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June 30, 2008

何があって怒らない国民性

▼月末なので午前中に主要な仕事は片付けてしまわなければならない。先週の金曜日の会議の時「辛夷」(こぶし)という文字に対する疑問が出た。「なぜこの文字がこぶしなのだ」と帰宅して漢和辞典などを紐解いてみた。すると本場中国では「辛夷」と書いて「もくれん」のことなのだという。そう言えば花びらの大きさが違うだけで、花が咲く時期もほぼ同じだなーと思った。その中国では貴州省甕安(おうあん)県で28日、女子中学生(15)が殺された強姦(ごうかん)殺人事件の捜査に不満を持った人が警察を襲撃する事件がおきている。詳しくは以下をご覧頂きたいが、容疑者が党幹部の子弟だったために、ろくな取り調べをしないで釈放した。さらに抗議に行った被害者の女性の両親に、警察が暴行を加えてという事で民衆の不満が爆発したという事らしい。この国は一体どうなっているのだろう。
▼そして韓国の米国産輸入牛肉に対する規制緩和に抗議するデモはもの凄い高まりだ。日本は解禁をまって吉野家に行列を作るお国柄である。しかし韓国の抗議行動は2週間前の「週刊金曜日」によれば、小学生とか中学生がこの運動の中心になっている。G8洞爺湖サミットに抗議するデモも日本では、昨日の中核派だけのようだ。値上げラッシュが続いても、後期高齢者医療制度に関しても本当に怒っているのはごく一部の人たちだけのように見えて悲しい。
▼以下午後に続くかも知れない。

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June 29, 2008

雨の日曜日、ディスプレは目にきつい

▼昨日は午後4時頃に宅配便業者に引き取りにきてもらい、先方に宅配便の番号を知らせて仕事を終了させる。もうしばらくディスプレイの画面は見たくないし、マウスも握りたくない気分の一日だった。それでも夕方となりの
駅ビルにある書店まで出かけて行って、本を買おうとしたら小銭入れしなかくてしょんぼりして帰ってきた。これはまあ一日動かなかったから、往復歩いて体長を整える運動でもあるから、その目的は果たすことができた。
▼あと図書館から借りた本が数冊、返却期限切れになっているので必死に読んでいた。

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June 28, 2008

仕事はラストスパート

▼仕事を納品するまえに最終チェックをする。昨日それをやっていたら、手つかずの部分を発見した。今までに済んだところのチェックが終わったらそのやり残しをする。所用時間は3時間くらいかな。午後3時には全部終えて宅配便に乗せたいと思ってラストスパート中。その作業をするため、昨日夜の会議も欠席しようかと思ったが、出た方が気分転換になるかと思って出た。

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June 27, 2008

汚職する人と私財を投じる杉良太郎

▼2週間かかりきりだった仕事も本日中に山を越えることが出来そうだ。仕事で楽というものはないが、この仕事は根気がいることと、材料の「質」が極めて悪いので困難を来している。明日一日かかって総点検をすれば夕方にはゆうパックで送って終わる。やれやれである。
▼しかしベトナムのホーチミン市で日本企業が、ベトナム側公務員に数千万円贈った贈賄事件には呆れ果てる。結局のところ体制は変わっても、人間の欲望というのは変わらないからそういう事が平気で起きる。ジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」の中で米占領軍が日本にやってきたとき、宮内庁は天皇が召還されないように、占領軍の幹部を宮城の中の鴨猟に接待する場面が描かれている。場所や時は違っても人間の考える事は同じで、これで手心を加えて貰おうと思ったのだろう。
▼昨日の日本経済新聞44面の俳優で歌手の杉良太郎がなぜベトナム援助をするようになったか、手記が掲載されていた。題して「ベトナムの子と熱い契り」だ。彼は地球上でこれほど戦争を強いられた国はない。竹やりで大砲と戦い、大国を退けた。枯れ葉剤などで苦しんだベトナムを以前から慰問しようと考えていたという。89年に東南アジアチャリティ公演を企画して、タイ経由でベトナムに入った。飛行機の便がなくてベトナム空軍は古いおんぼろの軍用輸送機でハノイに運んでくれた。輸送機は床が破れていて砂埃が入ってきたという。まず日本人墓地を訪れ、子とも達を見舞い、ハンセン病棟を見舞う。当時のこの施設は日本同様差別があって、患者たちは隔離されていた。彼はその後今日まで20年間50回ベトナムを訪問して日本語センターを建設している。私財を投じて献身的に援助と自立を助けている杉のような人もいれば、汚職で私服を肥やすことだけを考えている人も沢山いるのだ。
▼今仕事が一段落してホッとする時に聞いている曲は
▼石川セリ「八月の濡れた砂」
▼丸山圭子「どうぞこのまま
▼読者の皆様もどうぞお楽しみ下さい。

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June 26, 2008

料理酒に感知しないガス警報器はないのか

▼昨日から授業が始まった。今年のテーマは「デジカメ自由自在」にした。というのは昨年の授業で「デジカメ」の部分が受講者が一番多かったからだ。事前の申込みでは、昨年の3倍あったが、実際にはなぜか欠席する人が多かった。お一人だけ、ご丁寧に「受講したかったが、諸般の事情で欠席する」というお手紙を下さった。午前中1年間撮りためた写真を100枚ほど編集して持ち運びHDDに入れて持参したのだが、パソコンの方がまったく認識してくれないので、アテが外れて生徒さんに申し訳ないことをしてしまった。受講生のお一人に3年間ずっとわたしの講義を受講されている、Hさんがいる。『鍵盤乱麻』メルマガもお送りしているのだが、「先生、本当にあんなに沢山本をお読みになるのですが、流し読みでしょう」とおっしゃる。「いやちゃんと読んでいますよ」とわたし。「音読じゃないでしょう」、「もちろん黙読です」という様なお話しをした。
▼どのお宅にも調理台の近くにガス検知器というモノがあると思う。我が家のそれはお酒を関知してしまう。別に飲酒でそうなるわけではない。そうだったらMさんちは毎晩鳴り続けているだろう。例えばアサリの酒蒸し、というような料理で料理酒を使う。そのたびにピーピー鳴り響くのだ。家族から料理ができないから何とかするように言われたわたしは、とりあえず幅広い粘着テープで検知器の隙間という隙間を全部塞いだ。しかし1週間くらいしてやはりなる。そこで先週カバーを外して何か分からないコードを2本ペンチで切り放した。これで良いかと思っていたら、2日前にまた鳴り響くのだ。どうなっているのだこの検知器はと思って、今度はケースの中の電源コードをくだんのペンチで切り落とした。所がうっかり2本同時に切ったから青白い炎がバシッと光った。まずい!家中停電かと思ったが、明かりは無事だった。そして本体はゴミ箱に捨ててしまった。その後何をしても、警報機が鳴ることはなくなった。メデタシ、めでたし。
▼昨日NHK朝のFMを聞いていたらカール・ベームが演奏するモーツアルト交響曲40番だった。わたしが最初に聞いた曲も彼の演奏するレコードだった事を思い出した。もう20年以上も前になるが、NHKラジオの朝の番組で浜畑謙吉がクラシックのさわりを紹介していた。わたしは大体この番組で気に入った曲をメモしておいて、CDを買うようにしてクラシックに馴染んでいった。

