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March 31, 2009

「PACK3」の位置は機密情報ではなかったのか。

▼昨日新幹線に乗って移動した。東京駅で水のペットボトルを買ったが、空けようと思って力を入れてもダメだった。結局どうやっても空かないので夕方密閉状態で持ち帰った。
▼いま一番おかしな報道は自衛隊の迎撃ミサイルの事である。というのは戦争ならば「兵器の位置」はもっとも秘匿しなければならない筈の「機密情報」である。ところがTV新聞では「パック3はトレーラーで今どこを移動している」とか「市ヶ谷」に展開・配備されたと写真入りで詳しく報道しているのはお笑いである。つまりこれは国民向けに「危機感」を煽る紙芝居なのである。紙芝居を見る人に配られるあめ玉は「特別給付金」なのだ。それにわたしは一流大学を出て高給を貰っている記者が、なぜ疑問を感じないで、防衛省のプレスリリースをそのまま流すのか、だ。頭つかえよ!生きているうちに。
▼千葉県知事選で「がっかりした」というメールを頂いた。繰り返して言うが司馬遼太郎の「関ヶ原」という小説がある。わたしは司馬は大嫌いなので見ない、読まない。これは20年くらい前に加藤剛が主人公の明智光秀を演じたものが、正月ドラマで放映された。明智は「自分は正しい、だから決起すれば諸国大名は自分についてくる」と思っていただ誰も付いてはこなかった。自分が思う「正義」とは「主観的」なものである、とうことだ。残念ならが今の日本ではマスメディアの露出度が高い方が、「正義」だと錯覚してしまう人びとが多い。
▼日曜日NHKで「沸騰都市」という番組が放映されたので録画して見た。「録画」とお断りするのは、わたしもみなさんと同じ24時間しかない。ドキュメンタリーなどはHDDで録画して倍速で再生すれば時間を半分に節約することができるのだ。そこでイスタンブールのデモの様子がでていた。それはアメリカの危機をなぜトルコが犠牲にならなければならないか、というスローガンでかなり盛り上がっていた。今のトルコをEU加盟の方向に引っ張って行こうとする人は、TUSIAD(通称:和訳トルコ経団連)会長(トルコのマードックこと、ドーアン・グループ会長の娘)のアルズハン・ドーアン・ヤルチュンダー女史だ。彼女は1年ほど前にもNHKにでていたが、イスタンブールのアジア側の高台に高級住宅を構え、ボスパラス海峡は専用のフェリーで往復している。それにトルコの複数のマスメディアを握って支配下に置いている。
▼彼女も今年になってからこのブログでもご紹介したが、EUに依存していたため「最大の危機だ」と顔色が悪かった。そしてあのガルタ橋が出てきた。何とそこで釣りをしている人は定年後の楽しみで釣りをしているのではない。2月の映像だから、わたしが見た2週間後と考えて良い。彼らは失業して一番安く時間をつぶせる釣りをしているのだという。中には釣った片口イワシを魚屋さんに買ってもらって生活費を稼いでいるという人も多いのだという。なるほどそういう事だったのか。

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March 30, 2009

◇「鑑識米沢守の事件簿」を見る

▼日曜日の新聞によれば「たまゆら」で引き取り手のない遺体は3体あって墨田区が引き取ったとあった。28日の「パックインジャーナル」の5つめのテーマでもこの問題が取り上げられた。ゲストの樋口恵子はかつて共同通信で品川区だったかで、防潮堤の先(海側に特養ホームを作ったという記事を流したという。樋口もその事実を知らせようと力を貸して一生懸命その事実を広めようとした。しかしその防潮堤ホーム報道は広がらず、すぐ立ち消えになってしまったという。出席者一同、「この国はお金のない年寄りはもう生きていくなという国だ」とため息をついていた。
◇「相棒/鑑識米沢守の事件簿」TVのシリーズをご覧になっていないとこの映画は分からない。相棒の特命係の杉下に密かに協力している警視庁鑑識課員・米沢守(六角精児)は前映画シリーズ東京マラソンが終わったあと片付けをしていると、モニターの顔認識システムから、別れた妻そっくりの女を見つける。警察のIDカードを見せて、運営委員会にゼッケンの番号から住所を割り出してもらう。すると「妻」の苗字はいつの間にか変わっていた。「いつの間に再婚したのだろう」とアパートを訪ねるが、オンボロアパートのため声を掛けずに、窓の明かりだけ眺めて帰宅する。ところが翌日彼女が殺害されている事が分かる。鑑識として現場に駆けつけて死体を鑑識すると妻にはあった首の二つのほくろがない。これは他人のそら似だったのかと一安心する。
▼しかし所轄の刑事(萩原聖人)が自分の妻だと名乗り上げる。そして死体で発見される前日「装弾したい事があるので会いたい」と言ってきたことがわかる。彼女は警察の外郭団体である生活防犯協会(生防協)に勤めていた。そして調べていくと警視庁キャリアから生防協に天下りしていた理事長からセクハラを受けていたのではという疑惑が沸いてくる。それを調べようとする米沢と所轄の刑事に、元キャリアの理事長は上層部を通じて圧力を掛ける。上司たちはいつその外郭団体に天下りできるか分からないので、おいそれと手がでない。そして米沢たちは管理官から自宅謹慎を命じられてしまう。
▼だがもう一つ生防協のカネの動きが不自然で、不正に引き出されている通帳が見つかる。銀行のビデオカメラを調べると、確かに刑事の元妻は窓口で通帳にカネを入れている現場が撮影されている。しかも元妻はネットで青酸化合物を購入している事実もある。果たして元妻は犯罪に関与して自殺したのだろうか?)(今朝もの凄く忙しいのでこれまで)

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March 29, 2009

休日の朝くらいはゆっくり寝かせてくれ

▼休日の朝くらいはゆっくり寝ていたいが、猫たちが次々わたしの部屋にやってくる。1匹はベランダの外の小鳥の姿が見えたらしく、「ガラス戸」を空けてくれと鳴く。もう一匹はお腹が空いたと鳴く。一番チビはそれに釣られ、遊んでくれと鳴くのでわたしの部屋は猫の大合唱となる。エサを与えるのは大体わたしの役目になっていて朝は午前6時頃にやる。奴らも腹時計でそれを感じている。しかし前の日によく食べたエサが、翌日も食べてくれるとは限らず、猫缶を空けて小皿に取り分けても、シャッシャッを砂を掛ける仕草をするので憎らしい。
▼土曜午前11時は朝日ニュースター「愛川欣也パックインジャーナル」の放映時間だが、学校の会議があったので録画して帰宅してから見た。読者のお話などをメールで伺うと東北地方や日本海側では例のテポドンの打ち上げで「空襲警報発令」のようにマスメディアは煽っているらしい。28日も田岡氏は、領空権というのはあるが、それはあくまでも空気の存在している部分で、ロケットが飛ぶ部分は空気がないので、「領空権」た「領空侵犯」を主張出来ないのだという話をしていた。だから当然「迎撃」することも出来ないのだ。休日はこれくらいで終わり。

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March 28, 2009

MACを愛した鵜の目さんの通夜に行く

▼会議が終わった後、通常飲み会があるがわたしはそれを欠席して、雨がそぼ降る中鵜の目さんの通夜に顔を出してきた。鵜の目さんはラグビーシャツを着た姿で写真の額に納まっていた。わたしの時はどうするかな?おそらくTシャツにでもなろう。鵜の目さんは今年年賀状をお出ししたら、「来年からはメールだけにしましょう」という寒中見舞いをいただいたが、それが最後のお手紙になってしまった。
▼鵜の目さんと最初にお会いしたのはPC絡みだった。彼はMacをこよなく愛していた。わたしはウィンドウズで一致点はないのだが、OSの新バージョンを購入するお手伝いをしたりした。またまだインターネットも接続できる環境がすくなかったので、愛好家クラブを作って毎月事務所で例会を開いたが、鵜の目さんはかなり出席率が良かった。また『鍵盤乱麻』の学習会を稲毛公民館でhiroさんをお呼びして、「中東問題」をお開きしたときも参加され、「とても良かったもっと大勢の人に聞いて欲しかった」とも語っている。事務所の飲み会にも時折参加して下さった。手元にある写真では酩酊して語るMaさんのヨコで微笑んでいる一枚が残っている。闘病記録はこのブログの左下にある「ハンフリー」さんがそれである。
▼また共通の趣味に「ER」を見る事があった。「ER」とはNHKBSで放映されている、緊急救命室の事で、今は日本でも同様の施設は広がりつつあり、かくいうわたしも脳出血の時そこに駆け込んで一命を取り留めることができた。「ER」の新シリーズが始まるとお互いに連絡しあい、欠号(うっかり見落とした)場合は録画がしたものが残っているとビデオテープや、DVDにして交換しあった中でもある。鵜の目さんはいつだったか「ERは適当がお色気があって良いよね」と仰ったことがある。わたしがERを見たのはシリーズ3からで、このビデオを貸して下さったのは星林さんで、それから病みつきになってしまった。
▼ERの最新の13シリーズは終わってから知らせて下さった。1話を見ないと後はあまり面白くないので、シリーズ13は真面目に見なかった。先週13話はコバッチュが親の元に帰り、新しい部長が赴任して医師や職員が戦々恐々としている所で終わった。果たして鵜の目さんはこの最終回をご覧になっただろうか?
▼肺癌の治療方法があると聞けば全国の医者に、手紙などを出して可能ならばあらゆる治療をなさった筈である。今年の1月頃だったが、わたしは鵜の目さんに「自分だったらくじけてしまい、鵜の目さんのように前向きに治療に立ち向かうことはできません」と書いたことがある。ラグビーシャツでニッコリ微笑む鵜の目さんの写真に一礼して帰ってきた。
▼きょうは朝から会議なのでこれで終わり。

