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September 30, 2008

◇「東南角部屋二階の女」を見る

Boija(門司港遊覧船ボイジャー)
▼三浦和義さんがグアムからロスに移送されることが決定したという。しかしこういうのって主権の侵害だと思う。なぜなら日本国内で米兵が起こした数々の犯罪、それも婦女暴行から殺人まで日米安保条約をタテに裁判を放棄させられ、容疑者はみんな国外に脱出(アメリカに帰国)させる。ところが三浦氏の場合日本の国内の裁判で決着がついている事を蒸し返す。どうしてマスメディアは、主権の侵害に反対しないで、面白おかしく報道するのだろう。これには外務省も毅然とした態度を取るべきだと思う。
▼朝刊によれば在韓米軍が域外出動をするとき「韓国の同意が必要」という判断を出したという。それを出したのは韓国の外交安保研究会という所だ。それによれば「在韓米軍が朝鮮半島の域外出動する場合は、主権国家である韓国政府の同意が必要だという判断を下したという。ところが日本ときたら三沢からアフガンに米軍機が最近爆撃に行っても、クレームの一つも言わないで看過しているのだ。最早というか元もとこういうのは主権の放棄である。
▼昨日六本木に行ったのはあるお役所に出掛けたのであって、六本木のディスコなどに行くはずはない。雨のなか猛スピードで駆け回り、日曜日も仕事をしていたので、きょうやるべき仕事はあと一つになった。
◇「東南角部屋二階の女」父が死んで借金を背負っている息子(西島秀俊)は会社がイヤになって突然退社する。すると同僚も一緒に辞めるといいだす。息子は父の借金を返すためにコツコツ貯めてきた貯金は取り崩して返済し、最早現金は手元に一円もない。あとは古アパートの建っている家を売ることだけだ。しかしそこには認知症の進んだ祖父(高橋昌也)が一人ぽつんと住んでいる。土地を売りたいので話しかけるが祖父が、話を聴いているのはとぼけているのか判断がつかない。
▼そんな時西島の見合い相手の女と、一緒に退社した後輩が住む家がないことを知る。アパートには「女子専用アパート」という表示があり、実際そのアパートを取り仕切っているのは藤子さん(香川京子)である。藤子は近くで飲み屋を経営していて、もう店を閉める潮時かなと考えている。その店で見合い相手の女性は「行く先がない」というと藤子は「良いわよ」と入居を快諾する。ついでに後輩もOKとなる。西島に借金の催促にやってくる不動産屋は、一刻も早くアパートを壊して更地にして売れと彼に迫る。イライラがつのり祖父に辛く当たる西島、庭の雑草をむしりながらいらついて八つ当たりする。
▼そんなある日藤子さんは祖父を連れて小旅行するから、小料理屋の留守を頼むと言ってくる。西島はそのとき家の権利書を「困っているでしょう」と藤子に渡される。留守中は3人で店を切り盛りする。といっても客は毎日やってくる近くの畳職人の塩見三省だけだ。権利書を預かったものの、藤子と祖父が旅行に行った夜台風がアパートを襲う。そして二階角部屋はトタンで出来た雨戸が外れ水浸しになってしまう。そこには一棹の箪笥が置かれて、引き出しを引っぱると美しい一枚の鮮やかな和服が出てくる。藤子が旅行から帰りその箪笥にしまってあった和服を羽織ると、ふと昔の想い出が蘇る。それは祖父が大事な藤子のために買い与えたものだったのだ。窓を開いて和服を羽織る藤子の姿を西島はまぶしそうに眺め、このアパートは壊さないで、借金は少しずつ返して行こうと決意するのだった。
▼日本の映画専門大学の第一期卒業生の池田千尋監督作品。渋谷ユーロスペース。

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September 29, 2008

月末多忙の日が続く

Makurazaki_2(枕崎線NANOHANA号)
▼今朝はまず六本木に行かなければならない。ああ先週TVで「六本木純情派」のオギノメちゃんが出ていた。もう子どもが3人いるというので驚いた。昔佐倉市のアパートに暮らしていたことがあったけ。とにかく1日までは分刻みで動かなければならない。月末、銀行、医者の処方で薬を貰う。会議etc,etc。
▼昨日は恵比寿ガーデンシネマに「トウキョウソナタ」を見に行った。前日の「東南角部屋…」もご紹介しなければならんのだが、書くためには集中しなければならない。おおそうだ昨晩チェックを受けた書き直しの原稿チェックが戻ってきたので、その訂正もある。
▼昨日の朝日の書評欄に辻井喬がヨハン・ホイジンガ著「中世の秋」の事を書いていたので、さっそく借りてきた。その紹介の一文にはこうある。「生産力と生産関係の矛盾と確執を歴史の唯一の運動法則と見る歴史観に疑問を感じるようになってからだいぶたって」とある。わたしも常々そう感じている。感想はメルマガの発行を待たれよ。

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September 28, 2008

ピアノコンサートのお知らせ(有料)です

Furuyaコンサートのポスター
▼金曜日の夜はちょっと飲み過ぎた様でブログを書いた時点で声はガラガラで、意識は朦朧としていた。それでもユーロスペースに「東南角部屋二階の女」の初日初回を見に行った。30分前に着いてチケットは36番だっが前から4列目の中央に左右に誰も座られる事のない席に座れた。とにかく両脇に誰か座られるのはイヤなのである。ところがしばらくして親子連れが来て、座ってしばらくすると席を詰めてきた。つまり左側に空白はなくなってしまった。いやまだ席は十分空いているのにである。その子どもというのは「…ポニョ」が似合う程度の小学3、4年生の女の子で、お母さんは子どもの左手に座っていた。ところが予告が始まってから女の子は落ち着かず、イスを揺らすし、母親としっきりなしに話すのだ。いや別に小学生を連れて来ていけないとは言わない。公共の場に連れてくるのだから、ちゃんとマナーを教えて2時間くらいはじっと我慢する事を教えて欲しいのだ。予告が15分経過するもそれが納まらないので、本編が始まる前にわたしは舌打ちして席を立って2列前に移動した。
▼最新の「週刊金曜日」によれば、中山千夏は「週刊アスキー」を愛読している唯一の週刊誌だと書いている。パソコンに詳しくないので、勉強のために購読していると書いてあり、毎号アスキーの巻末に掲載されている水着姿のアイドルについて書いている。わたしも同誌を2号か3号に一冊購入している。そこでここ1年余気づくのだが、編集部員たしか某副編だったかは、軍事マニアなのである。それで毎号そんな記事が掲載されている。これは意図的なものだったかどうかは分からない。最初は地雷の模型(火薬を抜いてあるもの)が登場して、最新号は陸上自衛隊の音楽隊の吹奏と、それに付随する市民宣撫活動の一環が出ている。それによると自衛隊は観客に防弾ベスト着させる体験をさせていたとある。おりしも昨日の朝日には、自衛隊の自殺者が増える一方で対応に苦慮していると言う記事が掲載されている。自殺者を入隊者の数で超えれば良いとでも考えてしまう。
▼さてお知らせ。友人の娘さんが11月11日(火)午後7時から錦糸町のトリュホニーホールでコンサートを開くのでぜひお運びいただきたい。
▼古屋真理ピアノリサイタル/奏でる心、受け止める心-音楽がむすぶひとときをすごしませんか。ドイツ在住10年の語りかけるピアノの響き。古屋真梨子略歴千葉県市川市生まれ。5歳で、福良博子氏にピアノの手ほどきを受ける。その後トリミック音楽学院で、肝付菜穂子氏に師事。1985年、秦はるひ氏に/1991年東京音大に入学し、関根有子
氏および山口勝氏に師事/1995年東京音大卒業/1995年市川文化会館新人演奏会に出演/1997年ドイツ国立カールスルーエ音楽大学に編入学、ギュンター・ラインホルト教授に師事/1999年同大学ピアノ学科を首席で卒業/2001年同大学院ピアノ学科を優秀な成績で卒業/2003年国際音楽教育アカデミー(ドイツ・カールスルーエ)の講師に就任/2003年市川市文化会館でリサイタル/現在はドイツを中心に演奏活動
▼演目J.S.バッハ:パルティータより第一番変ロ長調BWV825:バッハフランス組曲のり第一番ニ短調BWV812番、W.A.モーツアルト:ピアノソナタヘ長調KV280、R.シューマン:蝶々作品2ニ長調、F.ショパン:スケルツォ第2番作品2変ロ短調
▼チケットはお一人3000円です。ご希望の方は編集長までメールでご一報下さい。チケットと振り込み用紙を同封してお送りします。チラシの実物はデータベースにpdfで入っています。
▼昨晩放映された「もしツアー」で日本最北端と最南端の電車に乗るというのをやっていた。北端はすでに5年前に行っている。南端は4日前に乗った鹿児島枕崎線だった。わたしの乗ったのは白い二両編成で冷房は扇風機だかというクラシックなものだった。猛暑だったのでこれでかなり参った。

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September 27, 2008

TVに出た博多のデートスポット

Mojiko(門司港)
▼土日はそれほど真剣に社会問題などには取り組みません。
▼木曜日夜9時「ヒミツのケンミンショー」の特番を見ていた。最後に近いコーナーで、恒例の「世界の中心で愛を叫ぶ」というのがあった。それが今回東京一郎(あづま・きょういちろう)が訪ねて行ったのは、福岡の博多だった。彼が歩いたコースは先日大体わたしが歩いた道と同じだった。『鍵盤乱麻』1面の写真は、彼がデートをした一つ福岡タワーである。何度も見ているが、ここに登ることができるとは知らなかった。
▼あるサイトで紹介されていた、憧れの異性チェックです。あなたもぜひお試し下さい。わたしが試したらかなり当たっていました。