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June 25, 2008

大西巨人が「神聖喜劇」で言いたかった事

▼昨日の「徹子の部屋」にも石川セリが出演していた。そしてNHKと同様の事をしゃべっていた。パーティに出かけようと思ってマンションの前でタクシーに乗ろうとしたら、お腹が破裂する感じ(大動脈剥離)がした。運転手さんは白髪の人で大丈夫だと思って主治医がいる「慈恵会病院へ」と言って気絶してしまった。気づくと夫(井上陽水)が来て、頭を抱えて「大丈夫だから」と叫んでくれたのだけ覚えている、ということだった。わたしも10年近く前に友人とC駅近くの居酒屋で飲んで、プラットホームに上って行くと、友人が顔から俯せに倒れてもがいているではないか。体重がわたしよりも重い人だったので、思わず「大丈夫ですよ」と声を掛けた。彼K氏はそのときわたしが「大丈夫ですか?」ときかないで、「大丈夫です」と声を掛けたことずっと恨みに思っている様子だ。
▼しかしわたしは間違った対応をしたとは思っていない。上記の理由から励ますためには「大丈夫です」と声をかけるのが正しい。昨日メールを下さった方から、行きつけの病院から「別の病院に行くように言われた」と少々ショックであるような事を言っていた。しかしこの方の場合わたしは5年余健康に留意すべき項目を書いたり、記事の切りぬきを送っている。しかしご本人はそれに真剣に取り組んでこなかった。結果には必ず原因がある。どういう結果になろうとわたしはもう関知しない。治療は出口ではなく、入り口で予防する工夫をして、生活習慣を改めでもらうのが一番である。医者に行って経済的負担が増え、懐が痛むのも本人の責任だから。
▼22日、日曜日の日経書評欄に「半歩遅れの読書術」というコラムで生物学者の長野敬氏が書いている。彼が小海線に乗ってわたしが高校時代乗り降りしていた、中込(なかごみ)駅で、接続の列車を待っていた。時間つぶしに待合室には「書棚」があった。その中の一冊「神聖喜劇」を手にしてその魅力にとりつかれたとある。この本は既にお読みになった方もいるかも知れないが、長くて難解で一筋縄ではいかない。かくいうわたしも何度も挫折している。本の主人公は旧陸軍の二等兵だったが、驚異的な記憶力で」軍隊の規則、操典を全部記憶しいて、それを逆手に取って、軍隊内部から軍隊を批判する物語である。おそらく著者の大西巨人がいいたい事は次のような事だと思う。
▼つまり政治活動の戦略について、内部批判の見方である。政治の批判は、妥協して体制の内部に入り込んだ立場で、実効を期待するのか。それとも非妥協を貫いて外部から筋を通した批判を続けるのか。これは近くにあって旧ソ連の崩壊とか東独の崩壊過程でもどういう立場をとるか色々と論議されていた。また現在の政治政党運動の中でもそのスタンスが論議されている所である。長野氏は戦後アメリカ占領軍が日本の研究者に資金を提供しようとする動きがあった時を振り返って、日本側に論議があった事を紹介する。そこに一人の学者の実名が出てくるが省略する。長野は「外野からの発言は結局口先だけに終わる。影響が自分に戻ってくる立場で実行しなければ、批判も行動も本物でないという」。

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June 24, 2008

破綻したサブプライムローンのつけ

▼災害出動している自衛隊員を見て変だと思うのは。迷彩服を着ていることだ。例えば同時に出動しているレスキュー隊員や消防隊員、警察はそれぞれオレンジ、ブルーなどの目立つ服装をしている。それは自分自身がトラブルに巻き込まれたとき、発見しやすい色にするからだ。この災害においてあの迷彩服は何の役に立つのだろうか?現在自衛隊のカモフラージュは、柄をよく見るとデジタル迷彩服(新迷彩戦闘服)になっている。これは風景に自分が紛れて敵から発見しにくい、という前提に作られているが、この場合むしろ逆効果ではないかと思う。
▼日曜日プロ野球交流戦の巨人、ソフトバンク戦が東京ドームであった。我が家の熱心はホークスファンはどこかから1枚チケットを入手して、出かけていった。7回あたりはせっかくのチャンスに川崎は打てないし、前日の負けパターンになってヒヤヒヤした。しかしこの日はジャイアンツの守備にミスが目立った。これで王さんも花道を飾ることが出来たというべきだろう。
▼NHK23日夜10時の「マネーの暴走が止まらない」を見た。これはアメリカで移民の人々は銀行からカネを借りて家など持つことは不可能だと思われていた。ところが彼らに(TVに登場したのはメキシコ移民の夫妻で子ども二人月収二人合わせて30万円だった)その人に3000千万円の家を売りつける。それで3年間は月額20万近くを返済させる。ところが金利は段々高くなって行くので払えなくなる。ところがデリバティブ同様、インチキな事を考え出した学者が登場した。彼は元もと航空機の設計をしていた男なのだが、家の価値も上がれば銀行から借りる事ができるカネも増える。借り換え借り換えを続ければ家は自分のものになるというインチキ理論の仮説を立て、銀行や消費者を騙してきた。そしてプライムローンの次は、サブプライムローンという貧乏人向けのローンを作って次々家を売り続けた。その論理が破綻する経緯を説明していたが、カネがカネを生み出す事などあり得ないのだが、結局つけは庶民、カネを貸し出していた銀行は国家に泣きついてそのツケを払わされるのは、またまた一般国民なのだ。

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June 23, 2008

ザ・ベスト・テレビ・スペシャルを見る

▼土日は仕事にならなかった。わたしの場合集中しなければならない。そのとき半径15m以内でざわざわしていると、もうダメである。どこか一人で仕事のできるスペースもないのでやめてしまった。録画した「アルゼンチンババア」と「あなたになら言える本当のこと」を見た。さらに昨日午後はNHKBSで「ザ・ベスト・テレビ・スペシャル」という番組が5時間もあって断続的に見ていた。良かったのは「ドミニカ移民」で日本政府に棄民された人々の闘いを描いたドキュメンタリーは良かった。次に夕張の自治体崩壊とそこで働いていた労働者がベトナムへ行って、採掘技術と防災対策の技術継承をしている番組は、ドミニカ同様日本政府の無策ぶりが明らかになっていた。最優秀賞は10chの「ザ・リアル海猿」という16人の海上保安大学を卒業した青年たちが、苛酷な訓練を経て海難救命士に育っていく過程を描いていたが、思わず目がウルウルしてしまった。
▼グリーンピースが宅配の荷物を窃取したとして、告発を受けた事件。これはかなり難しい。わたしは20年以上前にあった東京都知事選最終版の、秦野候補(元警視総監)が信号機を警察に操作させ全赤にして、ノンストップで自分の候補者カーが走らせるようにした事件を思い出した。記者会見に行くと、警察無線を傍受して上記の事が分かったというのは投票日の2日前だった。わたしは記者会見で挙手をして「警察無線を傍受してそれを他に漏らした場合は電波法違反にならないか?」と質問した。すると美濃部陣営の弁護士は、「明かな違法が行われている場合、法を犯しても犯罪にはらない」という答えが返ってきた。わたしは法律の専門家ではないので、詳しい事は法律家に聞いていただきたい。このグリーンピースの告発事件は、これに相当するのではないかという気がするのだ。
▼今週中に仕上げなければならない仕事があるので、以上で終わり。

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June 22, 2008

急に「インディ・ジョーンズ」を見る

▼前日からパスタを外で食べようと思っていて、近くのショッピングモールまで出かけた。わたしはペペロンチーノとシーザーサラダを注文した。量は多かったなかと思って、ついてきたパンは食べずに持ち帰ることにした。食事が済んで映画館を覗くと、昨日書いた「インディ・ジョーンズ」は予告の最中だった。係の人に聞くとギリギリ本編に間に合うというので、急にはいることにした。時代は1950年代のアメリカの核実験施設があったネバダ。そこに米軍を装ったロシアの諜報部隊が襲う。その責任者の大佐役が、ケイト・ブランシェットだった。まるでロボットのようないかにもロシア人というステレオタイプが人間像。映画はお子様ランチで、ルーカスは一向に進歩していなかった。詳細は別の日に書く。

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June 21, 2008

1日違いで歩数計の激しい上下

▼メルマガ送信直後に「白い象の背中」の紹介記事を読んで「ビールが飲みたくなった」というメールを下さった読者がいた。前日の「馬来田」の記事では4人の方から感想を頂いた。実際の原稿にするには多少手直しが必要だ。19日の万歩計は2万になったが、20日は2800歩だった。
▼急ぎの仕事を今日明日も続行する。仕事の依頼者は初対面の男性だ。にも関わらず人生相談のような長話の電話がしきりにかかる。
▼きょう公開の映画は余り面白い作品はない。「西の魔女が死んだ」くらいかな。あと「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」はケイト・ブランシェットが悪者役をやるので必ず見なければてん3.

