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May 31, 2009

旅行中もゲーム機にはまる人達

Casiopea(カシオペアの車窓から)
▼今回北海道にはどうしてもカシオペアで行きたかった。ベストシーズンはもうひと月ほど先になるが、何としてもチケットが取れない。それでこの5月末の旅行になった。わたしが最初に北海道に行ったのはかれこれ30年近く前になる。はっきり記憶にないが釧路まで行って後はバスで旭川を経由して札幌まで戻って来たように思う。そのとき若い女性客が2人同乗していた。見ていると二人はヘッドフォンステレオを耳に入れたまま、休憩場所までずっと眠っていた。彼女たちの報告は「北海道に行った事がある」というだけで終わっているはずだ。
▼そして今回も周りを見ていると携帯ゲーム機を持っている若者、いや中年男が沢山いる。電車や駅の待合室は言うに及ばず、空港の待合室、飛行機が離陸してからずっと夢中になって指を動かしている。風景を見るとか、本を読むとか、他人の事だからどうでもいいか。昨日は「パンロール」が検索用語の第二位に入っていた。これはわたしが足を運んで食べた感想を書いたからいいけど。大体自分の身体を動かして図書館に行って調べれば、より正確な情報が入手できると思うが、それをしないでネットで調べて、友人との会話のタネにするのだろう。
▼昨日は締めきりのある仕事を一日やっていた。先週も日曜日は取材があったので、きょう日曜日は完全にお休みの予定だ。

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May 30, 2009

小樽のパンロールを食す

Pmise(小樽「かま栄」の店先)
▼小樽のホテルをチェックアウトするとき、フロントの男性に「昨晩ヒミツのケンミンショーで紹介された、パンロールはどこで売っているのでしょうか?」とお聞きした。すると地図を渡される。そして「学校帰りの高校生がおやつ代わりによく食べています」という説明だった。パンを販売している「かま栄」という店は例えば関東で言うなら小田原のSという大きなカマボコ専門店であった。ホテルから徒歩10分足らずでその販売店に着いた。大きな加工工場と会社の事務部門、それに通りに近いところにマクドナルドの様なアンテナショップがあり、くだんの「パンロール」の赤い幟旗が立っていた。まだ朝10時半頃だったので客はわたしの他には一組しかいない。
Prool(これは噂の「パンロール」)
▼「テイクアウトですか?店内でお召し上がりですか?」と聞かれた。すぐ食べて見たかったので、後者を選ぶ。注文を受けて5分くらい、「熱いから気をつけてお召し上がり下さい」といわれ210円支払う。カマボコに薄い小麦の皮でくるんであるが、香ばしくて後を引く味であった。やはり揚げたてのアツアツを食べるのが良いのだ。ちょっと空輸やチェーン店展開は難しいと思う。
▼今回もパソコンを持参した。文章を書くだけならば、携帯で十分だが仕事の連絡が添付ファイルで来る事になっていたのでパソコンを持っていく事にした。それに後述するが撮ったばかりの写真をHPに入れるにもパソコンがなければアップロードできない。ホテルは全部ネットが使える所を事前にチェックして選んだ。函館はホテルの部屋に入ってLANのジャックがないので連絡する。すぐ係員の人が「モデムが必要です」と持って来てくれた。それを電話機の脇にあるモジュラージャックに片方を入れ、モデムに持ってくる。モデムからはLANケーブルが出ていて、そこからパソコンに引っ張るという奇妙な方式だった。しかし接続して見ると「光」と事前に確認しただけあった。速度に問題はなかった。
▼一方小樽はフロント周辺に無線LANが来ているという説明だった。しかしどうやっても無線LANを認識しないのでフロントの女性に申し立てると、ホテル備え付けのパソコンのLANケーブルを抜いて使ってくれというので、無事接続することが出来た。
▼風景写真について言うと、函館山の夜景は22枚撮った一枚だ。小樽の倉庫街は7時半と8時半に時間をずらせて30枚撮影した。7時半の方がノイズが少なくて空の色はきれいだった。しかし8時半の方が光りにフレアが入って光って見えたのでこれを使った。いずれもオートではなく、補正をマイナス1から2まで段階的に変えて撮った一枚である。
▼最終日は札幌で昼飯を食べてから、時計台から大通りまで歩きながら撮影したので機会があったらご紹介したい。

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May 29, 2009

小樽のパンロールとは?

▼昨日函館から4時間電車に揺られて小樽までやってきた。夜こちらで「「秘密のケンミンショー」を見ていたら、最初の方で小樽にはパンにカマボコをはさんだ「パンロール」なる物が名物だという。きょうはこれを何としてもてに熬れて食べなければと思う。小樽といえば「蟹工船」の舞台となった場所でもある。しかし時期はずれのせいか待ちは寂しい。大体人がいない。食べものは函館同様、鮨類の店がたくさんあるが、それ以外は見あたらない。函館で感じたことだが、その海鮮のどんぶり物が高い。2000円とか3000円とかだ。観光地の名物とはいえ、高すぎる。大体築地に行ってもどんぶり物ば1000円以下で美味しいものが食べられる。わざわざ函館や小樽まで交通費をかけて、高いどんぶり物を食べる人は少ないのではないだろうか?そのうちこのどんぶり物商売は観光客に嫌われてしまいはしないだろうか、と気になる。
▼それに函館山から見た光のペーシェントは3年前に比べて明らかに、光の量が減っていた。これも北海道の経済の影響を確実に受けている。電車に乗ったら丸井の系列の店舗が4店閉店になる。その解雇された人たちの再雇用先を労働局が探すという。しかしその直後のニュースで北海道の有効求人倍率は0.33%だという別のニュースが流れる。これは口先だけで何もできないという事だ。流通系の大企業なんて、自分の都合で出店して、また自分の都合だけで人員の首を斬って撤退してゆく勝手な奴らばかりだ。こうなると会社の経営は国が管理して雇用には強制力を持たせないとえらいことになる。何もかも、新自由主義経済のなせる業だ。
▼観光地の人たちもかなり低賃金で働かされていることは知っている。しかしもっと経済の根本から考えなおさなおと、日本の観光地は総崩れになってしまうような気がする。雇用が安定して懐が豊でないと、国民は定額給付金を使って旅行などする気分にはならないと思う。

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May 28, 2009

カシオペアで函館に朝早く到着する

Tatemono(友人の職場がある建物のの夜景)
▼カシオペアに乗って函館に来ている。いちどカシオペアに乗りたいと思っていたが、この時期のチケットがようやく取れたので思い切って来た。乗車している字間はトルコに行くのと同じ13時間だ。しかし個室で寝るときはフラットなベッドになるので、時間はかかってもトルコに行くほど苦痛ではない。
▼それで締め切りのある原稿は全部早めに仕上げて来た。出かけることはホンの数人にしか話して来なかったので、夜行列車の中にも次々と電話がかかってくる。カシオペアの終点は札幌だが、函館で降りた。函館の時間は午前5時である。5時では名物の朝市も開いていない。ガイドブックで調べると一軒だけ開いている店があったので、そこに入る。店にはところ狭しと有名芸能人の色紙が張り巡らされていた。しかし何処をみてもメニューに特色はなく、横並びに見える。
▼食事は30分もあれば終わってしまう。前夜に友人にメールを送り、早朝から開いている施設があるかどうかお聞きした。すると谷地頭にある市営の温泉が、朝6時から開いていると教えて下さった。せっかくだから市電に乗って出かける。入浴料金は400円で入ることが出来る。しかし石鹸もタオルもないので、タオルだけ1枚120円で購入する。風呂は低温が43度、高温が44度、パブル43度、それに露天風呂があった。朝早くなのに男風呂にはすでに定年を終えたと思える人たちが来ていた。入浴を終えると畳の大広間で横になってくつろぐ事ができて楽だった。
▼昼飯を駅前で済ませてから友人が働いている施設に向かった。お店は水曜日の定休日だったので、施設に常駐している方が函館の歴史を詳しく話して下さった。函館にはペリーも来ているし、ロシアも当然来ているので函館山は軍事要塞として強化されているのは承知していた。しかし明治になって全国でも9つの産業が栄える都市の一つになっていた。それは北洋漁業の基地だったからだ。そして鮭の缶詰はヨーロッパに輸出され、第一次大戦で兵士の食料となり、函館は大いに潤ったのだ。やがて北洋漁業は衰退し、石炭もダメになり、青函連絡船も廃止になり、次々と危機が襲ってくる。しかしいま観光が主たる基盤を支えて立ち直っているというのが、解説して下さった方のお話しだった。

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May 27, 2009

◇「消えたヘッドライン」を見る

▼◇「消えたヘッドライン」日曜日は日比谷で一本、家の近くで1本とめずらしく2本掛け持ちで見た。というのは法事とかいろいろ所用が重なっていて、土日がつぶれてしまうのだ。そこで時間が取れるときに沢山見ておかないと、後々原稿を書くことが出来ないという、極めてまずいことになってしまう。この映画の原作はイギリスのBBCのTVシリーズなのだが、舞台をワシントンDCに置き換えている。しかしラッセル・クロウ演じるマカフリーは「グラディエイター」の頃はマッチョだったが、もうこの映画はブタと言った方がぴったりという体型になってしまった。デスク切りぬきやらメモが貼りめぐされていて敏腕記者のそれらしい。しかしどうみても彼は頭脳明晰には見えない。これがまずミスキャストである。議会の下院議員は軍事委員会で民間傭兵会社の疑惑を追及しているのは、記者とは大学時代からの友達コリンズである。その議員の右腕の調査員が何者かによって殺害される。
▼トップシーンは別の人物が何者かに追いかけられ必死に逃げるが、逃げ切れずに厨房に逃げ込んだところをサイレンサー付きの銃で殺害される場面から始まる。そしてそれを目撃したピザ配達員も殺されてしまう。ラッセルは経営が左前になって別の資本に買い取られた新聞社に勤務している。そして担当の女性役員(編集長)からは「もっとまともな記事を書かないとクビだよ」とハッパをかけられている。そこでマカフリーはWeb担当の女性記者と情報を共有しながら、容疑者を捜そうと考える。
▼コリンズは民間軍事会社であるポイントコープ社の疑惑を下院公聴会で追及する委員長でもある。しかし公聴会で部下のソニアの死をいたんで泣き出し、ソニアと自分は愛人関係にあったことをメディアに暴露してしまう。マカフリーはコリンズを信じて情報をもたらした男に罠を仕掛けて矛盾点を聞き出していくうちに、真犯人は別の人間ではないかと思うようになる。しかしマカリーのところに見知らぬ情報提供者がなぜやってくるのか?死体置き場にある携帯を盗んで着歴を調べるなど、記者の権限を超越して警察の様なことをしているのはとても考えられないことだ。それに面白くしようとしてどんでん返しを作ったがそもそもその設定に無理がありすぎて、リアリティをなくしてしまった。
▼最後にマカフリーは記事を書き上げ「セーブ」(保存)もしないでWeb記者に「センド」(送信ボタン)を押させるのもおかしい。大体編集長に記事をチェックして貰わないのも変だ。さらに印刷された新聞が朝明るくなってトラックに積み込まれて発車するようでは古新聞と言われても仕方ない。それに最後に素顔を見せる殺し屋が、わざわざ認識証(ドッグタッグ)を出掛ける前にクビにぶら下げるのはもっと変だ。身元はすべて隠さなければ、殺し屋失格である。

