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February 20, 2009

記者クラブという名の濾過装置

Amaginu近くの商店街の看板(文末参照)
▼中川が辞任してから次々と新聞社や通信社の「検証」記事が出てくる。一緒にいたのは他社の記者だ。ジントニックを4、5杯飲んだがそのとき某記者には携帯に記事の確認をする電話がかかってきたので、席を立ったので飲んだ場面は見ていない。本紙の記者は同席していなかった。etc.etcもう聞いていてあきれるばかりだ。なぜこんな簡単な事を、辞任する前に一行も書く事が出来なかったのだろう。ジャーナリストの田畑光永氏はご自身のブログでこう書いている。
「以下は私の想像である。中川氏はその時間に酒を飲んだ。記者団は(全員かどうかは分からないが)それを知っていた。そこには中川氏、記者団ともにそれぞれの立場に伴うはずの緊張感はなく、なれあいの空気が支配していたのではないか。悪い想像をすれば、一緒に飲んだ記者もいたかもしれない。そして時間が来たので、ぞろぞろと会見場へ行った。そこでああいうシーンとなった。」
▼こうなったのもすべて記者クラブの体質にあると思う。映画「ポチの告白」を見ると権力側である警察と記者クラブの「癒着」がイヤというほど描かれている。こういうのは情報取引で都合の良い情報を垂れ流し、それを嬉々として記者たちは有り難がって書く。情報を出す方は自分の都合の良い情報だけを出す事になる。記者クラブには個人で加盟する事は鎌倉市役所など一部を除いて不可能である。
▼もう10年以上前の事になるが少年向けカメラ雑誌を読んでいたら、カメラ小僧がタレントなどを撮影する時に「プレスカード」があればどこにも出入りする事ができるらしいという事に気づく。そして「プレスカード」を手に入れるにはどうしたらいいでしょうか?という事を、巻末の質問欄で出す。回答者は「プレスカードとは事実上記者の社員身分証明書で、普通の人は手に入れることは出来ません」と言っていた。まさに日本の新聞ジャーナリズムのネックは「情報を寡占し独占する」事で成り立っているのだ。悲しいことにこれが現実なので、このシステムを破壊しない限り、「事実の検証」にはほど遠い記事しか出て来ない。
▼昨日夕方ちょっと遠くの商店街に買い物に出掛けた。その商店街の入り口の店の看板には「雨衣」という一文があった。わたしは不勉強で何と読むのか苦しんだ。「アマギ」、「アメイ」どう考えても分からなかった。帰宅して恐る恐る電子辞書を開く。
あま‐ぎぬ【雨衣】
装束の上に着て雨雪を防ぐ衣。表に油をひいた白絹で作る。あまごろも。〈和名抄14〉
そうだったのか。わたしはこうしてまた一つ賢くなったのだった。
▼今朝はあと二人で「オール7」になります。メルマガ〆切り日でしからお忘れなく。

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