これから渋谷に出掛けます。

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September 26, 2008

ジョージ・ワシントン火災事故の真相

Toden近づく都電
▼夕方から出掛けなければならないが、その前に懸案の原稿を書き直してチェックを完了させなければならない。昨日午前中は京成沿線のY市まで出掛ける。午後から都内を走る京成沿線の某駅まで打合せで出掛ける必要があった。今まで秋葉原から上野に出て、上野で京成に乗り換えていた。しかし考えて見るとかなり迂回しているように思った。色々検討した結果、バスで三ノ輪に出て、そこから都電に乗ることが一番早いことが分かった。先日鹿児島で路面電車を見たこともあり、急に都電に乗りたくなった。三ノ輪というバス停で下りて都電乗り場を教えて貰ったが、教える人が下手で2駅も歩かされた。それでも約束の時間前には到着する事ができた。やはり床が低く、揺れが少ないので乗り心地が良い。
▼この電車にもN社の高い、一眼デジカメD3××というカメラを持っているお年よりが乗っていた。カメラメーカーの宣伝は、これさえ持てば「プロ並みの写真が撮れる、ハイアマチュア向け」という機種である。高いカメラを持って良い写真が撮れれば世話はない。しかし、いすみ鉄道でも黒部へいっても桜の開花シーズンでも、お年よりがこぞってこのカメラを持っている。メーカーの宣伝に乗せられているのだ。何せ価格は高いし重い。お金をもらう撮影ではないのだから、旅行は軽いカメラに限ると思うのだが…。
▼米海軍の空母ジョージ・ワシントン(以下GWと略す)が横須賀に入港した。マニアが読む月刊「軍事研究」という雑誌があり、その9月号に「検証空母GWの火事」という記事を元朝日新聞編集委員の石川巌氏が次のように書いている。日本のマスメディアはそろって「ボヤ」とだけ報道していた。その中でも「赤旗」ワシントン鎌田由美特派員特派員だけがCNNで「今回の火事は深刻な火災に分類される」と語ったと報じていた。さらに石川は「GWはボヤではなく、深刻な火災」だったと写真入りで紹介している。そして艦長のデイブ・ダイコフ大佐は「今回の火災はわたしが今まで経験した艦内火災として最悪のものだった」と語っていることから、その深刻さがうかがえる。は一般には火災の原因は公表されていないが、米海軍のシー・システムコマンダー(石川は海上規則管理局とでも訳すのかと言っている)という担当部署が6月2日に海軍の全艦船の乗組員あてにメッセージを送達している。そこでは「可燃物の不適切な貯蔵や管理が火災を大きくした。今後、厳格な規則遵守が必要」と書いている。
▼そして原因は火気厳禁の所で乗務員がタバコを吸っていたことが原因の発端になったらしいと指摘している。士気のゆるみは米海軍だけでなく、海上自衛隊の艦船でも火災が多発していることでも分かる。このような火災が原子炉の破壊や、決定的な事故につながらなければ良いのだが…。

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September 25, 2008

九州の町の様子、門司港、鹿児島

Haneagebasiこれが門司港の跳ね上げ橋と「恋人の聖地」
▼昨日北千住で常磐線下りの待ち合わせをしていたとき、ふと駅に張り出してある、ナイスミディのポスターを眺めていた。どこかで見た風景だなーと思っていたら。数日前に立ち寄った、門司港の風景がそこにあった。遠方に見えるのが関門橋で、手前にある建物が税関の旧庁舎、そして左手に少し見えるのは、勝ち鬨橋の様に左右に跳ね上がる、人道橋だった。
▼門司港は戦前釜山や上海に渡る窓口にもなっており、貿易の重要な港だった。これは数々の小説に登場する。そのため煉瓦で作られた倉庫がかなり多く建っていた。いまその倉庫は内装な色々なお店に造り替えられている。最初に入った喫茶は税関の建物で、一角が喫茶店になっており、元の部分は税関歴史的な動きと海図を展示していた。大きなステンドグラスの脇には「税関」の腕章をつけた女性が立哨していた。
▼湾内を巡る観光船も幾種類か出ていた。最短のコースは15分500円だったが、わたしは30分千円のコースに乗船した。その上のコースは、佐々木小次郎と武藏が決闘した巌流島上陸コースというオプション付きのものがあった。駅前にはバナナのたたき売りが人気で、人力車の観光コースめぐりにも人気があった。あとこの地では焼きカレーという名物があり、店には特色があるようで、幟旗が立っていた。このように門司港は町全体で、一つのコンセプトを持って町を興そうという意欲に溢れていた。
▼一方鹿児島は駅前に「鹿児島の偉人」とかいう巨大なモニュメントがあり、10人以上の歴代の偉人が岩のような所から市民を見下ろしている。近くによらなかったので、誰がいたかは不明である。しかしタクシーの運転手さんにお聞きすると、「篤姫は地元では全然人気がないですよ」ということだった。そして篤姫ゆかりの名所を訪ねてくるのはみんな他県人だということだ。
▼鹿児島で泊まったのは城山にある西郷隆盛自刃の地のすぐそばにあるホテルだった。鹿児島県人にとって西郷は永遠に偉大なる人である。近くだから自刃の跡を訪ねるように強く勧められたが、そういうものには興味がないので近寄らずに帰ってきた。
▼鹿児島市内は路面電車がかなりスムースに運行されている。ふと東京の都電廃止というのは、ここに来てみて自動車会社の大きな陰謀だったのではないかと思った。鹿児島では何種類もの路面電車が走っている。古いものから最新まで。そしてバスと自家用車とも共存している。バスは数回乗ったが東京のようなフラット型のものには出会うことはなかった。だからお年よりが乗ろうとすると荷物をまず先において、山登りをするように、「どっこいしょ」と乗り込むので気の毒だった。
▼帰りの飛行機の中で元祖「電波少年」の松村と一緒になった。彼の図体は大きいが背丈はなかり小型だった。

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September 24, 2008

鹿児島からフェリーで桜島に渡る

Kyuushuusinkansen九州新幹線「つばめ」新八代で。
▼実際旅先までパソコンを持参してブログを書くという作業はかなり大変である。資料も何もないから、それを調べるのに時間がかかる。普段メールを下さる方には、リアルタイムで携帯を使ってリアルタイムで画像などをお送りした。
▼昨日帰宅する直前に4年前に知覧にいらした方からメールをいただいた。わたしも良く分からないのだが、あの平和会館に展示されている「遺書」はかなり勇ましい筆致で書かれたものが多い。という事はわたしの推測だが、上官から「明日出撃だから遺書を書くように」と言われてしたためたのではないかと思う。当然それは上官の目に触れるわけだから、ホンネは書くことができない。ざっと見た限りでは両親などに対する、感謝が切々と書かれていたように思う。
▼しかし高木俊朗の「知覧」には恋人や妻、それに両親と別れがたく苦しむ姿が書かれている。おそらくひめゆりや無言館との違いは、ホンネを吐露することが出来たかどうかの違いではなかったかと思う。
▼まあいずれにしても特攻兵器のオンパレードであり、あの鳥尾敏雄の小説に書かれているベニア板で出来た特攻モーターボート「震洋」の実物大模型を復活させていた。この平和会館周辺で、今年新調したサングラスをなくしてしまった。現地に電話して調べて貰ったが、結局見つからなかった。
▼昨日は時間が限られていたが、どうしても桜島に渡って見たかった。フェリーで15分。これは生活フェリーなので、人間の料金は片道150円で島の方で料金を受け取るシステムになっていた。旅先で船にのると、「ああ旅っていいな」、という気分になる。