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May 26, 2009

NHK24日夜9時から「インドの軍事パワー」を見る

▼日曜日夜9時からNHKで「インドの軍事パワー」を見たがかなり考えさせられた。インドは人口では超大国である、そのため国連の常任理事国入りを狙っているが、前回票読みしたアフリカ諸国の支持が得られなかったので、その失敗を教訓にしている。インドは当然のことながらインド洋の揺るぎない覇権が続くことを考えている。しかし隣の中国はそれを見越してアフリカでPKO要員を沢山派遣しているのは、ペトロチャイナなどが石油の採掘を狙っているからだ。(このことは今回出て来なかった)そのためには手段を選ばず盗賊グループのジャンジャウィードに密かに資金を提供しているという報道もある。(これも今回でていない)。インドは資金力もないから中国ほど大量の兵士を派遣することはできない。TVに出たのはナイジェリアだったかな?忘れた…。そこに女性だけのPKO部隊を派遣して監視活動をしている。つまりこの国では女性に対するレイプ(看板にはrapeingとあった)が多発しているので、女性の方が同国の女性は安心して相談することができるのではないかという、かなり政治的な判断なのだ。中国は500人派遣しているがインドは100人で質で対抗しようとしていた。
▼それと軍人将校の教育でも近隣の国々の青年将校を大量に引き受けている。それは20年後30年後、彼らが国の国防の幹部になることを見越している。それに特殊部隊の教育でもインドの実際に村人を使って反ゲリラ掃討作戦の実習をする。更にインド空軍には旧ソ連の旧式のミグ21しかない。そこで航空ショーをインドで開いて各国の航空機メーカーを競争させている。これは日本のように日米安保で対米従属でアメリカで使わなくなったオンボロ兵器を一方的に買わされているのとは大違い。そしてジョセフ・ナイに普天間やグアム移転に反対したら「反米だ、という認識をする」と恫喝される始末だ。
▼まあかようにインドはしたたかに軍備拡張路線をとる。それも日本と違って近隣諸国の援助を通じて自分の味方を広げようという長期的な視野に立っているのだ。それにしても映画「スラムドッグ」で底辺の生活を見せつけられ、カースト制度も残っているのに、TVでシン首相が「インドは民主国家である。だから国連常任理事国になる権利がある」などと演説しているのを見せつけられると、「??」という感じになってしまう。しかしアメリカのF15戦闘機イーグルのパイロットのデモンストレーション飛行は、思わず唸ってしまうほどうまかった。
▼本当は「消えたヘッドライン」を書こうと思ったが、時間がなくなってしまったので明日書くからねー。

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May 25, 2009

◇「ブッシュw」を見る

Kakumatujaku(取材した近くにあった郭沫若の住居跡)
▼昨日某所に取材に行った。帰り際に応接間に松井秀喜とかイチローのグッズが沢山あるので、「野球がお好きですか?」と水を向けてみた。すると「N(日本のマスコミ界の重鎮、キングメーカー)と友だちでいろいろ貰うのだ。ネット裏の年間席ももらってある」というので驚いた。取材対象者は今回この人ではなかったが、とても楽しい取材をすることができた。
▼◇「ブッシュW」頭は悪くても親が過去に卒業していれば入る事ができるイェール大学に入学する。そこでサークル認められるには上級生から強引に酒を飲まされ、氷水の入ったプールに入れられ「大歓迎」を受ける。ブッシュジュニアはフラタニティ(男子大学生の友愛会)の1つである「デルタ・カッパ・エプシロン」に所属する。ブッシュは先輩部員40人の名前を全部暗記していて、一目を置かれる。こういう難問をクリアして「歓迎会」を無事パスすることになる。パパ・ブッシュは息子に期待していたが、アルコール依存症でしかも女子学生を妊娠させてしまい、父親はそのもみ消しに追われる。そして父のやっていた石油採掘の仕事もさぼっていて1日で辞めてしまう。学業も取りたてて優秀という訳ではない。父が知事選に出るとき「手伝ってくれ」といわれ、「ひょっとしてこれは自分も政治家になれということか」と誤解してしまうのが失敗の始まりだ。
▼最初野球場の始球式に招かれてボールを放る場面から始まる。大歓声のもと(映画だからスタジアムは空っぽで観客もいないし、声援もアテレコだ)ブッシュWは本当は野球のコミッショナーになることが夢だった。しかし学生時代後半に現在の妻ローラに出会った事からのもとで、それまで遊んでばかりでグレていた男が突如キリスト教という精神的支柱を手にしする。そしてついにアメリカ大統領という最高権力者になってしまう。しかし、パパブッシュについで第二次湾岸戦争に突入してしまう。そのときの理由はご存知のように「大量破壊兵器」があるかどうかだ。しかし指導者としての能力を欠いた彼は、取り巻きのいい加減のアドバイスに右往左往しながら、結果として決定的な証拠を欠き曖昧のまま「戦争」に突入してしまう。
▼閣議で「協力してくれる国はどこだ」という会話が閣議でされる。「イギリス…」から始まってモロッコが出てくる。「モロッコは何をしてくれるのだ?」と聞くブッシュ。「猿を送ってくれるそうです」、「何?」「何でも地雷探知モンキーだそうで」にはおおいに笑える。最後に日本が出てくるか「検討中だそうで」で終わる。
▼ブッシュジニアがなぜ第二次湾岸戦争を起こしたのか?それは父親があの時フセインを最後まで追いつめなかったからいけないのだ。その思いが彼の頭のなかにはずっとあった。あの優秀な父を超えるには「フセインを徹底的に叩くしかない」、と思ったのだろう。しかし結果として大量殺戮兵器は見つからなかったし、失敗に閣僚たちは口をつぐむばかり。ファーストシーンは始球式だが、ラストシーンは同じ野球場大きなホームランかフライが打ち上げられる(音声だけだが)ブッシュWはその球が落ちる所でグローブを構えているがいくら待っても球は落ちてこない。このシーンで終わるのだが、これはブッシュwは自分では一生懸命やったつもりでも、国民の反応は何もなかったという事を暗示させる。
▼オリバーストーン監督の最新作だ。好みは分かれるところだが皮肉が効いていてとても面白かった。とにかくブッシュもそっくりだが、ライス国務長官、とくにチェイニーは本人ではないかと思うほど似ていて気持ちが悪いほどだ。

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May 24, 2009

◇「チョコラ」を見る

▼昨晩12chの「新緑の山に登ろう」という番組があった。途中までみていて、先日ひつじねえさんが「根本りつ子と一緒に入浴シーンで出演するかも知れない」としゃべったのを思い出した。果たして何番目かの「名峰八ヶ岳…」を見ていると入浴シーンで本当に出てきたので驚いた。根本りつ子さんは昔「大岡越前」で医師を演じる竹脇無我の助手をしていた方である。ひつじねえさんはまるで、むかし「ディスカバリー・ジャパン」のCMに出ていた高峰三枝子のような豊満な身体を惜しげもなく(「撮影のためタオルを着用」していたが)TVカメラの前にさらし、かつセリフも結構多かった。♪「山の淋しい 湖に ひとり来たのも 悲しい心」
▼きょうは昼から取材が入っているので手短にする。昨日映画を見ていたら留守番電話が入っていて、内容は先日ブログに書いた亀戸の喫茶店の場所に関して問い合わせだった。場所は北口を十三間通りを北上する300mほど歩くと蔵前通りの手前に、三菱UFJ銀行があるのでそこを右折する。江東社会保険事務所を通り過ぎて50mほど行ったところに最初の角を右折するとすぐ見えてくる。
▼◇「チョコラ」アフリカのケニアにある地方都市ティカ。そこには鉄くずやプラスティックのボトルを拾って暮らしてている少年たちがいる。彼らは夜明けとともに、大きな布袋を引きずって、それらのクズを拾って歩く。言わばストリートチルドレンにような子どもたちなのだが、農村からこの都会に出てきて、くず鉄を拾って暮らし始めているのだ。ケニアではスワヒリ語が日常的に使われているが、この少年たちが暮らしている地域をスワヒリ語で通称「チョコラ」と呼ばれている。つまりスワヒリ語で「拾う」という言葉は蔑称なのだ。現地の人達は「チョコラになってしまうよ」とか「どうせチョコラ」だからという使い方をする。一生懸命拾えば一日どうやら喰っていく事はできる。しかし生きていくためにはクズ拾いだけではなく、物乞いをしたり、タバコを吸ったり、シンナーを吸引したり、やる気のなくなった子どもも中にはいる。どうしてこうなってしまったのか?村の生活がイヤになって、都会に飛び出して来てしまったというのが実情なのだろう。
▼彼らを立ち直らせようとボランティア活動をして登場する、一人の日本人女性松下照美さんがいる。年齢は筆者と同じくらいで、少年たちを何とかまっとうな道に戻して自立させようと、少年たち連れて親や学校などを回って交渉している。松下さんはある少年を結構手広く農業をやっている実家に連れて行く。親に「姉さんの所に住んで学校に通いたい」と言う。親はもう「姉さんは結婚して所帯ももって子どものいるので無理だ、学校に行きたければこの村の学校に行けばよい」と突っぱねる。少年はもう、カネを稼いで遊ぶ楽しさを覚えてしまったのだ。そして松下さんは再び町に住む彼の姉さんの住まいを訪ねる。姉さんは町の小さな共同住宅っぽい一角に住んでいるが、どうも通常の生活をしているようには見えず、「夜の商売」で生計を立てているように見える。松下さんは少年をここに置くのはもっとまずいと考える。
▼別の少年を学校に連れて行って「勉強の必要性」を訴えるがどうも、少年は分かったのかどうか不明だ。松下さんはボランティアとして少年たちと接触をして、親を捜して何とか学校だけでもまともに出て普通の生活ができるよう助力している。しかし残飯をあさっても何とか食べ、身体が汚れたら近くの河で洗うことができるティカでは、その生活に戻らせるのはかなり困難が伴うだろう。そして今朝も朝日が登ると同時に少年たちのクズ鉄やプラスティックを集める仕事が始まる。少年たちは顔なじみの仲間同士は助け合う。ある時は喧嘩もしたりする。みんなほんとうは、田舎に自分の家もあるし親だっている。中には家族も分からなくなってしまった少年もいる。少年たちにはそれぞれきっと色々な事情があるに違いない。少年たちはアフリカの青空の真ん中に輝く太陽があれば生きていけるんだ。
▼撮影隊が帰国する車に乗り込むと「ねえ日本に連れて行ってくれよ」とせがむ。かれらは日本がどんなに住みにくい国かまったく知りはしない。日本の価値観で言えばティカはとても住みにくい場所の様に思える。しかし少年たちにとっては、親の小言や先生の小言を、聞かずに住むことができる、これ以上楽しい場所はないに違いない。どんな逆境にあっても少年たちは、クズ鉄集めは苦労ではない。彼らの明日に向かって歩こうとしているのだろう。渋谷ユーロスペース。