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March 27, 2009

「神器/軍艦橿原殺人事件」下巻を読み終える

▼ようやく奥原光の「神器/軍艦橿原殺人事件」の下巻を読み終えた。上巻の事はメルマガにご紹介したが、下巻はさらに難解になる。どうやら橿原には三種の神器のうちの一つが持ちこまれ、米軍に日本が占領されても奪われないように。どこかの深海に艦船もろとも埋めてしまおうという考えらしい。下巻を読むのにかなり時間がかかったが、今朝の某新聞「文化・学問」欄をみるとその著者である奥原光へのインタビューがでていた。
▼奥原は艦船に乗る兵士たちは艦長も含めてどこに行くか知らされていない。途中で持たされた「命令書」を金庫から出して初めて目的を首脳部だけに知らされる。まして一般兵士は「大和」の乗務員たちは片道燃料で「特攻が目的」だなどと知らされてはいなかった。そいう無謀な出撃を検証する意義が「橿原」執筆の目的であった、と語っている。ストーリーはかなり難解だが、著者のこの一言で目的がはっきりする。そして本文中にも「靖国」に祭祀されているのは、いわゆる政府軍に所属していた指揮官や兵士だけで、西郷隆盛やいわゆる「賊軍」側だった人はひとりも入っていないので、その目的が明らかであるとする。
▼テポドンの事でお一人からご意見を頂いた。先週の「愛川欣也パックインJ」で、元朝日の田岡俊次(現:朝日ニュースターコメンテーター)は「テポドンがまともに飛行してくれれば問題ないが、失敗した時どこに落ちるかが最大の問題だ」と語っていたがまさにその通りだ。
▼このところ本を読んでいると頭が痛くなった。読書用のメガネの度が合っていないのではないかという事に気づいた。もう1年以上もその状態が続いていたが、痛くなった時はメガネを外したりしていた。昨日上記「橿原」を読了したこともあり、午後からいつもの懇意にしているメガネ屋さんに行った。そこで慎重な検査を20分ほどしてもらった。その結果右目の老眼が近視になっていて、前よりも度数が半分以上改善されている事がわかった。結果として右目のレンズだけ入れ替えて貰うことにした。

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March 26, 2009

迎撃ミサイルなど当たりはしない。&鵜の目さんの訃報

▼またまた今朝見たキューバ共産党の「グランマ」でフィデル・カストロは松坂とイチローの事を褒めている。とくにイチローはベタ褒めだ。スペイン語を翻訳するよりの、一旦英語に直してから翻訳したほうが正確のように思う。
▼わたしはおサイフ携帯になっていて、千円を切るとチャージする。昨晩何度試みてもうまくいかないのでセンターに電話を掛けようとした。画面をよく読むとカードの期限が4月1日までなのでチャージできない事が分かった。新しいデータを入れてやっとチャージする事ができた。やれやれ…。夕べはそんな事や作ったが、まったく使わなくなったブログやメールアドレスを2つ解約、削除した。
▼今週はずっとテポドンを巡るヒステリックな報道がマスメディアを賑わせている。わたしが思うに、テポドンよりも日本のHⅡAロケットの方が遥かに重いものを運ぶことができてかつ正確に飛行する。北同様先端部に衛星ではなく、爆薬を装弾すればすぐにでもミサイルにする事ができる。だから「北」が発射するものが危なくて、日本が「安全」とする根拠は極めて曖昧である。太平洋側に発射するのは地球の自転を利用するために、これは誰がやっても同じ事だ。
▼もし装薬されていても、普通の火薬量でテニスコート一枚が焼ける程度だ。それならば救急車と消防車を用意した方が効率的である。1発20億円も使ってもコースが分かっていないので日本の海岸線は長いので、もし発射が探知されても8分間で軌道上まで迎撃ミサイルを移動させることは至難の業だ。もしそれを成功させるためには、日本海側に1k起きに迎撃ミサイルを設置しなければならない。
▼浜田防衛長官は迎撃ミサイルを発射して失敗した時、「税金の無駄遣い」と言われるのをを懸念して「躊躇した」と考えられる。
▼それにマスメディアは「北」は怪しい国だというキャンペーンを繰り返している。あの金賢姫と拉致家族の再会からして、そのキャンペーン上にあった。それから新聞では「金書記」がメタボ体型から激痩せした写真を対比させて面白おかしく書く。たしかに読んでいるとても面白い。しかし北と正常な国交関係を樹立していれば、正確な情報がきちんと入ってきて、一方的に「敵対関係」を築く必要もない。そもそもその出発点のボタンを掛け違えたところが問題なのだ。そしてやたら危機感だけを煽ってアメリカの要求通りに軍事費だけを増強し、アメリカでは既にお古となった、パック3ミサイルを買わされている悲しい日本国なのだ。
訃報今朝『鍵盤乱麻』メルマガ読者でもあった鵜の目さんがお亡くなりになりました。お通夜は明日27日午後6時から、葬儀は28日だそうです。心からご冥福をお祈り申しあげます。ご遺族に連絡したいかたは編集長までメールでご連絡下さい。斎場などをご連絡します。

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March 25, 2009

「ゲバラ39歳の別れの手紙」の続き

Gogai(WBC優勝を報じた新聞や号外)
▼昨日はWBCがあったせいかブログのアクセス数が極端に少なかった。一昨日電車で移動していたのでわたしもワンセグ携帯で対アメリカ戦を見ていた。周りをみるとかなりの数の人が携帯の画面を覗いていた。昨日の様子を聞くと軒並みというくらい人がワンセグをご覧になっていたというレポートが届いている。Jスポーツプラスでは昼の生中継とともに、午後7時からふたたびノーカットの画像を延々と午後11時過ぎまで流していた。画像はTBSと同一だが、中継はTBSの方が迫力があった。10回表でイチローがバッターボックスに立った時韓国側から一斉にブーイングがでた。なぜなのか分からなかったが、朝刊を見ると彼は第一回大会で「向こう30年は日本に勝てないと思わせる勝ち方をしたい」と発言した事が原因らしい。イチローは国粋主義者なのか?いや別にわたしは肩を持つわけではないが、敬遠策を避けるためにあえて挑戦的な発言をしたのではないかと思っている。
▼昨日の「ゲバラ39歳の別れの手紙」の事を書いたら某読者から23時29分に、「それで映画は結局どうなったのですか?」という携帯メールを頂いた。すでに数人の読者はご覧になったと仰っているのできょうは映画に出ていない部分も含めて続きを書こうと思う。ゲバラたちは通信機能がダメになって、仲間の動きを知るのはラジオから流れてくる掃討作戦成功の話だけだ。当然政府もバ○ではないから、ニセ情報も流しただろう。ゲリラ側は3つに分断されて合流できない。その一つにあのターニャもいた。ターニャは首都ラパスとの連絡係だったのだが、車(トヨタランクルだった)を政府に没収されて帰ることができなくなりゲリラと行動を共にする。だが政府軍の待ち伏せにあってマシンガンでなぎ倒されてしまう。
▼ターニャはわたしが知る様々な情報によると、東ドイツ国籍でゲバラの動きを逐一ソ連に報告する役割を課せられていたという。ここで殺害されるが、子宮癌も患っていた。ゲバラたちの動きは手持ちのカメラでかなりリアルに再現されている。しかしかなり多くのゲリラ兵士は所帯道具一式をリュックに入れて担ぎ、しかもM1ガーランド銃は本体の重量だけでも4・367キロもある。それに弾丸を200発くらいは持つだろうから7・62ミリ弾は1発7gとして弾倉に8発入って1400gで銃器関係だけで6kgにもなる。食料がなくて腹が減っている上にこの重量はかなり行動は制限されると思う。ゲバラが最後に持っていたのはM2カービンだから重量は約その半分だ。映画の中でのM2カービンはもの凄く快調の作動している。セミオートがあんなに回転が速いとは思わなかった。
▼ゲバラは捕まるが「指令600」を発令せよと大統領(ポルトガル出身の俳優:ホアキン・デ・アルメイダ)は言う。おそらくこれはCIAとの取り決めで死体にして運べということなのだろう。ゲバラは正規軍ではないので、裁判にかけられることなく処刑されてしまう。この場面は今まで巷間知れ渡っていたような方法ではなかった。兵士の中から立候補させている。そして「顔を撃ってはいけない」と上官に注意され下腹部に3発撃ち込まれる。ここから遺体はヘリに載せられ去っていく場面で終わる。
▼しかし現実にはCIAはゲバラが本物かどうか確かめるために、両手を切り落とし指紋照合するためにどこかに持ち去っている。だがCIAの書類には両手の写真が写っていたというから、持ち去ったのは彼らであることは間違いない。
▼なお昨日書いたレジス・ドブレはミッテラン大統領の時にアドバイサーになって喜んでいた。所詮ドブレは自分の命が惜しくてゲバラをCIAに売り、自分の名誉欲だけを満足させるために行動した、「思想家」なのである。
▼映画自体はビデオになってからご覧になれば十分だと思う。しかしジャングルの戦いを体験したい方はハンディデジタルビデオカメラが臨場感を出している原寸大のスクリーンがぴったりであります。

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March 24, 2009

◇「チェ 39歳 別れの手紙」を見る

▼◇「チェ 39歳 別れの手紙」「パート1」を見た時そのひどさに、この「パート2」は見に行くのはよそうと思っていた。しかしある映画評論家のサイトを見ていたら、「ソダーバーグ監督は期限が切れて情報公開法で明かにされたCIAの文書なども見て、新解釈をしているというので、重い腰をあげて映画館へと向かった。1965年ゲバラは公式の場所から忽然と姿を消してしまう。TVは様々な憶測が飛び交う中、カストロがキューバ共産党中央委員会の場で、ゲバラの「別れの手紙」で「ささやかなわたしを必要としている国へ」を公表する。ゲバラは変装して66年11月にボリビアに米州機構の職員として入国する。映画はいわゆる「ゲバラ日記」を中心にして描かれる。当時ボリビアはアメリカの支配のもと、原住民のインディオたちは圧政に苦しめられていた。
▼余談になるがTVで福山雅治の缶コーヒーのCMで、「手摘みコーヒー豆」というのが流れている。しかし現地では手摘みなどという手法では採取されることはない。大体アメリカの穀物メジャーが機械で刈り取る。そして現地で作業している人達は、本物のコーヒーなどを口にすることは出来ない。貧しい彼らはインスタント・コーヒーを水で薄めて飲んでいるのが実情なのだ。もっともTVのCMは嘘ばかりで、一々指摘していたらキリがない。
▼ゲバラは武装闘争に反対するボリビア共産党の支援を得られず、孤立していく。そしてゲリラに入隊した男達の士気も強いとは言えず、分けて食べるべき食料も、勝手に食べてしまう隊員もいる。そして唯一の通信手段は無線電信だけなのだが、その電鍵も雨で錆び付いて使えない。つまり受信だけだ。しかし「敵」は最新の通信機器を持って来ている。アタッシュケースから取り出す、何からキーボード一式が2回ほど写るがそれだ。形状からすると衛星を使ったバースト通信システムとは違うようにも見えるが、わたしが知っているものとは違う。しかし彼らはこれを使って作戦を立て、アメリカからの指示を仰ぎ、あるいはデータの照会をおこなっていたのだろう。
▼もう一つゲバラに接触を試みた3人の男達である。その中でもとくに怪しいのはフランスの思想家レジス・ドブレである。彼はボリビア軍に逮捕され30年の懲役刑を受ける。しかしその後、何らかの司法取引によって釈放され「革命の中の革命」を書きその中でゲバラを持ち上げ、ひととき人気者になる。しかし現在は当時の思想と逆の事をしている。様々な状況証拠から、近年ではゲバラたちの事を軍当局にしゃべったのはドブレという事になっている。事々左様に実践経験のない思想家というのは、自分の身だけが可愛くかくも弱いものなのだ。
▼ボリビア共産党はゲリラに協力していると、軍に弾圧されると言う思惑でゲバラへの協力を拒否する。ゲバラは実質目隠しをした状態で戦闘を余儀なくされる。しかもボリビア軍はアメリカ特殊部隊の指揮によって3つの区画を包囲されしらみつぶしで、捜索を狭められる。ゲバラヨコの連絡もとれないので捕まるのはもう、時間の問題だった。