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June 20, 2008

馬来田湧水にハイキング

 Floowor(ヒメジョン)
カッカァーン、カッカァーンという音が響き渡る。ここは久留里線の馬来田駅から2・4キロ離れた馬来田湧水があるところだ。高さ30mはあろうかという竹林が広がっている。不思議な音はその竹が風によって、近隣の竹と触れることによって起こる音だった。馬来田は万葉集にもうたわれている。駅前からそのいくつかの歌碑が並んでいる。
 馬来田の 峰ろに隠り居 かくだにも 国の遠かば 汝が目欲りせむ 
 これは駅前にある最初の歌碑で万葉集の3401番に掲載されている。その一つ前の3400番には
 馬来田の 嶺ろの笹葉の露霜濡れて 我来ば 汝は恋ふばぞも
 という歌があり、万葉集には「右の二首は上総の国の歌」と紹介されているが、作者はいずれも不明で、後者は武田川のたもとに歌碑がある。(「万葉集下巻」角川日本古典文庫より)
 この二つの歌から当時の人たちの暮らしを思い浮かべながら、駅前の表示に従って歩き出す。湧水までは2・4キロとあるので片道30分くらいだろうと予測をする。田んぼ道を歩きはじめるとウグイスの鳴き声が聞こえてくる。まだ真夏ではないので草木の香りもむせかえるようなムッとする草いきれではなく、「碧の風」である。脇を流れる武田川にはかなり大きな真鯉が泳いでいる。表示版は「釣り禁止」ではないから、「釣ったら報告すればよい」と勝手に解釈するのは同行の釣り師Mさんの言である。田んぼには小さな手足が出かかったオタマジャクシの姿が見える。
 途中「花せんせい」のMさんに野道の脇に咲いている草花の名前の説明を受けるが、その分野は得意ではないので、右耳から左に抜けてしまう。それでも若竹のタケノコが生えていると引き抜き、味わって見る。ちょっとえぐみがあるが食べられない事はない。そして桑の実も発見して、数粒だけ味わって見る。もう時期は過ぎていたが、ほんのりとした甘味が口の中にふんわり広がっていく。うっすらと汗をかきはじめたとき、目的地の湧水に到着する。砂を掻き分けて噴出する源泉が確認できる。終点にはトイレや竹で作った屋根の休憩所があって昼食をとることが出来る。沼地では枕木で出来た木道も作られていて歩きやすい。しかし店は何もないので、食料と水は準備していくと良い。
▼取材裏話は後日にご紹介する。

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June 19, 2008

指輪どころか腕時計もお断り

▼本日は朝から終日取材のた、手短に書く。昨日の「死刑」問題に関して、読者の一人から職場でも夜の居酒屋でも話題になったという感想が寄せられた。
▼明日はメルマガの締め切り日です。どなた様もお忘れなく。
▼先週土曜日の日経別刷り「PLUS1」で「結婚指輪、する?しない?」というアンケート結果が載っていた。している派で面白かったのは「少しでも妻とのつながりを感じていたい」という男性。「既婚者だと第三者に分かる。自身も指輪を見ることで理性に歯止めがかかる」男性。「海外旅行などで万一の事故に遭っても裏に名前が掘ってあるから誰だか分かる」女性という物まである。一方「しない派」では「似合わないと妻に言われている」男性。「指に違和感があり、きつくなってきたので配偶者と相談して、二人同時にやめた」男性、というのがあった。わたしは大体身体を締め付けるものは嫌いなので、腕時計すらやっていない。ある年齢になるとジーンズ自体が重く感じて、はくのを止めた。次は革製のベルトが重くなって布製に代えた。もちろん指輪など買ったこともない。

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June 18, 2008

◇「幻影師エイゼンハイム」を見る

▼「宮崎勤が死刑になったらしい」という一報を聞いたのは、社民党の「保阪展人のどこどこ日記」というブログだった。わたしのブログリーダーには保阪氏をはじめ約20のブログを登録してある。彼は亀井静香氏らと「死刑廃止議員連盟」で活躍している一人で、今年に入ってから、自分が描いた絞首刑場のイラストなどを公開して、死刑廃止のため問題提起をし続けている。もし鳩山法相が考えているように、「死刑」で殺人犯罪が減るならば、江戸時代の公開処刑とさらし首と同じことにしかならない。裁判員制度の導入によって「判決」を早く出す事だけが優先され、その犯罪を起こした人物の深層心理の解明をする事から、ますます遠ざかっていくのではないかと思う。映画「休暇」をご覧になれない方はぜひ、メルマガでご紹介した吉村昭の「休暇」をお読みいただきたい。死刑執行する側と幸せと、死刑囚の不幸せの不条理さが見事に描かれている。
▼昨日のアクセス解析では相変わらず「激流中国」というキーワードがトップで、NHKの方もご覧になっていただいた。一週間前には台湾の方もご覧になって下さっていた。
▼◇「幻影師エイゼンハイム」19世紀世紀末のウィーン。13歳くらいの出身階層が一般市民の少年と、公爵の娘ソフィは幼友達として、いつも遊び戯れていた。だがそれを快く思わない親は「身分が違いすぎる」と二人の間を引き裂く。傷心の少年はウィーンを旅立ち、アジアなど世界一周の旅をすることになる。そして数年後ウィーンに戻った時は立派なマジシャンとして成長していた。だがそのときは名前をエイゼンハイムと変えていた。市内で公演を始めると、プロデューサーの力もあって瞬く間に評判を呼ぶ。そしてまもなく王位に就こうとしている皇太子もまた見物にやってくる。もう一人映画では芝居の道化役を演じているのがウール警部である。皇太子の謁見に先立ち、舞台に先乗りをしてエイゼンハイムからネタの一つでも教えて貰おうとする。そしてどうしても知りたいネタは、オレンジを割って舞台の上で食べ、その種子を鉢に撒くとすくすく育って再びオレンジを実らせるというマジックだった。
▼実は皇太子は前の婚約者も殺害したのではないかと、市民から「真相を解明せよ」という怒りの声が上がっている矢先のマジック見物だった。♪「タララララー」というような「真珠の首飾り」の曲は流れないが、市民はエイゼンハイムが浮かび上がらせた、女性被害者の幻影に「殺害の真相」を語らせようとする。そして舞台に観客を一人登場させると、希望者を募るとソフィが、皇太子の隣から立ち上がってやってくる。10年ぶりの再会である。「ボクがわかるかい?」「勿論忘れはしないわ」ソフィは彼と別れる時に貰った、ハートマークの鎌倉彫のようなペンダントと、その中に彼の写真を入れてずっと離さなかった。ソフィを消すショーは無事成功する。しかしそれを快く思わないのは皇太子である。
▼そしてあろう事かある晩ソフィを宮廷に呼び寄せて斬り捨ててしまう。嘆き悲しむエイゼンハイム。もうウィーンには住みたくないと最後の舞台を演じる。そこに皇太子の「人心を惑わす不逞の輩」という命令でウール警部が部下を沢山あつめて逮捕に向かってくる。イザ逮捕という命令を出した時、エイゼンハイムは舞台の上から自分の姿を消してしまうのだ。そして後日、町を歩いている警部の所に一人の少年が、「これを」と言って一冊のノートが手渡される。包みを開くと、「オレンジのマジック」のトリックが明かされていた。そして警部の頭脳には、エイゼンハイムの最後の大博打というマジックの真相が明らかになっていく。

