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September 10, 2008

遊覧船と男女の出会い

▼昨日はエアコンを一回も回さずに済んだ。WOWOWデジタル放送で午前0時から、わたしの昨年度ベストワンだった「題名のない子守唄」が放映される。これはレンタルビデオ店にも中々おいてない作品なので、ぜひ録画してご覧頂きたい。
▼仕事を夢中でやっていると、「シネマの原稿締め切り日です」という連絡がはいる。スケジュール表で毎日原稿の締め切り日は把握しているつもりだったが、イヤに早いなと思う。書く材料には事欠かないから、「12人…」と「この自由な…」を書き上げて送信する。月末にはもう2本書かなければならない。それより「これは」という作品を探さなければならない。金曜日夕刊の映画評を見て「しあわせの1ページ」を見に行こうと思ったがどうやらお子様向けの作品らしいので止めた。一昨晩この映画に主演しているジョディ・フォスターが「スマップ+スマップ」にゲスト出演していたが、かなり皺っぽかった。映画はドーランを塗ってごまかせるが、やはり歳は隠せないなと思った。
▼NHKBSでは一昨晩の午前0時から「ジハード変遷/世界を驚かせたハイジャック」というドキュメンタリーの前編が放映されていたので、録画して見た。1994年アルジェ空港で、エールフランス機がイスラム過激派らしき4人組のテロリストにハイジャックされた。飛び立とうとした飛行機にAK銃をもった4人組が乗り込んできて、乗客のパスポートを調べはじめる。アルジェリア側が犯人の要求を、聞き入れなかったため、アルジェリア警察、フランス大使館員、そしてベトナム駐在員の3人が殺害される、調べると犯人たちはエッフェル塔の飛行機を突っ込ませる計画を持っていた。それは911事件の予兆となる、というかなり偏見をもったドキュメンタリーだった。結論から言うとアルジェ空港に3日足止めされ、マルセイユ空港までかろうじて飛び立つ。現地には20人のフランス特殊部隊GIGNが待ち伏せしていて、突入する。犯人全員が射殺され、特殊部隊は10人怪我、奇跡的に乗客は一人も怪我はしなかった。もう録画した後編を見るのは止めようと思っている。
▼犯人たちの犯行の動機は一切明らかにされていない。TVのナレーションではアルジェリアでの格差が広がる一方で、イスラムのテロリスト達は、何かしなければとテロになったとかなり曖昧である。そしてエッフェル塔に突っ込むというのは、何も証明されていない。それも航空機の操縦桿を握っているのは、彼らではない。そして911のWTC爆破映像が流れるが、どうみても飛行機の突入した爆破には見えないので、説得力がないのであります。
▼昨日朝日夕刊に島田雅彦が「遊覧船」のエッセイを書いているが、意味深でとても良かった。彼は芦ノ湖は家から近いので数え切れないくらい通っている。しかし海賊船も知っているが乗った覚えはないという。最後に「遊覧船も女も男も出会いが肝心。いつでも乗れると思わず、出会ったらすぐ乗っておいた方がいい」と締めくくっている。

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