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March 23, 2009

◇「ワルキューレ」を見る

▼群馬県の「たまゆら」での火災事故でなくなった方は本当にお気の毒である。昨日の朝日を見ると亡くなった家族を捜し出して連絡したら「もう縁を切ったのに何故連絡をしてくるのだ!」と怒鳴られたというすさまじい話も載っていた。わたしの住んでいる墨田区から身寄りのないお年よりが大勢送りこまれていたという。墨田区は区役所の庁舎はホテルのように豪華。しかも今度はスカイツリー(新東京タワー)建設に付帯する地域の整備(北十間川や周辺道路の整備、北斎館(仮称)の整備などに)7億8747万円を計上している。それに近隣の区では区内循環バスをすで運行して、住民の利便性を図っているが、墨田区はこのタワーのために循環バスを運行するという。それよりも今の区役所がとても不便なところにあるので、どうせやるならそちらを優先して運行してもらいたいのだ。墨田区もまた、国と同様に弱者切り捨てでハコモノ建設優先の道をひた歩んでいる。
▼◇「ワルキューレ」トム・クルーズは実は軍服の似合う映画が好きなのである。「トップガン」、「ア・フュー・グッドメン 」、「7月4日に生まれて」そして今回の「ワルキューレ」紹介した2作は軍事肯定路線である。今回は1週間前にご紹介したWOWOWで放映された04年のドイツ映画の焼き直しだ。だからエピソードの妻との別れとか、作戦遂行中も妻に2度も電話するがでない場面。爆弾に信管を装填する場面、処刑される直前に副官がトムの前に覆い被さる場面のTVドラマとうり二つだ。だからあえて内容は詳しく書かないで、別の視点で考えてみる。
▼もしも「ワルキューレ」作戦が成功した場合どうなったのだろうか?日本でも昭和天皇の書いたものを色々読むと一度「東条を暗殺できないか」と侍従に言っている。ところが侍従から「そんな事を軽々しく言う者ではありません。逆に暗殺されます」と窘められる。わたしは戦前の絶対主義天皇制とは、天皇の権力を利用した軍部と軍需産業が結びついた軍産複合体だと思っている。だから東条を殺しても、ヒトラーを暗殺しても体制そのものは代わらないで、ちょっと目にはソフトな軍事専制支配ができるだけだ。トムはシュタウフェンベルク大佐を演じて爆弾を仕掛ける役目を負う。しかし大勢のエキストラを使ったシーンやそろいの軍服など、「美術効果」はもの凄い。しかしユダヤ人大量虐殺など出て来ないし、反ナチズムの映画でもないたんなるサスペンス映画になってしまった。

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March 22, 2009

上野公園の入り口にて。

Uenosakura
(上野公園の入り口にてこんな具合に咲いていました。きょうの「グランマ」(電子版)でフィデル・カストロはキューバチームをかなり怒っていて面白かった。
11111_2
(オール1はてんぐささんの手に、記念品をお送りしました)
Duke(mobile)

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March 21, 2009

都電にのって巣鴨のとげ抜き地蔵に行く

Jizou(これが地蔵、周りは知らない人ばかり)
▼所用があって巣鴨のとげぬき地蔵に出掛ける。行く方法はいくつかあるが、家の前からバスで大関横町にでる。そこから徒歩5分で都電荒川線の終点「三ノ輪」に行く。ちょうど早稲田行きが来ていた。目的地は運転手さんに聞くと「庚申塚」で降りるのだという。駅を数えると20ほどあった。揺られること約30分、路面電車は揺れが少ないので、お年寄りにも優しい。「荒川線」と呼ばれるだけあって、荒川区を走る区間がかなり長い。そして荒川区とは何と「スローガン」が好きな街なのだろうと思う。映画「大阪ハムレット」ではないが、交通標語から、差別をなくす運動まで多様だった。
▼庚申塚を降りる事には雨も上がっていた。11時には現地に着いたので、まだ人出は少なく、「とげ抜き地蔵」の前には20人くらいの人が並んでいるだけだった。用事は30分ほどで全部終わった。後は昼食の蕎麦を食べながらWBCの対韓国戦を携帯のTVで見ていた。ちなみに交通費はバス200円都電160円だ。帰りは同じ道を通るにはつまらないので都営地下鉄三田線で水道橋に出て、そこからJRに乗り換えた。初めて行った門前町だがどうしてこんなに人気があるのか、自分なりに考えてみた。おそらく売るものがお年よりが使いやすいものに特化していること。それも安かろう悪かろうではなくて、例えば下着でもガーゼを使っている。など独自の工夫が見られる。そして売り子さんがどれも元気がよい。家の近くにもTVに頻繁に紹介される「○○○銀座通り」というのがある。しかし商店街は長さ100mくらい。残念だが売っている生鮮食料品や野菜にしても、それほと「良い」とは言えない。それに売り子が年配の人ばかりで元気がない。
▼あとは帰宅してメルマガの原稿執筆に勤しんだので、今朝はかなり疲れを感じる。
▼夕べメルマガを送ってから先日WOWOWで放映されたルイ・マルの「鬼火」を見た。これは63年のフランス映画でモノクロ。まだジャンヌ・モローも若くてちょい役ででていた。アルコール依存症で病院に入っている男の話。許可を得て外泊し、アメリカNYで活躍している愛人の女実業家とひと夜を過ごす。その愛人はとても美しかった。しかし彼には妻がいて、愛人から「別れてNYに来るように」と言われるが言葉を左右にして別れる。それから彼はもう生きていく自信をうしなっている事に気づく。というのは昔、彼はパリの社交界でも花形だった。しかし今は落ちぶれている。ルカ-P-08拳銃を取り出し、昔の友人たちと全部であったらもう自殺しようと出掛ける。話はその死ぬまでの2日間の話になっている。

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March 20, 2009

握力が落ちて皿を3枚も割る

▼先週の「週刊金曜日」を読み終えたら、昨日もう今週号が届いた。その先週号に中山千夏が「リブらんか」というコラムを書いていて、ネットの検索で「中川(酒)」という項目があるので笑ってしまった、という意味の事を書いている。わたしもやってみたら「酩酊記者会見の画像が出てきた。
▼前にも書いたがウィルス対策ソフトを昨年の暮れに最新バージョンにしてから、ネットが重くなって困っている。いちおうメーカーにも問い合わせて、指示通りにやってみたが完全な解決には至っていない。それで「XPが重い」というキーワードで検索してみた。すると目的以外に「最近父の動きが遅くなった」というものまで出てきて一人で笑ってしまった。
▼それで昨日から今朝まで色々試みたが、ウィルス対策ソフトが入っているので、ウィンドウズのファイアーウオールを全部外してみた。今まで一つのウィンドウが開くのに30秒は軽くかかっていたのが、5秒に改善された。これで大丈夫かな?数日試してみよう。読者のみなさんは、自分のパソコンに必ず「ウィルス対策ソフト」の最新パターンが入っている事を確認してからお試しになることをお勧めする。
▼前日までの眼の回る忙しさは一段落したはずだった。ところが始業前から次々電話が舞い込んできた。その調整をしているうちに結局、某大学まで出掛ける事になった。午前中でその仕事は終わって、正午過ぎには所用がある表参道の駅まで辿り着いた。なぜか袴を着用した女子大生が多かった。会話を聞いていると、A山学院大学の卒業式らしかった。気がついたら、もうそんな時期になっていたのだ。
▼1週間の間に皿を3枚ほど割ってしまった。そのうち2枚は猫ちゃんのエサを入れる皿である。これは右手の握力の弱さから来ているのではないかと思う。退院してからも右手を中心に自分でリハビリしていた。明らかに右の握力は落ちていて、箸などを持っているときも「持っている」としっかり認識していないと、スルリと落ちてしまう事がある。皿の一枚は自分のスープを入れる深いものだ。納豆を小皿に入れて掻き混ぜていたら、それが滑って下のスープ皿の上に落ちて大きな皿の方が割れてしまった。またデスクの脇にハンドグリップと、握力をつけるボールを置いて反復訓練をしなければならない。
▼昨日の朝日朝刊の「天声人語」にでていたキューバのフィデル・カストロのコラムは「グランマ」の左にカストロの写真と50という数字が重なった部分があり、その下にFIDELと署名した部分があります。言語がスペイン語なので英語になおしてツールバーの翻訳ボタンを押すとおおよそ彼の言っている事がわかります。

