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April 05, 2008

診察時間5分以内という医師のつぶやき

Inokasira1(井の頭公園)
▼クリニックには8時半に到着して名前を呼ばれたのは1時間後だった。診察室に入ると担当医はいきなり、「4月から診療制度が変わってしまってね。一人5分しか看てはいけないことになってしまったんだよ」と話しかけてきた。そして「充分に看なければならない人や、説明しなければならない人もいれば、薬の処方箋だけで済む人もいるから、そういう画一的な対応はできない」と一気にまくし立てる。わたしもそれに応じて後期高齢者医療制度は、金のない高齢者を死に追いやる制度で、そういうのは社会保障制度でも何でもない、とその矛盾を話した。さらに会話は厚労省の批判にまで発展してしまった。ちなみにわたしの診察は血圧測定と、薬の処方箋だけで、来月脂質調査をしますから絶食で来てください、と5分以内に終わった。もっとも会話をしていると正しい血圧測定などはできない。それでも医師は話しかけるから応じなければならない。
▼診察が終わってビルの2階の薬局に行くと、薬剤師さんはお年よりに「すみません、保険証を見せて下さい」と繰り返していた。
▼湧々さんのコメントです。
 診療が5分以内というのは話が逆です。中小の病院や開業医は、再診で注射などせず、問診だけの場合、520円外来管理費ができますが、4月から5分以上診察しないと加算できなくなりました。お陰で、以前は血圧測定だけで処方箋をもらえたのに、4月2日には、体調と無関係の話が沢山でした。
激変のない慢性病なら2~3分の診察で充分ですが、そうすると加算できず報酬が4割も減り、崩壊に瀕する地方医療、特に公立病院は更に危機に陥るでしょう。といっても医療過疎の地方で5分以上かけると押し寄せる患者を診きれなかったり、医師の負担が増え更 に医師離れをもたらすことになります。

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