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July 21, 2008

◇「あの日の指輪を待つ君へ」を見る

▼◇「あの日の指輪を待つ君へ」大学生活を送っている3人の若者たち。その楽しい生活はずっと続くはずだった。ところが日本軍による真珠湾攻撃で彼らの生活は一変する。新聞には「ジャップ・アタック・パールハーバー」という大きな見出しが踊る。そしてルーズベルトの若者に兵士として応募するよう促すラジオ放送。3人の中の美男子(映画は常にそうだ)テディはこれも村一番の美女エセルに恋をする。映画は60年前と現在を頻繁に行き来するので書きにくい。そして現代のエセルは夫の葬儀が終わったばかりで空軍爆撃機に乗っていた戦友たちがやってくる。そして棺に土をかけようとする瞬間、ジャックの運転する戦闘機が墓スレスレに飛んで最後の別れをする。
▼出征する直前テディは爆撃機に乗っている限り同時に撃墜される可能性はある。だから親友の君たちと同じ爆撃機には乗らないという。そして万一撃墜されたらエセルの面倒をどちらかが見てくれと約束させる。テディはエセルと別れる直前に牧師の資格のない友人を呼んできて、略式の結婚式をする。そして一つしかない指輪は二人の間を行き来して、再びテディの指に納まる。B17爆撃機にのった2人は負傷し、テディは爆撃機が派遣されていたアイルランド、ベルファストの基地の近くにある山に激突してしまう。テディは重症を負い、地元の青年に指輪を託して飛行機は爆発し、死体も指輪も行方不明になってしまう。その青年は老人になった現代にいたるまで、ずうっと墜落した山を掘り返して「エセルに渡してくれ」と頼まれた指輪を探し続けていたのだ。
▼そして現代のある日、エセルの元にアイルランドの青年から国際電話が入る。「テディ・tooエセル」と書いた指輪を探しましたが、墜落した飛行記録をたどって探したら貴方ではないかと思うのです、と話すではないか。60年前テディは死に、テディが指定する男と結婚していたエセルは、そのときの熱い思いが胸をよぎる。
▼まあこういうラブロマンスの入ったサスペンスっぽいお話しだ。しかし、本当は自分が好きな女がいて親友にゆずって自分は好きでもない女と結婚して、離婚を3回も繰り返すという話はナンセンスである。好きならどんな事をしても求婚して駆け落ちでもすればよい。そして爆撃機が墜落して爆発したのに、指輪が熱で溶けないでそのまま残っていたというのも妙である。その他ちょっと書けないがおかしな点がいくつもあって映画にとけ込めなかった。「ジャップ・アタック・パールハーバー」という大きな文字が入った新聞が何度も出てくるが気色悪いことおびただしい。

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