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June 17, 2008

◇「イースタン・プロミス」を見る

Senpuki1(これが二連扇風機)
▼今週は時間に余裕がある筈だった。わたしの一週間は週5日のうち3日はもの凄く忙しいが、あと2日はゆとりがある。といっても土日は映画評を書くために映画館に通っているので、純粋な意味では週5日は忙しいということになる。某日午前中見知らぬ方から電話がかかってきた。ある方からの紹介という事で何とか助けて欲しいという内容だったので、ご協力することにした。かなりハードな仕事でこれで今月中はかかり切りになると思う。その仕事をしているうちにパソコンがトラブルを起こしたら泣くに泣けないので、秋葉原に行って2連式扇風機を買ってきた。普通は上の扇風機で十分だが、猛暑になったら下のスイッチも入れる。実験した所、音は静かだし、パソコンも随分冷えるので効果抜群である。やはり小型の静音設計のパソコンは放熱方法に設計ミスがあったように思えてならない。
Senpuki2(設置状況、右の小型パソコンを冷却する)
▼昨日「激動中国」の検索用語でこのブログをご覧になる方が一番多かった。今朝のアクセスを解析したら中国香港の方からもアクセスがあった。あれは地上波で放映されたので香港ではご覧になれなかったのではないかと思う。
▼◇「イースタン・プロミス」舞台はイギリス。ある産婦人科病院に流産しそうな若い女性が運び込まれる。「赤ちゃんだけは助けて」と行って絶命してしまう。死亡した母親は何やらロシア語で書かれた手帳を持っていた。アンナ看護師(ナオミ・ワッツ)は叔父夫妻と同居している。叔父が言うには「俺は元KGBだ」というので手帳を翻訳して貰うことにしたが、時間がかかって埒があかない。それで知り合いのレストラン経営者の所に手帳のコピーを持参して翻訳を依頼する。ところがその経営者こそロシアマフィアの幹部だった。それにその長男(ヴァンサン・カッセル)は数多くの対立する組織の殺人に手を貸しているごろつきだったのだ。アンナは手帳の翻訳結果を聞こうとバイクで出かかる。これはBMWをロシアでコピーした旧式の物だ。
▼経営者が言うには「ここには大事な事が書かれている。わたしはアンナの住所や赤ちゃんの存在を知っているから」と取引を話しかける。つまり手帳を無条件で渡せというのだ。バイクに乗って帰ろうとするが故障してしまい。レストランの運転手兼用心棒のニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)が彼女を自宅まで送り届ける。家でそのことを話すと叔母は「関係ないから手帳は渡してしまえ」と怯えて語る。アンナは叔父と叔母の言うことを聞いて手帳をマフィアのボスの所に届ける。しかしボスは「叔父が手帳を読んで内容を知っているに違いないから消せ」とニコライに命じる。このニコライの存在は不気味でとっても怖い。
▼その手帳にはロシアマフィアの、少女売春の悪事と資金の流れについて書かれていたのだ。調べていくと少女が出産した赤ちゃんの父親はマフィアのボスであることが分かる。警察は14歳の少女に売春をさせたのなら、これは重犯罪になって、ボスを引っ張ることができると、言葉巧みに麻薬の反応を見ると言ってボスの血液検査をする。そして赤ちゃんのDNAが一緒になればそれを証明できるとほくそ笑む。しかしボスの倅はそれを察知して産院に忍び込み、赤ちゃんを盗み出す。ベッドの上には深紅のバラが一束置かれている。これがまた映画らしくて素敵である。そして倅は一回別のマフィアを処分した海岸に赤ちゃんを連れて行って殺害しようとする。
▼これは映画のほんのさわりであり、実際はもっと怖いが、マフィアに立ち向かう、精神的に逞しい看護師の活躍が見所となる。昨年のわたしのベスト1の映画は「題名のない子守唄」だったが、これは今年のそれに匹敵する出来である。

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June 16, 2008

NHKスペシャル「激流中国・病人大行列」を見る

▼日曜日はPCメールは激減するが、迷惑メールは激増して一日200通余りになる。それも設定で全部ゴミ箱行きにしているので、実質的な被害はなく、「コミ箱」を空にする作業だけだ。
▼最近エコバッグがもてはやされているが、それについて先週末発行の「週刊金曜日」では筆者とほぼ同じ考えが披露されていた。よく「みなさんエコバッグを持参しましょう」というスローガンを耳にする。しかし計算するとエコバッグをマイバッグに切り替えて、節約できるポリバッグの費用は一人年間1000円くらいだ。だから1000円以上のエコバッグを買うなら意味はない。ましてやブランド物のエコバッグを買うなどは問題外である。
▼要するに必要ないものは買わない事がエコにつながる。買っても2、3回使って飽きてしまうような物は買わない。使い捨ても買わない。わたしは生き方として炭酸飲料や缶飲料は以前から一切買わなかった。買うのは水だけにしている。水も本当にエコを言うならペットボトルをコンビニで詰め替えて量り売りとして売るべきだ。それでは売り上げにならないので、やる気がないようだ。それなら自宅で水を詰め替えて持ち歩けば良い。「エコだから○○を買え」というのは大いなる欺瞞である。衣類もドライクリーニングが必要な化繊は買わず、綿100%を買って自宅の洗濯機で洗うのが正しいエコである。この方式でやれば1人年間1000円の節約など簡単だ。わたしなど1週間で1000円くらい節約できる。
▼昨晩午後9時のNHKスペシャル「激流中国・病人大行列、子供の病気で一家破産」をご覧になっただろうか。これを見てわたしは、中国は共産主義でも社会主義でもないことを確信した。舞台となるのは北京の大きな病院である。ここには地方でちゃんとした治療を受けることのできない貧しい人々の行列が朝5時からできる。ある人は救急車で搬送されたが、患者が車をストレッチャーに乗せた瞬間、救急車の料金2100円を取られる。さらに診療費も、ベッド代も前払いだ。中国では医療費はタダだとわたしは勘違いしていたのだが、何と「有料」でしかもすべて前払い。農村から息子が網膜剥離という事で出てきた夫妻はそれに大いに戸惑う。国民皆保険ではなかったのか。農村の特別保険もあるがその少年は入院ではなかったので一銭も出ない。夫婦は親戚一同の借金はもうできなくなり妻の実家の父を頼る。
▼病院は貧乏人は治療だけ受けて逃げる事が多いから、前金は当たり前だという。この病院は一応国営なので、拡張、増床も国家の許認可が必要なのだ。そして通院してくる党幹部とかあらゆる「手」を使って認可を得て、金持ち(VIPと表現している)専用の病棟から介護施設まで、病院の巨大テーマパークが出来る(幹部の言葉)。そしてその陣頭指揮する院長は国家「起来」を神妙な口ぶりで斉唱しながら、許可を受ける文書には「人民が窓口で待たされる」と付け加える。しかし実際病院建設の陣頭指揮を取るのはアメリカで、「病院経営学」を学んで来た男性だ。
▼なぜこうなったかもう説明する気力も失せたが、「中国共産党の指導」という美名の元に米国債を買いあさり、上海に経済特区を作り、アジア、アフリカでは反政府勢力にてこ入れしても石油を手に入れて、世界を中国の覇権下にしようという思い上がりの思想がその根本にあるからだ。それにしても国歌である「起来」の歌詞の一節を思い出さずにはいられない。「起て、奴隷となるな人民、我等の血で、築こう万里の長城、中華民族、今危機にあり、雄叫び上げよ、闘い起て、…」この精神は一体どこに行ってしまったのだろう。

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June 15, 2008

久しぶりに映画を二本見る。

▼天気が良かったので朝イチで日比谷シャンテに出かける。一本は「イースタン・プロミス」である。金曜日に「明日は日比谷シャンテに行く」と、読者にお話ししたら、「JUNO」ですか?と言われた。しかしわたしはああ言う映画はまったく好みではないのである。「イースタン・プロミス」はTBSラジオの金野雄二が先週末に一押しで紹介していた。しかしもの凄ーーく怖くて、映画を見終わって口の中がカラカラになる。イギリスに巣くうロシア・マフィアのお話しである。最初から床屋にいる男の首をカミソリで掻き切って、喉から血があふれ出る場面が出てくる。また死体の指紋から足がつかないように処理するため、鋭いペンチで指先をパチンと切り落とす場面もある。詳しくは数日中に書く。主演と監督は昨年だったかな?「ヒストリー・オブ・バイオレンス」と同じである。これは今年前半の映画ベスト1だ。
▼昼食を食べ終わって同じ映画館に戻ると、まだ余裕があったので「幻影師エイゼンハイム」を見る。これも意外と面白かった。

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June 14, 2008

2時間で2千アクセスが集中する

▼夕方6時前後にブログのアクセス数が急増した。この2時間くらいで2000アクセスあった。このブログは一日平均70くらいで、多くても100ちょっとだから、1ヶ月分のアクセス数に匹敵する。パソコンの前にいたので、生ログを解析すると東京からアルファネットを通じてアクセスしている方である。IPも分かっているが、別に妨害を受けたわけでもないので公開はしない。猛スピードでこの1年余のブログをご覧になっているが何の興味をお持ちなのか分からない。
▼新宿で会議があったので始まる前に紀伊国屋書店に行って「ロスジェネ」創刊号を買ってきた。カウンター脇に平積みになっているので「書名」を言うと、店員さんは端末をたたき出した、だから脇の「これですよ」と指さす。執筆している一人の増山さんは知り合いである。紙質は悪くレイアウトは余り美しくない、それに写真製版は最悪である。書いてある内容も大したことはなかった。
▼会議に出席されたM氏は携帯はスマートフォン、パソコンの通信カードはHだったが、両方ともどうやっても繋がらない。都心にいてこの有様では宝の持ち腐れである、と思った。

