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April 03, 2009

◇「ガンジー」(NHKBS)を見る

▼◇「ガンジー」NHKBS水曜日の夜3時間に渡って放映されたものを録画してみた。しかも昨晩は録画せずに「ニューシネマ・パラダイス」を見てしまったので眠い。実は今回図書館からはまったく本が来ない。したがってついつい録画した映画をみてしまった。「ガンジー」は一回だけチラッと見たことがあるが、映画館には行かなかったし、TVでも通しては見ていなかった。最初ガンジーが拳銃で暗殺される場面から始まる。
▼場面は一転してまだ髪がふさふさとしたガンジーはインド人商社の顧問弁護士をしている。イギリスから南アフリカへ来たガンジーは、「同じイギリス人なのに肌の色で差別を受けているインド人移民に、IDカードを焼き拾てよう」と呼びかける。ガンジーを支援するのはイギリス人牧師アンドリューズと、それを取材し世界に訴えようと「ニューヨーク・タイムズ」の記者ウォーカーが中心人物となる。
▼ガンジーはご存知のように暴力をいっさい用いずに闘うことを信条とし、「生涯禁欲」の誓いを立て、共同農園を建設する。彼の提唱する禁欲とは「所有欲」と「情欲」であると言う。後半高齢になったガンジーの妻を女性カメラウーマンが妻に尋ねる。「あなたも禁欲を守ることができましたか?」と。妻は「いいえ4回失敗しました」と率直に語る。人間だからそれは当然のことだとわたしは思った。まずガンジーは糸は自分たちのインドで作った加工した着物はイギリスから買うのはおかしい。イギリス製品を着ている人はみんな脱ぎ捨てようと抗議行動を訴え、それらを焼き捨てる。1633発の銃弾を使った兵士は1600人の抗議集会に集まった普通の市民を殺害した。犠牲者は多かったがその事を世界に報道したため、イギリスは追い込まれていく。
▼これらガンジーのイギリス支配による差別反対闘争にインド人労働者たちも次第に参加し始める。次にガンジーが行ったのは塩はイギリスの専売だったが、それを海水を使って作ろうとする。さらに製塩工場に抗議活動に行くが、非暴力を訴えるガンジーに応え、抗議に参加する人達は棍棒で殴られても一切抵抗しない。それでも殴られようとする人は、津波のように後を絶たずに製塩工場に押しかける。殴る警官の方だってこんなに押しかけては太刀打ちできない。
▼イギリスは自分たちがいなければ、「インド人独自で多宗教の民族を統治、収拾できないだろう」とうそぶく。民族抗争が高まるとガンジーは留置場でも絶食するなど、ネルーの力を借りながら、祖国独立の目標に近づけようと努力する。何というかエキストラが全員本物でCGなど一切使っていないし、ガンジーの非暴力とはこんなことだったのかと思う。混乱が起きたとき彼は自分はキリスト教徒、イスラム教徒、ヒンズー教徒それにユダヤ教徒であると、一つの宗派に肩入れするつもりはないと言う。この言葉は説得力があって凄い。ガンジーはヒンズー教極右派の青年によって暗殺された。そのときガンジー78歳だった。葬儀には250万を越える人びとが集まり、その様子も流れる。188分の長い長い映画だが一見の価値はある。監督は昨日の「エリザベス」と同じアッテンボロー。
▼イヤー驚きましたが、今朝おかげさまでGoogleのトップに「きょうの目」が出てきてホッとしました。

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