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September 23, 2008

南鹿児島市知覧特攻平和会館を訪ねる

Kinenkan知覧特攻平和会館全景
▼博多発9時半発のリレー号特急つばめに乗ってわたしは、鹿児島中央駅を目指した。いや別に篤姫にはまったく興味はい。鹿児島に行こうと思ったのは昨年のことだ。そして具体的に場所を決めたのは春頃だった。しかしNHKでは折から大河ドラマ「篤姫」が放映されていて、観光客で混雑が予想された。しかし目指すところは別だから構わないと思って予定は変更しなかった。つばめは新八代で終わり、九州新幹線に乗り換える。停車した反対側のプラットホームから九州新幹線は2分の待ち合わせで出発する。この接続がうまくいくので「リレー号」と呼ばれるのだろう。しかしこちらの新幹線から鹿児島中央駅までは約50分だが、殆どトンネルなのだ。うーんやはり在来線で走って欲しかった。
▼鹿児島から先はどこに行くか?それは「知覧」である。知らない人は知らないが、知覧はメルマガ9月1号でご紹介した、戦前陸軍の特攻隊の基地があったところなのだ。土曜日だったかテレビで「なでしこ隊…」の番組を放映した。そして一昨日はWOWOWで石原慎太郎プロデュースの「俺は君のためにこそ、死に行く」が放映された。知覧に行くには鹿児島中央から、1時間に2本ほど出ている路線バスに乗って、約1時間半。料金は920円だった、バスは知覧茶で有名な場所をあえぎならら登る。この日のバスの運転手さんは女性だった。バスに乗り降りする客はお年寄りが多かったが、とても親切に対応していた。
▼女性といえば博多のホテルを朝でるとき、薄いパープルのスーツを着たファッション・モデルのような女性が周りを睥睨するような堂々たる態度であるいて出口に向かっていたので、思わず見とれてしまった。それから数秒するとそんな美女が5,6人どっと歩いてきたのでさらに驚いた。出口には指導員のような厳しい視線をした50歳前後の女性がいた。女性たちは出口からお揃いの英語で「CREW」と書いたバッグを引いていった。ここで分かったのは彼女たちの素顔は中国人CAという事だった。
▼自宅でプリントアウトした「知覧特攻平和会館」の場所を運転手さんに見せ、「どこで降りたら良いか」とお聞きすると「終点で降りてください」という事だった。とにかく連日テレビで放映されたので、交通の便は悪い筈なのに会館周辺はかなり賑わっていた。観光案内所で聞くと「テレビで放映されて東京から日帰りで見に来た人もいた」というから驚きだ。
▼さて会館と隣のミュージアムの見学料600円を支払って入る。入り口近くには古いピアノが置いてある。これは映画「月光の夏」で田中実が弾いていたものと同一のタイプだ。というのは1台は、元隊員が弾いた実機を借りていたのだが、期限が来たので返還して、別のコレクターから寄贈されたものだという。会場には第1陣から特攻隊として出撃して行った人々の写真と遺書、それに遺影が掲示されている。遺書を読ませていただくと、無念さが伝わり胸に迫るものがある。しかし同様な展示は沖縄の「ひめゆりの塔」、上田の「無言館」などを見ているが、何か違和感を覚える。ここから出撃して行って返ってこなかった人たちは千余人である。時間がないのでその遺書のすべてに目を通すことは出来ない。しかしそこには、特攻で死んでいかねばならない義務を自分に言い聞かせるような内容の様な気がした。そしてその言葉は両親に宛てたものもあるが、どちらかと言えば勇ましい言葉が並べられている。
▼それが写真説明になるとさらに極端になり、「出撃を前に剛毅に笑う」という意味の説明もある。さらに「特攻は人間ミサイルだった」という説明すらある。そもそもこの戦争は勝ち目がないのに宣戦布告なき戦争としてアメリカに無謀にも戦いを挑んで行った。物質的に欠乏してくると、「こんなおんぼろ飛行機で体当たりをさせるのか」とすら隊員を落胆させる。人間ミサイルとは物は云いようだ。兵器を開発する人材も物質もなくなってしまったので一番安上がりな「特攻」という手段を考え出した。そして沖縄で最後の抵抗をする事によって終戦で連合国から良い条件を引きだそうとしていたといのが、本当のところである。同じ会館の中には「大東亜戦争」に関する展示もあり、軍服、勲章、武器の展示もある。タイトルが示すように「大東亜戦争」を肯定するならば、これはもう靖国神社の遊就館なみの展示ということになる。わたしが違和感を覚えたのは、この歴史的認識の違いであり、出口の近くには特攻隊の関連書籍販売コーナーもあるが、メルマガ9月1号で紹介した高木俊朗の本は一冊も置いてない。彼はあの連載を「週刊朝日」に書いていた当時、命令を伝える立場にあった元特攻関係者から脅されたと書いている。そして「月光の夏」も評価の分かれる作品である。さらに昨年東京で公開されたアメリカ人女性が撮ったドキュメンタリー「TOKKOU」についての資料も何もなかった。それに特攻の成功率が4%くらいであった事も何処にも記載されていなかった。
▼帰りはバスに1時間半も乗るのは苦痛だったので、枕崎線「喜入」までタクシーに乗ってでた。運転手さんが昔作られた浄水タンクを指さし、「昔はあのタンクの上から敵襲を警戒していたそうです」と教えてくれた。その瞬間わたしの脳裏には当時の飛行場の風景が蘇って来た。それは映画「スライ・クロラ」の飛行場そっくりだった。

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September 22, 2008

関門橋と壇ノ浦史跡をゆく

Haukstawnホークスタウン夜景
▼まだ最終目的地は先だ。きょうは門司港まで出かけた。1年前のブログをご覧になっていれば屋島と源平合戦のの史跡のある牟礼町を訪ねていることがお分かりになろう。さて今回はその続きの「壇ノ浦」を訪ねる事が一つの目的だ。本当かどうか分からないがわたしの村は平家の落人部落という説があり、それが正しいとするとわたしは源氏ファンなので実にとんでもない、先祖に申し訳のないことをしている。ご存知のように壇ノ浦で安徳天皇は強制的に入水自殺をさせらている。しかもそのとき天皇家の証明となる、神爾と宝剣の二つは間違いなく水没している。
▼となるとメルマガでご紹介した「天皇の玉音放送」で著者の小森が指摘している、レプリカとも存在そのものが誰も見たことがない三種の神器にこだわって終戦を10日間引き延ばしたために、原爆で殺された30万人の人々は人々は浮かばれない。門司港から30分1000円の遊覧船「ボイジャー」に乗ってその跡地を確かめたかったのは、そのためである。
▼紀元(皇紀)2600年があったと仮定すると確か昭和15年の事だった。とすると現在は紀元2682年となる。2つの神器は確実に紛失している。となると1種の神器だけでその存在が認められるのだろうか。いや日本書紀の「壬申の乱」で血筋は完全に途絶えてしまっているのだ。そんな事を考えながらボイジャーで思いを巡らせていた。
▼さて当地の「西日本新聞」を読んでいると、先日の高知県足摺岬沖で国籍不明の潜水艦が「発見」されて大騒ぎをした結末がでている。この事件は14日、海上自衛隊のイージス艦「あたご」が豊後水道で「潜水艦の潜望鏡」らしきものを発見したことに端を発する。新聞記事によれば目視の後イージス艦はアクティブソナーを使ったとある。しかしアクティブソナーは自分の位置が相手に発見されてしまうので、攻撃する意図を確定した最終段階のみに使用されるものだ。何かこの事件も防衛省主導型で、「危機管理」の一環として「無知」な記者と国民を翻弄するために利用されたような気がしてならない。

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September 21, 2008

福岡市内にて第一日目

Chepelこのモンサンミシェル風の建物は結婚式場だった。
▼心がけが良いから飛行機は飛んだ。しかし前の日の台風の余波があって出発は30分ほど遅れた。メルマガにも書いたが、台風の予想進路はかなり気になっていたが、前日の夕方から、「これは関東地方を直撃することはなさそうだ」と思っていた。
▼このところ仕事がたて込んでいて、携帯メールはなるべくPCメールでとお願いしていたが。某読者からは「まだ携帯メールが使えないのか」という催促があった。これはもう大丈夫だ。電車に乗った頃からメルマガの感想が届き始めた。普段は感想がまったくない事が多い。1通でもいただけると、「次号も面白くしよう」という意欲がでてくる。メールの一つに先週取材した原稿に関するものがあった。わたしは読み物として面白く書いたつもりだが、相手は学者なので「正確でない」とおっしゃる。指摘の内容からすると全面書き直しだ。やれやれまた仕事が増えてしまった。
▼現在位置は福岡市だ。今回ここは最終目的地ではない。それが何処かは、ブログに書く明後日まで待っていただきたい。空港から地下鉄に乗ってJALホテルの唐人町で降りる。もう地下鉄の駅の中から、ホークスの選手のでっかいポスターが張り巡らせてあって、見る物を威圧する幹事である。威圧は良いとして、昨晩の試合の様に肝心な時に一発も打てない。だから延長しても昨晩の様に、負けてしまう試合が余りにも多すぎる。いや別にわたしはホークスのファンではない。しかし街を歩いていても、千葉ロッテと違って、ホークスファンでなければ人間ではないという雰囲気が漂うのである。
▼今回もまたノートパソコンとLANケーブルを持参しているので、このようにHPとブログの更新が出来るという訳であります。

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September 20, 2008

◇「地下水道」NHKBSを見る

Namabukenpo
▼◇「地下水道」NHKBSで放映。1944年のポーランド。ソ連軍がまもなく「解放」やってくるという「確信」の元にイギリスの指示でワルシャワ市民は立ち上がる。しかし結果はご存知のように意識的にソ連軍はワルシャワ「侵攻」を意識的に遅らせ、ナチスの力を借りて、ポーランドの義勇軍を壊滅させた。これをアンジェワイダは一貫して描きたかったテーマである。ソ連は解放軍ではなく、ファシストと裏で手を握って、独立ゲリラ組織を壊滅させ、戦後のポーランド支配をしやすくしようと考えていたのだ。これは「戦場のピアニスト」でもほんの少しだけ描かれている。
▼主人公となるのは25人くらいのポーランドゲリラ中隊である。ナチスはプロだが、こちらはみんな素人。地上でナチスの戦車(おそらく1号戦車だ)と戦っている。パンツアー・ファスト(ドイツの対戦車砲)を一発ぶっ放して感性をあげるが、それはナチスのリモコン式自爆戦車だった。このまま地上にいても全滅してしまうから地下水道を通って、ある集合地点を目指そうという指令が来る。中隊長の命令の下、みんなは集合地点を目指す。しかし真っ暗闇の中で様々な妄想が襲ってくる。
▼ドイツ軍が毒ガスを流している。ちょっとした音でも反響して聞こえるので怯える。二組のカップルがいて、一組は力強い女性に励まされて出口を目指す。ところが男性は怪我をして歩けなくなる。彼らは主流部隊とはぐれて、二人だけで出口を探す。明るい出口が見えたかと思って喜ぶが、そこは排水管の出口ではあったが、鉄格子がはまっていた。網一組は途中で男が「どうしても俺は家に帰るのだ」と叫ぶ。女は耳を疑う。「エッ、今なんて言ったの?」男は「妻と子どもの所に帰る」と言い出す。男は「独身だ」と言って女をだましていたのだ。暗くなった一瞬、女の持っていた拳銃の音が地下水道に響き渡る。
▼そしてあるグループはようやくの思いで地上の出口に到達する。マンホールの穴をようやく登り切ると、シュマイザーMP40を構えたゲシュタポが待ち受けていた。中隊長も部下達とはぐれて別の出口から地上にはい上がる。しかし別の部下たちは既に銃殺刑になっている。中隊長は自分の運命がどうなるかも知らず深呼吸するのだった。ナチスとそれと裏で手を組んでいたソ連を告発する、絶望的なゲリラの戦いを描く力作。1955年に作られた。
▼上に掲載した画像は友人が経営するピースネットワーク社で出版した「なぞって学ぶ日本国憲法」です。1冊600円です。詳しくは後日書きますが、みなさんのご利用をお願いします。ご注文は編集長までメールをお送り下さい。