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May 23, 2009

WOWOWで若松孝二の「実録連合赤軍」を見る

▼携帯で過去に契約していた着メロ会社とは全部解約出来た。あちこちの会社に直接問い合わせた結果、ドコモの場合、「マイメニュー」から削除すれば良かったのだ。かつて「離婚弁護士」の着メロ「君の瞳に恋している」とか「踊る大捜査線ムービー」の「チャンチャンチャンチャチャ」というのが入っていた。これで3、4年もの間、毎月600円も支払っていた。明細をチェックして良かった。
▼トップページの写真はクリックすると大きくなりますので、お試し下さい。今後気に入った写真が撮れたときはやってみます。しかしメルマガをお送りしても、写真を変更してもまったく応答がないので、「まぁ、こんなもんかな」と思っています、ひと月ほど前にある保育園を取材して園長に記事を書き直された話を書きました。記事のご自分を美化している部分は全部本人が書き換えたので、わたしはあえて「無署名」にしました。ところが編集部には「良かった」という感想が次々送られて来るのです。結局日本人って浪花節が好きなのだな、と思いました。
◇「実録連合赤軍/あさま山荘への道程」WOWOWで一昨日の深夜に放映されたので、3時間余もあったが録画して見た。監督の若松孝二は佐々木惇行の「突入せよ」を見て、「これがあさま山荘の実体ではない」と腹を立ててこの映画を作ったと語っていた。しかしわたしが見た印象では、どっちもどっちという感じがした。少なくとも70年代で、若松の描くような「革命前夜」という雰囲気は日本にはなかった。あくまでも一部の過激派の学生運動家が騒いでいるというだけだった。つまり60年代と違って一般国民や市民まで巻き込んだ運動にはなっていなかった。前半は実写を入れて「争乱状況の描写」でそれぞれの「活動家」が「運動」に参加する経緯を描写している。そして榛名山から大菩薩峠以降は立松和平の「光の雨」とかなり似通っている。いやほぼ同一と言って良いだろう。後半はあさま山荘に立てこもった男たちを建物の内部から描いている。
▼佐々木の映画「突入せよ」では連合赤軍はあえて不気味な存在として姿は出て来なかったので、それを補っている。永田洋子役は「光の雨」の裕木奈江 の方が圧倒的にうまかった。第一役者たちが「革命的セリフ」をいくらしゃべっても「内容をちっとも理解していない」ので、すべてが空回りして見えるのだ。結局の所革命的言動をしない人物たちは「反革命」と言うことになりリンチの対象になり「総括」されてしまう。これは少数の「革命派」にとって疑心暗鬼とは必然的について回る結果であろう。
▼この映画が公開された当時あるジャーナリスト団体のWebで執拗にこの映画が商会された事があった。関係者に「どうしてか?」とお聞きしたところ、当時の「現官房長官のSなどちょっと間違えば、この一味になっていたのに逃げ切ってハーバードに行って、今は権力者の側の人間になってしまった。実はこの他にも逃げ切って権力者の側に身を潜めている連中が大勢いるのだ。そういう連中への当てつけだ」という意味の事を仰っていた。わたしは若松は当てつけで映画など作らないと思うが、Sの過去をネットで調べてみると「なるほど」と納得できることが多かった。

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May 22, 2009

漆黒の闇でないと眠れない。

▼出掛けたとき某乗り換え駅で、地方から上京したと思える中学校くらいの生徒と先生と一緒になった。全員マスクをかけて右往左往している可愛い姿をみて思わず微笑んでしまった。旅行自体は決まってしまっているので、今更変更することも出来ず「全員マスク着用」で出掛けて来たのだろう。子ども国連大使を派遣して校長が昨日昼間に記者会見をしていたが、「ウィルスに罹った子どもが、迷惑をかけてしまった、といっていた」といきなり後ろを向いて泣き出すのには驚いた。行かせたのは校長の責任であるはずだが、「決まっていることだから仕方ない」と行かせたに違いない。いよいよ「映画館もマスク着用で鑑賞」という所がでてくるらしい。わたしのところは家族が花粉症なのでマスクは買い置きが沢山あるが、息苦しくなるのでわたしは着用するのが嫌いだ。もしそうなったら、チケットのもぎりのところだけ着用して、映画が始まったら外す。マスクがもし手に入らなかったら西部劇のギャングのようにバンダナでマスクの代用をする方法もある。先日自宅で密かに試したら、家族にたいへん不評だったのでこれはやらないだろう。
▼昨日「部屋が明るいと眠れない」と書き始めたが、話がどんどん逸れてしまい、肝心な事が書けなかった。わたしの部屋は一応そのような理由で遮光カーテンにしてある。しかしそれにもかかわらず、ネコはわたしを起こしにやってくる。知らんぷりをしていると机の上に置いてあるメガネや手帳を床にたたき落とす。それでも放っておくと、ついに空になったコーヒーカップを落とす。この音はかなり高く下の階の居住者に迷惑がかかるといけないので仕方なく起き上がる。
▼わたしの部屋には20インチの液晶TV、HDDレコーダー、CATVのチューナー、ミニコンポ、それに光ファイバーの分配機がある。これらが深夜になると「2001年宇宙の旅」に出たHALの様に爛爛と目を輝かしてくる。光ファイバーは電話と接続しているので切るわけにいかないので、目障りにならないところに隠した。ミニコンポは再生していないときは時間表示をしないものに変えた。後の機器は光る部分に養生テープやフラットな磁石を使ってマスキングをした。なおかつこれらの機器には一つひとつ一ヶ所でコントロールできる電源スイッチを取り付けたので、どうしても駄目ならそれで切ってしまう。かくしてわたしは人工的な漆黒の闇の中で眠ることができるのだ。
▼ブッシュ時代からグアンタナモの米軍基地で、アルカイダの一味と見られる人達を「眠らせない」、「水責め」、「火責め」の拷問にかけているというが、わたしの場合最初の「眠らせない」だけでもう「降参」である。オバマがこの「拷問施設」をアメリカ国内に移設しようとしたら、議会で否決されたと今朝報道されている。その理由が「危ない人たちをアメリカ国内に連れて来たらさらに危ない」というのだ。ではもしその人たちが隣接するキューバ国内に逃亡したらどうなるか、考えた事はあるのだろうか?一度もありはしないだろう。それにかつて彼らが逃亡したことすらなかった。アメリカ人というのはどうも手前勝手な割に小心者が多いのだ。

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May 21, 2009

『公判前整理手続』とは?

▼訂正とお詫び:昨日送信したメルマガで<Mail&E-Mail>のトップに原稿は星林さんの投稿によるものです。うっかり筆者の名前を落としてしまいました。訂正して下さい。
▼数日前の夜のことだが、某友人から電話があった。顔を合わせた記憶は1年ほど前の事で、お話しするのは3年以上前になる。その相談内容とは、「普段使っているパソコンのCDドライブが壊れたので、別の使わなくなったPCから外したCDドライブを取り付けたが認識しない」というものだった。そして「BIOSが原因だと思うから教えてくれ」とおっしゃる。夜はもう頭は仕事モードから切り替わっているので、いきなり電話がかかっていてもお答えできない。それで相談事は水曜日の午後に限っているという訳だ。すぐにはご返事できない。明日近くまで行くので「BIOS」について詳しい本を持参する」とお答えした。2時間近く色々考えて次のようなメールを送った。「BIOSはPCを起動するとき、HDDかFDかそれともCDから起動させるか、その順番を決めるもので関係ない。原因として考えられるのはケーブル外れ、ジャンパーピンの位置間違え、スカジーのCDをATAに取り付けても全く認識しない事がある」とご返事した。そして昨日の午後メールの返事があって、「ケーブル外れが原因だった」という事だった。このように過去の失敗が現在に生きてくる訳です。
▼昨日は会議のあとちょっと飲んで帰った。わたしは前にも書いたが気温が30度近くならないとアルコールは飲みたくない。今月は6日の結婚披露パーティで飲んだだけだから2週間振りになった。しかも昼間は気温がグンと上がったので、ちょっと早いかなと思ったが短パンで出掛けた。そのとき、先日わたしがシュレッダーで破った賞状は何かとクイズを出したら、見事にそれを当てた人がいた。それを聞いてまた拍手をした方もいたので大笑いとなった。そのとき遮光カーテンの話になった。わたしは部屋が明るいと眠ることが出来ない。何度も書いているが、前はマンションの前が2階木造の家で屋上の屋根に米を撒いておくと小雀がそのエサを食べにやってきていた。ネコのロクちゃんはそれを見るのを楽しみにしていて、夏になるとわたしを起こす時間が次第に早くなるのだ。「雀たちがやってきたわ。早くお米を撒いて頂戴」と起こしにくる。その起こされる時間が冬は午前7時でも良いのだが、夏は午前4時頃になってくるので本当に寝不足になるほど辛かった。今はその木造家屋の跡地に5階建ての建物が建ったので、早起きする必要はなくなった。だが土日、祭日に関係なく、午前6時になると「お腹が減ったよ、エサをくれ」と3匹のネコちゃんたちは騒ぎ出すのだ。
▼今朝の朝日5面に、「朝日ニュースター」の裁判員制度問題でご紹介した阿曽山大噴火氏が登場している。ここで彼の経歴を知ったのだがあの「大川興業」に所属していたのだ。そこで阿曽山が言っていることは、わたしがブログで間違った記述をしてしまったが、以下の通りである。「裁判員が参加する重大事件の刑事裁判は、裁判官・検察官・弁護士の法曹三者が事前に協議する『公判前整理手続』が義務づけられています。」という部分だ。彼は放送では、この事前整理手続きで検察によって一定の方向性が決められてしまう危険性について話していた。しかしきょうの新聞のCMのスポンサーは法務省あたりなのだろうが、それが消えてしまっていた。

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May 20, 2009

キャサリンの死

▼本日午後4時はメルマガ締めきり日、他にも忙しいので手短に書いて終わる。
▼しかし新型ウィルスでマスクがもの凄く売れているらしい。風邪は飛沫感染だから、自分の口から飛び出すものは多少は少なくする事ができる。しかしこれで予防できるかと言えばノーだ。まったく予防する事はできない。体調管理を万全にするほうが、余程効き目がある。手洗い、うがいはもとより、過飲、暴食をやめて睡眠時間を十分にとり、免疫力さえ高めておけば、今回のウィルスはかなり防ぐことができる筈だ。
▼夕べからのニュースを聞いて少し驚いたのはキャサリンの死である。別にあの山村美紗のミステリーに出てくる名探偵のキャサリン(かたせ梨乃)ではない。体型も違うけど元NHKにいた頼近・キャサリン・美津子。NHKにいたころは本当に美しかった。今朝の朝刊で顔が写っていたけど、「あんた誰?」と言いたくなるほどの変貌ぶりだった。NHKからフジTVの鹿内に4000万円の契約金で移籍するのだが、口さがない週刊誌では「鹿内は会社のカネで嫁を買った」と書かれたが、まさにそうだった。そのキャサリンはクラシック音楽が好きで、「落ち込んだときマーラーの2番を聴く」と言っていたので、わたしも迷うことなく買って聴いていた。
▼先週の愛川欣也パックインジャーナルは民主党の総裁選のまっただ中だったこともあり、「民主党はどういうプロセスで政権を取るか」という話が前半あった。わたしは民主党に何も期待を抱いていない。それに鳩山代表は「日本核武装論者」でもある。もし民主党は一切の企業献金を受けていなくて、「キレイ」な人達の集まりであるなら、「部長以上の官僚の辞表を出して貰い、総入れ替えする」という話も説得力あるが、今の体質は自民党と何も変わらないと思う。
▼その中でも朝日シニアライターの山田厚史が、「日本は右上がりの成長が鈍ったとか止まったとか騒いでいるが、地球の資源に限りがあるので、日本だけいつまでも右上がりで進むはずはない。問題なのは企業が儲けたカネの再分配方法なのだ」と言っていたが、山田の指摘はまさにその通りだ。
▼メルマガ締めきり時間守ってくださいね。