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March 19, 2009

疲労を翌日に残さない温灸治療

▼昨日のブログでマラカスと間違えて書いたら、夜半湧々さんから楽器と間違えないようにというご指摘を頂いた。女装趣味がないものでと、負け惜しみを言うわたしであった。
▼昨日まで色々な仕事が重なってしまい、かなり忙しかった。その一つは毎年恒例の「データ入力」である。みんな同じ筆圧とインクの濃さで書いてくださればよいのだが、そうはいかない。薄い鉛筆が一番読みにくい。小さな文字で○でかこってあると最悪である。また複数回答というところで、普通の人は数字の少ない順番に「1,2,3,4、5」等と入れて下さる。ところが中には「5,2,1,4,3」などと入れてあるとかなり頭は混乱する。昇順に書きいれてあると頭は瞬間に読みとって、作業はスムーズに進む。ところが昇順でないと、頭は混乱して読みこなすのに時間がかかる。それが混在しているとかなり疲れてしまう。次に困るのは記入すべきマスが一つしかないのに、自分でマスを付け加えてある人がいる。統計するマスは一つしかないので、せっかくだが、最初の数字だけいれて後は無視する。その他に欄外に文字を記入したものもあるが、残念な事にそれを生かす手段もないので無視する。
▼忙しかったので右肩に温灸を7個くらいつけて、翌日に疲れを残さないようにした。今年はこの方法を試みたら。3日ほど温灸を続けると翌日まで疲れは残らなかった。あとはなるべく一日おきに仕事をする。1日3時間以内にするなどの対策と、終わったら肩をグルグル回して血流をよくするように心がけた。「腱鞘炎にならないか?」と心配して下さった方もいらしたが、ことしのそれはもうヤマを越えたから大丈夫。
▼昨日は朝からくしゃみが止まらなかった。すわ花粉症かと思った半日でくずかごた一杯になるほどティッシュ・ペーパーを使った。データ入力は朝一番に残っていた一枚が入る部分を探し出したので終わる。それからひと月前から懸案の原稿執筆がある。これは15日が締めきりだったが、遅れることは事前に連絡しておいた。これも午後3時過ぎにメールで送って終わる。
▼先日は3ヶ月ぶりの血液検査だった。血中のコレステロールをしらべるのだが、朝食をぬいていかなければならないのはかなり辛い。これも歩いて5分のクリニックに変更してからかなり楽になった。まえは空腹のまま1時間電車に乗り、さらに徒歩15分の診療所だった。このひと月はアルコールは一滴も口に含んでいない。別にアルコールは止められていない。しかし飲むと食べる。食べると体重が増えるから止めている。これがどういう結果になるか?一月後にその成果がでる。夕べもくしゃみは止まらなかったので、午後10時過ぎ(あまり早くもないか)には蒲団に潜った。眼が覚めると白湯を飲み続けた。その結果汗はかなりかいたが咳などは止まった。
▼ブログは気がついたら8万番を越えていたが、どなたからも申し出はない。HPの「オール1」は数日中に来ると思う。明日はメルマガの発行日です。お出かけの方は早めに原稿を書き上げて下さるようお願いします。全員が揃った所で一斉送信します。

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March 18, 2009

経済危機がトルコを直撃

▼一昨日の朝日夕刊に化粧品メーカーSでマスカラを作っている男性の事が紹介されていた。ひょんな事でマスカラ開発担当にされる。それまではまったく経験のない分野だったのでまず妻のマスカラを借りた。その後店に行ってはまとめ買いするので店員さんに怪訝な顔をされた。当然会社では自分の睫につけて試験をする。あるときそれを消すのを忘れて帰宅の電車にのり周りの人から気味悪がられたという。
▼この話は結構面白かった。思い出せばわたしがメガネをかけたのは中学2年くらいの時だったと思う。そのときは町のメガネ屋さんに行って遠視用のメガネを作ってもらった。ところがわたしは睫が長すぎてレンズに引っかかる。今のメガネのように鼻の脇に当たる鼻パッドなど同時のメガネにはなかった。店員さんはどうしたかというと「あなたの睫は長すぎる」と言う。そして細いゼムクリップ状の針金をロウソクの灯で熱して、「動かない」と焼き切ったのである。こんな乱暴なメガネ屋さんがいる事がとても怖かった。それからその野蛮なメガネ屋さんには二度といかなかった。
▼WBCの対キューバ戦は大陽の光がとてもまぶしかったらしい。野球解説者は、日本の選手がメガネをかけ始めたのに、キューバの選手がかけないので、「キューバにはサングラスがないのでしょうか?」と皮肉っぽい事を言っていた。しかしその後デザインは旧式だたちゃんとサングラスをかけていた。キューバ共産党の機関紙「グランマ」で日本の松坂を讃える記事が掲載されたという。さっそく調べたが時間が遅かったためだろうか、該当する記事は見あたらなかった。
▼昨日のある新聞を読んでいたらトルコはEUの経済危機のため、鉱工業生産が前年比で21・3%と極端に減少してしまったという。トルコでは「欧州の工場」と言われており、EU向けの車を生産したり、家電製品を作っているのだ。自動車産業に限って言うと60・3%の急落になっている。トルコの海外債務は外貨準備高の3倍もあるので今後デフォルト(債務不履行)になる可能性が高いという。
▼日曜日午後WOWOWで2004年にドイツで作られたTV映画「ヒトラー暗殺計画」を扱ったドラマが放映されたので録画して見た。これは20日に公開される予定の「ワルキューレ作戦」と内容が酷似しているので、おそらくこれをたたき台にしてトム・クルーズが作ったのだろう。ヒトラー暗殺計画はたくさんあったが、軍部を巻き込んだこの作戦は何度も映画化されている。今まではアメリカ映画ばかりだったが、日曜日に放映されものは当然ドイツ語ででてくる車両も昔のものを多用して迫力があった。主人公の大佐がチュニジアで連合軍の空襲にあい、片腕と片目を失ない、しかも部下を目の前で死なせてから次第に厭戦気分が高まって行く課程がよく描かれていた。それに爆破するバッグを運ぶ任務を負い、決死の覚悟で家族とも別れる。家族に危害が加わるとまずいので一切その計画を打ち明けられず、別れる場面などは身につまされる。

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March 17, 2009

◇「ダウト/あるカトリック学校で」を見る

◇「ダウト/あるカトリック学校で」1950年代のアメリカのカトリック教会に付属する中学校。新任教師のエイミーは赴任したばかりの教室で一生懸命子どもたちの教育に勤しんでいる。そんな教室を見守るのは校長のアロイシス(メルリ・ストリープ)は厳格な事で知られている。エイミーの教室に入ってきて、授業をしっかり聞いていない子どもに厳しく指導する。そんな中でもエイミーは校長の期待にそえるよう意気込んでいる。
▼もう一人の登場人物はフリン神父である。彼は地域の教会で日曜のミサの時の説教は地域の人びとから人気がある。その場へのアロイシス校長は乗り込んで、注意力のない子どもたちをかなり厳格に当たっている。
▼フリン神父は学校でも体育の教師として仕事をしている。あると転校してきた一人の黒人生徒が他の生徒達からイジメを受けているので、親切に相談に乗ってやっている。あるとき、その生徒を相談に乗ってやるため司祭館に連れ込む姿を目撃するシスターがいる。それはエイミーにも報告され、「そう言えばおかしい」と思うようになる。ただちにその事は校長の耳に到達する。校長は目をキラリとさせ、「絶対神父が子どもを拐かしたに違いない」と断定する。
▼アロイシス校長はフリン神父を校長室に呼び事実関係を正そうとする。フリン神父は自分は降誕祭の準備のために生徒を指導していただけで、やましいところなど一切ないと身の潔白を訴える。しかし先入観をもったアロイシスはその弁明を聞こうとしない。そればかりか担任のエイミーを呼んで生徒の様子を報告させる。生徒が教室に戻ったときワインの匂いがした、というのだ。これは後ほど調べて行くと、学校にあったワインを生徒が徒で飲んでしまったもので、神父は「そんな事をしていると降誕祭で重要な役をやって貰うわけにはいかない」と諭していたのだ。
▼神父を追いつめようとして逆に自分の不利な事を露呈してしまうアロイシス。しかし彼女は自分の弱みを見せまいと、執拗に神父を追いつめる。重要なのはこのアロイシスのセリフに「信仰の基本は信じることだと思っていた」という。しかしこの舞台(映画)では、「疑いは神のために成す行為だ」とアロイシスは言い切る。彼女は「確固たる信念などは人間などは持つべきではない」とでも言いたいのだろうか。彼女の神父を追い出そうという信念はすべて「信仰」という形のないものに寄りどころにしているのだ。
▼神父がシロだと分かっていながら彼を追い出した校長は、「私には分かる。私にだけは分かるのです」と言い切る。しかしこうなると人間とは所詮主観の動物なのだという事を証明している。彼女の宗教者としての思い上がりの思想が怖い。もっともその思想が今のアメリカを支配して彼ら白人の「正義」を世界中に押しつけることにつながっているのだろう。メルリ・ストリープの演技は鬼気迫る。シャンテシネにて。
▼ブログは明日の朝くらいに8万番になります。

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March 16, 2009

◇「いのちの戦場」を見る

Nekochan3(柏のネコちゃん)
▼ジェイスポーツプラスチャンネルでWBCの実況中継を見ているが、ハイビジョンになったため、国内の野球中継よりも写りが良い。現在6対ゼロだ。ラジオの解説者が現地に行っており、「見ているとキューバのチームは練習というものをしていない」と言っていた。しかしまだ試合は何回か続くので、優勝はどうなるか分からない。
▼土日は健康維持のためパソコンを朝の1時間以外は開かないようにしている。そのため投稿いただいても、掲載は翌日になることもあるのでご了解いただきたい。
▼◇「いのちの戦場/アルジェリア1959」アルジェリア戦争を扱った映画はいくつかあるが、「アルジェの戦い」が一番有名ではないだろうか。フランスはアフリカの植民地としてアルジェリア、チュニジア、モロッコの3つを持っていた。その中でもアルジェリア以外が民族独立闘争が高まったので、早く独立を勝ち取る。しかしアルジェリアは石油資源とか、現地に送りこんだフランス人入植者のコロンという組織(満州国が長く続いたように考えれば良い)が独立に反対したため、解放闘争が長く続けられる。その弾圧のために送りこまれたフランス軍部隊の話だ。
▼1959年に現地アルジェリアに赴任したテリアン中尉は、インテリで現地住民の立場を理解して拷問や殺戮をなるべく避けようと努力をしている。しかしそんな中尉のやり方が気に入らないのは現地舞台の軍曹である。冷静に行動している中尉だが現地のフェラガ(アルジェリアのゲリラという意味)と衝突するたびに軍曹が狂気のように、見境なく人を殺すのを苦々しく見ている。ある作戦でフランス軍に反対する村に行くと住民はフェラガに皆殺しにされている。そして井戸の奥深く潜って隠れていた少年を助ける。そしてその後少年はフランス軍と行動を一緒にする。
▼作戦するたびにフランス軍は死傷者を出し、本部にヘリの救出要請をだす。現地人としてフランス部隊に入っている男は「チュニジアやモロッコは独立を認めたのに、なぜアルジェリアはダメなのか」と不満をもらす。そしてフェラガに包囲され絶体絶命のピンチに陥った中尉は、本隊に航空機による爆撃の支援要請をする。部下たちは「特殊爆弾はイヤだ」と口々に語る。そしてやってきた爆撃機はナパーム弾でフェラガたちを焼き尽くす。その死体の生々しさはアメリカの戦争映画では決して描くことができない。その中に現地で助けた少年の兄もいた。写真を見た少年は愕然とする。注:フランスはアルジェリアに正式に宣戦布告していない。従って国際条約上ゲリラにナパーム弾を使うことは禁じられていたが、「特殊爆弾」と称して使っていた。フランスが「アルジェリア戦争」という名称を認めたのは1999年の事だった)
▼そして生き残りをかけた戦いは兵士、中尉をも狂気に追い込んでいく。あまりにも激しい電気ショックの拷問をみた少年はそっと兵舎から逃亡してしまう。しばしの休暇でフランスに帰国して家族との再会をした中尉は、すぐアルジェリアに戻る。軍曹は戻ってくるべきではなかったと呟く。戦死した一人の兵士は8ミリカメラを回すのが好きで、現地の兵舎のなかでクリスマスパーティを祝うとき、その映写会が行われる。最初はしゃいでいた兵士たちも、懐かしい姿を見ているうちに沈黙してしまう。そこにはすでに死んでしまった戦友たちの姿が生き生きと映し出されたのだ。自分たちはフランスを遠く離れてなぜこんな所で命を賭けて戦っているのだろう。
▼翌朝パーティが終わった後、軍曹の姿が見あたらない。部下に聞くと猟に行ったという。中尉は後を追うと一匹の大きな猪の姿を認め微笑んだとたん、「ズドーン」という銃声が響き、中尉胸を貫く。そしてフェラガの部隊が中尉のところのドッと押し寄せる。その中にはあの少年が憎しみに充ちた目で狙撃銃をしっかり握って、行進している姿があった。この狙撃銃のアップの意味は好きな人でないと意味が分からないのだ。新宿武蔵野館で、モーニングショーとレイトショーのみ。27日で終わる。「ダウト」は明日書く予定。