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September 19, 2008

TVドラマ「Tomorrow」の最終回の事など

Hagitonn2真っ暗だったがコレなら見える萩のトンネル
▼本日はメルマガの締め切り日です。既にお一人から投稿が寄せられています。他の皆様も〆切りを一日繰り上げましたが、お間違えのないようにお願いします。
▼午前中だけで3本原稿を書き上げなければならない。これも原稿料が入るならば、元気がでるのだが、そうならないところがつらい。でもそのうち誰かの目に止まって良いこともあるだろうと信じて書き続ける。
▼今朝の朝日ラジオ・テレビの投稿欄に日曜日の医療ドラマ「Tomorrow」最終回の事が出ていた。わたしも全部ではないが時々見ていた。菅野美穂が祭り行って署名を集めているときに櫓の下敷きになって重症を負う。それを竹ノ内が一人で必死に助けようとするのだ。まぁドラマの作り方は良いから、思わず涙は誘う。そして最後は代議士以外全員いつの間に善人に変わってしまうのもご都合主義である。さらに最後に病院が再建できるかどうかというときに、竹ノ内が「ぼくに良い案があります」などという。そんなのあったら最初に言い出せばみんな、嫌な思いをしなくて済んだんじゃないか、とも思ってしまう。そこはドラマさ。
▼朝からメールが沢山来てその対応をしていたら、書く時間がなくなってしまった。上記に関連して昨日18日夜NHKハイビジョンで、午後7時から「ふるさと発津軽医療崩壊と闘う医師」という1時間番組があってつい引き込まれて見てしまった。町立の国保病院なのだ。院長は一時期内視鏡手術で、かなり有名な人で外国の雑誌に論文を書いた事もあった人だ。ところが病院で緊急で来た患者の命を救う事ができなかった。果たして内視鏡手術で名を挙げることだけで良いのだろうかと疑問を持つ。そしてこの病院に赴任する。しかし同僚が独立するために医師を引き連れて退職したり、危機は2度やってくる。院長のモットーは地域で医者として生きるには、専門医では何も役に立たない。すべてが出来る医師にならなければダメだと気づく。
▼そのため彼は膨大なデータをノートに記録して、一つひとつに対応を自分の頭で考える様に、部下を指導する。夜勤はすべて当直の担当医が責任を負わせ、主治医は患者が具合悪くなっても出てこない。この日登場したのは大学出たてに見える若い女性医師だった。彼女は自分の祖母が倒れたとき病院に連れて行ったが、脳梗塞の専門医がいなくてそのまま死亡してしまった。彼女はそれを見て医者になろうと決意したという。
▼この日入院患者はパーキンソン病の高齢の女性だった。夫は毎日二度妻を見舞っている。担当医は薬とリハビリでどうやら最後は自立歩行できるまでこぎ着ける。この地域もやはり認知症の患者が多いことが分かる。ある日の仕事は車でグループホーム訪問して個別にそして親しげに声をかける。医師はみんなから信頼されていて、実に楽しそうだ。認知症は心をどうやって開かせるかが大事なのだろう。院長も認知症の専門家ではないので、部屋には専門外の知識を得ようとして勉強している様子がうかがえる。そしてもう一つは鬱である。60歳くらいの女性も夫と二人で農業をしているが、ある時炊事から何もやる気がなくなって自殺しようと思ったという。当然この地域には精神科などはない。やはり院長が独学で勉強して対応する。そして新しい医療を勉強するため、車を運転する時も難しい医療用語を覚えようとして紙に書いた言葉を繰り返して声を出して覚えようとする。
▼自宅でもトイレに入った時まで呟いているので、家族から不審がられるという。院長は「もちろん自分は専門家ではないが、総合医にならなければ農村では医者として役に立たない。すくなくとも間口を拡げておけばどんな患者さんもやってくるし、初期治療で役立てる筈だと力強く語る。テレビドラマの様に格好よくはないが、高度医療ではなく、患者のどんな悩みや病気に対応できるのが、この津軽には必要なのだと思った。

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September 18, 2008

◇「DMCデトロイト・メタル・シティ」を見る

▼明日は事前にお知らせしてあるようにメルマガの締め切り日である。諸般の事情で一日早めたがどうかご協力お願いしたい。
▼昨日の取材はバスの本数は少なく、途中に大学病院がある。しかし通院するお年よりは座席に座ることができず、長い間揺られて大変だと思う。バス停を下りて「場所」まで結構距離があった。わたしは1時間程度なら歩くのは苦痛ではないから、まったく問題はない。相手は学者なので、間違った事をしゃべったらまずいので、メールで原稿を見せてくれと言う。先方の来週の日程をお聞きすると、学会もあるので今週中に書き上げなければならない。
▼今朝のニュースを聞いていたら、都下日の出町で、来年4月から75歳以上の老人医療費を無料にする方針を決めたという。なぜこんな事が出来るかと言うと、町の郊外にショッピングモールができて、その税金を充てるのだという。対象者は約1000人だ。それに比べ昨日の朝日7面に出ていた、「細る原発マネー」の話。福島県の双葉町と大熊町の比較が出ていた。かいつまんで言うと原発を招致して固定資産税が入った町は、ハコモノを作ったのだ。しかし固定資産税も法人税も段々減ってくるので、やがて施設の運営ができなくなる。要するにこういうのはコンサルタント会社があって、その「指導」を検証することなく進めていくと、夕張の二の舞になってしまうのだ。
▼◇「DMCデトロイト・メタル・シティ」主人公(松山ケンイチ)は大分県の農村からバッグ一つで東京の大学に来る。彼の願いは「有名なミュージシャン」になることだ。しかし新歓で、可愛い子(加藤ローサ)に目が眩んで入ったのは小さな音楽サークルだ。大学は卒業したか、できなかったかハッキリしないが、ふと間違えて入ったアルバイト先はヘビー・メタル系(死に神系)のロックバンドだった。普段のなよなよとした風采が上がらないスタイルとは別に、デイモン木暮のようなメイクに変身すると、人格が変わったように演奏するので人気は急上昇する。しかも彼はそのグループの作曲までイヤイヤ引き受けている。そしてその曲もメジャーデビューする。
▼こんな筈ではなかったと後悔するケンイチ。しかしある日街角で大学時代一緒のサークルにいた、あこがれの加藤ローサにばったり出会ってしまう。聞くと彼女は情報紙の記者をしているのだという。詳しく話を聞かせてくれと言う加藤。しかしケンイチは街角のイベントに出なければならない。グループのメンバーからは再三携帯で「始まる」と連絡が入る。加藤と会うときにはメイクを落とし、イベントには化粧をしなければならないが、それを繰り返す。
▼グループを辞めたいと連発するが、女社長(松雪泰子)には殴る蹴るの暴行で「あたしゃこんなんじゃ○○ねぇんだよ」(○○は映画ではちゃんとセリフがあるが、書くと品位を欠くので○○とする)を連発する。松雪はケンイチの才能を見込んで、こういう方法で奮起させて作曲をさせようとしているのだ。加藤とは別れ泣く泣く作曲を止めて大分の実家に戻るケンイチ。それを母(宮崎美子)は息子の失意を知るが、それを知らんぷりしてとぼける。せっかくだから家族揃って記念写真を撮ろうなどと言い、かつ村の神社に連れ出す。そこでケンイチは数年前に母が書いた絵馬を見つけると、「息子の夢が叶いますように」と書いてあるので大泣きする。そして再び東京へと新幹線を乗り継いで戻ってくる。
▼おりしも東京にはNYの悪魔系ロックバンドが、乗り込んで来てケンイチのグループに挑戦状を叩きつけ演奏の試合が開始されようとしていた。ケンイチは東京駅から晴海にあるらしい会場まで、待ちかねたファンと一緒にオリンピック選手よりも早く駆け抜ける。そして息も絶え絶えに会場にたどり着くのだが…。原作はマンガなのだが、かなりしっとりとした、かつ日本的な泣かせる映画になっている。

