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April 14, 2009

軍需産業が発展しても国民の生活は良くならない

Tidorigahuti(千鳥ヶ淵公園)
▼日曜日のある新聞に「戦争続くアフガン」という特集があり、「南部のカンダハル州で戦車の整備をするNATO軍のカナダ兵」という写真が載っていた。わたしはあれーカナダって独自の戦車もっていたっけと思った。カナダはアメリカと国境接しているから、「侵略される可能性」は無限に近い。だから戦車はいらないと考えていた。この写真の戦車はどこの物だろうと思って調べた。米軍のサイトを見るとアフガンにカナダはドイツのレオパルド1戦車を持ちこんだとある。しかし1型はアフガンの「暑さ」に絶えられず4月でも戦車の内部は摂氏50度を越えてしまったので実用にはならなかったとある。現地司令官も「熱中症で兵士を死なせる訳にはいかない」と語っている。たしかにエアコンのついているのはアメリカのM1とかイスラエルのメルカバだったはずだ。なお新聞に出ているのはレオパルド2型だった。
▼日曜日に本屋さんに行って「コンバット・マガジン」の最新号を立ち読みして驚いた。というのは、アフガンに出兵することの合理性を説き、海賊対策でソマリアに自衛隊を派遣することの合理性を得々と説明するページの特集が組まれていた。前はこれほどあからさまではなかったが、「防衛省」がいかに「コンバット・マガジン」にてこ入れしているか、分かろうというものだ。
▼昨晩のNHK「クローズアップ現代」は日本のロボット技術が世界中から狙われているという話だった。まず都内北区の無線操縦の測量をするロボット船に、イスラエルから引き合いがあったという話だ。このロボット船はGPSがついているもので、海の中の地形をビデオで送る事ができるほか、魚群探知機も入っているので地形を立体的に把握できるのだ。
▼もう一つロボットのヘリで有名はヒロボーにも、アメリカ軍から引き合いがあった。これはオモチャのヘリから始まった会社だが、今は医療機関が交通の不便なところに血液を運ぶ事ができないか研究している。(過去の放送で)それにはGPSと巡航ミサイルの操縦技術まで必要とされている。ヒロボーでは市場に出す場合軍事利用されないように、自動操縦出来る距離をごく短くして出荷している。もう一つ三井造船の人がアメリカ軍の民間技術を求める会議に出席して、自分の所がいかに立ち後れているか話をしていた。
▼アメリカの論理というのはロボットを使えば兵士の犠牲が少なくて済む、というものだ。そもそもこの出発点が間違っている。既得権の保護と経済格差があるから争いごとがおこる。アメリカには最早世界に売るものがないから、軍事技術を優位において他国を支配する事でしか利益をもたらさない。この簡単な論理が分からないと、日本のバ○な企業はアメリカのMDなどに次々巻き込まれてしまう。
▼今朝超多忙なので以上。

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