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March 15, 2009

イータックスもカードが認識しなかった。

Nekochan2(おなじカフェの猫ちゃん)
▼昨晩12chの旅番組を見ていたら館山でエジプト料理を食べさせる店を紹介していた。オーナー兼シェフが昔のトルコ人風の格好をして調理をするまでは良かった。月に2度ほどベリダンスのショーがあるという。そこに登場したのはプロのダンサーと称する人なのだが、これがトルコで見たのとは似て非なる海獣ト○のベリダンスのようだったのには驚愕した。
▼電子申告その後。ずっと昨年から書いているようにイータックスで確定申告しようと思って努力をして来た。家族2人の書類は全部入力が終わった。そしてネットで送信する日が来たので映画館の帰りに隣の駅で降りてYバシカメラで指定のカードリーダーを2480円で買ってきた。店員さんに聞くと場所はすぐわかったが、価格協定が出来ているのか、各メーカーとも金額はすべて同じだ。まぁそれは良い。申告は15日までにしなければならない。夜9時頃かれリーダーに添付されているドライバーの入ったCDROMを入れてインストールを完了した。そしてコントロールパネルでリーダーもちゃんと認識している事も確認した。ところがいくら抜き差ししても、マイコンピューターにカードリーダーが出て来ないのだ。2時間悪銭苦闘したがダメ。マニュアルをいくら読んでもダメだった。知り合いの税理士に聞くと、「汎用コンピューターでは認識しないことが多い」という返事だった。
▼いったい何だよ。サギじゃないかと思う。結局高いカネを払い労力を使ったが自宅から電子申告は出来ないことになってしまった。仕方なく家族はきょう税理士の会社に会社に出掛けて作業をやりなおす羽目になった。この問題は夜になって「ルート証明書」という国税庁のサーバーであるという証明ソフトがインストールされていない事が原因であることが分かった。だが今年は電子申告は間に合わなかった。

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March 14, 2009

大荒れの天気のなか日比谷シャンテに行く

Nekochan(13日取材した柏の猫カフェで)
▼先日我が家に4代目のパソコンがやってきた。OSはXPなのだが、かなり特殊なキーボード配列でワードやエクセルも入っていない。ちょっとわたしにはキー配列が特殊すぎて使うことはできない。しかしネットに繋がないと仕事にならないので、必死にいじった。我が家に来る前は某所でネットワーク接続に使っていたので、そのままでは接続できない。2時間くらいやっていてTCP-IPをクリアすれば良いことが分かった。あとは無線LANはセキュリティで信頼できないので、長いLANケーブルを買ってきて設定終わりになった。久しぶりにこんな事をしたので疲れてしまった。
▼朝のNHKTVに南房市の海が写っていたが台風のように荒れていた。歩いていると傘が吹き飛ばされそうになる。それでもシネシャンテに出掛けて「ダウト」を見てきた。わたしは何かトラブルが起きるとまずいので常に4本の映画評を書くことができるように準備をしている。

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March 13, 2009

東金事件とその報道姿勢を考える

▼今朝の朝日に昨年9月末に起きた東金事件のTBSの報道姿勢を巡った検証がでている。とくに「K容疑者」が軽い知的障害を持っているにもかかわらず、テレビ局が彼をカラオケに誘って松坂慶子の「愛の水中花」を唄わせ、それを録画してTVに流し「殺害しておいてこの図々しさ」とコメントしたことなどを、副島主任弁護人が注意を喚起していることだ。さらに今月発売になった雑誌『世界』4月号をご覧になるとジャーナリストの佐藤幹夫(朝日の記事でも最後にコメントしている)が「千葉・東金事件――ほんとうに女児「殺人」事件だったのか 」とする連載を始めた。副島弁護士の場合何も物的証拠がないのに実名報道している事も含めて、マスメディアと報道のあり方に問題提起をしている。副島は容疑者の依頼を受けたものではなく、一貫して知的障害者が関わる事件を自主的に引き受けている人である。
▼佐藤が雑誌『世界』に書いた問題提起はさらに具体的で、警察がK容疑者の指紋を非合法的な手段によって採取して照合していること。「予見」を持って捜査している実体が少しずつ明らかにされている。佐藤のルポは随時連載だが、マスメディアや警察の「予見」と「視覚化」という先入観にいかに人間が左右されるかという危険性についてもふれている。
▼11日深夜WOWOWで「この道は母へと続く」という05年のロシア映画を録画して見た。これは昨年ルシネマでも公開されて予告だけは見たが、暗そうだったのと子どもをダシにする映画は嫌いなので映画館には行かなかった。極寒のロシアの僻地にある孤児院が舞台である。主人公はイタリアの夫婦に引き取られることが決まった6歳のワーニャだ。彼は施設にやってくる別の孤児を見ていると、実の母にあった嬉しそうな顔を見ているうちに自分の貰われるのではなく、本当の母に会いたいと願うようになる。施設の子どもたちはグループを作って外に稼ぎに行っており、それを取り仕切っているボスの少年もいる。ワーニャは、まず言葉ができなければならない、と考えそのグループの少女からお金を払って習おうとする。しかしお金をくすねているとボスからリンチされる。なぜ言葉を習うのかと言えば自分の出生を書いた保管してある書類を見る必要があるからだ。それさえ見れば本当の母に会えると思う。
▼孤児院のめぼしい少年少女をデジカメで撮ってはイタリア人に売る組織としたたかな女ボス。少年は場所を確かめ少女とともに列車に乗ろうとするが、直前に少女は盗んだ時計をつけていた事から逮捕され、一人で目的地に行くことになる。彼女からは窓越しに「終点まで行きなさい」と教えられる。そして追っ手は鉄道警察まで買収してワーニャを捕まえようとする。飢えた孤児院の少年たちを売買することや、賄賂の横行が今のロシアのかなりモラルが乱れた様子が描かれているのは、ロシア版「12人の怒れる男」にも共通している。そして機転を利かせて様々なピンチを切り抜ける少年。そして時折ワーニャを助けてくれる老齢の大人達はすさんだロシアもまだ捨てたものではないことも感じされる。そして母にあう直前追っ手の男に捕まってしまうワーニャ、落ちていたワインの瓶を叩き割って、捕まえようとした男に必死の形相で立ち向かっていく。
▼前日の夜12chでの1948年に、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎の孫娘である沢田美喜が開いた「エリザベスサンダースホーム」の第一期生たちの生き様を紹介するルポがあったばかりで、つい引き込まれて見てしまった。

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March 12, 2009

情報はコレクションせず捨てる

▼一昨日午後10時頃携帯の画面に今まで見たこともないようなメッセージがでた。午前3時にプログラムの更新をするので、充電をしてその時間電源を切らないように、とあった。その指示通りにしたが果たして何のプログラムが新しくなったのか分からない。
▼しかし昨日の釜山で行われた金賢姫と田口さんの息子さんとの会談はいったい何の意味があったのだろう。この時期に何故という極めて政治的な意図しか見えてこない。
ドイツのサイトで昨日の銃乱射事件を見ていたので今朝は更新が若干遅れた。森本毅郎氏は「何で父親は銃を18丁も持っていたのだろう」と言ったがコレクターとは数ではなく、それぞれの異なった特徴に興味があるから収集するのだ。森本氏だったかつては外車のコレクターだったのを忘れたのだろうか?
▼一年の二回スーツを着用する日の一つ卒業式である。普段家の中にいるときは冬のTシャツ一枚だけだ、それに近くのコンビニに行くくらいだったら、薄い防寒用のベストを着ていくだけ。ところがスーツはそうはいかない。ランニングシャツ、ワイシャツ、ベストにスーツ。さらに屋外ではコートを着なければならない。普段だと真冬でもTシャツの上のフリース、さらにダウンだけだ。このスーツを一日着ているとかなり疲れてしまう。
▼自分の部屋では暖房を効かせているが、真冬でも睡眠する時もかい巻きに、夏用のパジャマだけでなるべく軽くしてある。真冬の実家に帰省するとサービスのつもりで重い掛け布団を3枚くらい載せられるので、呼吸困難になってしまう。楽な格好をしてしまうともう後戻りすることはできない。
▼携帯を二台もっていた情報教育をしているある人とその待ち時間にすこし会話をした。PHSは通話の音質が良いという、あの横型のキーボードがあるものだ。普通の携帯も薄いのだが2台別々に持っているのはやはり不便なので、ゴムバンドか何かで2台背中あわせで貼り付けてしまおうかとおっしゃていた。次に情報整理の話をした。結論から言うと、ためる前に取捨選択をしてまず捨てる事だ。コレクションではないので情報を沢山持っていることは何の自慢にもならない。
▼先週の「週刊アスキー」に自作パソコンのコーナーに1テラバイトのHDDを備えたものがあった。それにチューナーを6台そなえて2日間の地デジをすべて丸ごと録画出来るというのをウリにしていた。意味は分かるが、録画したものをどうやって見るのだろう。わたしもHDDレコーダーを入れ替えたので実験してみた。しかし1日4時間以上録画しても、見る時間はない。ドキュメンタリーの場合倍速で見ても追いつかない。今到達したのは1日2時間以上は録画しない。1週間以上見る事が出来なかったものは削除する。DVDに録画しても結局見る時間がないから積んだままになる。これは本も同じことで、買って持って、書棚に並べているだけで自分が頭が良くなった様な錯覚を受けているだけだ。▼書類など捨てて困ったという思いをするのは1年に一回あるかどうかだ。それも持っている人を探し出せば何とかなる。
▼パソコンの動きが最近遅くて困ったという人に朗報。レジストリー・クリーンというフリーソフトがあるのでお試しあれ。ただしこれを実行すると、自分が利用しているコーナーなど記憶してあるIDやパスワードも全部消えてしまうので注意が必要だ。