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June 13, 2008

◇「ぐるりのこと」を見る

105000(今朝の105000番)
▼今朝のTBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」の世論調査という視聴者が番組に参加するコーナーは「秋葉原の歩行者天国は廃止すべきかどうか」という内容だった。余りにもバカバカしい内容だったので参加はしなかったが。160通くらいの応募があって、そのうち約7割近くが、「廃止に反対」という、極めて正常な結果が出た。中にはわたしの考えと同じで「ホコテンがダメなら銀座とか他はどうなる」というのもあった。わたしの主張を逆説的に言えば、あの場面ではレンタルトラックが人を殺傷しているので、レンタカーの会社も、トラックも製造販売中止という事になる。
▼そしてまたまた朝刊では「ダガーナイフ」の許認可制度にするかという話だ。TVのサスペンスドラマで殺人の手段に使われているのは、ナイフ・包丁が多いし、現実の犯罪でも同じだ。2日前にWOWOWで放映された「危険な情事」も包丁だった。という事で刃物全体を許認可制にしないと、犯罪はなくならない事になる。またそれを使った芝居や映画も上映、放映禁止とする。戦争映画も人殺しをしているから禁止だ。ついでに本当に人殺しをしている戦争も全面禁止だ。これが警察庁の望む最も正しい犯罪の防ぎ方である。ついでに即死だけで年間7、8千人も人を殺している車の製造も、自動車会社に圧力をかけて止めさせよう。最近は自転車もそろそろその対象にしなければならん。ならば自殺の年間3万人はどう対処するか?自殺希望者の腕に後ろ手錠をかけるか。硫化水素を作る方法をネットに載ったら削除するか。人間の腕を警察の許可によって取り外しできるようにするか。首を吊るロープはどうする。練炭はどうする、車の窓を目張りするガムテープはどうする?バカバカしいこのくらいで止めておこう。
▼◇「ぐるりのこと」ぐるりとは自分の身の回りというような意味である。結婚して2、3ヶ月もするとお互いの身体の違いにはそれほど興味はなくなって、生活して行く上での「相性」とか「くせ」を気にするようになる。メグ・ライアンが出た映画で何だったか忘れてしまったが、結婚して一緒に生活しようとしたとき、一台の車を共用するようになる。そのとき「貴方は車の座席をそのままにしておくか。一番後ろに引っ張っておくか?」という質問を彼にする。彼は「後者だ」というと、「ああ良かった」というセリフがあった。知らない二人が一緒に生活していくというのは、案外こんな事が気になるものである。
▼この若い夫婦がそろそろ寝ようとすると、カレンダーの水曜日と土曜日のところに「×印」がつけてある。夫(リリー・フランキー)が妻(木村多江)に「これ何?」と聞くと、「決まってるじゃない。あれの日よ」という。「おいおい止してくれよ。印つけられたからって、そんな気分になれないよ」という。妻は一日も早く子どもが欲しいらしいが、子宝に恵まれないので焦っているようだ。
▼夫は「食べものだって素材を選んで、料理して綺麗な皿に盛りつけるから食べる気になるんだよ。×印だけでそんな気持ちになるかよ。口紅くらいつけろよ」という。「じゃあ口紅つければいいの?」という妻、彼女は何やらきまじめで脅迫観念にとらわれている。彼女は小さな出版社に勤めているが、編集長と作家の対応をめぐって気まずい思いを起こしてしまう。さらに流産と著者のサインセールと重なったとき、その辛い想い出が蘇ってきてついに退社する羽目になる。夫のフランキーは靴直し職人だったが、美大を出た経験を先輩に買われて法廷画家となる。これは法廷にはカメラが入れないので、それ専門の画が被告や容疑者の似顔を描く仕事だ。
▼最初とまどうばかりだったが、次第に要領を飲み込んでいく。つまり記者や編集者は「いかにも悪者面で描け」という要求をするのだ。自宅にいる妻は精神的に落ち込み、心療内科に通院するようになる。優しい夫は妻が落ち込んだり、自宅で暴れるときも落ち着かせようと励まし、「それで良いんだよ」と慰める。不動産屋と営んでいる兄夫妻の事、愛人を作って家出してしてしまった父と、女手一つで子どもを育てて今は一人暮らしをしている母のこと。二人は周りの肉親や友人たちに影響されながら、他者との関わりを通じ、相手を知ることで自分たちの生き方のスタンスを学んでいく。そしてある日の涼しくなった夕方、畳の上で仰向けに寝て、笑いながら相手を自分の足で小突きあう二人の姿があった、

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June 12, 2008

規制ずくめで犯罪は減るのか

▼11日夕方〆切りの仕事があって、脇目もふらず一心不乱にパソコン画面に向かっていた。予定されていた仕事は1週間前に片付けて、それに集中していたのだが、昨日朝には2件の飛び込みや、修正すべき仕事が入ったので、それに手間取っていたら主な仕事に取りかかる時間が1時間半もずれてしまった。それでも夕方には送信が終わって確認のメールを入れて一段落する。夜某読者から「新宿紀伊国屋に行ってロスト・ジェネレーションを買ってきたというメールを頂いた。このブログをちゃんと読んで下さっているのが分かってとても励みになる。
▼秋葉原の無差別殺傷事件では3つの問題があるように思う。もちろん殺傷は許せないという大前提に立つ。TVなどを見ていると派遣として働いていて彼は、職場の同僚に雇用不安に怯えていた、という事実が浮かび上がってくる。それをどこの誰も、労働組合も接触、吸収する事が出来なかったことだ。働いている人すべてに目を行き届かせる事は出来ない。そういうアンテナを持っている友人、知人がいれば、もしかしてそういう窓口にたどり着く事が出来たかも知れない。それが出来なかったから、ネットの掲示板で自己主張することしか、自己の存在をアピール出来なかったのではないか。
▼いつもの事件の様に、筋違いが論議にすり替えるマスメディアの手法が出てきている。特殊なナイフの販売規制などお門違いである。わたしも最初のニュースで、福井までなぜナイフを買いに行ったか分からなかった。福井は刃物の産地であることは知っていた。しかし秋葉原にも、隣の御徒町にもナイフの販売店はある。わたしは今では1本のナイフも持っていない。しかしかつてスキューバ・ダイビングをしていたとき、インストラクターの指示で一本買い求めた。それはもぐった時、釣り糸や漁網に手足を絡め取られた時、緊急脱出する手段として必要だからだ。決してサメと対決するためでもないし、そんな勇気も持ち合わせていない。刃物を規制したり免許制度にするならば、犯罪で使われるのは家庭用の包丁や果物ナイフが一番多いのだから、それを許可制にしなければならない。第一ご禁制である筈の銃器を使った暴力団の犯罪を防いで欲しい。
▼ネット規制については一度書いたが、今朝の朝刊では「サイトが個人でも勝手に解説できる」事への批判が出てきた。これぞ警察庁が狙っている事である。彼は定着する仕事がもてなかった事で内向的な性格に突き進んで行く。それと派遣社員であるという雇用不安が彼を悩ませていたわけだから、政府はセーフティネットや、この対策を最優先させるべきである。わたしに対しては「しばらく秋葉原は行かない方が良い」という意見が10人ほどの方々から寄せられている。あの事件以降、秋葉原はどこを向いても警察官が沢山いる。秋葉原の歩行者天国を中止にしようという動きがあるようだが、それをやっても犯罪を減らす事には決してならない。
▼昨晩午後11時からNHK1ch「SONGS」は「石川セリ」だった。彼女の「八月の濡れた砂」は大好きな曲で今も時々聞いている。夕べもとっても良かった。

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June 11, 2008

本日超多忙時間があった書く

Akiba2(秋葉原の事件現場で)
▼始業時間前からファクス、電話が多数入ってしま、その対応で超多忙。時間があった書く。昨日のメールで「戦車の事は面白かった」というご意見あり。多謝。

