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February 10, 2009

NHK「闘うリハビリ第2弾」を見る

▼昨日はN千葉にある某事務所まで出掛けた。その前にいつものようにネコのエサを運ぶことは忘れていない。そこでは情報交換などが主たる目的だった。わたしは手ぶらで行ったのだが、鯛焼きをごちそうになり、かつエジプトに行ったお土産として立派なTシャツまでいただいてしまった。わたしはトルコで撮影したすべての写真を持参して状況を説明した。ふと数えて見るとトルコのネコちゃんは毎日一枚掲載してもあとひと月くらいはありそうなので、果たして全部掲載していいものかどうかと思案中である。
▼昨日の検索用語で「闘うリハビ第二弾リ」が検索用語のトップに来ていた。実は一回目の放送があった昨年は翌日に紹介したのだが、日曜日は午後9時からその第二回目が放映されたのだ。わたしは録画してはあったが見たのは昨日になってしまった。前回も自身がリハビリ中のNHK解説委員だった藤田太寅(たかのぶ)氏が2000通余も寄せられた視聴者からの手紙を見ている所から始まる。藤田は左手に麻痺が残っており、リハビリで苦戦中だ。例えば納豆をスーパーで売っている容器から取り出して、深い皿に移して醤油、辛子を入れてかき回すという単純な作業に手こずるのだ。左手に力が入らないから皿を固定できないで落とす事を繰り返す。普通の人にはこの簡単な作業は難なく簡単にできるはずだ。
▼TVを見ているとわたしの年齢と相前後して脳出血で倒れ、半身が麻痺している人がいかに多いか分かる。同じ年代の人は人ごとではないので、ぜひ気をつけて欲しい。とにかく歩かない事がいかに内臓を退化させるかという事を痛感させられた。車に生活を依存している人は日々筋肉は衰え、同時に内臓をささえている筋肉も衰え、肺から呼吸機能を奪っていく。問題なのは今の制度で発症して入院しても180日立つとリハビリ施設を退所させられてしまう国の政策とも言えるシステムだ。
▼「退所」を通告するリハビリ病院も点数が減って赤字が増えるから、患者さんにでて貰うしかない。そこで苦悩の「退所勧告」を通告をする。リハビリというのは続けなければ意味はないし、その時期によって退所に仕方が違ってくる。それを誤るとかえって悪い方向に行ってしまう。52歳で退所させられた男性の場合、特別に老健施設に入ることができた。しかし身体はトイレに行くのも自分の力ではできないので、妻の力を借りている。リハビリをしたくても病院ではやってくれないので、理学療法士を週1回20分程度だったと思うが、自前で毎月2万円支払って治療をしている。今は妻の稼ぎだけだから男性の家に取ってはかなりの負担となる。
▼また20人くらいの工場を経営している62歳の男性は退所させられ自宅にいたところ機能が著しく退化してしまった。病院の院長は窮余の策として2週間だけ施設に空きがあればリハビリが中断している人を入所させることを決める。その経営者の男性も10m歩くのに右足を引きずり、前屈みになって転倒を予防しようとする動きになっていた。それを2週間で科学的にパソコンやビデオを使って足跡などを分析する。そして1秒1秒と歩く速度が縮まっていく。退所するときには10秒くらい短くすることができていた。つまりリハビリしている人に対する病院の励ましと、本人のやる気、それを助ける国の政策、この3つがあれば半身麻痺の人に生きる希望を与えて現役復帰させることも不可能ではない。「回復する見込みがないから退所」させるなど、とても人間のやるべき事ではない。
▼あるときは藤田は手紙を泣きながら読んで、自身のリハビリと絡み合わせながら、国の政策の変更を求める番組に仕上がっていた。

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