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October 01, 2008

◇「トウキョウソナタ」を見る

Heiwanokane(知覧特攻平和会館、平和の鐘)
▼投稿欄に鵜の目さんが書いていらっしゃるが、29日からNHKBS2で「ER13」が始まったようである。その情報をしらなくて見逃してしまった。ぽちぽち山さん見ていたらゴメン、録画できなかった。実はERもグリーンが死んで葬式までが面白かったが、その後は常連が一人ひとりいなくなって面白くないのだ。
▼ブログに俳優の名前が入ると、その名前でのアクセス数が急に増える。一体何を知りたいのだろう。俳優がプライベートをネットで公表するとでも思っているのだろうか?
▼今朝はかなり多忙で、その後会議が連続する。
◇「トウキョウソナタ」大企業の総務課長香川照之は、総務部を大連に移すからと上司から宣告される。会社に何が具体的に貢献できなければ辞めてと言われてしまう。しかし50近い男がハローワークに行って面接してもスーパーの清掃か、夜間の警備員の口くらいしかない。ハローワークの職員に「今まで以上の賃金の仕事があると思わないでください」とクギをさされる。もう行き場を失った香川は、毎日スーツを着てカバンを持って家を出る。妻(小泉今日子)からは「きょうは昨日の様にまた早いのですか?」と聞かれる。しかし行くアテはない。公園をぶらついていると、ホームレス向けの炊き出しにありつく。そして元学校時代の男にも出会う。何となく様子がおかしいと思って聞くと、彼も失業中である。
▼彼は妻に怪しまれているので一度家に来て食事を一緒にして欲しいと頼む。同級生の携帯は一時間に5回自動的に鳴るように設定されていて、いかにも忙しい様子を装う。友人の家では何となく気まずい思いで辞去して自宅に「取引先の接待で遅くなった」と戻る。香川の家では妻は二人の子どもたちと4人で生活している。大学生らしい長男はティッシュ配りのアルバイト、次男は中学生で学校では教師に食ってかかるので浮いた存在だ。妻の小泉は家事を切り盛りして、運転免許を取ったばかりだ。そして長男は日本人がアメリカの軍隊に応募できることになったので、応募すると言い出す。それには未成年は父親の承認が必要だが、香川はそんなの絶対認めないと怒鳴る。しかし長男は「日本はアメリカの世話になっているのだから、軍隊に入るのは当たり前で、それが世界平和につながる」と力説する。香川は断固拒否し、家を出て行けというので、長男は「保証人になってくれる機関に頼む」とプイと出て行ってしまう。
▼そして香川が公園の炊き出しを食べている所を妻に目撃される。そしてデパートのトイレや床清掃に慣れない手つきで勤しむ。長男はアメリカに出国し、まさかと思っていたイラクに派遣される。そして次男は町で見かけたピアノレッスンの先生(井川遙)があまりにも綺麗だったので、給食費を誤魔化して入所してしまう。やがてそれも親にバレてしまうのだが、レッスンの先生は「類い希な能力があるから音楽専門の中学校に入れるよう」と強く推薦する。しかし父親は大反対だ。そして妻は留守中に強盗(役所広司)に入られて人質となって強制的にドライブをさせられる。このように一家は収集がつかない状態でバラバラになっていく。父親は「親に隠し事をするな」というのが口癖だったが、実は一番隠し事をしていたのは自分自身だったのだ。妻は強盗に生きる目標を与えてくれた女神のような人だと開放される。そして夫は清掃の仕事も身についてくる。要するに見栄さえはらなければ何とかこの世を暮らしていけるのだという事を学ぶ。そして夫婦二人そろって次男の「入学試験」を見学に行くとそれはそれは見事な、ピアノソナタ「月の光」だった。恵比寿ガーデンシネマで。

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