパイとして、アメリカの潜入捜査官50人以上が消されてしまったというのだ。話は彼のオフィスに助手として若手のエリックが採用、配置されることから始まる。FBIの上層部はハンセンが怪しいと睨んで、助手に動向を探らせようとしている。
▼そういう上層部の命令で配置されたものの、敬虔なカトリックであるハンセンとその立ち振る舞いにエリックは次第に彼の人柄に惹かれていく。その悩みを上司に告白すると「そうなればしめたものだ」と逆に励まされる。一緒に外出させ時間を引き延ばし、ハンセンの車を全て解体し、チェックをする上層部。トランクからは多数のロシア製武器が見つかったりするが、そんなバカなことをするスパイがいるとは思えない。そしてハンセンのバッグからPDAをデータを読み出したり、作業は進んでいく。
▼ある夜公園に呼び出されたエリックは、ハンセンはアンクルホルスター(足首につける)からリボルバーを出してぶっ放す。上層部から自分の行動が疑問視されているのではないかと、ストレスがたまっている事を告白される。そしてハンセンは私生活でポルノ映画を見たりしている姿をかいま見ているのを知り、次第に上司としての資質に疑問を持ち始める。2ヵ月の捜査を続けていくと、ある日公園脇の橋の下に連絡用の荷物をくくりつけた瞬間逮捕されてしまう。この受け渡しの方法も、なぜかひじょうに稚拙である。そして実際の逮捕の瞬間のフィルムとオーバーラップさせる。クリスチャンであったハンセンが、自分の良心の軋轢と戦ってスパイと行動していたかは、彼にしか分からない。日比谷シャンテで。
▼映画が終わってレンズを持ち込むと修理代はその場で出て、マキシムで1万円だというので了承し、18日の完成する日に再び足を運ぶことにする。
▼「チュニジアへの旅3」今回の旅で一番の失敗は腕時計を持参するのを忘れたことだった。わたしは普段腕時計をする習慣がない、なくても約束の時間には決して遅れることはない。だが現地チュニジアとの時差は8時間もある。日本に電話する時間を確認するたびに海外携帯に表示された現地時間から一々指折りして、マイナス8時間を計算していた。こういう場合デジタル時計は時間を戻したり、針を進めるのはひじょうに面倒である。やはり盗られても困らないような2千円程度の安価なアナログ時計が最も適している。
▼カルタゴ遺跡には市の中心部から20分ほどですぐ到着した。どこの遺跡も写真撮影券を1Dで買う仕組みになっている。同じ市内の建築物であれば、同じチケットで回る事ができる。解説するのは現地案内をしてくださった自称49歳のSさんで、髭があるので老けて見える。すでに1955年から3回来日したことがあるという知日家でもある。彼が半分から3分の1を日本語で解説し、添乗員のN氏がそれを通訳してくれる。カルタゴ遺跡はみなさんご存知の通りである。カルタゴの英雄ハンニバルはローマまで象を連れて3度の戦争(ポエニ戦争)を仕掛けるが、最後は負けてしまう。怒り狂ったローマはこのカルタゴを占領し破壊の限りを尽くす。そして土には塩を撒いて再び農作物が獲れないような破壊工作を徹底する。
▼現地解説者のSさんには申し訳ないが、彼の言っていることすべてをそのまま信じる訳にはいかない部分があるので、わたしの勉強したことなどを書く。だから紀行文はSさんの解説だけではなく、わたしの勉強した事も入っている。破壊したあとローマ人たちはここに住宅地や巨大なアントニヌス共同浴場施設それに墓地を作る。なぜローマがチュニジアを狙ったかと言うと、ローマは当時人口が増えると食料が賄い切れないと判断した。それで地図で見るとお分かりになるがシチリアからチェニスまではかなり近い。そして港としてもアフリカで取れた麦の積出港としても、ここがもっとも適していると判断したのだ。
▼チュニジアのベスト写真16枚はデータベース(会員専用)に入れてあります。

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