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May 19, 2009

邪魔な賞状類は捨てる

▼まず明日のメルマガ締めきり時間についてお願い。すでにお一人から投稿いただいていますが、明日の夜は会議のため出掛けます。投稿してくださる方は午後4時までに送信願います。常連の方がこの時間に間に合わなかった場合、一斉送信時間は夜10時を過ぎると思います。どうか午後4時までにご協力をお願いします。
▼今民放各局が東京オリンピックを開くことの是非を問うアンケートしています。読者のみなさんも応募して「反対」の意思表示をしてくださるようお願いします。さらにわたしは反対の理由の一つに「築地市場の月島移転は無駄で危険である」とも書きました。
設問はほとんどボタンを押すだけで少ないので1~2分で終わります。
アンケートに答えると、抽選で101名様に1000円分のQUOカードが当たります。わたしはカードの抽選には応募しませんでした。最後に今後どのようなアンケートをやったら良いでしょうか?という項目があったので、わたしの場合「石原慎太郎が都知事に相応しいかどうか?」と書きました。
しめきりは本日(19日)の深夜0時までです。
アンケートフォームはこちらです。
▼昨日の夕方自宅の電話に北海道の毛ガニの売り込み電話があった。「茹でずに新鮮なままお届けします」。というので「せっかくですが、来週北海道に行きますからいりません」というと、いきなり「ガチャン」と電話を切る礼儀知らずな販売員だった。
▼日曜日は自宅の不要品の整理で、家族の使っていたカセットテープを50本くらい捨てた。もう再生するラジカセはもっていないし、面倒だ。本当はイレーサーがあれば使い道はまだあるのだが、今はカセットテープ・イレーサーすら販売していない。かつてソニーで新書版の本2冊くらいの大きさの箱があって、そこを通すだけでテープの内容を一気に消去する事ができた。わたしが持っていたのは5インチのリール型テープの内容を消去する装置だったが、あまりにも重いので捨ててしまったが惜しいことをした。
▼ついで出てきたのはあの丸い筒に入った賞状類である。地方に行くと額縁に入れてお茶の間に何枚もそういう賞状が並べている家が多い。わたしの持っているのは昔PTAの役員をやった感謝状とか、管理組合の役員とか、永年勤続とかそんなあまり価値のないものばかりだ。しかもその一枚は持っているだけで忌々しいので、シュレッダーに掛けて粉々にした。筒は潰してゴミ箱に入れ、賞状は折ってクリアファイルに入れた。

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May 18, 2009

◇「ベルサイユの子」を見る

▼この天気の変化には体調が付いていかない。昨日も、朝は雨がしとしと降っていたので、銀座まで映画を見に行くために何を着ていくかかなり迷った。結論として下はレインスーツのパンツ。上は撥水加工した防寒ジャケットにした。その下はセーターにTシャツ一枚だ。ところが昼近くになると蒸し暑くなってきて参った。セーターはどうも余計だったようだ。
▼映画の前に帰宅してWOWOWで午後から「刑事ヴァランダー」が3本連続放映されたので、つい見てしまった。主演はケネス・ブラナーで原作は世界で2500万部売れたというミステリーだ。ケネス・ブラナーはシェイクスピア俳優としても有名な人で、10年ほど前に上映された、「オテロ」はローレンス・フィッシュバーンがオテロで、彼はイアーゴを演じて、オテロの妻デズデモーナはイレーヌ・ジャコブだったっけ。録画設定して出掛けたので、2本目の途中から見た。3本目は娘が3日間の旅行に行くという設定で、たった3日なのに激しいハグをするのが、何か娘との関係には見えなかった。ブラナーは冴えない中年の刑事で前糖尿病の症状が出ており、犯人を追っている途中症状が出て倒れてしまったりする。1週間前に日経にWOWOWは1月から4ヶ月間契約解除が連続しているという。通常は4月だけらしいのだが、景気の悪さとアメリカのつまらないドラマばかり流しているせいだと思う。それにWOWOW独自製作のドラマを時々流しているが、俳優が「豪華」な割にはつまらなそうで見る気が起きない。こういう質の良いヨーロッパの面白い番組を流して欲しいものだ。
▼◇「ベルサイユの子」(原題は「ベルサイユ」)ベルサイユ宮殿の近くの森に大勢のホームレスたちが住んでいることはあまり知られていない。5歳くらいの子どもを抱えた23歳の母親は森をさまよっている途中、一人の男ダミアン(ギョーム・ドパルデュー、ジェラール・ドパルデューの倅でこの映画を撮ったあと肺炎で急逝してしまった)が掘っ立て小屋で暮らしているところに行き着く。男は女に「生活保護を受けろ」と勧めるが、女は「まだ25歳になっていないから受給資格がない」と尻込みする。ダミアンは「法律の262条の1項に子どもがいる場合は受給できる」と教えてやる。彼女とひと夜をともにした男ダミアンに息子のエンゾを置いてきぼりにして逃げ去ってしまう。困ったダミアンはエンゾをバスに乗せてパリの中心地に送ろうとするが、少年はバス停で寝込んでしまい、ダミアンの元へと帰ってくる。しかたなく少年と生活を共にする。ゴミ箱を漁って食料を手に入れたり、同じ森に暮らすホームレスの人達との交流が始まる。
▼手づかみで食事をしようとするエンゾにダミアンは「フォークをつかえ」と躾もちゃんとしようとしている様子がうかがえる。ホームレスたちは貧しいが、水風呂に入ったり、ささやかなパーティを開いたり将来に不安だが助け合って暮らしている。
▼男はエンゾを連れて実家に戻る。父親は麻薬の過去がある息子は一歩も家に入れないと拒否するが、可愛いエンゾの姿を見て「お前の子どもか?」と態度を和らげる。エンゾは建築の解体現場で働いて家賃として実費を家に入れる。家族の心配はエンゾが学校に行く年齢なのに通学していないことだ。そのためには誕生証明書が必要になる。考えた挙げ句ダミアンが自分の子どもとして認知すれば良いことが分かる。裁判所で認定を受けて晴の学校に通うことになるエンゾ。ダミアンは家を飛び出して行方不明になるが、父と後妻は我が子のようにエンゾを可愛がって育てる。そして7年後ダミアンの両親の所にエンゾの母という女から「息子のエンゾに一目会いたい」という手紙が送られて来る。銀座シネスイッチで。三益愛子の母子ものみたいな子どもをダシに使った映画は苦手だが、かなり良かった。
▼しかし大阪では映画館も流感で閉鎖要請が出ているという。東京がそうなったらどうするか?わたしは常に4本は見溜めしてあるが、イザとなったらDVDを見て書くしかない。

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May 17, 2009

WOWOW◇「クライマーズ・ハイ」を見る

▼昨日朝のTV占いによるとわたしの星座は買い物運が良いという。それを入手すべく、午後からある場所を訪ねる。店であるものを見せてもらう。一番目のものを見せて貰ってから2番目をだしてもらう。店主は「今買うならこっちですよ」とおっしゃる。それは分かるが後者は前者よりも1万円も高いので、何も買わずにそのまま帰ってきた。生活必需品でも、仕事の必需品でもないから、これで良いと自分を納得させる。
▼◇「クライマーズ・ハイ」WOWOWの再放送。2年前にNHKのTVで佐藤浩一が主演するのも見たし、原作も読んでいる。どちらが良かったか一慨には言えない。「ハイ」とはおそらく「ハイテンション」の略だろう。台風が近づいてきて、自分がいるところを台風の目が通ると予報がでると、雨戸を打ち付けたり、屋根の瓦が飛ばないようにする。あるいはロウソクに握り飯を用意して緊張感が漂う。こんな雰囲気に似ているのではないだろうか。映画では初心者が緊張してハイテンションになり、自分が凄い登山家になったような気持ちになる。そして怖いモノがなくなり、かえって事故に遭うことが多いという。
▼日航機墜落事故に直面した地方新聞社が舞台だ。新聞社の社内が随分綺麗で広い。しかしわたしが見聞きしている地方新聞社は狭くて汚い。中央紙でもこれほど広い部屋はないと思う。遊軍の悠木和雅は事故の一報が入ると社長の思い入れもあって、日航機事故取材の責任者に任命される。彼にはいくつかの悩みがある。その一つは留守がちで息子になつかれないこと。社長に「坊や」と可愛がられているので、他の社員から妬まれていることだ。あの事故が起きた頃わたしはアマチュア無線機を車に搭載していたが、悠木の会社は無線機を持っていなかった。だから現場に行った記者は、共同通信から借りるか(断られる)、民家で貸して貰うか連絡手段はない。
▼一方新聞には締めきり時間があり、新しいニュースがあっても発送時間を繰り下げる訳にはいかない。そしてカネを稼いでくるのは広告部だ。その広告スペースを潰しても記事を入れる訳にもいかない。悠木はことごとくそれらとの壁にぶつかる。映画では社内でそれを巡って大げんかが始まるが、現実にそんな事はあり得ない。広告部が絶対なのだ。それにデスクが勝手に広告を削除する事もあり得ない。それに販売店と広告部の癒着はここに書けないが、「社会の木鐸」某全国紙でも広告部は、販売店主たちを「酒池肉林」の接待づけにする。
▼そういう制約下にあって必死でまさに身体を張って遭難現場で取材し送ったが、「輪転機の故障」と称して掲載されず怒り狂う記者たち。それに輪を掛けてワンマン社主がセクハラを繰り返す。TVでも杉浦直紀かが社主を演じていたが、彼の演技は鬼気迫るものだった。彼のただ一つ良いのは自衛隊嫌いであることで、救出で活躍する自衛隊を書くよりは中曽根の靖国参拝を掲載すべきだという、変わった価値観の持ち主でもある。そして部長級の社員は、過去に連合赤軍の榛名山のリンチ殺人事件を取材報道した事だけが「自慢」でそれが若い社員に嫌われている。
▼山に登った同僚の不慮の死とともに、そういう軋轢を乗り越えて自分の主張をいかに貫こうをするかが見物になっている。結局記事では、「圧力隔壁」のスクープは裏が取れないとして二の足を踏んで、他社(毎日)に抜かれてしまう。カネも記者も、機動力もない地方紙にあって、記者魂とは何かと問う映画となっている。