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September 17, 2008

◇「わが教え子、ヒトラー」を見る

Tukimi2月見を別の角度から撮る
▼急ぎの仕事はきょうの夕方には送信できそうだ。しかしその前に取材が入っているので。朝から出掛けなければならない。取材対象は「ハチ博士」と言われる人だ。中学から高校にかけて昆虫が好きで、生物班に所属していたので、取材に立候補した。行きの電車の中で著書を読んでいこう。
▼◇「わが教え子、ヒトラー」1943年10月頃のドイツ、独裁者ヒトラーはかなり落ち込んで、民衆の前に出るのすら嫌がっている。宣伝相のゲッペルスは、この劣勢を盛り上げるにはヒトラーの元気な姿を国民の前に曝すことだと考える。それは毎年1月1日国民の前で演説するのだが、その姿を映画に撮って全国民の見せるべきだと考える。しかし引きこもりになったヒトラーの気持ちをどうしたら動かす事ができるか?
▼考えた挙げ句ヒトラーの力強さを取り戻すため、ある人物にその演出を依頼する。それはグリュンバウム教授で彼はかつてヒトラーに発声方法をレッスンした事がある。それに教授は俳優としても有名でマクベスに出演した俳優でもあった。この映画はフィクションだが、ヒトラーが発声練習をしたり、鏡の前で演説する姿を練習する現実のフィルムは残っている。ところが教授は家族とともに強制収容所に入れられている。ゲッペルスは名簿からアドルフ・グリュンバウムを探し出して連れてくる。宣伝省に来てサンドイッチを与えられるが、教授はそこから豚肉のベーコンを抜き出して、カーペットに下に隠す。すかさずそれをヒトラーの愛犬ブロンディが見つけて食べる。そう教授はユダヤ人なのだ。そのことはゲッペルスも承知だ。とにかく5日間でヒトラーを立ち直させろと厳命する。
▼中々教授の言うことを聞こうとしないヒトラー。まるでだだっ子のように抵抗する。教授はゲッペルスに「ヒトラーの面倒は見るが、家族も収容所からここに連れてくることが条件だ」要求し、それは認められる。自信を失ったヒトラーを励まして、どうやら人前に立つ事が出来るようになる。しかし最終段階でヒトラーは声が出なくなってしまう。ゲッペルスはそれならば演説会場に言って、教授が口パクをせよと命令する。そして同時に演台の下にはヒトラーを暗殺する爆薬が仕掛けられている事が分かる。演説は口パクによって盛り上がる。動員された観衆は大いに盛り上がる。この部分では記録映画の実写と映画のエキストラと交互に写る。そして演説が第二のパラグラフに言ったとき、教授は自分の勝手なストーリーで演説をはじめてしまう。そして総統の下劣な演説内容に観衆は我が耳を疑う。それでもレニ・リヒテンシュタインたちのカメラは回り続ける。そして…。
▼現実の話とフィクションがうまく折り混ざって、見る物を納得させる。そしてヒトラーとはこの程度の人でどの独裁者も同じく、取り巻きに利用されていたのだと思わせる半分コメディタッチの映画である。渋谷Bunkamuraルシネマで上映。

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September 16, 2008

第一位が嫌いな理由は何か

Dango月見の場所で売っていた「言問団子」1200円也。
▼急ぎの仕事の一巡目は終わった。朝早くから仕事をするというのは準備段階から大変なのだ。夜11時をすぎたら隣近所の迷惑になるので洗濯機は回さない様にしている。つまり洗濯している時間は大体4、50分なので、その時間内にはじめないといけない。だから午前4時に起きて洗濯機のスイッチを入れる。そして顔を洗ってコーヒーを煎れパンを一切れ口に入れる。そして可愛い3匹の猫ちゃんたちにエサをやる。そうしている間に洗濯が終了するので、ベランダに干す。そうしてから仕事に取りかかるのだ。
▼昨日はお月見の写真をお見せしたら感想をお送り下さった読者がいらした。写真が良かったという感想はまずない。それなりに読者の皆様に楽しんでいただきたいと思い。情報ネットワークを拡げて、身近にある面白そうな行事を探してはいる。「すぐメールします」と言ったきり、数週間も放っておかれるケースも結構多いので、反応には期待しない。
▼リーマンブラザーズの実質上の倒産が話題になっている。しかしこれは一週間前の金子勝がコメンテーターをする「朝日ニュースレター/ニュースにだまされるな」を見ていればかなり具体的な危機が紹介されていた。一部分だけ紹介すると「9月5日付ブルームバーグよれば、米国抵当銀行協会が実施した調査結果で新しい差し押さえの増加率が1.19%まで上がっている。同調査が行われた29年間で、史上初めて増加率が1%線に超えた。また、差し押さえのプロセスにある住宅の割合は2.75%。これは2005年と比べて3倍」。というものだ。金子はこの金融危機問題は日本の政府も打つ手はないし、民主党は言うに及ばず共産、社民にしても政策らし政策は何ももっていない。マルクス主義経済学で解決できる問題でもないと指摘する。もうこれは15年以上前の事だが、「多国籍企業の民主的規制」というスローガンがあった。そしていま「投機マネーの規制」というのがある。かけ声は勇ましい選挙スローガンだが、実質的に何もできはしない。この日は成蹊大学教授の西崎文子と東京大学情報学環教授石田英敬のコメント棒グラフを使っていて一番分かりやすかった。同放送は毎月第一土曜日の午後10時から2時間の番組である。ケーブルTVでしか見ることができないが、ぜひご覧になっていただきたい。
▼金曜日の夕方から土日は映画は何を見ようかと思っていた。「おくり人」は宣伝がうるさすぎてもう見ようとは思わなかった。NHKなど土曜の朝から主演の本木にインタビューするなど大騒ぎだった。わたしは第一位というのには興味が薄れる。第二位が好きなのだ。だから立身出世の「大河ドラマ」も一切見ない。それで昨日仕事が一段落してから松山ケンイチの「DMC(デトロイト・メタル・シティ)」にした。余り興味はなかったが予告が良かったので行った。エンディングロールが流れても席を立つ人は一人もいなかったぞ。ああもう仕事の時間が来た。映画の紹介は明日以降を待て。

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September 15, 2008

被害者になる前は加害者だったのだ

Kotoenso_2
向島百花園で琴の演奏。最初は「荒城の月」でした。
▼今朝も朝5時起きで仕事をしている訳です。今の仕事は雑音がすると気が散るので、みんなが寝ている前にどれだけ効率を上げられるかがカギなのです。おかげで後2時間も仕事をすれば、ひと息つくことが出来ます。そうすれば後1日かけた全体を通して最終チェックをして目出たく納品となります。やれやれ。
▼先週末に届いた「週刊金曜日」の投稿欄に「ラストゲーム」の評価を書いている人がいました。これを読んでやはり見に行かなくて良かったと思いましたね。その方は映画の作り方で、日本が侵略者であったという面が欠如して、被害者としか描いていないというのです。あの監督では、そんな事を期待するのは無理です。要するに既成政党の左翼的視点でしかものを見ないからです。戦争の出発点を見ないで、被害者だったという面を強調するのは、まさに千羽鶴と灯ろう流しだけしていれば、贖罪できるという発想と何ら変わることはありません。
▼昨日の朝日の見開きに、読者が提供した戦争中の写真が沢山出ていました。中国人を生き埋めにするシーンがありましたが、ああ言う写真を正視できる人は一体どのくらいいるのでしょう。ご覧になっていない方は、図書館かお近くの人に借りてぜひご覧頂きたいものです。

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September 14, 2008

◇「大理石の男」を見る

Haiku向島百花園の俳句の短冊(1面トップ写真参照)
▼数日前にアンジェワイダの「大理石の男」が放映された。ご覧になった方から内容が良く分からないというメールを頂いたので、夕べ録画したものをさっそく見た。
◇「大理石の男」NHKBS。2年前にベトナム(ホーチミン市)に行って帰ってきたら、ある人が「みんな社会主義の建設に意欲に燃えていましたか?」と聞かれた。わたしは「バカ言っちゃいけません。路上に物乞いや、売春婦までいますよ」と皮肉な応対をした。社会主義などいうのにあこがれているのは、そういうプロパガンダの映画を見せられた記憶がある、心清らかな人だけだ。ポーランドは歴史的にドイツとロシア、ソ連に占領されいじめ抜かれて来た歴史を持っている。45年「独立」したが、それは単にソ連の衛星国としての属国でしかなかった。時の政府は一応ポーランドが「社会」主義になったので、その優位性を記録映画にして、国民に知らせる必要があった。それはレーニンやスターリンの方針でもあったし、昨日みた「我が教え子、ヒトラー」でも同じテーマが出てくる。
▼わたしが不思議に思うのはファシスト国家と共産主義国家とその手口が、異常に似通っていることなのだ。これは先週お送りしたメルマガに書いた井上章一著「夢と魅惑の全体主義」である程度分かってきた。昔から巨大建築で自分の偉大さに、人民をひれ伏せさせるのだ。女子大学生アフシェニカが卒業記念の映画を作ろうとしている。「社会」主義国は映画一つ撮るのにも国にシナリオを提出して機材を借り受けなければならない。アフシェニカは取材を進めて行くと、博物館の片隅に埃にまみれた「幸福の建設者たち」という男の大理石像を発見して、密かにムービーカメラを回す。
▼これをテーマにして撮影しようとすると指導教官から「悪いことは言わないから止めておけ」とやんわりいなされる。だがアフシェニカはそれに怯まず調べていく。その大理石像は当時の労働英雄ビルクートという人物であることが分かる。彼1950年代に煉瓦を積み上げる職人として1万個の煉瓦積み上げに成功したり、一日かかって10万個を積み上げる「英雄」として評価されていた。映画には当時のフィルムと現在のフィルムが交互に出てくる。過去の者は時のポーランドの大統領とスターリンが並んでいる。つまり当時はスターリンがポーランド解放の父として評価されていた。そして「社会」主義を理想とする必要があってビルクートが選ばれたのだ。彼が煉瓦積みの仕事に邁進している姿を当時のムービーカメラは撮り、その作業の脇ではブラスバンドを演奏して、「景気」つけて盛り上げさせる。しかしビルクートは大陽の下で労働しても、休む事もできず水を飲むのも、他人が持ってきたコップに口を入れるだけだ。
▼しかし英雄として評価されると、それを妬む人もでてくる。ある現場で仕事をしていると、真っ赤に焼けた煉瓦を手渡されビルクートは両手に大やけどを負って、それからの仕事は出来なくなる。そのほかにも、他人をかばって当局からは次第に「好ましからざる人物」の烙印をおされる。さらに当局の圧力で、最愛の妻とも強制的に離婚させられていたことが分かる。アフシェニカが調べて行くとそんな実態が分かってくる。しかし大学や当局は過去が明らかになることを恐れ、撮影中止、機材の貸し出しを一切禁止の処分を出す。この映画が撮られたのは70年代でワレサの「連帯」が出来る前である。彼女はグダニスクのレーニン造船所の前である人物を捜している。それは造船所で働くビルクートの息子の姿だった。ようやく見つけると「父は死んでしまったよ」という答だった。

