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October 28, 2008

◇「マルタのやさしい刺繍」を見る

▼毎日、毎朝使っているHP作成ソフトの立ち上がりが遅い。バージョンは「11」なのだが段々遅くなってストレスが溜まる。昨日は思い切って削除してバージョン9に戻したら多少早くなったような気がする。便利になっても遅くなったのでは意味はない。
▼◇「マルタのやさしい刺繍」夫に先立たれて9ヶ月。マルタの口癖は「早くお迎えが来ないかしら」というばかりだ。夫から小さな雑貨店を引き継いでいるが、おいてある商品は賞味期限切れだったり、実際耄碌していることは事実だ。そして息子のヴァルターは村の教会で牧師をしており、母を追い出して空いた家で「趣味の聖書を学ぶ会」の集会所にしようと考えている。
▼そこに村の合唱隊のリーダーが「近く地域の合唱隊の集会があるから、虫が喰ってしまった旗を直して欲しい」と注文にやってくる。渋るマルタに10マルク上乗せして旗をおいていくリーダー。マルタは昔から刺繍などが得意だった。できればその店をオープンすることが夢である。ふと家にあったカタログ雑誌を見ると、美しいくセクシーな下着が沢山掲載されていて、「これだった」と胸が弾む。マルタこんな村には材料は売っていないから娘や友人とベルンの町までバスに乗って出かけていく。スイスのフランス語圏の村だが美容院とか雑貨店はあるからわたしには「村」には見えない。しかしベルンの町で下着屋に入って手触りや縫製を見ると、どうも手抜きで気に入らないものばかりだ。それならわたしが作ろうとレースや生地を買い込んで村に戻る。
▼マルタは旗を繕うことなど忘れて下着を夜なべ仕事で作る。しかし村人は保守的で「エロ婆」などと悪口を言われて、店に寄りつかない。そして牧師の息子の「ボクの立場も少しは考えてくれ」とせっかく作った下着をゴミ箱に捨てて、聖書を読む会の事務所にしてしまう。マルタと共に夫の介護で悩んでいる夫人がいる。彼女は息子に「父は施設に入れるから、お母さんもここを引き払って施設の近くに引っ越せ」と催促されている。しかしこちらはまだ動けるからと、夫に資金を出して貰い自動車学校に通う。そして家は息子には手渡さず、ここで暮らしと抵抗する。
▼マルタは息子に愛想を尽かされるが、彼が浮気をしている事を知り、それを逆手に取って開き直る。そしてもう一人パソコン教室に通っている友人から、ネット販売があることを知る。店で売れなければネットで、そして刺繍教室の生徒は下着に刺繍をする仕事を引き受けてマルタの商売は次第に好調になっていく。しかし村の祭りの時、責任者としている大規模酪農家でスイス民主党の頑固な支部長は、マルタに攻撃の矛先を向ける。しかしそれも美しい下着を着て舞台を闊歩する若い女性たちによって粉砕され、娘立ちは喝采を浴びる。日本と同じような問題がスイスの田舎でも起きていることを知って、何となくスイスに親しみを感じた。
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