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September 18, 2008

◇「DMCデトロイト・メタル・シティ」を見る

▼明日は事前にお知らせしてあるようにメルマガの締め切り日である。諸般の事情で一日早めたがどうかご協力お願いしたい。
▼昨日の取材はバスの本数は少なく、途中に大学病院がある。しかし通院するお年よりは座席に座ることができず、長い間揺られて大変だと思う。バス停を下りて「場所」まで結構距離があった。わたしは1時間程度なら歩くのは苦痛ではないから、まったく問題はない。相手は学者なので、間違った事をしゃべったらまずいので、メールで原稿を見せてくれと言う。先方の来週の日程をお聞きすると、学会もあるので今週中に書き上げなければならない。
▼今朝のニュースを聞いていたら、都下日の出町で、来年4月から75歳以上の老人医療費を無料にする方針を決めたという。なぜこんな事が出来るかと言うと、町の郊外にショッピングモールができて、その税金を充てるのだという。対象者は約1000人だ。それに比べ昨日の朝日7面に出ていた、「細る原発マネー」の話。福島県の双葉町と大熊町の比較が出ていた。かいつまんで言うと原発を招致して固定資産税が入った町は、ハコモノを作ったのだ。しかし固定資産税も法人税も段々減ってくるので、やがて施設の運営ができなくなる。要するにこういうのはコンサルタント会社があって、その「指導」を検証することなく進めていくと、夕張の二の舞になってしまうのだ。
▼◇「DMCデトロイト・メタル・シティ」主人公(松山ケンイチ)は大分県の農村からバッグ一つで東京の大学に来る。彼の願いは「有名なミュージシャン」になることだ。しかし新歓で、可愛い子(加藤ローサ)に目が眩んで入ったのは小さな音楽サークルだ。大学は卒業したか、できなかったかハッキリしないが、ふと間違えて入ったアルバイト先はヘビー・メタル系(死に神系)のロックバンドだった。普段のなよなよとした風采が上がらないスタイルとは別に、デイモン木暮のようなメイクに変身すると、人格が変わったように演奏するので人気は急上昇する。しかも彼はそのグループの作曲までイヤイヤ引き受けている。そしてその曲もメジャーデビューする。
▼こんな筈ではなかったと後悔するケンイチ。しかしある日街角で大学時代一緒のサークルにいた、あこがれの加藤ローサにばったり出会ってしまう。聞くと彼女は情報紙の記者をしているのだという。詳しく話を聞かせてくれと言う加藤。しかしケンイチは街角のイベントに出なければならない。グループのメンバーからは再三携帯で「始まる」と連絡が入る。加藤と会うときにはメイクを落とし、イベントには化粧をしなければならないが、それを繰り返す。
▼グループを辞めたいと連発するが、女社長(松雪泰子)には殴る蹴るの暴行で「あたしゃこんなんじゃ○○ねぇんだよ」(○○は映画ではちゃんとセリフがあるが、書くと品位を欠くので○○とする)を連発する。松雪はケンイチの才能を見込んで、こういう方法で奮起させて作曲をさせようとしているのだ。加藤とは別れ泣く泣く作曲を止めて大分の実家に戻るケンイチ。それを母(宮崎美子)は息子の失意を知るが、それを知らんぷりしてとぼける。せっかくだから家族揃って記念写真を撮ろうなどと言い、かつ村の神社に連れ出す。そこでケンイチは数年前に母が書いた絵馬を見つけると、「息子の夢が叶いますように」と書いてあるので大泣きする。そして再び東京へと新幹線を乗り継いで戻ってくる。
▼おりしも東京にはNYの悪魔系ロックバンドが、乗り込んで来てケンイチのグループに挑戦状を叩きつけ演奏の試合が開始されようとしていた。ケンイチは東京駅から晴海にあるらしい会場まで、待ちかねたファンと一緒にオリンピック選手よりも早く駆け抜ける。そして息も絶え絶えに会場にたどり着くのだが…。原作はマンガなのだが、かなりしっとりとした、かつ日本的な泣かせる映画になっている。

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