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May 16, 2009

下町の隠れた音楽喫茶店に行く

Creshend「クレシェンド」の店先
▼ついに風邪をひいてしまい、昨晩は午後9時には起きていることができなくなり葛根湯を飲んで蒲団にもぐり込んだ。その後汗をかいたせいで、今朝はくしゃみは出るが少しは良くなったような気がする。だが映画館通いはきょうは中止する。
▼昨日は親友A君に会った。頼んでおいたものが出来上がったというので受け取る。ついでにかねて話していた喫茶店に行こうという事になった。本当は「アドマチック」に出ても良いような店だが、出なかった。店にはタンノイからアルテックなど様々なスピーカーが所狭しとならべられている。そしてそれをならすための真空管アンプも多数ある。しかしよくある名曲喫茶店とちがって音を朗朗と響かせるわけではない。広い空間で大きなスピーカーをつかって小さな音量で響かせるのだ。この日流れていたのはオールディズの曲が多かった。「悲しき雨音」が流れて来たときは思わずジーンとなった。
▼こういう所で聴くとMDの音、CDの音の違いは一目瞭然だ。気むずかしそうな店主に帰るとき聞いた。「自分のレコード持って来たらかけていただけますか?」と。すると「お客さんが少ないときで、うるさくない曲だったらいいですよ」という返事が返ってきた。店の名前は「クレシェンド」といい、JR亀戸駅から徒歩5分くらいの街の裏手にある。
Creshendin
店の内部のスピーカー群

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May 15, 2009

「ぜい弱」は分かりやすい言葉にしてくれ

▼寒くて鼻風邪が抜けない。それでティッシュペーパーボックスが2日か3日で空箱になっていく。夕べは夜の仕事があって出掛けたが、某駅で迎えの車を待っている真冬の様な風がビュービュー吹いてきた。しかも相手は自宅でお待ちになっていた。わたしは駅前だと思って30分以上待たされ風邪は悪化した。2日前の昼休みに電話をいただき「パソコンにウィルスが入ってしまったらしい」とおっしゃる。疲れるので、夜間と土日の仕事はお断りしているのだが、「どうしでも」と泣きつかれ、しかも相手は女性だったので出掛けた。幸いウィルス対策ソフトはインストールしてあった。「料金請求の画面が4つも出てきた」とパニック状態だった。しかし1時間半ほどかけて念入りなチェックをしたが、「ぜい弱な」が4つ見つかったが「問題ない」ので、その旨お話しした。教師をなさっている方だが「ぜい弱とは何か?」「クッキー」は何かと質問された。
▼うーむ困った説明に難しい。前者はコンピューターが高度化するに従って出てくる、ウィルスに攻撃されやすい脆い部分とでも言おうか。後者は「足跡」とお話しする。かなり長い作業になることを覚悟していったが2時間で終わり、後は人生談義をしてきた。それでも帰宅できたのは午後10時半頃なので疲れた。
▼昼間本屋さんに立ち寄ったら目の前に「週刊新潮」があったので噂の鴻池氏のツーショットが写真がたくさん出ていた。ゴルフボールも結構飛んでおり、とても「健康上の理由で辞任」するようには見えない。
▼それにしても昼のNHKは民主党の党首選挙の特集だ。わたしは民主党の党員でも議員でもないので選挙権はないのに、なぜこんな番組を延々と見せられなければならないのか納得がいかないので民放にした。するとTBSはユニクロの宣伝番組のようだったのでスイッチを切る。例えエコポイントでテレビを買ったとしても、こんな非生産的で脳を刺激されないような番組を見ていたら、脳が加速的に痴呆症に近づいてしまう。
▼電車にのって外出して良いことは新書版くらいなら2時間で1冊読み終えることだ。
▼この1、2日検索用語を解析していると、筆者の事を調べている方がいらっしゃるようだ。そんなセコイ事をしなくてもトップページのフォーマットで正面から堂々と質問して欲しいぞ。ブログやHPに自分の素顔を書くバ○はいない。ついでに取材、撮影などの仕事をご紹介していただけると適正価格で対応させていただくことができよう。決して「格安」ではない。

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May 14, 2009

いま刑事モノドラマが異常に多い

▼急に身辺整理を始めた。昨晩もゆっくりしていれば良いものを押し入れの段ボールを開けると5年以上前の使わなくなった経理関係の書類がドッと出てきた。そのまま捨てるのは良くないので、一応シュレッダーにかける。わたしは機密書類を扱うことが多いので(嘘だよ!)比較的大きなシュレッダーを持っている。それで30分ほどかけて裁断をする。1年前にもDVDと本をかなり処分して本棚にすき間ができた。いままた1年間一度も触らなかったモノを処分する事を考えている。昨晩は書類に加えバッグ類を3つ捨てた。
▼片付けをしていたら、疲れてしまってWOWOWで前日放映された、横山秀夫原作の「ルパンの消息」を見てしまった。どうという話ではないが、3億円強奪事件の容疑者が時効で無罪になってしまう。その事件に関係していた一人の男が、今から20年前に起きた高校教師殺人事件が関わっていたという嫌疑を受ける。当時の何人もの関係者が取り調べを受ける。どれも怪しいのだが、最後に悠々と任意で出頭した喫茶店のマスターに一番嫌疑が深まる。時効になった午前零時マスターは高笑いして帰ろうとする。しかし検事は容疑者が過去に3日間韓国旅行に行っていたことに着目した。つまり刑事訴訟法によって海外にいた日時は時効が停止するのだ。話としては面白いが過去の高校時代に遡って試験問題を職員室から盗み出す話や、女性教師の同性愛問題など、現実離れしすぎて説得力に欠ける。
▼最近思いのだが、TVで急に刑事モノが増えていると思わないだろうか?ここ数日のTV番組表を見ただけで、「臨場」(横山秀夫原作)、「BOSS」。そのどれを見ても刑事などの態度がもの凄く横柄なのだ。とくに「臨場」の警視庁捜査一課管理官の立原真澄を演じる高島政信の権力を笠に着た演技は毎回吐き気がするほどだ。そしてどれも刑事たちは絶対正義で「悪を暴く」ことがだけが生きがいになっている。しかし現実問題として、秋葉原大量殺傷事件がホコテンの中止であたかも解決しているような錯覚を受けさせられている。問題の根底には派遣切りや貧困格差の拡大があるが、それに対して権力側は何のても差し伸べてはいない。こいつらが裏金を作って自分たちだけが良い思いをしていると思うと余計腹が立つ。
▼5月3日(日)夜19時からNHK教育テレビのETV特集「いま憲法25条“生存権”を考える」を見た。これには年越し派遣村の湯浅誠氏と経済評論家の内橋克人氏が対談する形で進められた。二人は憲法25条ができるまでを見る。生存権は何にましても尊重されなければならない。しかし現実に生活保護は「不正給付」を理由に一時期、申請しても認められない状態が続いた。だが誰もやらない以上自分たちがその、糸口を広げるというのが湯浅の考えだ。そして民主党などが提唱する第二セイフティネットに関しても、それによって生活保護が、切られてしまう危険性を指摘していた。その中で初めて知ったのは森戸辰男の事である。彼は戦前二回にわたってドイツに留学しており、そこのワーマール憲法で学んだ事が「生存権」として憲法25条に反映されたことが明らかにされていた。
▼まとまりのない話ですみません。時間がないので以上。

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May 13, 2009

「仙波敏郎/さらば警察、わが人生に悔いなし」を見る

▼家族宛送られて来るカード決済の明細書をみたら、ある新聞社系のネットの「情報使用料」という項目で毎月525円差し引かれていた。この会社のアドレスは有料に移行するとき、解約した筈である。毎月525円でも年間6300円になり、少なくとも3年は続いている筈なので18900円と結構な金額となる。1昨日から何とかこれを解約してやろうと、調べていた。IDすら分からないので、それを調べる事から始まったが、午後ようやくそれを解約する事ができた。
▼実はわたしの携帯も使っていない着メロのサイトから3件毎月差し引かれている。これも昔数回使っただけでそのままになっている。これも近日中になんとか解約しなければいけない。
▼毎朝起きると体重計でチェックしている。この2ヶ月ほど体重は増加の一途をたどっている。いや理由は分かっているのだ。家に菓子類があるので、つい口に入れてしまうこと。もう一つは気温が上がってきたのでアイスクリームを毎日食べていたことだ。デスクの脇に「腹が減ったら麦茶を飲め!」と書いた紙を貼った。一ヶ月で1kgは減らしたいところだ。
▼火曜日夜7時からテレビ朝日で放映された「さらば警察我が人生に悔いなし」を見た。登場するのは4年前、愛媛県警の鉄道警察隊員だった仙波敏郎さんは実名を公表して警察の裏金づくりを内部告発した。それは上司から領収書にサインをすることを求められたが、「卑しくも警察官である以上、偽装工作に手を貸すことは出来ない」と拒否する。仙波さんは告発したその日に自殺防止の名目で拳銃を取り上げられ、7日後にはぼろぼろの机の上に旧式のワープロが置かれただけのたった一人の職場へ異動させられる。当時カメラは「きょうの仕事はどうでしたか?」と尋ねると「朝8時45分から午後5時まで松山城を見ているだけでした」と答える。
 仙波さんは松山地裁に提訴し、報復人事と認定されて損害賠償命令が出された。だが愛媛県警は直接謝罪せず、裏金の存在も認めなかった。しかも県警側は廊下で封筒に入ったお金100万円を渡そうとする。仙波さんは「まず謝ることが最初でしょ」と未だにお金は受け取っていないという。
 彼はなぜ県警を告発することにしたのか?その人生にカメラは迫った。仙波さんは高校もトップの成績で卒業し、正義感が強かったのですぐ警察に勤務してきた。なぜ告発することになったのか?まず家族の協力を得られなければ闘うことはできない。奥さんは数年前にガンでなくなっているが、まず奥さんの協力。そして二人の男の子の協力があった。切ったのか。そして高校の同級生が告発後も県警の近くに「仙波さんを支援する会」の事務所を開設して、孤立無援の中で支援を続けてきた。そして親友は当初仙波さんを力づけるため、毎日一緒に昼飯を食べて励ましたりする。
▼仙波さんを励まし「定年まで仕事を続けさせる会」の代表でもあった人は2月に心筋梗塞で突然死亡し、仙波さんはカメラの前で大泣きする。直前京都の大学に二人で講演に行ったという報道があるが、これは浅野健一ゼミだ。
▼そして今年3月末の退職の日、通常だと県警庁舎の前で盛大な「送別の拍手の輪」があるのだが、今年は急遽中止になり庁舎内で行われた。それもそのはず、庁舎の前には仙波さんの姿を写そうというカメラが山のように溢れていた。それに仙波さんを慕っている市民が大勢花束を持って待っていたのだから。カメラの前に仙波さんは「もう一度生まれたら警察官をしますか?」の問いに、「生まれ変わっても好きですから警察官やります。42年勤め上げます」ときっぱり答えた。