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March 11, 2009

日本を牛耳るのは漆間官房副長官

Kobusi
Sakura01
旧中川橋東詰の辛夷と山桜の開花10日夕方)
▼民主党の小沢代表がいよいよ追い込まれて、苦渋の記者会見を昨日行った。もう一線を引退するのは時間の問題であろう。この間どうして民主党が狙われたのか、「朝日ニューススター」の「ニュースにだまされるな」「愛川欣也のパックインジャーナル」や「週刊金曜日」などを見聞きしてわたしの注釈をつけると次のようになる。
▼そもそも出発点は朝日新聞3月7日の13版(都内23区版、データベース参照)に記事に端を発する。ここで漆間氏がオフレコで記者会見をした記事が報道された。オフレコとは取材源を明らかにしないで、政府高官などが記者会見をする事だ。この場合は録音機などを使ってはいけない無言の約束がある。わたしが時々「国家公務員の守秘義務違反」だという事を書いている。しかしこの場合記者が「○○○ですよね」と高官に聞いたとする。高官が「否定しない」場合は記者の質問が正しいという認識になる。もしくは「そうも考えられる」と、高官が答えたときも「是」と考えられる。言ってみれば蒟蒻問答か禅問答のようなやり取りが行われる。
▼しかし答えたくなければ記者と会わなければ良いのだが、あえて「高官」が記者と夜中に会うというのは、「発言した」、「記事になった」結果に期待するからだ。この問題は民主党のマニフェストに出発した。公開されているらしいが一部の人しか見ていない。愛川も見たと言ったし、ゲストの一人もそれを見たと答えていた。そこでは「政権交代した場合官僚組織を全面的に入れ替える」と書かれていたという。これに脅威を感じたのは官僚達である。わたしはまさか民主党がそんな公約を本当に実施する力はないと思う。しかし書かれた以上、権益を持っている官僚たちは戦々恐々だった。そこで警察官僚の漆間氏の登場となる。漆間は首相より権力を持っている人物で、司法全体ににらみが利く。閣議にかけられる案件はすべて漆間の目を通ってからでないと国会にも上程されない。
▼自分たちの長年守ってきた権益が奪い取られようとしたとき、みすみす手をこまねいている訳にはいかない。そこで漆間は民主党を叩きつぶすには、どういう手立てが有効なのか策を練ってきたのだろう。今は終戦直後ではないから、権力を守るために列車転覆や総裁殺害などの非常手段を使うことはできない。しかし記者発表という手段を使っていとも簡単に政権奪取を阻止してしまうのだ。その日本を裏から動かしているのが漆間という訳だ。
▼「週刊金曜日」の2月27日号で「ネットの未来」という企画でインタビューに答えたいた子飼弾氏の発言はかなり面白かった。多くの政治家は自分の欲望のために働いている。欲望に関して言えば、カネの一番罪作りなところはその抑止装置がないところだ。今のところエネルギーは高価である。しかし太陽エネルギーなどが普及して安くなれば争う必要がなくなる。そうなったら今の貨幣経済は終わる。今の政治はメディア以上に死んでいる。その原因は左翼にも責任はあるが、日本の憲法ほどひどい扱いを受けているものはない。不思議なのは、左翼が護憲で、つかえない憲法を守れと言っている。9条をそんなに守りたいのか。第1条から8条までを皇室に割かれていることに疑問を持たないか。と語る。
▼3月の「ニュースにだまされるな」は「グリーンエネルギー」がテーマだった。そこで日本の場合は風力と地熱エネルギーで現在のエネルギーの3分の2は賄うことができるという。それが出来ないのは「既存の権益」を持っている所が反対しているためだ。ゲストに連合副事務局長逢見直人が出席して「連合は330万人の雇用を創出する」と大見得を切っていたが、「今失業している人に対してどうするのか?」という突っ込みにはグーの音も出なかった。

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March 10, 2009

◇「長江に生きる/秉愛(ビンアイ)の物語」を見る

◇「長江に生きる/秉愛(ビンアイ)の物語」長江に中国が造ろうとしているダムは、出来たとき多くの人びとの生活を狂わせていく。この映画もダム建設を告発する一つの映画だ。カメラは7年間にわたって主人公であるビンアイ一家の暮らしを追う。ビンアイは今済んでいる桂林村よりももっと山奥で育った。そして相手の顔も知らないまま、この土地の嫁いでくる。しかし彼女は夫とは恋愛から始まったわけではないが、時間をかけて信頼関係を築いてきたと話す。子どもは男の子と女の子の二人だ。山奥と違って、ここで自分が努力すればその10倍は稼ぐことができると言う。彼女がやっている仕事の一つはみかんの栽培である。夫は足に障害を持っているので採取したみかんは籠に入れてビンアイがすべて背負って下に下ろす。「きょうは50キロもなく少ないね」と夫に話しかける。ビンアイは籠一杯に詰めたみかんを背負い、一気に立ち上がる。夫は「まだ未熟なのが多くて」と照れくさそうに話すが、ビンアイは籠の重さでわかるのだ。
▼仕事はすべてビンアイの手と双肩に掛かっている。その彼女たちの土地に降ってわいたように土地収用の話が持ち上がる。山峡ダムができると水位が135メートルから最大で175メートルも上がるので、強制立ち退きしなければならない。役人の説得を聞き入れて移住に応じる人もいるが、畑までは保証してくれないのでビンアイたちは反対している。カメラはその7年後になる。役人たちは個別撃破で説得しようとしている。しかし彼女の手を見れば分かるがこの節くれ立った手がみかん畑を開墾し二人の子どもたちを育て上げたのだ。役人の言う土地に家を越しても、水や電気もないのにどうやって暮らして行けばよいのだ。それに畑も遠くなる。彼女が苦労したもう一つの理由は中国の一人っ子政策で4人の子どもを堕胎しているのだ。最初は流産してしまったが、その時の話はあまりにも生々しいので省略する。口には出さないがそれほどまでして国の政策に協力して来たのに、こういう仕打ちはないだろうというのだ。そして息子は高校に進学しており、ビンアイはお金の事は心配いらないから、と無理して工面したカネを手渡す。息子だけはどうしても大学に通わせたいと願っている。
▼そして3人の役人に取り囲まれて仕方なく署名するビンアイ。夫も「仕方ないな」という顔をしている。役人は道路も作るし電線も引っ張る、水道もな、と口先で言い署名した用紙を持ち去る。農民であるビンアイ夫婦に取って祖先が残してくれた土地を守って、子どもの成長を楽しみに生きる。そのためならどんな農作業も苦しくはない。しかし土地を取り上げられたら今までの苦労はどうなるのだ。エンディング・ロールでビンアイたちは署名はしたがビンアイたちは最後まで土地に残った。そして長男は大学受験に失敗して軍に入ったという文字が流れる。渋谷ユーロスペースで。
▼政治問題の方が面白い話は沢山あるが、それは明日にする。ブログはその日の事情により30分から1時間ほどアップが遅くなる事があります。

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March 09, 2009

アンディ・ラウ版◇「三国志」を見る

▼わたしは実は中国の歴史については無知に近い。わたしが知っているのは毛沢東が登場する長征以降の中国の歴史である。だから三国志といってもちんぷんかんぷんなのだ。それが予備知識がないまま映画館に行ってストーリーを理解できるのだろうか?
◇「三国志」アンディ・ラウ版だ。アンディと書いたのは今「レッド・クリフ」1部が11日からDVDで早くもレンタルが開始されるし、2部が近く上映される。しかもPS-2のゲームもある。ので、分かりやすくするためにこう書いた。この映画の主人公は趙雲という人物である。中国は3つの国が派遣を争っていて心休まるときはなかった。主人公の趙雲は貧しい家庭にそだったが、、何とか名を挙げようとおもって蜀の君主である劉備につかえることになる。その部隊にはいって新兵の彼を親切にしてくれる人物、平安と同郷の出身だったため義兄弟の関係を結ぶ。
▼地面に地図を描いていたのでその平安は自分の持っていた布で書かれた地図を趙雲に与える。そして戦闘に参加して武勲をたてた趙雲は、敵の首領の首と討ち取ったため上司に認められ故郷に錦を飾ることとなる。しかも趙雲はそれらをすべて義兄である平安の手柄として自分は目立たない配慮をする。
▼あるとき劉備は10万の敵に囲まれてしまう。そのとき平安は護衛を仰せつかっていた劉備の夫人と子どもを見失ってしまい、上司から責任を問われ殺害されそうになる。それを趙雲は平安を殺そうとした人たちを排除し、婦人と子どもたちを救い出すという荒技をすべて一人でやってのけ劉備の覚えはますますめでたくなる。そのとき敵のなかにいた曹操の孫である曹嬰は趙雲の事を生涯忘れられないライバルとして記憶に深く刻まれることとなる。そして北の征伐を趙雲は任せられる。しかし突き進むうちの彼の行動が逐一敵に悟られているのではという不安が趙雲の頭をよぎる。そして味方の援軍は来ないまま敵に包囲されてしまう。そして大きくなった曹操の孫の曹嬰(架空の人物で女性)と雌雄を決することとなる。結局趙雲の出世を妬んでいた平安の裏切りがあったのだ。それはともかく、CGを多用した「レッド・クリフ」に比べて人間の感情がこの映画ではよく描かれていると思う。
▼それに何といっても曹嬰(マギーQ)の美しさである。わたしはどちらかというと宝塚の男役が好きなる傾向があり、このマギーQはあの「ダイハード4」以来のファンなのだ。あの時は、ブルース・ウィルスの対抗するサイバーテロ組織のプログラマーで、ボスの冷徹な愛人役をやっていた。どちらかというと「戦闘美少女」なのである。その活躍ぶりを見るだけでもこのアンディ・ラウ版「三国志」を見る価値はあると思う。「三国志のごく一部分だけを描いているが事前に概要を理解していけばもっと楽しめる。日比谷シャンテで。

