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August 28, 2008

戦争にならない生活スタイル

▼昨日の続き。第一次湾岸戦争が始まった時、朝日にマッキンゼージャパンにいた大前研一の書いた記事が話題を呼んだ。それはおおよそ次のような内容だった。「戦争は嫌だ」、「戦争反対」と口で言うのは簡単だ。しかし今回の戦争は石油に端を発している。それならば今の生活を享受しながら、「戦争反対」というのは余りにも身勝手な話である。例えば「わたしはエアコンのない不自由な生活をしても良い」あるいは「車に乗れなくてもいい」だから湾岸戦争に反対すると言わなければ説得力がないというものだった。わたしはあのギラギラした大前研一は大嫌いだが、この文章は妙に説得力があった。
▼そう世界の資源は決まっている。それを北半球の金持ちが独占している。金持ちの占有欲はとどまるところを知らない。日本にしてもTVでは相も変わらず「グルメ」番組が巾を利かせている。そして全国各地で脂の滴る「○○牛」なるものが紹介される。健康番組では「脂っこい肉など食べない方がいい」と言っているのに実に矛盾しているではないか。小麦の値段が上がってパン粉などあらゆる食料に関係する、あらゆる生活必需品の値上げが進んでいる。これは元々はといえば安かった外国製品に依存していたことが問題である。
▼その首根っこを押さえているのは商社である。本来主食の米と小麦は国内産であるべききだ。そういう戦略がまったく見えていない。話は飛躍してしまった。宇宙飛行士の毛利衛が某建築会社のCMに出て言う。「我慢しなくても今の生活が維持できる」と。最初に言った事と照らし合わせて見れば、彼の言っている事が以下に矛盾しているかお分かりになろう。多少不自由な生活に耐えることが、食料やエネルギーの寡占化を防ぎ、強いては戦争をなくすことに繋がるのである。CMに惑わされて必要ないものまで、競って買う時代ではない。その覚悟が出来れば見栄を張って、自分をよく見せようとして着飾る必要もなくなる。

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