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March 08, 2008

チュニジアへの道1

Oodooriチェニスの朝風景
▼昨日のアクセス数は通常通りに戻った。アクセスして下さったみなさん、どうもありがとう。わたしは現地チェニスを7日正午頃に出発し、成田のゲートを出たのが、日本時間でほぼ同じ時間だ。そして自宅で眠りについたのは午後11時。計算してみると30時間ほど一睡もしなかった。イヤ本当はわたしも眠りたいが、エコノミークラスの狭苦しい席では中々寝付けない。行きはヘッドフォンステレオを用意してそれを聞きっぱなしだった。アリタリア航空の中でも最新映画のビデオは放映していた。「プラダを着た悪魔」とか「ボーン・アルティメイタム」、「エリザベス・ゴールデンエイジ」などを上映していたが、すべて見終わった作品ばかりだった。
▼無理して眠らないで日本の時差に体調をあわせる必要がある。だから帰りの飛行機の15時間くらいは一睡もしないで3冊の本を読み終えた。ヘッドフォンステレオは放電状態になってしまった。それで持参携帯用の変圧器で、一眼デジカメの充電は出来たが、こちらは充電できなかった。添乗員さんにホテルで借りて変圧器を借りて欲しいと頼んだが、忘れられてしまった。
▼今回は昨年の反省で海外携帯を借りて持参した。調べるとわたしのP903iではかの国では使えないので、ドコモに頼んで番号そのまま「FOMAカード」を入れ替えると、番号そのままで使えるものを借りた。送受信とも合計10通話(1分単位)で補償料も入れて約9000円(1通話900円の計算になるが…)だったが、これは仕事の連絡でとても役だった。もちろん国内との携帯メールも文字だけは受信できた。だがサハラ砂漠あたりを移動しているときから「圏外」状態が続いてしまった。都市部に移動して「FOMAカード」を抜き差ししたら、通常状態に戻った。
▼わたしは食べもの、ショッピングよりも風景を撮影することが第一である。今回一眼デジカメ40DXと2メガのSDカードを念のため2枚持参した。しかし中盤バスの座席からカメラを落としてから調子が悪くなり、最後は写らなくなってしまった。それも6日目のモスクを撮影した後だったので、風景だけは全部撮れている。これから順を追って一枚ずつご紹介する。撮影したのは約500枚で、「これは」というのは20枚くらいはある。旅行で知り合った方やメルマガ読者でご希望の方には、サイズを大きくしてファイルでお送りできる。
▼ミラノのマルペンサ空港についたのは午後10時頃だった。フェラーリの展示場の前が集合場所で添乗員さんは現金をユーロに替えて、水を買っておくようにと言ってどこかに行ってしまった。いつものように同行のM氏が行ったが、「円を替えてくれないし、言葉が通じない」と戻ってくる。代わって出かけるとエクスチェンジの女性はイタリア語で、「千円札を2枚出すように」と言ってきた。それで雑貨店で2本ユーロ(1ユーロ160円)で買ったような気がする。安いツアーなのでこのチェニジュアを目前に4時間待たされる。しかしこの線だけは、液体物持参でトランジット出来る。
▼外国にいってまず心配するのは「水」の手当である。映画「ブラッド・ダイアモンド」でもジェニファー・コネリー演じるジャーナリストが取材出かけるに当たって水を積み込む場面が印象に残る。そして正月放映された、「アフリカ大陸横断114日」でも、バスにかなりの量の水が積み込まれていた。水がその国でいくらするかが最初の試練となる。チェニスでは翌朝、ジュースを販売する店で350ミリリットル瓶が2ディナール(1Dが89円程度)だった。
▼しかし深夜についたホテルに入ったらダブルベッドだったのには驚いた。しかも毛布も一枚。何というか気色悪いのである。まあ深夜だしホテルや添乗員さんにクレームをつけるのも悪いし、バスの水の出も悪いので、我慢してそのまま眠ってしまった。
▼いつも思うことなのだが、外国から帰ると日本は異常な情報統制国家ではないかという事だ。現地ではNHKの海外衛星放送も映らないし、日本語新聞もない。かろうじて6日朝のBBCワールドを見ていたら、四国の捕鯨の正当性を訴える漁民や漁連、学校の事を流していた。もちろん全部英語だ。8日間で日本語ニュースに接したのはたったこれだけ。帰国したら石破防衛大臣が辞職でもしているかと思ったらそのままだ。ヨーロッパ、アフリカから見れば日本はどうでもよいような弱小国。そしてお金のある裕福な人にだけ有利な政策がどんどん進んでいく。ニュースで流される事件は、政府の都合のよいものだけがピックアップされている。
▼昨晩帰国して偶然地デジの「ガイアの夜明け」の再放送を見た。千葉市に住むKDDの派遣オペレーターの30歳くらいの女性の話だ。25万円の給料が20万円に切り下げられてしまう。彼女は大いに悩んで、派遣労働組合を探し当てる。そしてミクシーを通じて同じ環境の人を集めて親会社に交渉にいく。横断幕も手作り、ビラも手作り、シュプレヒコールなんてやったことがない。しかし何一つ労働組合らしい事をやったことがないのに、街頭に立ってビラを撒く姿を見ていたら、思わず涙が出てきて止まらなかった。

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