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March 08, 2009

定額給付金は締切日があった。

Chokou(見たのは右の映画)
▼今朝のNHKニュースをきいて驚いた。話題の定額の支給には締切日があって二月一日で線引きをするのだと言う。わたしは5日違いで一万二千円しか受け取る事ができない、とわかってガックリだ。渋谷にて。
Duke(mobile)

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March 07, 2009

民主主義とはカネに命が左右されないこと

▼散歩していたら旧中川の土手にある桜が開花していた。というのは東側である江戸川区側の土手は建物があって風に吹きさらしにならない。そして午前中から午後くらいまで温室の様になるので開花がはやいのだろう、と思われる。カメラは持参していかなったので次回ご紹介できると思う。
▼定額給付金では支給する側に近い場所にいらっしゃる読者からメールが届いた。
「寒村だから村長のパフォーマンスで初日配布できるが、都市部はそう簡単には行かない。2月1日住所地の世帯主に給付されるが、これだと夫のDVから身を隠している母子には渡らず夫に渡ってしまう。かといって住んでないからと拒否すると役所が隠れ場所を知ってることがバレる。せめて本当に必要な人には配りたいのに、まだまだ問題山盛りらしいです。」
▼WOWOWで録画してあった、「潜水服は蝶の夢をみる」とマイケル・ムーアの「シッコ」をみていたらあることが分かった。前者では「脳梗塞で車を運転中に倒れた主人公が、なぜあの海軍病院で手厚い看護を受けることができだのだろうか?」ということだ。もう至れり尽くせりで、わたしもあんなに美しい言語療法士さんが面倒見てくれるならば、フランスに帰化しようと思うくらいだ。そして後者の映画でムーアはフランスに行って、「医療費がタダ」だという事が分かる。しかも60歳以上になると一フランも取られる事はない。この映画はご覧になっている方も多いと思うが、「民主主義とは何か」を人間の根源である「生存権」にまで立ち返って考えられているのだ。例え経済活動が落ち込んでいても、失業率が多くても、収入がなくなったお年寄りが、お金がなくて治療して貰えないとう事はあり得ないのだ。わたしは両方とも映画館でみているのだが、レンタルビデオ店には必ず置いてあるのでご覧になると良いだろう。
▼ブログはあと1週間で8万番になります。

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March 06, 2009

トキの焼き鳥かイワシの頭か?

▼メルマガお読み下さったであろうか?夕べのうちに感想が一本でも届いていると今朝も元気になるのだが…。
▼「トキを焼き鳥にして喰ってしまう」という大臣の発言が波紋を呼んでいる。しかし彼はそんなにえらそうにそう言う事が言える立場だろうか?もう10年近く前に週刊誌に出ていた話である。彼を中心にした小規模の宴会が開かれたとき、器に彼が食べ残したイワシの骨があった。それを秘書に向かって「食べて見ろ」と命じたのだそうだ。つまり自分に忠誠を尽くしているかどうかやってみろ、ということだったのだろう。周りにいた人たちは顔をしかめて「よせ、よせ」と言ったらしいが、その部下は親分の食べ残したイワシの骨をおしいただき全部食べたという。彼はその程度に人なのである。トキの焼き鳥の話を持ち出したとき、そのことを思い出した。
▼TSUTAYAのレンタルDVDの半額割引券が送られて来たので、久しぶりに顔を出した。すると3月1日から「突然一斉値上げ」の告知が入り口に張られていた。平均100円の値上げだから結構高い。また家の近くにあるレンタルショップは営業時間を午前10時から午前2時までだったものがそれぞれ1時間ずつ繰り上げられていた。つまり空けていても「引きこもり不況」で借りに来る人がいないのだろう。それに前者で言えばやはり客単価が減っているので、今までの価格ではやりくりできないのだろうと思う。わたし自身にしても1月からできるだけ何か買うのをやめている。例えば本はすべて図書館で借りることにした。わたしの読みたい週刊誌も図書館にいけば、大体揃っている。冬ももうすぐ終わるので、着るものも今年は新調しなくても大丈夫だろう。定額給付金でマスメディアは一番早く配られる地域を一斉に報道しているが、他に取材する事はないのだろうか?昼のTVで東大教授が「どうせ配っても貯金になってしまうだろうから、こういうやり方では景気の刺激にはならない。領収書を持って来たらお金を渡す様にした方がよい」と言ってたが、ある面では正しい。
▼しかし都会ではマンションの駐車場が埋まらなくて、管理組合の予算執行上困っているという報道があった。保険のCMで「週に一回しか車に乗らない人は」というものがあるが、そういう人は車を売り払って公共交通機関にすべきだ。現実にそう考える人が多いから車は売れないのだろう。自動車部品を作っている町で、町おこしのために「指定する銘柄の車を買ったら10万円援助する」と言っていた。しかしこれも良く考えてみれば、「車は不要」、「エコに反する」という人たちが増えているのだから、見当違いも良いところだ。収入が増えない以上、買い控えする人はもっともっと増えていくことだろう。

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March 05, 2009

WOWOWの◇「五弁の椿」を見る

Antonio
▼本日メルマガ締めきり日です。すでにほぼ全員の方が投稿していただいています。あとお一人の原稿が届きましたら、すぐに送信します。
▼どうもこの数日パソコンが固まってしまう事があります。定額給付金をもらったらメモリーを挿し変えるために使おうかと思っています。
▼昨日の朝ある方からフラメンコのチケットを頂いた。アントニオ・ガデス舞踊団で「カルメン」、「アンダルシアの嵐」、「血の婚礼」、「フラメンコ組曲」だった。会場は近くの文京区で行こうと思っていたが、夜になったら雨足が強くなったので、結局行くのは止めてしまった。
▼昨日WOWOWで昔の映画山本周五郎原作の「五弁の椿」を放映していたので録画してみた。原作は大昔に読んでいるのだが、すっかりストーリーは忘れていた。岩下志麻は「魔性の女」とでも言おうかとにかく美しかった。実際の父を思っていた男(加藤嘉)が労咳で苦しんでいるので、「亀戸でも転地したら」と勧めるのだがそれもならないうちに死を看取る。父の死に目に来なかった母をなじるのだが、その母の口から聞くと、「お前の本当の父ではなかった」と聞かされる。彼女の憎しみは母親に向けられるのだが、そのとき一緒に寝ていた男とともに焼き殺してしまう。
▼そして司直(加藤剛)は前に殺した二人の男(一人は田村高宏で娘に言い寄るしつこい演技がとてもうまい、一人は西村晃)と一緒の場所には必ず娘がいたことを突き止める。その追求の手を進めていくと彼女の不遇な境遇が次第に分かってくる。そしてついに牢獄で取り調べの途中死んでしまうのだが、司直はしっかり娘を抱きしめて涙をぬぐってやるのだった。しかしまあ加藤剛はどうみても大岡越前のように見えて仕方ないが、とても良くできた映画でした。

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March 04, 2009

去年のアカデミー外国映画賞は?

Katyn(ポーランドで発売されているDVD)
▼東京地方は予想に反して雪は降らなかった。地方にお住まいの方から見ればたかだか1cmの降雪で大騒ぎするのは、おそらく首を傾げたくなるだろう。
▼「おくりびと」がアカデミー外国映画賞を受賞したというので大騒ぎしている。ロケの舞台となった山形県の庄内地方の見学客が増えて経済効果があると喜んでいるとも報道されている。庄内はあの綾瀬はるかの「ICHI」だってロケ地だが、これは映画の評判がよくなかったので騒がれていない。しかし何度も言うが経済効果というのを勘違いしていると思う。いやマスメディアはわざと勘違いするように、「工夫」しているのだろう。経済効果というならば国民の消費支出を促すことである。そのためには大企業の内部留保をまずはき出して貰わなければ筋が違う。
▼まあ「おくびと」は良いとして昨年の外国映画賞を受賞したのは何だったかご存知であろうか?それは「ヒトラーの贋札」である。映画はTVになってから見たがそれほど良い作品だとは思えない。何せハリウッドはユダヤマネーだから、反ヒットラー映画ならば何でも入選するのだ。そのなかでノミネートされた作品にポーランドのアンジェイ・ワイダが作った「KATYN」(カチン)も入っていた。これはポーランドでは07年に作られたのだが、未だに輸入されていない。先日ある方から、「カチンはもうすでに、日本で上映されたのでしょうか?ご存知でしたら教えて下さい」というメールを頂いた。調べて見ると輸入価格が随分ふっかけられたらしく、輸入されていない事がわかった。通常アンジェイ・ワイダの映画は岩波の独占輸入、公開となっている。これは想像だが外貨が必要なポーランドがふっかけたのだろう。さらに調べると岩波では来年の正月映画として公開される事になっているらしい。
▼「カチンの森」事件とはみなさんご存知だと思う。1941年6月22日ヒトラーがバルバロッサ作戦と名づけた大規模な対ソ連侵攻作戦が開始された。ドイツとソ連とで分割占領されたポーランドの西側から、ドイツ機甲部隊が雪崩の様にソ連側占領地へと進撃した。歴史上はヒトラーがスターリンを奇襲し、赤軍の虚を突いてソ連へ攻め込んだのがバルバロッサ作戦と言われている。しかしゴルバチョフの情報開示政策によってソ連崩壊後に明らかにされた数々の資料によると、スターリンも逆にヒトラーを攻めて欧州全域をソ連邦の領土にする計画を練っていたことがわかっている。
▼さてドイツ軍が白ロシアにまで軍を進めた頃、ポーランドのスモレンスク郊外にあるカチンの森でポーランド将校が大量虐殺の跡が発見された。虐殺の跡を見つけたドイツ軍は直ちにジュネーブに本部を置く国際赤十字に報告した。すぐに国際赤十字による査察が入り、すぐに8千人を超える死体が掘り起こされた。それらの死体は大半が頭を銃で撃ちぬかれ、その場で大きな穴に50体位ずつまとまって埋められていたのだ。すでに死体は白骨化しているので、つい最近進入したばかりのドイツ軍の仕業とは考えられない。しかしソ連は一貫してそれはドイツ軍の仕業だと言い張っていた。これは歴史的に見れば明らかなように1944年7月29日、映画「戦場のピアニスト」でもワルシャワ蜂起が起きたとき、ソ連はそれに歩調を合わせずただナチスによるポーランド人の虐殺を手をこまねいて見ていただけだ。これれはアンジェイ・ワイダの一貫したテーマになっている。「地下水道」もその一つである。カチンの森の大虐殺もワルシャワ蜂起の見殺しもつまるところ戦後のポーランド支配をしやすくするため、ナチスに抵抗する勢力はソ連が占領したときも抵抗勢力になると見越して殺害に加担し、あるいは見殺しにするというのが彼らソ連の常套手段だったのだ。
▼話が長くなってしまったが、果たして今年の「おくりびと」はそれに値する映画だったのかという事を言いたかったのだ。