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September 13, 2008

本当の省エネ、CO2削減とは…

▼この3日間エアコンなしで済ませた。2、3日前の朝日に東京都庁の昼休み風景が写真で載っていた。省エネとかCO2を減らすとかで、昼休みの電源を部分的に消灯していた。まぁそれはそれでやらないよりは良いだろう。一番良いのは窓を開けてエアコンを全部止める事だと思う。設計者の丹下氏はそこまで計算していなかったのかも知れない。全員半袖Tシャツにすれば、随分省エネになると思う。どうしてもネクタイをしたい人はTシャツにネクタイの図柄の絵を描けば良い。
▼昨日某所で朝から会議だった。始まる前に扇風機だけ回っていた。責任者がエアコンはどうしましょう。つけますか?という提案があったが、全員「エアコンは不要」で一致して、窓ガラスが開けられ扇風機も止まった。これが正しい省エネ、CO2を減らす行動だと思う。
▼帰宅して仕事に夢中が乗ってきたので夢中になる。おかげで3分の2が終わった。土曜日は「わが教え子、ヒトラー」を渋谷Bunkamuraルシネマで見てきた。

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September 12, 2008

◇「灰とダイアモンド」を再び見る

▼今NHKBSでポーランドのアンジェワイダの特集をやっている。昨日は前日の「地下水道」に続き「灰とダイアモンド」だった。何回か見ているが、今回は録画してかなり真剣に見た。つまり権力者はソ連に代わっただけで、支配者はそれにおもねる人たちになっただけなのだ。新しく大臣になった町長の就任祝いに様々な人たちが押し寄せる。ふと北朝鮮の金正日の周囲に立つ、勲章を防弾チョッキのように沢山つけている取り巻きの姿を思い浮かべた。主人公たちは、その権力構造では自分たちの生活は何も改善されないだろうと、テロをする。主人公はなぜサングラスをかけているか、疑問に思っていたが、彼は「地下水道の生活が余りにも長かったから」というセリフに納得した。
▼朝から午後まで会議のため多忙以下時間があれば午後3時以降に続く、かもしれない。

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September 11, 2008

「東京裁判」の全記録明らかになる

▼かなり集中力を必要とする仕事も昨日夕方でほぼ半分に到達しつつある。と言ってもこの仕事に集中できる時間は、昼休みをとっても最大で5時間というところだ。それ以上は誤打率がふえるので散歩などに切り替える。終わっても全部通して最終チェックをしなければならない。今週末の連休も使って、何とか19日納品に持っていきたい。だら来週は会議や取材が目白押しなので予断は許さない。
▼これが終わるまで、連絡はPCメールでお願いしたい。PCメールなら1分で書いて送信できるが、同じ内容でも携帯メールだと倍以上の時間がかかって、テンキーは思考が中断されてしまう。
▼昨日の日経朝刊にすごい記事が出ていた。東京裁判の全記録が明らかになったというのだ。今まで東京裁判の記録はあるにはあったが一部の研究者のみに公開されていた。ところが散逸していたものを、国立公文書館がすべてマイクロフィルム化した。文書は何せ6千件以上あり、膨大で整理に時間がかかったのだ。日経新聞では1年3ヶ月裁判記録を全部閲覧して、識者の意見を参考に分析し、社会面で「判決60年文書に見る東京裁判」を連載すると言っている。どんな文書が出てくるか興味のあるところである。
▼毎日の偽装表示に、有毒事故米の話。一体何を信じたら良いのか分からなくなる。鹿児島や九州の焼酎を、有り難がって飲んでいた人はどうすれば良いのか?今後は一切飲まない事かも知れない。

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September 10, 2008

遊覧船と男女の出会い

▼昨日はエアコンを一回も回さずに済んだ。WOWOWデジタル放送で午前0時から、わたしの昨年度ベストワンだった「題名のない子守唄」が放映される。これはレンタルビデオ店にも中々おいてない作品なので、ぜひ録画してご覧頂きたい。
▼仕事を夢中でやっていると、「シネマの原稿締め切り日です」という連絡がはいる。スケジュール表で毎日原稿の締め切り日は把握しているつもりだったが、イヤに早いなと思う。書く材料には事欠かないから、「12人…」と「この自由な…」を書き上げて送信する。月末にはもう2本書かなければならない。それより「これは」という作品を探さなければならない。金曜日夕刊の映画評を見て「しあわせの1ページ」を見に行こうと思ったがどうやらお子様向けの作品らしいので止めた。一昨晩この映画に主演しているジョディ・フォスターが「スマップ+スマップ」にゲスト出演していたが、かなり皺っぽかった。映画はドーランを塗ってごまかせるが、やはり歳は隠せないなと思った。
▼NHKBSでは一昨晩の午前0時から「ジハード変遷/世界を驚かせたハイジャック」というドキュメンタリーの前編が放映されていたので、録画して見た。1994年アルジェ空港で、エールフランス機がイスラム過激派らしき4人組のテロリストにハイジャックされた。飛び立とうとした飛行機にAK銃をもった4人組が乗り込んできて、乗客のパスポートを調べはじめる。アルジェリア側が犯人の要求を、聞き入れなかったため、アルジェリア警察、フランス大使館員、そしてベトナム駐在員の3人が殺害される、調べると犯人たちはエッフェル塔の飛行機を突っ込ませる計画を持っていた。それは911事件の予兆となる、というかなり偏見をもったドキュメンタリーだった。結論から言うとアルジェ空港に3日足止めされ、マルセイユ空港までかろうじて飛び立つ。現地には20人のフランス特殊部隊GIGNが待ち伏せしていて、突入する。犯人全員が射殺され、特殊部隊は10人怪我、奇跡的に乗客は一人も怪我はしなかった。もう録画した後編を見るのは止めようと思っている。
▼犯人たちの犯行の動機は一切明らかにされていない。TVのナレーションではアルジェリアでの格差が広がる一方で、イスラムのテロリスト達は、何かしなければとテロになったとかなり曖昧である。そしてエッフェル塔に突っ込むというのは、何も証明されていない。それも航空機の操縦桿を握っているのは、彼らではない。そして911のWTC爆破映像が流れるが、どうみても飛行機の突入した爆破には見えないので、説得力がないのであります。
▼昨日朝日夕刊に島田雅彦が「遊覧船」のエッセイを書いているが、意味深でとても良かった。彼は芦ノ湖は家から近いので数え切れないくらい通っている。しかし海賊船も知っているが乗った覚えはないという。最後に「遊覧船も女も男も出会いが肝心。いつでも乗れると思わず、出会ったらすぐ乗っておいた方がいい」と締めくくっている。

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September 09, 2008

「ラスト・ゲーム」に感涙を流す人たち

▼このところTVのCMを見ていると映画「ラスト・ゲーム」の感想を使っているものが頻繁に登場する。徳光アナをして「67年生きてきて一番感動した」と言わしめる。普通の人も「感動」、「感動」と絶叫する。しかし「感動」というのは主観的な感想である。あの小泉元首相も中味のない「感動」を連発したではないか。古くは岩崎恭子ちゃんが14歳の時水泳で一位になったとき、「今まで生きてきた中で一番感動した」といった。最近の映画ではあの評論家のおすぎが、「戦場のピアニスト」を「今まで生きてきた中で一番」と言っていた。
▼あの言葉にだまされて映画館に行って、がっかりしたという人を何人も知っている。「感動」という単純ば言葉で済むなら作家や映画評論家はいらない。今朝のある新聞を読んでいたら映画評論家のY和夫も「ラスト・ゲーム」を例によって大いに褒めていた。戦争を起こす深層心理とは、少数者を実力で排除する思想だと思う。別に折り鶴を折っても、灯ろう流しをしても戦争はなくならない。そこを見つめ直さないと単に「戦争反対」と言葉で言っても戦争はなくならないと思うのだが…。
▼相撲の大麻汚染で昨日TVに出ていた、某相撲部屋の顧問弁護士らしき人物。品性も品格もない。弁護士だから頼まれれば相手が暴力団でも、殺人容疑者でも弁護は引き受けるのだろう。しかし少なくとももっと論理的に話をして、回りを説得して欲しいものだ。
▼利根川が1000年に一度くらい決壊するらしい、という統計と被害の実情が発表されている。それによるとわたしの住んでいるところは被害が一番ひどくて、3500人死ぬという。わたしももしかするとその中に入っているのかも知れないな。排水のポンプ場に係員が辿り着くまでに時間がかかる。ハリケーンのアメリカでは係員が辿り着けなかった例とか、ポンプの燃料であるガソリンがなくなって補充できなかったりする例も多発しているらしい。安心・安全のためには、家族全員が乗る事の出来るゴムボートを、今のうちから用意しておくのが確実かも知れない。
▼日曜出勤をしたら昨日は一日体調が悪くて、中々仕事に集中できなかった。こういう時は思い切って寝てしまった方が良かったかもしれない。日曜日午後3時頃だが仕事が終わって始発電車に乗ろうとしたら、3人掛けの椅子に横になって、足を手すりとか窓に向けて寝転がっている若い男性がいた。こうやって何度も総武線を千葉と三鷹を往復して幸せな夢でも見ているのだろうと想像した。たまたま読んでいた「週刊金曜日」に落合恵子のエッセイがあり、小林一茶の俳句を紹介していた。「ひたひたと 壁をふまえて 昼寝かな」というのだ。落合は「ひやひやと壁をふまえて夜ねかな」と詠んでいた。この電車男の場合は「ひたひたと 硝子ふまえて 昼寝かな」となろう。
911事件の真相を解明するサイト

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September 08, 2008

カンヌで何も日本が受賞できなかった理由は?