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June 10, 2008

青少年ネット規制法に全党が賛成する怪

▼秋葉原の無差別殺傷事件では、それが数日前に成立した「青少年ネット規制法」とリンクするという危ない方向に向かってしまっている。その一つが容疑者が書いていたという携帯のブログである。たとえそれをチェックしていたからと言って、本当がウソなのか一々点検出来るわけではない。青少年ネット規制法案には驚くべき事に、全政党が一致して賛成している。何を考えているのか?と言いたくなる。これは選挙民向けで、「○○○党はネット規制法に反対した=犯罪に手を貸す政党」というイメージになる事を恐れた、及び腰の「挙手」である。先週発行したメルマガでアントニオ・ネグリの「未来派左翼/グローバル民主主義の可能性をさぐる」をご紹介したら、一部の団体ではすでに話題になっているというメールを頂いた。
▼ここでは現在の左翼の限界、ネットに対するスタンスが書かれているが、わたしはまさにその通りであると思う。「規制」からは自由な討論は生まれないし、未来も見えてこない。先日渋谷に行ったら、駅前にいる右翼の街宣車の演説が聞こえてきた。その内容たるや、「東京大空襲」をした米軍への批判、「原爆投下」をした米軍への批判が主な内容になっていた。このまま行くと、わたしはそのうち左翼と右翼の区別がなくなっていくような気がする。左翼は戦後「反米」思想を貫いてその勢力を増大して来た経緯がある。もしかすると今の右翼も「アメリカ嫌い」が増えつつある現状を認識して、舵を切り替えつつあるのかも知れない。
▼京都にある「かもがわ出版」という会社で「ロスト・ゼネレーション」という雑誌が今月創刊されて密かな話題になっている。入手できるのは都内では新宿の紀伊国屋書店だけらしい。入手出来る方はそれなどもご覧頂きたい。わたしが新宿に出るのは今週金曜日なので、買って見ることにする。

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June 09, 2008

事件1時間後の秋葉原に到着

Akiba2(事件直後の現場で)
▼映画◇「ぐるりのこと」を銀座シネスイッチで見終わったのは、午後1時近かった。少々遅い昼食を食べていると家族から携帯メールがあった。それから秋葉原に向かう。わたしは混雑がイヤなので、土日の繁華街には出かけないようにしている。しかしこの日はあるソフトを買う必要があったので、途中下車した。すると上空を何台もの取材用ヘリコプターが飛んでいた。日通先にあるSマップまで交通規制の黄色いテープがあって進めない。交差点についても、消防車や救急車がたくさんいるが何が起きているのか分からない。わたしはてっきり何かのロケかと思っていたが、よく見ると血が流れているではないか。では交通事故かと思っていると、再び家族からメールが入って秋葉原で殺傷事件があったが巻き込まれていないかという確認だった。わたしは秋葉原についたのは事件から1時間後だったので大丈夫だった。
▼ようやく混雑をぬって交差点に近づき、5枚ほどの写真を携帯で撮った。迂回に迂回を重ねてようやくSマップに到着したが、店は立ち入り禁止になっており、「きょうはもうオープンできない」という事だった。夜になると数人の読者の方々から、「秋葉原に行くのは編集長くらいだろうから、大丈夫か」というメールを頂いた。しかし5分余の時間であれだけ手際よく人を刺し殺すというのは、プロの手際でなければ出来ないと思う。つまり容疑者の出身であるが、おそらく自衛隊かそれに関連するレインジャー(特殊部隊)ではないかと思う。
▼◇「ぐるりここと」は数日後にご紹介したいと思う。それより昨日の朝日別刷り「日曜ナントカ学」で登場した自衛隊の戦車の事だ。90式現用戦車の値段は一両10億円する。しかし日本は地続きの国境はないから、「敵国」が戦車で攻撃してくる可能性はかなり低い。例えそれが北海道であっても、戦車を運搬するには大型の輸送船が必要だから、効率的ではないから、戦車などを使う必要はない。第一日本の橋梁は戦車の重量に耐えられるように造られていない。戦車先進国は戦後戦車戦を続けてきたイスラエルである。イスラエルのメルカバはこのブログで何度も紹介しているが、乗員の生存性を研究し続けてどうやって脱出できるかという工夫がされている。次はおそらくドイツのレオパルド戦車であろう。戦車開発の歴史は弾丸が最近では針の先に炸薬を詰める方式に変わってきているから装甲を強くして重量を増しても意味はない。それより取り外しのできるERA(リアクティブ・アーマー)を装着して攻撃に備える。
▼第一戦車は消耗戦だから、簡単に大量生産できなければまったく意味をなさない。だから欧米では旧来の戦車に工夫をして使い回している。それなのに日本の戦車ときたら、三菱重工の技術屋がおもしろがってあれこれ搭載して悦に入っている。こんな戦車は実戦では機能しない大いなる無駄遣いでしかない。2月に新型戦車(TKX)の試作車が公開されたが、実車を見た一部の人の間ではハッチのある上部装甲がかなり薄そうだが、実用に耐えられるかどうか?といった意見がでているほどだ。個人的には74式戦車が最も戦車らしい形をしていると思う。あれを改良して使い回す程度のことをしていれば良かった思う。戦車開発もまた三菱という軍需産業の食い物にされている訳だ。

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June 08, 2008

二人の国債歌手

Akiba1(たまたま通りかかった秋葉原無差別殺傷事件現場)
▼一時期はニューミュージックの旗手と呼ばれた「アリス」も解散してから演歌路線。そしてディスカバリー・ジャパンのCMで「いい日旅立ち」当たりから谷村新司は「国民歌手」に成り下がってしまった。これは三波晴夫なみである。一方高橋真梨子は「桃色吐息」くらいまでは良かったが、段々大衆受けする曲に傾いていく。まぁわたしには関係ないからいい。そして挙げ句の果てが最近のCMで二人は「国債宣伝歌手」になってしまった。国債を買う対象はおそらく団塊の世代で二人が起用されたのだろう。しかし国債の内容を知っていればそんなCMは引き受けられない筈だ。
▼欧米とりわけアメリカなどでは、選手や歌手が本業以外の仕事で稼ぐのは、「卑しい」と忌み嫌われているという。だから日本のCMに出ているタイガー・ウッズもジェニファー・コネリーなども本国では同じメーカーのCMは流れていない。それほどに彼らは自分の仕事に誇りを持っている。ところが日本の歌手はどうだ。宇崎竜童夫妻にしろ、矢沢永吉にしろ、もう今まで稼いだカネを使い切れる筈がないのでCMに出る。証券会社、ソニーのテレビ。
▼わtqあしは大体自動車、医薬品、酒とこの3つのCMに出演する俳優は信頼しない。そんなもの何の必要があって宣伝するのだ?以下映画に出かけるので明日に続く。

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June 07, 2008

電車の中でみた危ないジャンクフード

▼某日午後2時頃だが総武線上りの電車に乗車していた。F駅で一人の今年就職したばかりの若い男性が乗り込んできた。座席に座るとMという黄色と赤のマークの袋から、フライドポテトを出して食べ始めた。M社とは先週店長を経営者と見なして、残業代を払わなかった理由の言い訳をしていた所だ。まったくセコイことをして株価を上げることなんかしないで欲しい物だ。ところでその青年は次にコーヒー、次にハンバーガー、最後にM社で発売している煎餅状のものを食べて昼食?を終えていた。それが終わるとバッグから白い小さな箱を取り出す。見ているとニンテンドーDSだった。ああまだ子どもだなー。それに野菜サラダもないし、メタボ予備軍であることが見えている。
▼TVや電車を見ていると、トクホ飲料の宣伝が山ほどでている。そして「減塩、運動、ごま麦茶」や「4週間後の血圧が楽しみだ」などと言っている。もしそれで血圧が下がったらそれは危ない飲み物であるし、そんな物を厚労省が許可するとも思えない。いやいや今時、危ないクスリも認可してしまうから厚労省は分からないか。
▼いつも言っているように、まず危ない物を食べないことが第一。保存料や添加物を使った食品は食べないこと。数日前に書いたように食べる物を注意する。まず入り口で気をつけないと、出口で薬を投与しても全く意味がない。あと規則正しい生活で、飲酒は最低中三日空けること。理想的には一週間に一度くらいが望ましいと思う。