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March 03, 2009

習志野の中田芳子さんの事

▼昨日昼休みにNHKハイビジョンを見ていたら「熱中人」(再放送)で習志野にお住まいの中田芳子さん(77歳)が歌を逆さまに歌ってテープの録音し、正常に回転させると普通の歌に聞こえるという技を、家庭訪問した藤岡弘に紹介していた。もう100曲くらいできるらしいのだが、この日は彼だから「仮面ライダー」だった。藤岡はクビをひねった挙げ句当てたのだが、「普通は分かる筈がない」と感心することしきりだった。「また一般的に知られているのは日本全国ご当地回文」を作って全市を制覇したという話だ。さらに中田さんの趣味はピアノを教えたり、週に三回保育園に子どもたちの世話をしに行っている。またパソコンは59歳から習って、マスターし上記のアドレスにはご自分でHPを作ったりしている。とにかく77歳とは思えない前向きは生き方をしている人で驚いた。
▼それに年齢を感じさせないおしゃれな服装と、何かあったらサッと出掛けるフットワークの軽さが魅力でもある。はっきり覚えていないがなぜ歌を作るようになったかという話をした時だった。それはまだ彼女が高校生くらいの時、おつきあいしていた(あるいは近所の人だったのか、はっきり覚えていない)男性が20年の7月に特攻隊に行くというので駅まで見送りにいった。すると発車のベルがなって列車が動き出したにもかかわらず、握っていた手をお互い離せず、彼女は列車と一緒にしばらく走り出した。だがそれがいつまでもつづく筈もなく、相手の男性が思いを断つように握っていた手を切り離した。彼は特攻隊で死に帰ることはなかった。だが自分はその時の彼の手の暖かみを今でも覚えていて歌を唄うたびに、その悲しい別れを思い出すというのだった。「戦争反対」とかという言葉は一つも出て来ないが、ずっとそのことを忘れずに、あの人の分まで生きなければと様々な活動に毎日を忙しく送っているのだなと思った。

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March 02, 2009

◇「チェンジリング」を見る

Neco5(ガラタ橋のネコちゃんたち)
▼トップページのネコちゃんは今朝で終わりです。番号の後ろのナンバーはフィルム(正しくはデジカメ画像)の番号です。掲載を続けていくうちに探すのが面倒になってフィルム番号を入れました。昨日(上記)の写真は「良かった」というご意見を頂きました。これはガラタ橋の脇にある、漁師さんたちが休むらしい小屋にいたネコちゃんです。毎朝写真を入れ替えるという作業からもこれで開放されます。今後は通常の週に一回程度になります。
▼土曜日の朝日ニュースター「愛川欣也パックインジャーナル」は結構面白かった。きょうも2回再放送があるので、ご覧になれる条件のある方はぜひご覧頂きたい。一つは日本の総理を決めるキングメーカーは、読売のナベツネと氏家それに森元総理それにもう一人だれだったか忘れた。とにかくその4人の合意で決められる。麻生に決まる時もそうだったが、今は与謝野に決まりつつあるという。2つめはソマリア海賊問題。海保と海上自衛隊は元もと仲が悪かったので、双方に同じ船名が40隻もある。元もと旧日本海軍が解体され一つは海上保安庁になり、もう一つは海上保安隊から海上自衛隊に変遷していく。前者はどこにも従属しない独立した組織だが、海上自衛隊は緊急事態にはそれを飲み込む法体系になっている。しかしもし海賊を逮捕したらどうするかまで考えていない。「あとは同情している保安庁さんお願いします」というのだが、日本に連れて帰って裁判にかけるのか決まっていない。
▼危ないのは正当防衛の考え方である。正当防衛とはその当事者でなくても、仲間と思われるグループが敵に襲われ、それを救おうと行動するもの「正当防衛」である。それで戦闘に巻き込まれると、イラクで佐藤部隊長が言った「オランダが巻き込まれたら、意識的に参加する」と言っていた根拠が曖昧になる。究極のところ何が正義なのかという問題が問われる事になる。という様な内容だった。しかし愛川は2月15日にラジオ番組が打ち切りになったためか元気がなかった。
◇「チェンジリング」(替え子、という意味)しかし日本の映画はなぜこうも警察が正義の味方という、描き方しかできないのだろう。TVの警察・刑事シリーズも一貫している。わたしは警察小説という分野が好きで外国物はほとんど読んでいる。アメリカではミステリーの一分野であった物が「警察」シリーズに変化を遂げる。しかしその中でもウィリアム・P.マッギヴァーンが「悪徳警官」を戦前に書いて読者を唸らせる。それからこのような警察の腐敗を小説でも取り上げることが普通になっていく。しかし日本のそれと言ったら情けないことに正義=警官、犯人=悪という図式がこれでもかこれでもかと登場する。米国では「87分署シリーズ」あり、北米のマルティン・ベックシリーズなど面白い作品が発表された。しかし日本のそれと来たら、最近TV化された「警官の血」にしても小説は出だしは良かったが、尻つぼみになってしまった。横山秀夫も新聞記者だったからかなり面白いが、裏金作りまでには行かない。誰が書いてもせいぜい他県の警察との不仲、部署の違ったいがみ合い。公安とのトラブル程度で終わっている。だから6日まで新宿で上映される「ポチの告白」はぜひご覧頂きたい。
▼さて本題だ。1938年3月のロサンゼルス。シングル・マザーのアンジェリナ・ジョリー(クリスティン・コリンズ)は8歳くらいの男の子と暮らしている。仕事は大きな電話局の交換手を統轄する仕事で、トラブルを一手に引き受ける。あるとき自宅でくつろいで午後から映画を見に行こうと息子と話している。そこに電話が入り息子を置いて出勤する。仕事を終えて帰宅すると息子の姿はない。警察に電話すると子どもが行方不明の場合事件性は少ないので24時間は探さないと伝えられる。しかし何日たっても警察には動きがない。ある日突然息子さんが見つかったという電話が入り駅に出迎えると、息子とは似てもにつかない少年だった。自宅につれて戻ると背丈も7センチ低いし、シャワーを浴びさせてみると割礼を受けているので仰天して警察に訴える。
▼ところが警察は訴えを聞き入れるどころか、自分たちが一生懸命探したのに何を言うのだと、コリンズを精神病院に押し込んでしまう。コリンズが行方不明になったので牧師(ジョン・マルコヴィッチ、先週WOWOWで「20日鼠と人間」にでていたけど良かった)は人びとと行方を探し市役所にデモをかける。つまりこの裏には警察の事なかれ主義と、市長選挙を控えた市長が任期中に事を荒立てるなという思惑が働いていた。警察に責任はなかったという書類にサインすれば外に出すという精神病院長の誘惑を拒否すると、次は電気ショックが待っていた。無償で彼女を弁護するという弁護士と一緒に警察を追いつめ担当刑事を無期定職、刑事局長を解雇、市長にダメージを与えて次期は立候補しないとさせる。
▼ニセの息子は新聞を見て映画スターに会いたくてロスに行こうと嘘をついていた事が分かる。またカナダ国境の牧場主が少年をさらっては殺害していたと自白し、20人の少年の遺体も発掘される。容疑者は判決から2年後死刑の判決を受け、コリンズも絞首刑の場に立ち会う。コリンズは息子が脱出する時仲間を逃そうと自分が犠牲になった事を知る。しかし生涯息子の行方を探していたという話。しかし容疑者は処刑されたもののなぜ少年達を20人も殺害したのか、その理由の解明が一切されていない。ともすると絞首刑に立ち会って恨みを晴らしたのかという話にもなっていない。、ただただ暗いという実話の映画化である。

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March 01, 2009

朝日はIBM労組をないがしろにした記事を書く

▼打合せがあって隣に座ったT先生が夏の合宿の事を覚えていらした。「ゴッドファザー」がお好きだというので、図書館に行って全部見てみてきました。しかしなぜ先生(つまりこの場合:わたし)がなぜあんなに悲しい映画がお好きなのか良く分かりません。
▼わたしは「悲劇が好きです」という主旨をその場でおはなしした。T先生はあのパート1で三男が父親を助けようとして自分がどっぷりその悪の道に浸かっていく課程も良く分かるとおっしゃった。それにしてもパート3で娘まで殺されてしまうのは悲しいという。あの3の殺された娘を演じたのは、コッポラの娘ソフィアである。しかしあの娘を使った事で演技が下手で映画の評判を落としてしまった。彼女は現在映画監督として「活躍」しているが、はっきり言って親の七光りで駄作しか作っていない。
▼今週シネマの締めきりがあるので、近場で「チェンジリング」を見てきた。イーストウッドの最近の映画はなぜこんなに暗いのだろう。内容は後日書くが気分がすっかり落ち込んでしまった。これならシネシャンテの「三国志」にしておけば良かった。帰宅して「カルラのリスト」を見直して元気をつける。
▼27日の朝日朝刊に「正社員にも矛先」という記事が掲載されていた。その中にIBMの労働者に関する記事があったので、元IBMのシステムエンジニアだった方にお見せしたところ、「投稿欄」に掲載したような意見が寄せられた。このブログの左下にある「投稿の頁」からリンクしているのでご覧いただきたい。新聞記事は著作権の問題があるのでデータベースに入れた。ご覧になれない方は古い新聞をひっくり返していただきたい。メルマガ会員でパスワードを忘れた方には、問い合わせいただければ個別にご連絡する。

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