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March 11, 2009

日本を牛耳るのは漆間官房副長官

Kobusi
Sakura01
旧中川橋東詰の辛夷と山桜の開花10日夕方)
▼民主党の小沢代表がいよいよ追い込まれて、苦渋の記者会見を昨日行った。もう一線を引退するのは時間の問題であろう。この間どうして民主党が狙われたのか、「朝日ニューススター」の「ニュースにだまされるな」「愛川欣也のパックインジャーナル」や「週刊金曜日」などを見聞きしてわたしの注釈をつけると次のようになる。
▼そもそも出発点は朝日新聞3月7日の13版(都内23区版、データベース参照)に記事に端を発する。ここで漆間氏がオフレコで記者会見をした記事が報道された。オフレコとは取材源を明らかにしないで、政府高官などが記者会見をする事だ。この場合は録音機などを使ってはいけない無言の約束がある。わたしが時々「国家公務員の守秘義務違反」だという事を書いている。しかしこの場合記者が「○○○ですよね」と高官に聞いたとする。高官が「否定しない」場合は記者の質問が正しいという認識になる。もしくは「そうも考えられる」と、高官が答えたときも「是」と考えられる。言ってみれば蒟蒻問答か禅問答のようなやり取りが行われる。
▼しかし答えたくなければ記者と会わなければ良いのだが、あえて「高官」が記者と夜中に会うというのは、「発言した」、「記事になった」結果に期待するからだ。この問題は民主党のマニフェストに出発した。公開されているらしいが一部の人しか見ていない。愛川も見たと言ったし、ゲストの一人もそれを見たと答えていた。そこでは「政権交代した場合官僚組織を全面的に入れ替える」と書かれていたという。これに脅威を感じたのは官僚達である。わたしはまさか民主党がそんな公約を本当に実施する力はないと思う。しかし書かれた以上、権益を持っている官僚たちは戦々恐々だった。そこで警察官僚の漆間氏の登場となる。漆間は首相より権力を持っている人物で、司法全体ににらみが利く。閣議にかけられる案件はすべて漆間の目を通ってからでないと国会にも上程されない。
▼自分たちの長年守ってきた権益が奪い取られようとしたとき、みすみす手をこまねいている訳にはいかない。そこで漆間は民主党を叩きつぶすには、どういう手立てが有効なのか策を練ってきたのだろう。今は終戦直後ではないから、権力を守るために列車転覆や総裁殺害などの非常手段を使うことはできない。しかし記者発表という手段を使っていとも簡単に政権奪取を阻止してしまうのだ。その日本を裏から動かしているのが漆間という訳だ。
▼「週刊金曜日」の2月27日号で「ネットの未来」という企画でインタビューに答えたいた子飼弾氏の発言はかなり面白かった。多くの政治家は自分の欲望のために働いている。欲望に関して言えば、カネの一番罪作りなところはその抑止装置がないところだ。今のところエネルギーは高価である。しかし太陽エネルギーなどが普及して安くなれば争う必要がなくなる。そうなったら今の貨幣経済は終わる。今の政治はメディア以上に死んでいる。その原因は左翼にも責任はあるが、日本の憲法ほどひどい扱いを受けているものはない。不思議なのは、左翼が護憲で、つかえない憲法を守れと言っている。9条をそんなに守りたいのか。第1条から8条までを皇室に割かれていることに疑問を持たないか。と語る。
▼3月の「ニュースにだまされるな」は「グリーンエネルギー」がテーマだった。そこで日本の場合は風力と地熱エネルギーで現在のエネルギーの3分の2は賄うことができるという。それが出来ないのは「既存の権益」を持っている所が反対しているためだ。ゲストに連合副事務局長逢見直人が出席して「連合は330万人の雇用を創出する」と大見得を切っていたが、「今失業している人に対してどうするのか?」という突っ込みにはグーの音も出なかった。

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