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February 27, 2009

◇「シリアの花嫁」を見る

Neco5(イスタンブールのネコちゃん)
◇「シリアの花嫁」イスラエルとシリアの国境にあるゴラン高原。一人のイスラエル女性モナが夫のいるシリアに嫁ぐために家族総出で準備を進めている。とくに姉と父親はモナを可愛がって自分の分も幸せになるようにと願ってやまない。夫はシリア人でどこからか帰国して花嫁が国境を越えてやってくるのを親戚総出で心待ちにしている。
▼花嫁姿のモナは国境にある臨時の検問所でパスポートを差し出すと、係官はバッグから出したゴム印を一発押して「さあどうぞ」と言う。モナはいそいそとシリアの国境にあるシリアの検問所にパスポートを差し出す。そこの軍人は「イスラエルのスタンプがあるものは許可できない。シリアは移動だけ許される」と素っ気ない返事をして、パスポートを突きかえす。困ったモナはそこに駐在している国連連絡員のジュリアンに相談する。彼女もまた国連の任務が今日で終わって帰国できると浮き浮きしている。
▼ジュリアンはイスラエル国境に行き、不許可の理由を尋ねる。イスラエル側は「そんな事は知らない。通常の手続きをしただけだ」と素っ気ない。そんな国境を行ったり来たりのやり取りが5回ほど続く。ジュリアンは等々帰国するための飛行機に乗り遅れてしまう。シリア側に直接外務省に電話したら、というが午後4時なのにみんな席を外して不在だ。ジュリアンは「大統領に電話しなさいよ」というが、「俺がそんな事出来るはずない。それなら新郎は有名な俳優らしいから、直接電話してもらえ」と言いだす始末だ。
▼新郎が電話しても大統領は不在だ。困ったジュリアンはもう一度イスラエル側の係員に「シリアはイスラエルのスタンプがあるかだダメだというのだから、スタンプを消してくれ」というと係官は修正液を取り出してホワイトを一塗りして、フッと乾かすべく息を吹きかける。ジュリアンも大喜びして「これで自分も帰ることができる」とシリアの軍人の所にそのパスポートを持参する。すると交替時間が来ていて別の軍人がパスポートを一瞥して「この消した跡は何か?」と聞くのでジュリアンは説明すると、「そんな話は聞いていないし、規定にそんな事はないので許可できない。彼が出勤して来る3日後再び出頭するように」というのでジュリアンは腹を立てて国連の事務所に帰るジープに乗り込んでしまう。
▼国境にある柵の前の椅子に座っていた筈のモナの姿が見あたらない。モナの姉はふと目をやると柵を乗り越えてシリア側に近づく姿を発見する。パスポートを捨てて国境を越えたらもう二度と母国であるイスラエルに戻ることは出来ない。新郎の家族や親戚をうまくやっていく事ができるだろうか?そんな心配を抱えていたモナだったが、彼女の愛はそれよりも夫と一緒に未来を切りひらく希望の願いの方が強かったのだろう。岩波ホールで。
▼昨日は「八海事件」をキーワードに普段の4倍近いアクセスがありました。このブログは歴史的な証拠にはなりません。くわしく知りたいなら最高裁付属図書館でお調べになるのが適当と思います。そちらに足を運んでください。それにキーワードにある「八海事件テレビニュース」などテレビそのものが当時は存在していませんでした。

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