▼昨日は一日中かなり緊張を強いられる仕事だったので疲れが残っている。昨日の仕事はそれで終わりでなく、これは出発点だから体調を崩さないように2週間ほど長丁場を乗り切らなければならない。
▼数日前の朝日「天声人語」に日本人は外国で評価されてから、日本の映画の良さを慌てて見直す悪い習慣があるから、そういうのは改めなければならない、というような説教が書いてあった。それはたとえ話として黒沢明の「羅生門」が日本国内では不評だったが、カンヌで受賞してから、手のひらを返したように迎えられたというのだ。しかし「羅生門」が分かりやすい作品かというと、わたしは分かりにくいと思う。起承転結があるわけではなく、事件にもこういう見方、ああ言う見方があると真相はやみに包まれる。そういう点では先日の「真昼の暗黒/八海事件」の方が警察の非合理性を突いていくという点でハッキリしていた。
▼そして昨日日本からの作品は何も受賞しなかったとがっかりした記事だった。石原都知事が力を入れている「東京オリンピック招致」にしても、ただマスメディアを使って騒いでいるだけだ。外国では箸にもひっかからない。築地市場を莫大なカネをかけて、土壌汚染地域に移動させて儲かるのは土建、建築関係会社だけ。彼らに取ってはオリンピックがあろうがなかろうが、土盛り、建築で公共事業の仕事さえあればどうでも良いのだ。
▼ああ話が逸れてしまった。日本から出品した作品に見るべき価値があったのだろうか?「スカイ・クロラ」についてはメルマガで書いたが、キルドレたちの生き方が余りにも虚無的である。必死に行きようとする心構えがなければ、ドッグファイトに勝てる筈はない。北野武の「アキレスと亀」は国内ではまだ公開されていない。しかし北野の作品はカンヌ向けという事を意識して創られている。つまり過去一環してオリエンタルな風景、極端な色遣いで審査員にアピールしようとしている。彼が映画を作る能力があるかどうかわたしは知らない。しかしキルドレ同様に「虚無的」が描き方がいくつかの作品で共通している。それは一節によるとあのオートバイ事故から、それが顕著になったという指摘がある。これは公開されてから見て、また感想を書こうと思っている。
▼宮崎駿の新作は見ていないし、見る気もない。この映画の作成過程はNHKで何度も特集されて、生みの苦しみの一端が紹介されていた。夏に学校の講師団合宿があったとき、ある先生と意気投合して意見が一致したのは、宮崎駿の女性の描き方である。なぜああなってしまうのか?NHKで見る限り彼は幼くして母親を亡くし、マザコンプレックスがずっと作品に反映されているような気がした。3作品に共通しているのは、独りよがりなのである。

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September 07, 2008

北美人スパイの真相

▼本日一日仕事です。これから2週間ほどはそれにかなり集中しなければなりません。そのためブログには多少力の配分をすくなくなります。
▼昨日の続き。ある週刊誌を読んでいたら、今度の内閣は選挙管理内閣になる可能性もある。そのため短期で国民の人気さえ取ればよい。人気取りという事で言えば、小池百合子も大いにありうるというのです。
▼先日韓国問題に詳しい人にお話しを聞きました。あの映画「シュリ」そっくりの北の美人女性スパイの話になりました。実は韓国ではこの女性スパイなど数年前から分かっていた。しかも今摘発されている、「北スパイ」のそれは殆ど産業スパイである。今メディアでわざわざそれを「北スパイ」と発表したのには、現大統領が北を悪く印象づけようとする「政策」にあるのだというのです。以上で仕事に出発。
▼昨日は「赤い風船」を上映している映画館で「落下の王国」を見た。すごーくお金のかかっているファンタジー映画だった。

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September 06, 2008

投票できないのにはしゃぐ党首選挙

▼しかし自民党の総裁選挙の混戦模様はどうだ。わたしは自民党員でもないから、選挙権もない。それにも関わらずNHKなどマスメディアは、誰が出る、誰が出ないと大騒ぎである。1週間ほど前に民放ラジオで「民主党の党首は誰が良いか」というアンケートがあったが、応募:したのは普段の半分くらいしかいかなった。それはそうだ、視聴者は党員ではないから選挙権がない。なぜマスメディアがこんなに党首選を持ち上げるか。一つは民主党の党首選挙をかき消すため。わたしはどちらの党にも所属していないから、それはどうでも良い。二つめは国民の不満を党首選という3週間ほどの選挙PRで誤魔化してしまおうという考えだ。今のまま総選挙に入ったら自民党はかなりヤバイので、それをこの党首選のイメージアップで少しでも盛り返そうというのが狙いであろう。
▼昨晩ある会議で副都心に出掛けた。事前にいただいた案内では、新宿京王デパートの前から21番バス乗り場で無料バスに乗るべし、というものだった。10分ほど待ったら無料バスが来たので乗り込む。しかし目指すところで止まらないで、いきなり終点のホテルヒルトンだ。そこで親切な女性ポーターさんに新しい地図をもらい、目的の場所を赤ペンで書き込んでもらった。上京したころこのあたりには、淀橋浄水場がまだあったが、すっかり様変わりして、夜はどこを歩いているのか見当もつかない、田舎者になってしまった。トップページの写真は帰り道に撮影した東京都庁庁舎だ。

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September 05, 2008

安物買いの銭失いになってしまった。

▼メルマガの原稿は本日に限り午後5時までにお送り頂きたい。一斉送信はその直後に終わらせます。
▼今NHKBSで黒沢明監督作品の一挙放映(2期分)が始まった。1昨日が「蜘蛛の巣状」だった。ご存知のようにこれはシェイクスピア劇「マクベス」を焼き直したものだ。実はこれを公開当時、中学生だったが古里の映画館で見た。映画館自体はもうとっくの昔に閉館してしまった。第一この町に映画館は残念な事に存在しない。この映画の中で道に迷った三船敏郎と千秋実が森の中で迷ってしまい、物の怪に出会う場面が幼いわたしに撮っては恐怖だった。成人してからも数回見直しているが、黒沢の作品では一番好きだ。はっきり言って黒沢のモノクロ時代の作品は評価できるが、カラーになってから好きな作品は一本もない。
▼都議会のある政党に所属する4人がブラジル視察に出掛けたのだそうだ。もちろんブラジルに行ったからには、あのイグアスの滝も見学している。しかしかかった費用が10日間で一人190万円。そして議会に提出したそのレポートがJETROの雑誌からの丸写しだったというから、さらに驚く。ブラジルだけだったら同じコースを50万円も出せばおつりが来る。こういう感覚を何と呼べば良いのだろう。一月にインタビューしたある自治体の町長さんは、北海道に視察に行った事を、最初「行ってきた」と言ってすぐ「行かせてもらった」と訂正した。税金を使って視察に行くのだから、このくらいの心構えは必要である。
▼先日プリンターの「青インク」がなくなったと表示が出た。実はこの青インクは、容器を詰め替えて再販売しているメーカーの商品である。ところが3月頃一回入れ替えたが、インクが全く減らない状態が続いた。説明するとこの容器の半分はインクのタンクで、半分はインクが浸みる綿の様なものが入っている。つまりタンクが減らずに綿に浸みないから、作動不良である。手を青くして入れ替えたり、タンクや綿の部分にエアブラシを吹き付けたり、プリンターの接点にも同じ事をしたが、全然改善しなかった。普通に買えば1090円くらいで、詰め替えは790円だ。これは結局安物買いの銭失いになってしまった。印字は急いでいたのだ近くのスーパーで新品の純正品を買ってきて間に合わせた。

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September 04, 2008

◇「この自由な世界で」を見る

▼31日はNHKハイビジョンに続きBS朝日で「インサイド911」という鳥越俊太郎がナビゲーターをしている番組があったので、これも録画して見た。しかし証言するのはいずれもCIAとか、ペンタゴン関係者ばかりだ。鳥越は最初「なぜ高学歴の青年が航空機テロに走ったか、興味がある」といっていたが、きくちゆみさんらが出している疑問に何一つ答えていない。それは貿易センタービルに2機目の飛行機が突っ込んだという、確たる証拠はないのだ。しかしTVではCGを使って、あたかも突入があったかのようにそれを再現してしまう。それと航空機から地上に向けて携帯の電波は届かないのに、日本語の声でそれを再現する。そしてペンタゴンへの航空機突入は、飛行機の大きさと爆破の穴が一致しない(飛行機の方が遙かに大きい)のに、「突入はあった」と結論づける。まあ鳥越俊太郎もCIAのプロパガンダの片棒を担ぐ程度の人かと思った。
▼◇「この自由な世界で」ロンドンの人材派遣会社で働くシングル・マザーのアンジー。仕事は外国人労働者と面接してより分ける、マネジャーのような仕事をしている。飲みに行ったとき職場の同僚からセクハラを受け、それに抗議すると、翌日「クビ」を宣告される。彼女は上司に抗議するが受け入れられないので、腹いせに辞めて親友と同じ派遣業をすることになる。最初は電話一本だけだが、仕事は順調に上向く。イギリスでは正式なビザを持っていなければ、就労できない。それを逆手に取って、パスポートを持っていないイラン人労働者に対しては、ニセのパスポートを入手して仕事を与える。しかし派遣業とは名ばかりで、言わば日本の山谷の手配士といった仕事である。多くはポーランドからの出稼ぎだ。母国では有能な技術者や医者であっても、そにには仕事がないからロンドンに来ている。それも普通の労働者が尻込みするように3Kの仕事を安値で引き受けて、路上で朝早く集めた人を数台のバンに乗せて、受注先まで届けるのだ。当然税金を払っていないから利益は出る。
▼アンジーのもう一つの悩みは一人息子のジェイミーの事だ。小学校でイジメをしては退学処分スレスレの所にいる。彼女は時々校長に呼び出されては、説教されるが言葉巧みに言い逃れる。そして長男はアンジーの両親の所で世話になっている。父親の心配はアンジーがまともな仕事をしているかどうかだ。あるとき早朝の手配の現場を見に来て、その悪辣なやり方に呆れて「およそ人間のやるべき仕事ではない」と逃げ帰ってしまう。
▼順調に進むかと思えた仕事も取引先から不渡り小切手を受け取り、資金繰りができなくなってしまう。家賃も払えないから給料を払ってくれと抗議する労働者。彼らの住まいは動かなくなったトレーラーハウスである。アンジーはなぜこんなにカネに執着するかというと2万ポンドのローンの支払いがそのままになっているからだ。行き詰まったとき、急に大口の仕事が舞い込む。しかし40人もの労働者を収容する施設がない。彼女が思いついたのは今トレーラーハウスで住んでいる人を、「不法滞在だ」と移民局に訴えて追い払うことだった。さすがに一緒に仕事をしている同僚から、「もうこれっきり」と愛想を尽かされてしまう。そして借金している相手は彼女の家に押し込み、ジェイミーを隠し彼女を縛り上げ貯めた現金を奪う。そして「残りは必ず返せ」と息子が可愛かったら警察には知らせるなと念を押して逃げ去る。アンジーにはもうロンドンは仕事ができる場所ではなくなってしまった。そして仕方なくウクライナに出掛けて面接をはじめる。貧しさが貧しさと収奪を拡大させている現実をケン・ローチは描く。前作の「麦の穂を揺らす…」より遙かに良かった。渋谷シネ・アミューズで。