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May 12, 2009

◇「ダイアナの選択」を見る

▼3日間ほど集中した仕事をしなければならない。仕事以外のメールはご返事できるのは、お昼休みと午後6時からになるので了解していただきたい。
▼きくちゆみさんのブログを読んでいると1年前から「不要品の整理」を大々的に書いていたが、どうもうまくいかないらしい。1年後になって「今回こそは絶対やる」とおっしゃっている。前回の事前・事後の写真が掲載されていたが、今回どうなるか楽しみである。わたしの場合、モノは買わないようにしている。本やCD、DVD類は保存スペースが限られているので1冊処分しないと1冊買わないようにしている。どうしても欲しいモノがあったら。2、3日「いまそれがどうしても必要なのか」じっくり考えて見る。すると95%くらいは「必要ない」という結果になる。
▼今朝の朝日に「テレワーク」について具体例が紹介されていた。現実には会社に行ってデスクワークするより、「結果」を出さねばならないので、早朝から深夜までかなり過重労働になっている。それにスケジュールを全部会社に管理されているというストレスは、とても負担になるという。わたしも同じような働き方だが、スケジュールは全部自己責任で管理しているので、「負担」は感じない。
◇「ダイアナの選択」と言ってもあのダイアナ妃の洗濯ではない。アメリカのコロンバインの高校における銃乱射事件をモチーフにしているが、直接関係ない。ただ極限状況で人間はどういう行為をとるかという部分を、それに重ね併せているだけだ。原題は「The Life before Her Eyes」なので「結末は誰にも話さないで」と言っているが想像できよう。ダイアナの青春時代の場面。彼女は親友のモーリーンと楽しい高校生活を送っている。物理の授業は退屈で、教師は骨格標本を見せてあれこれ解説している。しかし会話の中心はボーイフレンドとのデートの約束を取り付けたかどうかが中心だ。教師は人間の身体で最も強靱な筋肉をもっている部分は心臓だ、という。授業中友人に手紙を回していたので、居残りをさせられ、特別なレポートの提出をさせられる。
▼そして大人時代の場面になる。哲学者の夫との間に一人の娘がおり、ダイアナは美術教師をしている。娘はミッションスクールに入れているが、授業に集中せず、時々隠れて姿がみえなくなるというクレームで呼び出される。ある日夫と待ち合わせていると、女子学生とアイスクリームを食べながら散歩している夫の姿を見てしまう。こんなに愛して来たのに、裏切っていた夫。車を飛び降りて駆けつけるダイアナは、瀕死の重傷を追う。
▼高校生のダイアナは好きなボーイフレンドと目的を達成することができる。しかし妊娠してしまう。だがボーイフレンドはその手術のときあまり頼りにはならなかった。モーリーンは熱心に日曜日となると教会に通っているが、ダイアナは「そんなのやってられない」という態度で、「一緒に行こう」という誘いも一貫して断っている。ある日学校に行く途中奇妙な墓地の前に出る。そして墓碑を一つずつ見ていると、見た事のある名前に出会う。これは何??。これが伏線だ。
▼そして教室に向かう。そうだ授業の前にトイレに行っておこう。すると教室の方で銃の乱射音が聞こえてくる。そして学友の男の子がH&KMP5A4を持って押し入ってくる。「どっちを殺すんだ?はっきりしろ」ダイアナの選んだ答えは何だったのか?良心に忠実に生きる事とは何か、宗教的な視点にたって考えさせるが…。映画館は休日でもガラガラ。日本の風土にはあわないテーマだったのかも知れない。それにひねりすぎてしまった。銀座シネスイッチ。

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May 11, 2009

北を抑え込む作戦に出る中・ロ両国

▼昨日堀切菖蒲園に出掛けた。しかしショウブはまだまだ咲いていなかった。かろうじてトップページでご紹介した「ジャーマン・アイリス」だけ咲いていた。おそらく絵になるのは6月初旬ではないかと思われる。
▼昨日も「サンケイ・スーパー」が検索用語のトップに来ていた。しかしみんな朝日の記事を読むか、実際店にくればよいのだ。たとえわたしがスーパーのヒミツを知っていたとしてもそんな事を見ず知らずの人に教える筈はない。最近の週刊誌などを見ても、タレントのブログを見て記事を書いている記者がかなり多い。そんな無精して何で真実に迫ることができるのだろう。足で現場に行って直接本人から聞き出さないと、ロクな記事は書くことが出来ない。
▼今週は「週刊金曜日」が休刊日なので少々手持ち無沙汰である。その代わり、土曜日の朝日ニュースター午前11時からの「愛川欣也パックインジャーナル」はかなり面白かった。その1が最近の記者は自己規制してしまって官庁の発表した記事を批判的な見方をしないで、そのまま掲載する。その典型的なのは朝日の日曜日に出た15兆円予算の使い道を図で示したものだ。良い面ばかり強調しているが、頭を使って考える記者はいないのか。それとも新聞社が権力に取り込まれて、その役割を放棄してしまったのか。というような話を下村満子を中心にして話をしていた。
▼それとこの日のゲスト吉岡忍はNHKのBPO(放送倫理・番組向上機構)をボランティアで、外部の干渉にどういう態度をとるべきか諮問をだした。本当に神経を使って3ヶ月間やせ細る思いをしたという。吉岡が言うには「放送法の第4条」だったかに、放送は論評してはならないという一項目がある。新聞には論説委員というのがいるが放送は「解説委員」以上のものはいない。したがってニュースで自分意見を述べてはならないことになっている。それに今はNHK以外に取材する記者はいない、だから民放はいきおいニュース通信社の配信だけで横並びの記事を流すだけになってしまう。従って政府の御用機関に極めてなりやすい。
▼最後に北朝鮮問題で田岡俊次が今まで知らなかった情報を沢山語った。話半分に聞いていただいてもとても面白い。つまりロシアも中国の北朝鮮を見限ったから「六者協議の議長声明」という形にしろ、北を非難する声明を支持することになった。それは金正日が病気で倒れて、実権がかなりなくなりつつある事を認識している。それで7月に中国とロシアは旧満州地域でその近くで何か起きたときどうするか、という机上演習を行う。これは北政府が転覆崩壊するときに対応している。つまり難民が押し寄せたらどの国も持たない。中国高官はもし北が核実験をするならミサイルを北に撃ち込んでも良いと言っているくらいだ。そして8月上旬には両国で同地域において実戦に即した実働演習をすることになっている。とにかく北政府が倒れたら政府機能を牛耳って抑え込むのが、目的である。おそらく韓国とアメリカはこの演習に連動した行動をするに違いない。何せ北の難民が韓国に流れ込んだら一番困るのは韓国であるからだ。プーチンがいまこの時期に日本に来たのも、そういう行動をとる事を事前に日本に了承してもらうためのものだったりして。
▼という事で本日はおしまい。更新が遅くなったのは定期検診のためでした。

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May 10, 2009

HDDレコーダーを分解する

Menu(有楽町ガード下にある満腹食堂のメニュー)
▼昨晩のアドマチックはいかがであっただろう。あの中で亀戸天神の藤祭りを紹介していた。これはすでに6日で終わっている。しかも5日のホコテンで町内会の関係者がアナウンスで「今年の藤は良くないまま終わってしまった」と言っていた。冬の間の手入れで開花が左右されるらしい。過去2回では一度も登場しなかった、「サンケイ・スーパー」が朝日の全国版で取り上げられたので、初登場でいきなり上位に来ていた。
▼初代のHDDレコーダーの動きが悪いので分解した。そのまま出せば有料ゴミになるが、分解して細かくしたので、燃えないゴミに分類して出した。しかしガタイが大きい割に、中味はスカスカである。いわゆるビデオなどの家電巾に併せて作られている。小さくするならミニコンポくらいの大きさで納まるはずだ。使えるHDDだけ取り出した。しかしこれとて80Gだから秋葉原に売りに出しても1千円くらいいにしかならないだろう。
▼昨日銀座シネスイッチに「ダイアナの選択」を見に行った。もったいぶった割には、とてもお粗末な映画だ。映画に論理性を求める人がいたら、絶対見ない方が良い。もっとも15日で終わりだけど。詳しくは後日書く。銀座で映画を見ると大体この満腹食堂に入る。このメニューが気に入っている。「牛トロ肉ステーキ」の下に「今宵私とギュッとして 店主」とあるのは笑える。男じゃイヤだよ。隣の「やんばる島豚ステーキ」には「食べたらいいさー」とある。

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May 09, 2009

3日NHK「憲法特集」②を見る

▼先週の日曜日NHK夜1chと3chでほぼ同時並行して「憲法ができる課程の特集」と「憲法25条の生存権」が放映された。日曜夜はTVは見たくないので、同時録画して夕べようやく見る事ができた。
▼まず前者から書く。明治時代に入って当時の支配者は、天皇をどう位置付けるか腐心した。主としてドイツのプロイセン憲法を学んだ人びとは、それを日本に取り入れようとして。当初「天皇は万世一代の」という文言があったが、在日していたドイツの憲法学者が欧米でもそういう「絶対」とか「永遠」という思想はないと反対したため、それは入らなかった。しかし解釈の方法で天皇は軍の統帥権があるという部分を軍部は利用した。それに対して犬養毅は政権政党を担う前から反対してきた。それと学会では美濃部達吉の「天皇機関説」を巡って論陣を張った。つまり要約して言えば「天皇も国の機関の一つである」と考えたのだ。しかし右派議員の攻撃や、自宅に「自決せよ」という手紙が多数送りつけられ、自宅で襲われる。同時に犬養も515事件で殺害されてしまう。
▼わたしが思うに軍部は利権を代表している筈はない。2週間前の深夜に篠田正浩の「戒厳令」という映画がWOWOWで放映された。北一輝に扮したのは三国連太郎である。彼は三井のトップが襲撃、殺害された事件を巧に利用して、別の財閥に圧力を掛ける。北の「日本改造論」もすぐ発禁になるが「内閣警護局」(か?なにか)が極秘に伏せ字を復活させた「論文」が出てくる。それは「憲法の停止」と天皇に絶対権力を持たせる、という内容であった。しかし「発禁」になっても国の実体はこの北の「論文」のように軍部は動かしていく。
▼前にも書いたが戦前の「絶対主義天皇制」とは、軍部とそれに協力させられ、後は積極的に二人三脚で軍拡を進めた、日本型軍産共同体であると思う。戦争は敗戦で終わったがが「大和」や「武藏」を作った三菱にはちゃんと政府からカネは払われている筈である。戦争で負けても焼け太ったのは、天皇制を最大限に利用したこれら軍需産業である。
▼立花隆は「新憲法も天皇の位置付けに関しては、制限をつけたが戦前の明治憲法のほぼ延長上にある」と断言していた。現象面ではたしかそうなのだが、それはおそらく天皇制を最大限利用して日本を支配する、アメリカ占領軍の思惑が強く働いていたのではないかと思う。
▼今朝は桝添が記者会見で大はしゃぎしている。「強い日本政府をアピールする」最大のチャンスだと思っているからだ。それに一部の観測では「C型インフルエンザが蔓延しているのだから、選挙などしている時ではないと、実質上のクーデターで憲法解釈を変えて選挙を延期させる動きまであるという。各々方気をつけようぜ。
▼今晩の「出没アドマチック天国」は「亀戸特集」なのでぜひご覧頂きたい。

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May 08, 2009

JR横須賀線のブレーキ事故の原因は?

