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May 21, 2008

南円堂で異常者に襲われる

Nigatudo(二月堂伽藍で)
▼昨日の記事にわたしがアルコールの飲み過ぎだと勘違いされた方がいた。わたしは適量も守っているし、あの晩は500mlのワインは買ったが封は切らずに自宅まで持ち帰った。ホテルの部屋で飲んだのは350mlのビール一缶だけだ。
▼ホテルの朝食はビュッフェ方式だった。海外では「バイキング」なんて言う言葉は通じない。しかし食事をトレイに入れる場所が狭くて、係員が通るとたちまち渋滞してしまう。これはレイアウト上の問題とホテルが出来て間もないので、職員の訓練が出来ていないと思う。とにかく朝7時に行って通路に5分ほど並ばされ、さらに渋滞ではもう二度と来たくはないという気持ちになる。
Kamado(二月堂の竈)
▼今回は土日だったのでパソコンは持参しなかったので荷物は軽い。それでも駅前のロッカーに荷物を預けてバスに乗る。バス会社の係員はとっても親切な人で、「鹿を見るなら、この市内循環バスのバンビーナに乗って大仏殿前で下りて戻ってくると良い」と教えて下さった。歩いても大した距離はなかったのだが、鹿に早くエサをやりたかった。鹿煎餅は150円で10枚くらい入っていた。しかしもどかしく袋を開けるよりも早く鹿ちゃんたちはやってきて、煎餅を手から奪っていくので写真はうまく撮れなかった。まず大仏殿よりも二月堂に行ってみようと長い階段を歩き始めた。石段は磨り減っていて長い歴史を感じさせる。
▼緩やかな階段を15分ほど歩くと二月堂の本堂に着いた。神社を一周してから隣を見ると湯茶の接待所があった。ここは昔ながらに釜戸を使ってお湯を沸かしていたので、熱いほうじ茶を一杯いただく。高い近代風の建築物は目に入らなかったので、京都の清水よりも眺めが良いような気がした。隣接して三月堂、四月堂も会った。再び緩やかな階段を下りて東大寺に向かう。その頃には修学旅行の観光客がぎっしり連なっていた。地元の小学生たちも来ていて、先生が写真を撮るとき「昨日教室で練習したポーズで集合」と声を掛けると一瞬で生徒たちは並んだ。なるほど現地に来てああしろ、こうしろというよりも遙かに合理的であると思う。
▼塀の中を覗くと東大寺の中は大仏を見物するにはかなり、並ばされそうなので入るのは止めた。そして来た道をバスに乗るために歩く。バスが近鉄奈良駅に着いたのは11時頃だった。歩き始めて2時間半ほどだった。奈良に来ると「柿の葉ずし」の看板の連続である。昼には早すぎるので興福寺に行くために歩き出す。その左脇に南円堂があって、その入り口に数体の仏像の前に変な男がいて柄杓を2つ使って子どもが散水するように、かなり乱暴にかつ投げやりに水を撒いていた。それを5分くらいやっていて、ようやくわたしの番がやってきた。ふと「そんな水のかけ方をしなくても良いものを」と小声で呟いた。するとキッとわたしを睨んで「おっさん俺がどんな水を撒こうが勝手だろう。何か文句があるのか」と言いがかりをつけて殴りかかってきた。わたしはこの人は普通の人ではないと気づいた時は遅かった。わたしは何度もその場で謝罪したが聞き入れない。そしてさらに「おっさん殺したる」と繰り返し跳び蹴りをかけてきた。
▼うーん、危険に気づくのが遅かった。一緒にいた連れ合いはとっさの判断で、「何をするの」と言っても男は聞く耳を持たないので、かなり大きな澄んだ大声で半径300mは聞こえるように「助けてー」と1回叫んでくれた。さらに万一の場合に備え男に投げつける石を探していた。男は更に「おっさん殺したる」と跳び蹴りを続けたが、連れ合いの声で周辺の人が振り返ったので、捨て台詞を残して興福寺の方に歩いていった。最初にいた女性たちは男の異常な行動を見抜いて、わたしが近寄る前に離れていった。わたしには予知能力が欠けていたのだ。男は40歳くらいで青いジャージを着ていた。身長は1m65cmくらい、そして明らかに歩き方や目つきは狂気である。みなさんもこの付近でこの風体の男にあったら近づかない事だ。狂気ではあったが殺意は感じなかった。しかし昨今刃物でズブリという話は沢山あるので、お気をつけ頂きたい。この1年半で連れ合いには二度も命を助けて貰っているので、もう一生頭が上がらない。
Hiru(ヘルシーな昼食)
▼興福寺にいくとまた先ほどの男に出会う可能性があるので、早々に引き上げて昼食にした。その店は12日にオープンしたばかりの小さな店だったがヘルシーなメニューが受けてかなり賑わっていた。

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