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March 02, 2009

◇「チェンジリング」を見る

Neco5(ガラタ橋のネコちゃんたち)
▼トップページのネコちゃんは今朝で終わりです。番号の後ろのナンバーはフィルム(正しくはデジカメ画像)の番号です。掲載を続けていくうちに探すのが面倒になってフィルム番号を入れました。昨日(上記)の写真は「良かった」というご意見を頂きました。これはガラタ橋の脇にある、漁師さんたちが休むらしい小屋にいたネコちゃんです。毎朝写真を入れ替えるという作業からもこれで開放されます。今後は通常の週に一回程度になります。
▼土曜日の朝日ニュースター「愛川欣也パックインジャーナル」は結構面白かった。きょうも2回再放送があるので、ご覧になれる条件のある方はぜひご覧頂きたい。一つは日本の総理を決めるキングメーカーは、読売のナベツネと氏家それに森元総理それにもう一人だれだったか忘れた。とにかくその4人の合意で決められる。麻生に決まる時もそうだったが、今は与謝野に決まりつつあるという。2つめはソマリア海賊問題。海保と海上自衛隊は元もと仲が悪かったので、双方に同じ船名が40隻もある。元もと旧日本海軍が解体され一つは海上保安庁になり、もう一つは海上保安隊から海上自衛隊に変遷していく。前者はどこにも従属しない独立した組織だが、海上自衛隊は緊急事態にはそれを飲み込む法体系になっている。しかしもし海賊を逮捕したらどうするかまで考えていない。「あとは同情している保安庁さんお願いします」というのだが、日本に連れて帰って裁判にかけるのか決まっていない。
▼危ないのは正当防衛の考え方である。正当防衛とはその当事者でなくても、仲間と思われるグループが敵に襲われ、それを救おうと行動するもの「正当防衛」である。それで戦闘に巻き込まれると、イラクで佐藤部隊長が言った「オランダが巻き込まれたら、意識的に参加する」と言っていた根拠が曖昧になる。究極のところ何が正義なのかという問題が問われる事になる。という様な内容だった。しかし愛川は2月15日にラジオ番組が打ち切りになったためか元気がなかった。
◇「チェンジリング」(替え子、という意味)しかし日本の映画はなぜこうも警察が正義の味方という、描き方しかできないのだろう。TVの警察・刑事シリーズも一貫している。わたしは警察小説という分野が好きで外国物はほとんど読んでいる。アメリカではミステリーの一分野であった物が「警察」シリーズに変化を遂げる。しかしその中でもウィリアム・P.マッギヴァーンが「悪徳警官」を戦前に書いて読者を唸らせる。それからこのような警察の腐敗を小説でも取り上げることが普通になっていく。しかし日本のそれと言ったら情けないことに正義=警官、犯人=悪という図式がこれでもかこれでもかと登場する。米国では「87分署シリーズ」あり、北米のマルティン・ベックシリーズなど面白い作品が発表された。しかし日本のそれと来たら、最近TV化された「警官の血」にしても小説は出だしは良かったが、尻つぼみになってしまった。横山秀夫も新聞記者だったからかなり面白いが、裏金作りまでには行かない。誰が書いてもせいぜい他県の警察との不仲、部署の違ったいがみ合い。公安とのトラブル程度で終わっている。だから6日まで新宿で上映される「ポチの告白」はぜひご覧頂きたい。
▼さて本題だ。1938年3月のロサンゼルス。シングル・マザーのアンジェリナ・ジョリー(クリスティン・コリンズ)は8歳くらいの男の子と暮らしている。仕事は大きな電話局の交換手を統轄する仕事で、トラブルを一手に引き受ける。あるとき自宅でくつろいで午後から映画を見に行こうと息子と話している。そこに電話が入り息子を置いて出勤する。仕事を終えて帰宅すると息子の姿はない。警察に電話すると子どもが行方不明の場合事件性は少ないので24時間は探さないと伝えられる。しかし何日たっても警察には動きがない。ある日突然息子さんが見つかったという電話が入り駅に出迎えると、息子とは似てもにつかない少年だった。自宅につれて戻ると背丈も7センチ低いし、シャワーを浴びさせてみると割礼を受けているので仰天して警察に訴える。
▼ところが警察は訴えを聞き入れるどころか、自分たちが一生懸命探したのに何を言うのだと、コリンズを精神病院に押し込んでしまう。コリンズが行方不明になったので牧師(ジョン・マルコヴィッチ、先週WOWOWで「20日鼠と人間」にでていたけど良かった)は人びとと行方を探し市役所にデモをかける。つまりこの裏には警察の事なかれ主義と、市長選挙を控えた市長が任期中に事を荒立てるなという思惑が働いていた。警察に責任はなかったという書類にサインすれば外に出すという精神病院長の誘惑を拒否すると、次は電気ショックが待っていた。無償で彼女を弁護するという弁護士と一緒に警察を追いつめ担当刑事を無期定職、刑事局長を解雇、市長にダメージを与えて次期は立候補しないとさせる。
▼ニセの息子は新聞を見て映画スターに会いたくてロスに行こうと嘘をついていた事が分かる。またカナダ国境の牧場主が少年をさらっては殺害していたと自白し、20人の少年の遺体も発掘される。容疑者は判決から2年後死刑の判決を受け、コリンズも絞首刑の場に立ち会う。コリンズは息子が脱出する時仲間を逃そうと自分が犠牲になった事を知る。しかし生涯息子の行方を探していたという話。しかし容疑者は処刑されたもののなぜ少年達を20人も殺害したのか、その理由の解明が一切されていない。ともすると絞首刑に立ち会って恨みを晴らしたのかという話にもなっていない。、ただただ暗いという実話の映画化である。

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