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September 03, 2008

取り調べ状況を「可視」するのは身内では…ね。

▼昨日はニフティブログのメインテナンスの日だった。うっかりそれを忘れていて、原稿を書き上げたのは9時05分ころだった。サーバーは既にメインテナンス状態に入っており、どうしようもなかった。それで仕方なく、HPの「ムーンライト」の方にアップした。メインテナンスは予定では午後3時までということだったが、実際には11時半頃に終了していたので、ブログにアップする事が出来た。5日は例によってメルマガの締め切り日である。わたしは会議があって午後6時には出掛けなければならない。出来れば午後5時までに原稿をいただければ幸いである。それと先の話だが、9月2回の原稿締め切りは、所用があるので19日締めきりとさせていただきたい。
▼新聞報道によれば警察の取り調べの「可視性」が研究されていて、まず千葉県警で取り調べ室にマジックミラーが設置されたという。しかしこれを見ていると、マジックミラー越しに部屋を覗いている人物の警察官である。うーむ今までの冤罪事件は全部警察が一緒になって起きている。例えば先日見た「真昼の暗黒」、「松川事件」というい映画にしてて数人の刑事が一緒になって容疑者を柔道の技で投げる、首を絞める、殴る蹴る、そして机をバンと叩いて「自白」を強要しているのだ。となると同じ警察官がマジック・ミラーで覗いていても何の意味もない。むしろ公安委員会か、検察審議会、あるいは弁護士会などからから派遣された弁護士でないと、「可視」が「公平」さを保証することにはならない。こんな簡単な事を新聞やTV局に勤務している人たちは分からないのだろうか。

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September 02, 2008

NHKハイビジョン「兵士達の悪夢」を見る

▼先日行きつけの書店の「ミリタリー・コーナー」で立ち読みをしていると、70歳近い男性が来て店員さんに「自衛隊の本はないか?」と聞いていた。わたしの目の前にはそういう本がたくさん並んでいたが、店員さんが詳しく聞くと「自衛隊に入る本だ」という。止した方が良いと思うが黙っていた。マニアのサイトでも「CQB(都市型接近戦)の訓練をやりたいがどこの自衛隊に入ったら出来るか?」というような質問があって、元自衛官が質問に答えている。それによると、「二度とああ言う所には行きたくない」というのが経験者の大多数の意見であるようだ。
▼NHK31日ハイビジョン夜7時から「兵士達の悪夢」という2時間の特番があった。それは第一次大戦から現在まで兵士が「戦場で人を殺す」という事でかなり多くの精神障害を追うという分析だった。見聞きする例でも猟師は鉄砲で猿を殺害するのを嫌うという。それは姿格好がかなり人間に似ているからだ。まして戦場で殺すのは人間そのものだから、その後遺症は大きい。第一次大戦の時、砲撃戦が進むと塹壕戦になっていく。そのときあたりから砲撃の音に絶えられない兵士が続出する。これはシェル・ショックを呼ぶ。現在でも兵士を精神的に痛めつけるために大きな音のする砲弾を撃つ事がある。それがつづくとやがて眠れなくなるという。さてテレビではフランスがそういう傷害を受けた兵士を「意気地がない」と電気ショックの治療を試みる。兵士はチック症状を出すのだが、電気ショックを受けたくないので、形だけは「正常」に戻る。しかし電極を持って兵士を追いかける医者の映像が残っているが、滑稽というか悲惨である。
▼同じようなシェル・ショックを受けて動けなくなる兵士はフランスだけでなく、ドイツ、イギリスでも多発していたのだ。そしてある統計によると兵士の前線での発砲率は当時25%だったという。それは人を殺したくないので、空に向けて撃ったり、引き金を引かなかったりして、自己防衛としての「反戦機能」が働いたのだろうという。各国とくにアメリカでは兵士がどうしたらためらわずに引き金を引くかという、「研究」を続ける。その結果朝鮮戦争ではマン・ターゲット(黒い人型をしたターゲット)を開発する。今のアメリカのイラクに行く直前の訓練が映し出されるが、イラクの町をアメリカ国内に再現してコンバット・シューティングの練習をさせ、ためらわず引き金を引かせる訓練をしている。やがて兵士は黒いシルエットが出たらら、ためらわず引き金を引くようになる。それがベトナム戦争ではムービング・マン・ターゲットになる。つまり撃つとターゲットが倒れるというゲーム感覚で敵(人間)を撃てるようにする。そして敵は猿以下の人間で知識がないと、兵士を洗脳するのだ。殺人を馴染ませるのが基礎訓練である。その結果前線における発砲率は格段に上がったと元国防相高官は自慢する。
▼みなさんは「ブート・キャンプ」などというDVDを使った体力作りをしていないだろうか?ブート・キャンプとは、上官の号令で無条件で引き金を引く人間を作る所だ。その元指導教官だった人も登場する。これは映画「フルメタル・ジャケット」で余りにも有名であるが、最近の映画では「アメリカばんざい」にも本物のあの無条件で「イエス・サー」という訓練が出てくる。ベトナム戦争になるとマンターゲットは菅笠をつける。よりベトナム人に似せている。そして森や林、藪で物音がしたら人影が見えなくてもアサルト・ライフルをフルオートで発射する訓練に変わっている。人に向かって引き金が引けないなら、藪むかってに無条件で撃たせるのだ。しかしそれでも兵士は人間であるから、ソンミで母子を殺害した兵士はその場面が夢で甦ると言って怯えていた。そして彼は10年くらい前に猟銃で自殺を図ってしまう。そしてイラクでファルージャ作戦に従軍した兵士も登場するのだが、ある老人を撃ってしまった。たしか兵士は全員黄色の「交戦規定書」を持たされているが、現場では動いたら撃つというのが現場の兵士の判断に任されている。老人は果たしてテロリストだったのか、何か言いたかったのではないかと今でも夢でうなされて、もの凄い量の治療薬を飲み続けている。
▼戦争に対する最良の治療薬は、「人を殺さない」ことに限るとわたしは思う。ニフティブログメンテナンスのためHPにて公開していました。

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September 01, 2008

買わないエコという主張

▼ブログの読者のみなさんの防災対策はどうなっているだろう。わたしの場合3年前から携帯はiモード災害伝言板を使えるようにしてある。足には一応自信があるが、革靴は履かないでもっぱらスニーカーを愛用しているので、その点は大丈夫だと思う。あと問題は水の確保である。近くに汚い川は流れているので、これを飲料水に替えるフィルターを買おうと思っている。昨日出掛けるとき近くの駅ビルでエレベーターに閉じこめられた人の救出訓練を始める準備をしていた。しかしこの区に大型の高層マンションがかなりの数存在する。訓練はあらかじめ準備をしてやっているが、災害はいきなりやってくる訳だから、こういう訓練は気安めでしかないと思う。同様に地元のある会社が「地震警報装置」の売り込みを図っている。地震のP波をいち早く検知して数秒早く知らせるという。しかしいつも自宅にいるわけではない。それに熟睡していたら気づくことができるか、その辺の所が未知数である。そうでなくても昨今色々な警報システムの誤報が問題になっている。そういう訳でわたしはそういうシステムは一切利用しないでいる。
▼昨日の朝日に「エコ」に対する疑問が特集されていた。解剖学者の養老孟司は、いっとき政府の委員をやっていたが、その結論は「ハイブリットカーを買え」、「太陽熱ソーラーシステム」を買えというのが結論だったように思うと書いていた。またエッセイストの中野翠も書いている。彼女とわたしは基本的スタンスも思想も逆である。しかし彼女が主張していることは同じである。つまり「日本が豊かさ、便利さを至上価値として突っ走ってきた結果ではないか」という。そして「実効性に疑いの余地のないエコを実現しようとするなら、こうした豊かさや便利さを犠牲にするしかない」とハッキリ断定している。今週も残暑が厳しいようだが、ネクタイ外して、エアコンは切り、水を飲んで乗り切ろうぜ。
▼昨日のブログに貼り付けた「太田農水大臣にノー」のクリックにぜひ参加していただきたい。クリックすると円グラフに反映されます。

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