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June 06, 2008

文字化け対策とXP

▼昨晩お送りしたメルマガはお読みいただいただろうか?アクセス数も普段と変わらないし、感想も送られて来ないので反応は分からない。12月にパソコンを変えてから、返送されるメールが多かったが、中には「送られて来ない」と教えて下さる方もいらっしゃるので、その都度送信方法を変えるなど試行錯誤を繰り返している。
▼昨日のMINさんの原稿の中で文字化けがでてしまった。メールの原文は「ぼっちゃんー魏将・①郝昭の戦い」となっていた。編集をしていて気がついたので問い合わせたところ、「赤」に「郎」の右を組み合わせた字で、文字がでなければ「カク」としてくれという返事が返ってきた。たしかインターネットで探すと同じ書籍は見つかる。そしてその文字をコピーペーストするとやはり「?」になってしまうので、やむを得ず振り仮名でご勘弁いただいた。注:テキストファイルでは文字化けするがネットでは、上記のように正常に表示される。
▼昨年暮れに今の静音パソコンにするとき、迷わずOSは「XP」にした。というのはそのようにビスタにすると、文字化けして使えない漢字が増えてしまうからだ。現にある大学生協で新入生向けにノートパソコンを大量に販売しているが、わざわざビスタからXPにダウングレードするソフトを付属させているくらいだ。
▼前にもちょっと書いたが、この静音XPが夏の猛暑に耐えられるか、ちょっと心配で、いまい色々と小型卓上扇風機を探している最中である。身体を冷やす訳ではないので、それほど大型のファンも首振り機能も、タイマーも必要ない。大体1500円位で手に入りそうである。万一それでパソコンが壊れたら、そのときにアウトレットのXPマシンを買えばいい。データは毎日バックアップしてあるので、まず問題はなかろうと思っている。

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June 05, 2008

小笠原と・ジョンカビラの髭

▼本日メルマガ締め切り日です。個別には催促の連絡しませんが、このブログをご覧になったかたは自主的に投稿をお願いします。
▼後期高齢者医療制度をどう手直しするか、という政府与党案が検討されているらしい。わたしは当然廃止して元に戻せというのが基本であると思う。働けなくなった人から天引きでむしり取ってそのあとどうやって、生きていけばよいのだろう。しかしその財源が50億円必要なのだという。それは政治家が考えて欲しいものだ。あのスペースシャトルの打ち上げに日本人が乗るとかつては80億円くらい分担金を払っていたように思う。わたしは確かめられないので、どなたか調べて欲しい。誰だったかアメリカが無料で招待してくれるのでは、と言っていたがそんなお人好しではない。かつて80億円だったから、現在はもっと高くなっている筈だ。宇宙開発を全部否定はしないが、一回くらい繰り延べれば、費用は捻出できると思う。それより簡単なのは1隻1400億円もするイージス艦を削った方が簡単だ。
▼日曜日セパ交流試合を見ていた。わたしはそもそも野球というのは見ない。とくに金権球団は嫌いだから、その試合は見ない。日本ハムから移籍した小笠原だが、昨年巨人に入団を決めた記者会見で、トレードマークの髭を剃ってきてのには驚いた。社風に合わないとでも言われたのかな。小笠原個人は好きだし、家族と離れて暮らしたくないとか、プロ野球選手としての自らの寿命を考えれば、巨人入団も当然の結論だったと思う。しかし髭を剃らせる巨人の無言の圧力というのも凄いと思う。
▼もう一つそのケーブルTV中継のスポンサーは保険会社のアクサだった。そのCMをしているのが、元ジェイ・ウエーブにいたジョン・カビラ氏であった。彼も1年くらい前までは髭を生やしていたが、最近のCMでは髭がなくなっていた。どうしてそうなったのかわたしは知る立場にない。しかしおそらくスポンサーサイドから何らかの「指示」があったと類推する事ができる。プライベートな事と言えばそれまでだが、一見優等生であるようなNHKのアナウンサー的規範があちこちに持ち込まれるのは、みていてたまらない。そのくせ、報道記者や社員が勤務時間中インサイダー取引をやったりする。この辺のモラルと透明性を高めないと、国民の信頼は低くなるばかりだ。

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June 04, 2008

これが「砂漠の薔薇」

Sabakunobara(これが持ち帰った砂漠の薔薇)
▼砂漠の薔薇というのをご存知だろうか?いや銀座に同じ名前のレストランがあるがそれではない。サハラ砂漠に転がっているバラの形状をしている石である。昨日ご紹介した理容師さんが「ホントに砂漠の薔薇ってあるんですか?」と聞かれた。これはアフリカでもサハラの北部とかメキシコでしか産出されないようである。現地の砂漠で拾えばただ。土産物屋では小片が1ディナール(89円)から大きかったり、着色されたものは3ディナールくらいでいくらでも売っていた。日本では結構高いらしいから、沢山持ち帰って売ればよかった。
▼理容師さんは30歳半ばと思われる方で中肉中背とてもおしゃれなメガネをしていた。ヘミングウェイの小説で持っているのは「老人と海」に「誰がために鐘は鳴る」だけだ。岩波文庫の短編で良い作品を持っていたが、実家に送ってしまったので内容は覚えていない。写真家の石川文洋氏もヘミングウェイの作品が大好きで、市川から長野に住まいを移すとき全集を揃えて持っていったという書いていた。しかし全集の新刊はいま入手できない。ネットで探すと1万3千円くらいでているので、興味のある方はどうぞ。しかし本とはいえ好きな作家の全集一つと、言い切れる人も凄いと思う。わたしなら何にするか時々考えるが、おそらく「万葉集」上・下巻が退屈しなくて済むと思う。
▼仕事が一段落し、雨が若干小降りになったので、所用を済ませるべく外出した。ふと薬があと3日になっている事を思い出す。台風の日に医者に行けば空いているに違いないと思う。診察カードを出すとそれは正解で30分ほどで順番がやってきた。早朝というのも勿論良いのだが、頭が比較的すっきりして作業効率があがる時間帯に待合室で時間をつぶすのももったいない。見ていると担当医は建物の中を走り回っていた。後で聞くと、平成12年のレントゲン写真が必要になって探し回っていたという。保存の義務期間はとっくに過ぎているのだけれど、とこぼしていた。わたしの順番が来て、先月の脂質検査の結果を聞かされた。やはり20くらい減っていた。あの時は母を連れて長野県のB温泉に2泊3日で出かけていた。足が不自由で昼食に出かけるのも辛そうだったので、3食とも旅館に頼んだ。すると3食とも卵が付いていた。
▼わたしにとって一番食べてはいけない食事が卵類である。鶏卵に始まりイクラ、雲丹、この2つは大嫌いだから問題ない。ししゃもとかも入る。この時は連続で6個の鶏卵を食べていたので、良い結果が出るはずはなかった。検査が決まっていた1ヶ月前から食事には十分注意して、運動も積極的にしていたので、この結果が出たのだろう。担当医からは「卵はくれぐれも注意するように」と念を押されて帰ってきた。ついでに言うとわたしは肉料理、チーズ、バターなどを使った料理も口にしていないし、天ぷらを食べなければならないときは衣を全部外している。
▼病院の待合室の昨年公開された奥田英朗著「サウスバウンド」の原作本があった。映画は豊川悦司が主演してぴったりだったが、原作にもつい引き込まれたので帰宅してから、さっそく図書館にリクエストカードを出した。