▼昨日の朝JR横須賀線で列車の故障があって3本立ち往生するという事故が起きた。山手線や京浜東北線に乗っていた人達はかなり苦痛だったという。わたしはたまたま図書館から借りてきた本「地下鉄が一番わかる」という本の、ブレーキの部分を夜になって読み始めていた。
▼今の電車は自動空気ブレーキがあり、ブレーキ間の空気圧を抜くとブレーキがかかる構造になっている。そのために個々の車両ごとに圧縮空気を溜めておく補助空気溜めがあり、運転士がブレーキ弁を作動させ、ブレーキ管の空気を抜くと、個々の車両が持つ制御弁が動作して補助空気ダメからブレーキシリンダーに空気を送る仕組みになっているのだという。だから車内「アナウンス」から想像するに、今回の事故はこのシリンダーの調子が悪くなってしまったのではないかと想像できる。
▼さらに大きくわけると「踏面ブレーキ」と「ディスクブレーキ」がある。前者は車輪に直接棒などを押し当てる方式で、後者は今の自動車などでも使われているパッドを車輪の側面に押しつける方式である。
▼電気ブレーキには発電ブレーキと電力回生ブレーキがある。地下鉄の場合は短距離で加速しなければならない宿命を持っている。それで電気ブレーキを掛けるとそこに電力が発生する。その電力を近くで加速しようとする電車に回してやるという効率の良い方法が考えられている。
▼夕刊を読んでいると、ブレーキが掛かってしまったので、個別に解除するというアナウンスが流れていたという。それ以外に具体的にブレーキのどの部分がどのように故障したのかまったく書かれていない。新聞記者がもっと勉強していればその辺の解明ができただろうに、疲れて線路を歩かされている乗客の写真とコメントだけではあまりにも情けない。

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May 07, 2009

15兆円は国民一人25万円の借金を背負わされた

▼連休はいかがお過ごしだっただろうか?「ゲストハウス」に様々な過ごし方がご紹介されているのでご覧頂きたい。
▼土曜日の朝日ニュースター「愛川欣也パックイン」でなるほどと思ったのは経済評論家の荻原博子が「15兆円のばらまき予算」を評価しているが、これは国民一人あたりにすると、一人25万円の借金を背負わされたことになる、と話していた。マスメディアなどではその「借金なのだ」ということについてまったく触れられていない。支援を受けられるのは大手家電メーカー、自動車メーカー、それに大手IT企業だけだ。ETCを使って1000円で行ける距離が増えたと有り難がっていると、そのツケが回って来る事を忘れてしまう、ノーテンキな国民性である。
▼同じ日の午後9時からの金子勝「ニュースにだまされるな」では裁判員制度の特集だっった。この日は裁判ウォッチャーの阿曽山大噴火氏、加藤晴之(講談社学芸局局次長・週刊現代前編集長)、 梓澤和幸(弁護士)が出演していた。阿曽山氏は風貌に似合わずとても真面目な人で、最高裁の事務局に行って裁判員制度の矛盾を論議している。例えば諸外国の陪審員は有罪か無罪かという判断を出すが、「刑期」については審理しないこと。交通費の支給はあくまでも線路を使う電車までで、バスは含まれないなどだ。
▼梓澤氏は裁判員制度そのものは日弁連と最高裁の思惑が一致して実現した経緯があると説明した。しかし現実の裁判に於いては裁判が始まる前に「事前審査?(調べてもハッキリしないが…)があり、そこで何に何分かけ誰を呼ぶか、検察がモザイクの様に時間割までしっかり決めてしまう。だから本裁判になっても、裁判員がその検察の仕組んだ「思惑をひっくり返すのは事実上不可能だ」と話していたのが印象に残った。
▼C型インフルエンザに関してWHOは、危機の解決策として次のような記事が見つかった。
「私は、( WHO事務局長)企業や生産をランプのすべてのオプションを評価するために抗ウイルス薬の製造能力に達しています。私もインフルエンザのワクチンメーカーは、パンデミックワクチンの生産に貢献することを達しています。
 豚インフルエンザパンデミックは、一握りのバイオ企業のための企業の大もうけとなっている。欧州連合はすでにビッグファーマ社との仕事をするために豚インフルエンザに対するワクチンを開発するには、青信号を与えている。
 原文は英文で機械翻訳を使って訳した。つまり今回の豚インフルエンザの流行をWHOは千載一遇のチャンスとして製薬メーカーとグルになっているのである。http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=13433

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May 06, 2009

◇「ウェディング・ベルを鳴らせ!」を見る

◇「ウェディング・ベルを鳴らせ!」すでにてんぐささんがメルマガでご紹介して下さったので、わたしは特別に追加することはない。一応見たというメモでご紹介する。この日本当はBunkamuraに行く予定をしていた。うろうろしていたが上映開始の時間に間に合わなくなってしまい、正午からシネマライズで上映される本作品に方針に変えた。時間があったので表参道で降りて角のWAをチェックしながら渋谷に向かう。映画はスロバキアをずっと描いているエミール・クストリッツァ監督の最新作だ。
▼アルプスの少女ハイジが暮らすようなセルビア山村が舞台だ。そこで少年ツァーネは祖父と二人暮らしている。まだ小学生だがおませでグラマーな女性が大好きだ。しかしそうはいってもこの山村に若くて魅力のある女性と言えば学校の担任だけだ。そこに中央監督官庁から役人が視察にやって来る。「こんな生徒が一人しかいない学校は廃校にする!」教育の機会均等などを考慮せず、たんに経済的合理主義だけで判断する発想は、国の東西を問わないところが可笑しい。それにチトーの教えはどうなってしまったのだろう。ユーゴは理想の国と言ったのは誰だっけ?
▼こんな田舎にいて自分が死んだら残した孫の事が心配で死んでも死にきれない。孫の行く末を心配した祖父はツァーネに、町に行って牛を売り、3つの約束を果たすように言う。1つは聖ニコラスのイコンを買うこと、2つ目は自分用の土産を買って来ること、そして最後の3つ目は嫁を連れて帰ってくることだった。
 牛を連れたツァーネは町へでかける。その都会には素肌をもろに出した若い女たちが闊歩しているので大いに驚愕する。そこで怪我をして地元の高校に通う女子高生に助けられたヤスナに一目惚れしてしまう。彼女こそ理想の女性だと思い込んで気を引くために涙ぐましい努力をするツァーネ。そのかいがあってようやく古里に行くことに同意するが、ヤスナ-の母は踊り子だった。そしてマフィアは地元に高層建築物を建てようとしており、ヤスナーを誘拐して、建築の許認可の権限を持つ中央官庁の監督官の貢ぎ物にしようと画策する。危機一髪という時。祖父の親友が経営していた靴屋の孫たちがヤスナーの脱出に手を貸す。この辺が日本と変わらないなーと思わせる。
▼ツァーネは仕返しにマフィアの親玉を去勢して逃げ帰る。それでもなおかつ村まで追いかけるマフィア。ツァーネは本当にマフィアの手から逃げきる事ができるのだろうか?かなりのドタバタで変なところで笑いをとるところがいただけない。

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May 05, 2009

メルマガ締めきり日。ジョン・ウー監督作品の傾向

▼本日メルマガの締め切り日です。お一人だけ投稿して下さっています。なるべく早く送信します。催促のメールや電話はしたくありません。午後3時頃まで連絡のない場合、「投稿なし」と判断させていただきます。どうかご了承下さい。
▼我が家のケーブルTVはチバテレビも受信できる。日曜日の夜は一人で地上波は何も見る番組がなかった。たまたま3chにしたらチバTVが映り、浅草演芸場の落語が中継録画でやっていた。それほど有名な落語家が出るわけではないが、「長屋の花見」、題は忘れたが、大酒飲みの親子が禁酒の誓いを破る話、仕事の兄貴が所帯を持ったと聞き、甕をお祝いに持っていく話の3本をやっていたが、抱腹絶倒して聞いた。
▼「レッド・クリフパート1」のすべてをようやくTV録画で見る事が出来た。地上波の時は後半が録画できなかった。3日前にスターチャンネルで後半は眠くなる。そして2日前のWOWOWを録画して後半をつなげて理解した。それに金城武の諸葛孔明が適役とは言えないという意見を多く聞く。ジョン・ウー監督は「ウィンドウ・トーカー」あたりからハリウッドに飲み込まれてとてもつまらなくなっている。つまり戦闘シーンはもの凄いが、人間が描けていない。例えば「フェイス・オフ」くらいまでは顔を犯人と取り替えられ、苦しむ刑事やその妻の苦しみが出ていた。だが「レッド・クリフ」になると娯楽超大作だけの映画になっているように思われる。では、メルマガの投稿を心よりお待ちしている。わたしは昨日1500ページほど読んで疲れてしまった。

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May 04, 2009

WOWOW◇「やわらかい手」を見る。

▼昨日は「サンケイ・スーパー」という検索用語で40件近いアクセスがあった。2日前に店に行ったらテレビクルーが来ていた。駅前を歩いていると「サンケイ・スーパーに行く道順」を聞かれる事もある。ネットで見ても詳しい地図は出ていないので困るのだろう。亀戸駅北口で降り、明治通りを北上する。蔵前通りを渡ったらすぐ左折する。10mほど歩き、最初の角を右折する、手前は小料理屋、先は和菓子屋だ。そこを曲がったら50mほど歩くと、パン屋さんがあるので、そこを左折し50mほど奥まった所にサンケイ・スーパーはある。小さな店なので発見しにくいかも知れない。駅から徒歩で約10分だ。
▼◇「やわらかい手」これは書くとかなり危ない映画なので、紹介しようかどうかかなり迷った。しかしWOWOWで深夜に「青少年禁止マーク」付きで放映されたので問題ないだろうと判断した。問題は表現方法だ。2007年のイギリス映画。主人公のマギーはロンドン郊外に住む夫に先立たれた独身女性だ。今朝も息子の運転するオンボロ車で病院に入院している孫を見舞いに行く。孫はかなりの難病で最早国内では治療の方法はない。担当医が言うには「オーストラリアに行けば治療方法はある」という。「おいくらですか?」とおそるおそるマギーは聞く。「治療費は無料だが、渡航費用に滞在費で6000ポンド(今朝のlレートで148円だから88万8千円だ)」と医師は答える。両親にとってもマギーにとっても気の遠くなるような金額だ。息子は銀行にローンの申込みをするが、失業中ということもあって却下される。マギーは職安に行くが、彼女のような年寄りのする仕事はない。近所の友だちと毎日ポーカーか、ブリッジをして楽しんでいたマギーにとって稼ぐなど青天の霹靂だ。
▼迷った挙げ句、風俗ならば稼げる事が分かる。ストリップ小屋の片隅にそれはあり、歳はマギーの嫁くらいの年齢だが、コツを教えてくれる。映画ではかなり具体的に教えるが、ここで具体的に書くわけにはいかない。部屋のドアの中央に小さな穴が開いていて、そこから差し出されるあるモノを「手」を使って処理するのだ。手にクリームを塗って最初はおそるおそるやっていた仕事だったが、人気が出て来る。そのためマギーに「技術」を教えた子はクビになってしまう。そして風俗の経営者は自らもこっそり体験し、マギーの実力を試す。そして個室を与えるからもっと稼いでくれとハッパをかける。マギーはやってもいいが自分はカネが必要だと、「6000ポンド」の前借りを申し入れる。ボスは事情を聞き、「大金だぞ、貸しても良いが踏み倒して逃げたら、地球の果てまで追いかけて殺す」とクギをさす。
▼週給200ポンドから出発したマギーの「やわらかい右手」は大評判となり、客は列をなし今や週給800ポンドまで稼ぐようになった。しかしそれと同時に右手が○○○エルボになってしまう。対立する風俗店からの引き抜きやら色々な争いごとに巻き込まれるが、マギーはそれをもうまく使って週給の賃上げに利用する。そして6000ポンドを息子にポンと差し出して、「これでオーストラリアに治療に行っておいで」という。息子は一瞬何が起きたのか分からない。そして母親の後をつけて「風俗店」で働いている事を突き止める。身体を売った汚いカネで孫を治療させることはできないと、カネをつかえす。マギーはキッとなって「身体など売っていない綺麗なお金だ」と突っ張る。そんな事を繰り返しているが、嫁はマギーの気持ちが通じて「おかあさんがせっかく稼いで下さったお金だから大事に使って息子を治療させましょう」と決意する。そして自分は行けないとマギーに航空券を握らせる。しかし飛行場に向かう車の中でマギーは嫁に「孫が側にいて欲しいのは母親のあなたよ」とチケットを渡す。
▼しばらく逃げていたマギーは風俗の経営者の元に帰って行き、この男は信頼できるヤツだと熱いキスをするのだった。マギーを演じているのは67年頃のフランス映画「あの胸にもう一度」に主演したマリアンヌ・フェイスフルだ。当時オートバイにつなぎの革ジャンバーを素肌に纏って話題になったセクシー女優だ。当時の容色は見る影もない。しかし愛する孫の為なら身体を張ってどんな事をしても助けるという風采の上がらない中年女性を見事に演じている。ドキュメンタリー映画「デブラ・ウィンガーを探して」の中であるハリウッド女優が、「今のハリウッドでは若い子しかちやほやされていない。しかしわたしたち中年女を必要とする場面も絶対あるはず。そのときが来るまでがんばりましょう」というセリフがある。マギーを演じたマリアンヌ・フェイスフルはまさにそれを地でいっている。

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May 03, 2009

WOWOW◇「今夜、列車は走る」を見る

▼本当はBunkamuraに映画を見に行こうと思っていたが、時間を読み違え、10時40分の回には間に合いそうもなかったので方針を変更する。それで12時からのシネマライズにする。監督はエミール・クストリッツァだから、いつものようにはちゃめちゃで、日本的な規範で言えば若干品位を欠くが、とても面白い「ウェディング・ベルを鳴らせ!」に行った。某読者も夜の部をご覧になるとおっしゃっていたので感想をメールで送った。感想は後日書くつもりだ。いや「早く書け」と催促されることも多い。しかし読者の方々が「面白い」と読んでいただくには、それなりの起承転結と工夫が必要で、それでもかなり脳みそを絞っているのだ。月金は良いが、土日と祭日までそれをしていると、疲れるので映画評は平日に書くことにしている。
▼ああそうだ。昨日のイギリス製の靴に関してもう一つ。わたしはかつてフランスのMというエアクッションの靴が好きで履いていた。当時の縫製はやはり糸ではなく接着剤を使っていて、その部分カラダダメになっていった事を思い出す。現在はその失敗の反省からか、Mも糸で縫っているようだ。
▼◇「今夜、列車は走る」早く書いてくれと要望があったので、平日ではないがご紹介する。先週のWOWOWで真夜中に放映されたアルゼンチンの映画だ。ユーロスペースではちょうど1年前に上映されていた。90年代のアルゼンチンは不況の波が押し寄せ、ある田舎町に走っている国有鉄道も廃止されることになる。廃止反対の運動も労働者の中に起こるが、個別撃破で解雇に同意させられる。映画はそれで解雇された70余名の運命を追う。91年の事で組合長は自分の指導がうまく行かなかった事に責任を感じて自殺してしまう。日本の国鉄は戦争で復員した人びとの雇用を守る目的もあり、一定の人びとの就職先となった筈である。アルゼンチンでも国鉄といえば、収入が安定して家族を養うことができた。ところが路頭にさまようことになった、幾組かの労働者は…。
▼まだ若い労働者は小さい子どもが入院して、保険の適用を受けようと窓口で申請すると、「あなたは自己都合で退職したから利用できない」と断られる。そんな筈はない、たしかに会社都合の筈だというと、「署名したことは自己都合だ」と突っ返される。つまり組合員たちは2ヶ月の給料の前払いで「自主退職」にされていたのだ。必死の求職活動を始める男たち。この青年は昔の上司に誘われ、拳銃を渡され射撃訓練をさせられる。妻は拳銃を隠し持っている事を知って驚愕し、「何かわたしに隠している事があるでしょう」と詰め寄る。しかし青年は「昔の上司の斡旋してくれた仕事だから大丈夫、心配いらない。子どもの医療費を稼ぐにはこれしかない」と妻を説得する。そして配属されたのはスーパーマーケットの警備員の仕事だった。
▼もう一人中年の労働者はポンコツ自家用車を持っている事から白タクの仕事を斡旋され、仕事がないときは宅配の仕事まで請け負う。配送していると昔の部下の家に新品のTVを配送することになった。そして昔の部下は気前よく、今まで使っていたTVをくれるというのでありがたく貰ってくる。しかしそのことを昔の同僚に話すと、「あいつは裏切りものだ。妻を上司に差し出して首切りを回避したんだ」と裏話を聞かされる。怒ったタクシー運転手は貰ったTVを叩きつけて、「この裏切り者」を叫んで帰ってくる。
▼そして警備員に仕事を斡旋した元上司はサンドイッチマンをしているが、それはスーパーを襲うための下調べの一環だったのだ。そしてスーパーに押し入って現金を少し奪い取ったまでは良かったが、元部下の警備員を鉢合わせをしてしまう。どちらも「銃を捨てろ」と叫ぶが一歩も引かない。そして強盗の元上司は特殊部隊によって頭をぶち抜かれてしまう。
▼みんな愛する家族を守るために国鉄で働いていたのに、誰がこんな惨めな運命になる事を予想することができただろうか?所が一台の電気機関車が廃線になった線路を疾走して来る。ちりぢりばらばらになって絶望する大人たちを見て、おそらく10代の子どもたちが「希望」という「出口」をさがそうとしてみんなを励ますために機関車を疾走されたのだ。その力強い疾走する姿を見て元国鉄労働者たちは、「そうだ俺たちは国鉄労働者だったのだ」と自分の出自を思い起こす。そしてその運転席に自殺した組合長の息子たちの姿も見つけるのだった。

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May 02, 2009

出掛かける直前に靴が崩壊する。

▼わたしは普段スニーカーしか履かない。革靴は歩きにくいし、距離を稼ごうというときはすべて絶対不利だ。しかし昨日のような改まった席に行くときはそうは行かない。午後からその靴を履いて出掛ける。ところが靴紐を結ぶとき、何かとても緩く感じる。駅まではジャスト1kmなのだが600mほど歩いたら、右足がパクパクしてきた。しばらくすると左足もパクパクして来た。よく見ると靴の土台の部分と周りの皮の部分が剥離してしまっている。これは数年前に結構高いイギリス製の靴だった。駅ビルの修理専門店に立ち寄って応急処置をしてもらおうと思ったが、そこまで行く前に靴はサンダル状態になってしまった。まるで「アッシャー家の崩壊」恐ろしい事だ。これでは駅まで歩くこともできない。ちょうど目の前に靴屋さんがあったので入る。これから葬儀に行くので礼装用の靴を欲しいという。ただしわたしは足が大きく、巾が4Eでないと入らないというと店主は「本当ですか?」と驚愕の表情を見せる。出して貰って試し履きすると、27・5で5Eというものがぴったりだったので、それを買い求める。
▼そして壊れた靴を指さし、「これは修理できないでしょうか?」と恐る恐る聞くと「無理ですね」というすげない返事が返ってきた。高かったのになー。急いでいるので仕方なく廃棄処分を頼んで先を急いだ。
▼帰りの新幹線の中に某読者から緊急のメール情報が入った。某役所では「新型インフルエンザ対策については国の指針に足並みをそろえる。連休中に国内で大流行が発生した場合、7日以降業務が一部停止(つまり出勤停止)になる場合もあるので、承知しておくように」との訓辞があったというのだ。
▼驚くべきことだな。今回一連の騒ぎは昨日も書いたが、日本政府の「強い所を見せる」のが目的のヤラセである。それで選挙に持ちこんで一気に得票を獲得しようという筋書きが見え隠れする。そのくせきょうのTVではA篠宮の息子が鯉にエサなどあたえている場面が執拗に映し出される。おーい、高貴な方々はマスクしなくても大丈夫なのかな?それとも首相とかこういう人達は、国民より一足先にこっそりワクチンを取り寄せて予防接種を済ませているのかも知れない。

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May 01, 2009

豚ウィルス報道で騒ぐのは日本だけ

▼今朝は多忙であります。しかしあの豚ウィルスの大騒ぎは何だろう。今朝のラジオを聞いていたら、ニューヨークでは単なる一つのニュースでしかない、と証券会社の駐在員は言っていた。そうだろうと思う。エボラ熱とかコレラだったら大騒ぎしても異存はない。しかし今回のは単なる流感の一つだ。たしか昭和30年頃に日本でも流感が猛威を振るったことがあった。そのときわたしは一瞬呼吸ができないほど辛い思いをした。そのときの全国的な被害はたしか多かったと思う。昨日も髪を切りに行ったら、いつもの理容師さんがカットしてくれた。前に一度書いたがアフリカの某国に3年ほど行っていた方だ。「たかが流感で大騒ぎしすぎではないかと思う」と仰っていた。それにマスクをしている人がクローズアップしているが、マスクよりも衛生環境の整備が問題だと思う。悲しいかなTVで見ていると、今流行っているところや、死者の出ている所は発展途上国か、もしくは貧しくて医者に早めに行くことができない地域である。
▼おそらく北朝鮮のミサイル騒動と同じく、このチャンスを利用して日本政府の危機管理能力をアピールするのが狙いだろう。昨日の夕方のTVと来たら北京にいる麻生首相の顔がどこのチャンネルでもクローズアップされていた。そして国内では見たくもない桝添厚労相の濃い顔がアップされている。みんな一様に「日本政府の対策は万全である」こうして「何か対策をしている風を装って」支持率を上げる。これが今回の問題の本質であろう。それをマスメディアを使った最大限煽る。しかしまぁ、手洗いとうがいを励行することはタダですむからやった方が良い。それと抵抗力、免疫力を下げるような事も避けた方が良い。それは酒の飲み過ぎ過食と暴食、睡眠不足も該当する。
▼忙しいので映画の話はまた明日ね。

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