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June 03, 2008

ギニアに3年行っていた人と話す

▼昨日は次々と仕事と予約の電話が入った。先週の静けさとはまた別のような忙しい一週間になりそうだ。火曜日から台風が来るというので、外出しなければならない仕事は全部片付けた。そして夕方いつもの理髪店に散髪に出かける。時々担当してくれる女性がきょうはカットしてくれた。駅ビルの中で出あうと会釈をする程度だ。わたしは「この間北アフリカに行ってきてんですよ」という話から、会話が弾んだ。チュニジアはモロッコよりも面白いそうですねとか、食べ物とか色々話した。すると彼女は3年間ギニアに住んでいたというのだ。これにはびっくり、「勉強ですか?」と聞くと、「いや単なる遊び」と謙遜される。ヘミングウェイがこの地が好きだったので、「老人と海」など彼の小説がタイトルになった店とか通りがあるという。正月にハイビジョンでやった「アフリカ大陸縦断114日」は、先日NHK地上波でも放映されたが、彼女がギニアにいたとき、友だちになったひとは、このドキュメンタリーのコーディネーターとして名前が出ているという。
▼これは何かの時に力になってもらえるかも知れない。2、3年後にタンザニアに行きたいというと、せっかくだからキリマンジャロに登ったらどうですと言われる。しかしTVを見ていたがきつそうだ。下手をすると高山病で命を落としてしまう場合もあるので、ゆっくり身体を順応させながら上ることと、万一苦しくなったら100mくらいでも一旦山を下ることだ。しかしキリマンジャロは高いけれど、なだらかだから難しい山でもないと言われる。アフリカ縦断のTVを見てから英語のサイトで検索したが、あの改造トラックで3ヶ月かけてアフリカを縦断するツアーは見つからなかった。TVで費用は3ヶ月で200万円と言っていたが、例え行ったとしてもその後失業してしまっては仕方ない。彼女はTVでは楽しそうな場面だけ写っていたけど、実際に砂漠やサバンナの縦断なんて退屈で苦難の連続だと思いますよ、という事だった。
▼先週横浜で開かれたアフリカ関連の会議で福田首相は40ヶ国のアフリカ代表と1国15分のペースで会っていた。それはとりも直さず、日本が国連常任理事国入りするとき、援助と引き替えに「賛成の挙手」をするようにという根回しであったはずだ。しかしラジオであるジャーナリストが言っていたが、この会議に出席している各国の代表が、本当にその国の代表であるかどうかは極めて疑問である、と語っていた。国を統治していなくてもトップの座だけ握ってしまえば、一応形だけは「○○○国代表、元首」ということにはなろう。しかし本当の援助とは札束で頬を撫でることではなく、自立の支援であることを忘れてはならない。

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June 02, 2008

▼◇「アウェイ・フロム・ハー/君を想う」

▼◇「アウェイ・フロム・ハー/君を想う」ある日食事が済んだあと、妻が洗い終わったフライパンを冷蔵庫にしまおうとするので夫は妻の異変に気づく。ひらがなで「ぬ」という文字が書けない人もかなり危ないが、異変は常に側にいる夫が気づいて対応しないと、ますます悪くなる。映画の場合フィオーナと夫のグラントは大自然に囲まれた場所に住んでいる。しかしこういう、他人とコミュニケーションの取る必要のない場所にいるのが一番良くない。夫妻は結婚44年目になるが、病院に妻を連れて行ってアルツハイマーの検査をするが、病状が進んでいることを知らされる。フィーオーナは自分の意思で、意識がしっかりしているときに入所したいと、夫に告げる。
▼スーツケース一つを持った妻は夫の運転する車に乗り込む。夫は何とか妻に翻意してもらおうと話しかけるが、彼女はとても意思が強い。そして車で施設に着く道すがら、夫の若い頃の事を思い出すように語りかける。彼女は18歳の時夫に出会い、「二人でいたらもっと楽しいよね」と夫に語りかけ結婚する。若い時の写真もイメージで出てくるが、彼女にそう言われて断れる男はいないなー、と思う。大学教授だった夫は女子学生を次々口説いてはベッドを共にするのでフィオーナを苦しませる。中でも一人の女子学生とと、妻を捨てて駆け落ちしようとするほどの狂いようだった。だがすべてを思い出してもグランドはわたしを捨てなかったから赦すと呟く。
▼施設に入所手続きをすると、担当者は「1ヶ月は面接や接見は一切禁止です」と冷たく言い放つ。世間に意識が逆戻りしないための措置なのだが、夫は再び妻を連れて帰ろうとする。しかし妻は自分の部屋で「最後にもう一度だけ抱いて」と囁く。妻の希望どうりにして受け付けに戻ると。妻のメモを手渡されるが、そこには「すぐ帰って」と書いてある。夫は後ろ髪引かれる思いで家に帰る。そして一ヶ月後花束をもって見舞いにいくと、妻は「顔見知りの人が来た」という意識はあるが、誰なのか夫を認識できない。それどころか、ブリッジをする見知らぬ男性の身の回りの世話をかいがいしくしているではないか。グラントはその姿に愕然とする。もしかしてそれは自分が昔若い女に手を出した事に対する、復讐ではないかとさえ思う。
▼しかし施設の係は「時として、入所者同士そのような恋愛感情が起きるが、心配はいらない」と諭す。しかしグラントは納得がいなかい。そして二人は見舞いに行くたびに、食事をさせたりして親密の度合いは増していく。そして男性は経済的な理由から施設を退所することになる。そこでグラントは手を尽くして入所している男性の妻と連絡先をしる。自分がその立場になったらどうするだろう。映画のフィオーナとグラントはほぼ自分と同年代であるし、かなり考えさせられる。60歳近くなったら誰でも認知症になる可能性は80%以上の確率で出てくる、そうならないためには医師に頼るケアの問題だけではなく、主体的な人間の心のもちようとして、どうしなければならないか、ぜひ見ておいて欲しいカナダ映画。テアトル銀座で。

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June 01, 2008

◇「ランボー/最後の戦場」を見る

▼某日夕方雨が小降りになったので、知人の画伯が近くの画廊で個展を開いているというご案内を頂いていたので出かける。画伯が比較的高齢という事もあってモデルもそのような人が多い。わたしは画伯の風景画がすきなのだが、今回は肖像画がテーマであった。とても小さい画廊で、画伯夫妻は来訪者の対応に追われていた。わたしが顔を出したときも、来客と夢中で話をされていた。それで滞在している間も、一瞥もされることはなかったので、名前だけ書いて辞去した。奥さまが認知症なのは知っているが、まさか画伯までそうなっているはずはない。話している間でもちょっと顔を上げて、「ようこそいらっしゃました」と一言言ってくれれば、自己紹介するタイミングもあったのだが、残念。
▼◇「ランボー/最後の戦場」わたしはランボーシリーズは全部見ている。一番良かったのは「ランボー1」だ。ベトナムから帰還したものの、特殊訓練を受けたために社会に順応できなくなってしまい、そのために警察から追われる羽目になる。言ってみれば横井庄一か小野田寛夫さんのようなものだ。そして昔の上官を捜し出して、「作戦は中止だ」と言わせる。原題はたしか「一人だけの軍隊」だった。「2」はベトナムの未帰還兵を救出するミッション。そして「3」はアフガンと政治色がますます強くなるが、アメリカの思惑とは別に現実とは遊離していってしまう。そして今回先に紹介したように「ビルマはウォー・ゾーン」というのだ。話はビルマの少数民族である、カレン族はクリスチャンであるがために、迫害されている。そこにアメリカ本国の宗教者の団体が医薬品を届けたり、布教をするためにそこの国境に行こうとする。するとランボーは上記の言葉をいう。だが正しく理解しようとするなら、「ビルマ国境は戦場だ」というべきである。
▼それでベトナムからタイ国境に流れ着いてボートを操っているランボーと、「連れていってくれ」と交渉するが、「ノー」と言われる。見ていると宗教者は極めて高飛車でモノをいう。わたしだってこんな云い方をしたら断る。そして女性の宗教者に言われて(これも説得とは言い難い)ボートを出す。途中海賊に襲われて、逆に攻撃して殺してしまうと、リーダーのマイケルは「国に帰ったら報告するから」と捨て台詞を残して、着いた岸から目的地まで徒歩で出かける。しかし布教活動の最中にビルマ軍に襲われて捕まって、一部は豚のエサにされてしまう。
▼それを知ったアメリカ本国の宗教者は傭兵を雇って、先発の人々を救出しようとする。しかし低予算映画のためか戦闘シーンの死体がバラバラに吹っ飛ぶCGに予算を掛けすぎてしまって演技のうまい人はあまりいない。傭兵だって訓練が行き届いていなくて弱そう。武器の口径もまちまちで、わたしが演じた方がいいくらいだ。9人ほどの傭兵はランボーの参加を断って、自分たちだけで何とかしようとして逆に窮地に陥る。リーダーなど「カネは貰ったからここで帰ろう」というほどの腰抜けである。しかしそこをランボーが鉄の弓矢でビルマ軍をやっつけてから気力を取り直して作戦を続行する。あとは想像の通りだ。今回ランボーの飛び道具は弓矢だけで、一回窮地に陥るが狙撃兵の傭兵に助けられる。所詮弓矢とAKS74では太刀打ち出来ないのである。ランボーと傭兵は追いつめられるが、ビルマの反乱軍が立ち上がっために無事救出作戦は成功するのである。キリスト教徒を救出するために武力を使うなんて十字軍か、フランシスコ・ザビエルの時代か。所詮アメリカ的ご都合主義な映画である。

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